クラゴン親方のブログ一覧

いいコメントをいただいたのでアレしましょうか。

サスが硬い方がいいと思ってらっしゃる方はもう少なくなってきたでしょうが、ではどのあたりを狙えばいいかというとまた難しい話です。

フラットでグリップのある路面なら、硬くしていく方がタイムが上がりやすいだろうし、ドライビング的にもサスの動きを規制してクルマが安定した方がタイムが出やすいかもしれません。

で、多くのサスは硬いということになります。


そこでサスは不都合ない範囲で柔く、をオススメします。

なぜかというと、硬すぎるサスで荷重を使うことは物理的に不可能ですが、柔いサスで荷重変動を少なくするのは可能だから。

正確にはちょっとアレですが、ニュアンスとしてはたぶん大丈夫でしょう。

動かないサスはどうにもなりませんが、動くサスを動かさないように乗るのは出来る、というカンジです。動くってことはロードホールディングもいいので、バネ上では動きますがタイヤの接地性はむしろ高いはず。

ニュルのレーシングカーは接地性が高くて、とにかく跳ねません。

もうビックリするくらい。でもあのサーキットを平均時速１６０ｋｍくらいで走るんだから、跳ねてる場合じゃありませんぜ。跳ねない代わりに、速すぎて離陸ポイントの飛距離が尋常じゃないけど（笑）。

それでもレーシングカーはレーシングカーなので、みなさんが乗るクルマでアレより跳ねるとなると、やっぱり硬すぎだべな。

硬いところから柔くしても硬いのはやっぱり硬いので、柔いままで不都合があるならちょっとだけ硬く、という方向に変えるのはどうですかね。

クラゴン部屋の予定が着々と完成しつつあります。

予定通り２月の筑波で初心者の日を作りました。あとは３月にアレの日かにゃ。

初心者向けの日でも、初心者じゃない方がお越しになっても大丈夫です。難しくするのはすぐにできるから。うふふ。


サス交換の続きです。

おりゃーと高いサスキットを買って、装着して、高性能！

というほど単純ではありません。単純だったらいいんだけど（笑）。

減衰、車高、キャンバー、トー、キャスター、場合によってはホイールベースまで考えて、ちゃんと性能を発揮するようにしないといけません。

純正が悪いと思わない方がいいというのはこのあたりのヤツでして、社外のサスキットをポンと着ければ、問題は解決する、あるいは問題が起きないと考えてらっしゃる人はいませんかね。知ってる方はご存じの通り、むしろ問題が発生するのは社外のサスキットで上手くいかないときです。

どこかに書いておいたように、プロのレーシングドライバーとプロのメカニックがやって上手くいかないのがセットアップですので、ハマってしまうとなかなか大変です。

そこでオススメしたいのが、わかる人に乗ってもらうこと。

問題があればすぐにわかるし、大きな問題がなくても、もう少し乗りやすくするとか、そのサーキットに合った状態にするとか、ちょっとしたことで変わります。

そこを自分だけでやってもまずわからない。今は同乗走行付きの走行会などもあるので、そういう機会を上手く使うと、短期間で効率よくいい状態にできるでしょう。

誰に乗ってもらうかといえば、ワンメイクレースで優勝しているとか、スーパー耐久で実績があるとか、そのあたりが基準ですかね。ドライバーもピンキリだから。レースをやっていればわかっているというわけではないです。

ニュルブルクリンクで優勝してたり、アウディのワークスカーに乗ったりしてる人だと、よりバッチリかと思われます（爆）。

そうだ書こうと思って忘れてたのがありました。

最近クラゴン部屋の弟子がサスキット、つまりアシを交換するという話をしてくれて、そのあたりに関連する指南です。

これまでに書いている通り、アシの交換はレーシングカーでいえば大幅なセットアップ変更ですから、それなりのデータなり作業能力なりがいります。


で、話題になったのは、もとのアシを捨てないで確保しておくこと。

せっかく交換したサスキットがまるでダメだということがあるんですよ。純正がワースト性能だから社外なら少なくとも性能アップはする、ということではないです。

ダメなときにどうするかというと、元に戻す。

もったいないからセットアップで何とかするとか、イロイロと対策もなくはないですが、結局は元に戻すのが時間も手間もかかりません。セットアップがいかに大変か知ってる人ならわかると思いますが。

なので、外したアシは処分しないで、万が一のバックアップとして取っておきましょう。

でも個人的には、よほどの問題がなければ交換しませんが。

来年のクラゴン部屋日程に取りかかっております。

今年は、いや来年は優良進行。やりはじめただけでは優良とは言わない。

今年はレース活動が第二部に入りまして、自分のドライビングを極める方向に来たんではないかと思います。

それが影響して、クラゴン部屋の稽古も「アレ関連」が多めになりまして、そういえば入門稽古をあんまりやってなかった（笑）。

親方がやりたいことしかやらないクラゴン部屋クオリティ。

やりたいことといっても、普通のブレーキングや普通のコーナリングを変態的に上手くするだけなので、特殊な事をやるわけではありませんよ。入門者のみなさんは、普通のコーナリングができればそれでバッチリ。どこまで出来ればＯＫにするかの問題です。

同じことを深めていくのが上達ですから。

そんなわけでして、事実としては半分以上の稽古で入門者＆初心者歓迎なんですが、クラゴンかつ部屋なもんで、「入門」の名前がついていると入門しやすいそうで（笑）。

２０１４年は入門者、初心者向けの基礎編を増やす作戦ですので、該当するみなさんはお楽しみに。

まず２月に筑波のジムカーナ場あたりで日程調整中です。

来年のクラゴン部屋日程をマジメに考え始めました。１月の富士フルコースと、筑波弐千稽古がまだ空きがバリバリですが、細かいことは気にしません。富士なんか超高速のブレーキングだから楽しいんだけどなあ。

いやその富士の話ではなくて。

最近カメラが気になって仕方ないんですよ。

ニュル行きの荷物を軽くしたい！

でもニュル展をやるから大きくプリントするかも！

という条件を満たすミラーレスカメラが登場しはじめました。Ｘ－Ｍ１はセンサーサイズはＡＰＳ－Ｃで、一眼レフのＥＯＳ７Ｄと同じです。

前に聞いた話なんですが、フジはもともとフィルム屋だから色が出るように気合いが入っているそうで、デジカメに移行しはじめの、みんな色を出せなかった時期にも、いい評判を聞いたような気がします。

うーむ迷いますな。

ただ、クオリティという意味では一眼レフのレンズを買った方がいいかもしれないし、軽くて小さいと言ってもポケットに入るサイズではないです


ちなみにＥＯＳ７Ｄといいレンズではこうなります。



やっぱりいいレンズがある一眼レフに分があるんですかのう。

単純に物欲がアレしているだけかもしれません（笑）。