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2012年06月02日

覚え書き : 破産ゼロスポーツが郵便EVを納品できなかった本当の理由@Response

覚え書き : 破産ゼロスポーツが郵便EVを納品できなかった本当の理由@Response 約1年ほど前、こんなEV騒動があった事を忘れないでください・・・(誰に??)


 >破産ゼロスポーツが郵便EVを納品できなかった本当の理由 | レスポンス (ビジネス、企業動向のニュース)
 > http://response.jp/article/2011/03/02/152568.html

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EVベンチャーのゼロスポーツが1日、負債総額11億7700万円を残し、近く破産申請をすることを発表した。

ゼロスポーツは2010年8月、日本郵便から集配用EVとして1030台約35億円の受注をしたことで注目された。契約では1月に20台、2月末に10台の計30台を本年度中に、その後、来年度末までに残りの1000台を納品する予定だった。しかし、1月21日の最初の納期に車両が間に合わず、日本郵便から契約解除の通知および契約金の2割である約7億円が違約金として発生する通告があった。

報告を受けたメインバンクは2月に運転資金の口座を凍結、月末の給与の支払および取引先への支払いが滞ったゼロスポーツは、日本郵便からの違約金請求の可能性がある民事再生の道をあきらめ、破産申請による倒産の道を選んだ。

なぜ、2001年からコンバージョンEVの制作経験を持ち、実証実験として日本郵便に合計10台のEVを納品実績があるゼロスポーツが1月の20台納品に間に合わなかったのか。周辺取材により明らかにしたい。

昨年8月の日本郵便からの発注1030台はスバル『サンバー』をベースに、集配用途に合うように現場の声を反映させた言わば日本郵便とゼロスポーツの共同開発のEVだった。

ところが9月、スバルは2011年度いっぱいでベース車両となっているサンバーの生産を停止し、ダイハツ車両のOEMに切り替える方針が判明する。年間4万台以上生産されるサンバーの供給は今後1年は続き、契約である2011年度内1030台のサンバーベース集配車両の導入には支障はないが、近い将来のベース車両変更が既定路線となった。

ここで日本郵便とゼロスポーツの間にあるアイディアが浮かび上がる。日本郵便側として、荷台下にエンジン(モーター)があるサンバーはEVに改造した場合にどうしても荷台が20cmほど上昇してしまい荷室のスペースが犠牲になる。一方で、ダイハツ『ハイゼット』はフロントエンジンのためEV改造による荷室スペース減少がない。またゼロスポーツにしても将来の車両変更による開発のやり直しを考えると、サンバーをあきらめてハイゼットベースでの1030台納品に傾いた。両者の思惑が一致し、ベース車両の変更と開発期間延長のため2011年1月と2月納品の次年度繰越に合意した。

しかし、日本郵便側で異変が起こる。契約変更の手続きをすすめるうちに重大なミスを発見したのだ。ゼロスポーツとの契約は随意契約である。日本郵政グループはいまだ完全民営化されておらず、随意契約の条件のひとつとして実証実験の実施を義務付けている。じっさい、ゼロスポーツと日本郵便は2009年度に2台、2010年度に8台の実証車両を走らせており、随時契約の条件を満たしていたのだが、サンバーからハイゼットへの車両変更が条件外になるおそれがわかった。

日本郵政グループの随意契約といえば「かんぽの宿一括売却」騒動が思い出される。日本郵便はベンチャー企業のために危ない橋を渡ることを避け、ゼロスポーツに対してベース車両の変更と30台の納品の繰越を認めないという通知をしたのが1月18日。それは1月納品期限である21日のわずか3日前であった。

奇しくも日本郵便はこの期間、業績悪化が深刻なことが明らかになり、多方面でのリストラも検討されている。3000台の車両をEVに置き換えるというプロジェクトも最初のステップでつまずき、大幅に計画は見直されるであろう。

