クラゴン親方のブログ一覧

クラゴン部屋筑波冬之陣の募集開始にあわせて、参考映像を作ってみました。



筑波サーキットで、午前中にジムカーナ場で基礎鍛錬、午後にコース１０００でサーキット実践編です。１日で２度オイシイ稽古です。

普通だとサーキットに着いて、１周か２周の慣熟走行があるかないかで、そのまま全開走行じゃないですか。

それでいきなりハイパフォーマンスを発揮できるかというと、なかなかそうはいきません。まさにドライビングボディにも関係ある話です。運転するための身体ができてない。

そこで、まず安全なジムカーナ場でマイカーの限界を試して、つまりアンダーステアとかオーバーステアとか出してから、サーキットに行く作戦です。


何でも難しいことは分けた方が取り組みやすいじゃないですか。

ブレーキングとコーナリングが難しいのと同じで、サーキット攻略と限界を探すのを同時進行は難しい。分けてやる方が安全で効率がいいです。

クルマ遊びはリスクもあるので合理的にやらないとね。

クラゴン部屋ではそのあたりとても考えています。親方が非合理的なのキライだから（笑）。

人間は非合理的なところに美学を見出すことがけっこうあるので、気をつけないといけませんのう。

トレーニング座談会に関連して身体の話でもしませうかのう。

モータースポーツ、モーターレーシングはクルマを使うので、とかくメカの話になりがちです。

それはそれで楽しいし、オレも大好きです。メカ好きだから、クルマも飛行機もロケットも小惑星探査機にも萌えます（笑）。

なんだけど、ドライビングという観点から見ると、ドライビングをするのはあくまでもドライバー、人間です。

いいクルマを買いました、お金をかけてチューニングしました、じゃあドライビングは？

そこでドライビングが上手くなかったらもったいないべ、というのがクラゴン部屋のスタートラインだったりします。

チューニングの難しいところで、自分のドライビングを活かすこともできるし、自分のヘタなドライビングをカバーすることもできてしまいます。せっかくクルマ好きでお金をかけるなら、ドライビングを活かす方がいいでしょう。

そうなると、身体運動を抜きには話が進みません。

ドライビングポジションもそうだし、ステアリングの切り方もそうだし、ペダル操作もそう。他のスポーツではある程度科学的に解明されつつあるのに、ドライビングに関してはいまだにクルマが主役です。

チューニングやラップタイムを追いかけると、いずれデッドロックに乗り上げるのは、実はもうわかってます。チューニングはお金、ラップタイムは物理的に無理。最初は楽しくても、そのまま続けることは不可能です。ハッキリ言うと辛くなってきます。そういう経験をされた方もいらっしゃるでしょう。周囲に合わせるために無理したりとか。

ドライビングはというと、ニュルでＳＰ９クラスで乗ったオレが、１１月から１２月の間に上達してますので、とても長く楽しめます（笑）。

というわけで、興味ある方は２０１５年は人間＝ドライビングを主役で、と頭の片隅にでも置いておいてもらえるといいなと思っております。

トレーニング座談会というヤツをやりましてね。

その勢いでクラゴン部屋新年会をやってきました。

どうも忘年会をやる予定がたたなくて、しかもみなさん忙しい年末にやらなくてもいっかと思いまして、去年も新年会だったかな。

サーキットだと主催親方として忙しくしているので、こういう機会にいつもだとしにくい話をしてもらってもいいべ。

ちょっとした小道具（笑）もみなさん存分に使ってもらって、楽しい会でした。

でも年末から年始にかけて人生の反省会ばかりで、反省に忙しくて年が明けた気がしません。正月休みも特にないし。まあヒマしてるよりはいいですが。

次は３月にニュル展が決まってるので、年度末忘年会ですかね（笑）。

オートサロンではインプレッサＷＲＸ、ではなくてスバルＷＲＸをじっくりと見てきました。

やっぱりニュルを走るマシンですから、どんなカンジか気になりましてね。もちろんこのままレースということはないでしょうが、何か面白い部分があるんじゃないかと思って。




やっぱりちゃんとフラットボトムにディフューザーですな。

どちらも確か前からだと思うけど、ディフューザーのヤル気が違う気がする。コレは効きそうです。

あと面白かったのはリアフェンダーのサイド部。



矢印のところが壁になっていて、キレイに後方に流すんじゃなくて、スパッと切れてるじゃないですか。

キレイに流すよりも、剥離させた方が空気抵抗が減るんだったかな。ずいぶん前の話ですが、上手く流すところと、スパッと離すところと、両方のアレがあると聞いた記憶があります。

ただ、スパッと離すと気流が乱れるので、スリップストリームを使われまくるという話もあったような。そのメリットとデメリットの間で、上手くバランスを取るんでしょう。

パッと乗って「ああダメですね」とか言っちゃいけないような気がしてきます（笑）。いや、そんなことはないです。良し悪しはハッキリ言わない方が迷惑なので。



比較対象でＮＡＳＣＡＲ。

ほのぼのとした裏面です（笑）。

難しいのは、空力性能はマシン性能といっていいくらい重要なのに、レースの面白さにはあまり反映されないってことですかね。レースをやっている方は、空力マシンの方が楽しいです。そこもバランスのアレですかね。



オマケでスーパーＧＴカルソニック号。

すんごいミラーというかフェンダーというか、もうほぼ一体です。やっぱりレーシングカーは面白いな。堪能しました。

動画に続いて写真をアレする回です。

筑波弐千稽古は、まんま筑波２０００の攻略です。といってもタイムアタックの話だけではなくて、安全に攻略する方法も指南します。

筑波は台数も多いし、やっぱりタイムも気になるじゃないですか。

といってリスクを侵すなら、それは趣味や遊びではなくて本気のモーターレーシングになってしまうので、クラゴン部屋ではあくまでも安全に楽しく、それでいて出したいならタイムを出せるようにというのが基本です。

実はレースでも、リスクを負ってタイムを出すのは普通。

リスクを負わないでタイムを出すのがポイントなんですよ。ニュルでリスクを負いまくってるオレが言うんだから間違いないです（笑）。







そんな話はいいとして、いい天気で楽しく走れましたのう。こういう日は写真の出来もいい。

親方業とドライバー業をやりつつ写真もこの腕なんだから、他にもなんかできそうな気がしてしまいます（笑）。

やっぱりサーキットを走ると調子がいいな。今年も安全に楽しくやりましょう！