ゼロスポーツは、はしごを外されたハイゼットベースの車両開発も虚しく、大口契約を背景に集めた運転資金は口座ごと凍結され破産に至る。しかし、同じくEVベンチャーのナノオプトニクス・エナジー社が、1日付で解雇されたゼロスポーツ社員の雇用に名乗りをあげている。EVベンチャーの魂は受け継がれることになるのだろうか。

《三浦和也》


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・追記

 >新車試乗記 ゼロスポーツ ゼロ EV エレクシード RS を試乗レポート! クルマ総合Webマガジン MOTOR DAYS モーターデイズ
 > http://www.motordays.com/newcar/articles/zeroev20040221/


メーター、結構凝ってるなぁ・・・




1人乗り電気スポーツカー

2003年9月8日に発売された「ゼロEVエレクシードRS」は、スポーツタイプの1人乗り電気自動車。国土交通省の型式認定を取得したことで、ゼロスポーツは国内17番目の自動車メーカーとなった。「本物を知るオトナのためのスポーツカー」をコンセプトに、数億円の開発費を投じて独自開発。あくまでもドライビングの楽しさを追求した同社らしいクルマだ。

第一種原動機付自転車の4輪、いわゆるミニカー扱いのため、車検や車庫証明、自動車重量税、自動車取得税は不要。一方、道路交通法上は自動車扱いなので、運転には普通自動車免許が必要で、ヘルメットは不要。自動車専用道路は走れない。8時間の充電で最大70km走行が可能で、最高速度は60km/h(リミッター作動)。充電は家庭用電源(AC100V)につなぐだけだ。

「非日常的な走行感覚を味わって欲しい」(ゼロスポーツ中島社長)と、主に観光地やレジャー施設でのレンタル用を想定して売り出したが、経済的に余裕ある層のファンカーとしても売れているという。販売目標は年間600台。全体パーツの半分以上がハンドメイドであるため、注文から納車まで約2ヶ月かかるという。
ブログ一覧 | Electric Vehicle | クルマ
Posted at 2012/06/02 23:07:08

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やっと梅雨入りだけど・・・
hirom1980さん

この記事へのコメント

2012年6月3日 20:16
ありましたね。思い出しました。そんな事実があったのですね。これでベンチャーの芽がつぶれなければいいですが・・・
コメントへの返答
2012年6月13日 22:50
当時、家にあった新聞でこのニュースを知りました。

が、こんな裏があったことは知りませんでした。

新聞では表面的な事しか書かれていないので、ゼロスポーツが悪く見えてしまう内容でしたね・・・


本当は “お役所” 郵政が酷すぎるんじゃないかと。(怒
2012年6月3日 22:56
ゼロ倒産の話がEV受注のキャンセル・・・ってとこまでは知ってましたが、そんな背景だったんですね。。。
なんかすっげー気の毒だ。

一度、道を間違えて各務原のゼロ本社をチラ見したことがあります。

あと、キッザニア内の乗り物(消防車とか)がゼロ製でした。
コメントへの返答
2012年6月13日 23:14
コダワリがあったからこそ、きっと
ベース車はサンバーだったんでしょうね。

それがタイミング悪く、スバルの軽生産撤退と
郵政の酷さによって倒産に追い込まれる・・・

大きな組織の小手先で、小さな優良(?)企業の息の根を止められた実例ですかね。。
2012年6月9日 10:07
ちょうど嫁さんとこの話をしたとこでした。
ゼロの社長さんはさぞ悔しかったでしょうね…
コメントへの返答
2012年6月24日 22:36
調べていませんが、その後、
どうなったんでしょうね?

それぞれの方々が、その技術・経験を
活かして仕事されていることを祈ります。

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「ハスラーってこんなにもN ONEに似てたのか・・・」
何シテル?   06/18 18:08
買ってから早23年、未だにビート好き。 R5/02に再び公道復帰。 末尾に何某かが付いて、てぇかむ工房だったり、 てぇかむ技研工房だったり、てぇかむ危...

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