車が戻ってこない…まぁ、戻ってこないのは仕方ない。
壊れて修理お願いしてんだから…車検合格までいつの事になるやら。
で、車をいじれないので全然管理できていなかった水槽をメンテ開始!
水槽を始めたきっかけは、当時月刊プレイボーイに鑑賞魚水槽特集についての記事だった。
昔、ガキの頃、親父がテトラを飼っていた記憶がある。
その当時、フィルターもガラスウールかなんかが入った投入式エアー循環フィルターだったと思う。
何せ手間がかかって面倒だ!と親父が言っていた思い出がある。
俺が小学生低学年だからよく覚えていないが(^o^;)
その後、実家では何故かうなぎとか鯉とか90センチ水槽で飼っていたなw
鑑賞水槽とは言いがたい状況、まさしく飼育水槽。
まぁ、買うきっかけは祭りでうなぎの掴み取りとかのイベントで取ってきた獲物を持ち帰り、食材の『×さばいて食べる』ではなく、『◎飼育する』になっただけであるが(^o^;)
そんな記憶があるなか、大人になり鑑賞魚水槽の世界を目の当たりにする。
繁った水草の中に光輝く小型魚の群れと綺麗な海老が宝石のように見えた。
そこでスイッチが入ったのが当時20歳の頃。
地元で看板あげている店舗数件回って、現状を調べ最終的には現在もお付き合いしているアクアリウムショップにて水槽歴がスタート。
最初は600水槽、続いて900水槽、更に1200水槽とレベルアップ!
で、20年前から1200水槽1本のみを維持し現在に至る。
水槽って、水槽の中に小さい自然環境を維持することである。
だか、完璧にはならない。
少なくともバランスが必要で、水の入れ換えが必要となる。
ただこの水換えを極力行わないメンテフリーの水槽を目指した。
最終的には、極力少ない生体数で水草が生い茂り、蒸発する水を追加するのみの究極の水槽である。
植物は、光合成を行い成長し、酸素を放出し、いずれ枯れる。
枯れた残骸は微生物により分解され、最後は窒素になる。
その窒素を吸収し、また植物が成長する。
このサイクルを凝縮させたのが水槽の中で行われているのである。
このバランスが崩れると、生体からの排出されるアンモニアや窒素過多になり、コケ発生、藍藻、アオコ発生など悪影響が発生し、そうなれば水槽に大して挫折する。
なんたって、手がかかり、悪臭発生したり、水槽が苦痛になるのだ。
で、日常生活において手動では管理は不可能である。
そんな規則正しい生活なんぞ出来やしないからな(^o^;)w
で、水槽の紹介をしよう!www
誰も興味ないわねw
先ずは水槽だが、現在流行りは枠なし水槽である。
ただ、綺麗だよね。
枠がない…立方体であるがゆえ、水景を切り取ったように見える。
だが、合わせ部分はシリコンボントで接着しているだけなので、経年劣化によるシリコン剥がれの危険性が大である。
シリコン劣化でガラスが『パカッ』って剥がれたら一大事だ(T_T)
だから枠あり水槽を推奨する。
1200×600×600の枠あり水槽
底床は日本産でないフィリピンの『大磯』!w
あまり覚えていないがこのフィリピン産の大磯七厘が70キログラム程度入っているはずだ。
環境破壊から国産大磯砂の入手は難しい。
今では簡単には水草水槽が始められるようにいい商品が発売されている。
ソイルと言われる粘土質の土を細かく固めたものである。
これを底床に使うとペーパー調整が簡単で、水草も良く育つのである。
だか、デメリットもある。
大磯は単に石であるので半永久的に使えるが、ソイルは人工的に固めたものであり数年で形が崩れ泥になってしまうのだ。
そうなるとコントロールできなくなり、結果的には数年で水槽のリセットを行わなければならなくなってします。
つまり長期のレイアウト維持たできないと言うことだ。
既に大磯だけども50キロ、水か満タンになれば、400キロオーバーとなる重量物となる。
設置場所の強度、水平維持、給水設備と排水場所なとを考慮しなければならない。
場所ずらそうと思ったら、最初からやり直さなきゃならないから相当の労力となる。
その水槽を支える水槽台。
単に自重を支えるだけでなく、振動5以上の地震にも耐えられるものでなければならない。
最初は木製キャビネット使っていたが、どう見ても横揺れには耐えられそうになく、精神的に耐えきれなくてワンオフで鉄製アングル水槽台を作ってもらった。
水槽台は大型地震に耐えうる鉄製アングル水槽台にしなければならない。
今考えると大震災の地震の際にこのアングル水槽台でなければ水槽自体倒壊していたかもしれない。
十勝沖で起きた振動5の地震の際には、この水槽台が水槽ごと10センチも移動したのだから(T_T)
場所を戻す際は、極限まで水を抜いてずらす事になったことは言うまでもない。
フィルターはエーハイム2228。
この2228の容量では不足なので、一時はフルーバル303で水を回していたじきもある。
5年前ぐらいにフルーバル故障で停止、そして今回エーハイム2228が故障、新たにエーハイム2275を増設、修理したり2228をサブで使用することになった。
前回のインペラー交換が10年前
すごい性能が良いと思う。
流石、ドイツメーカーのエーハイムである。
いまだ消耗部品が揃うのも凄いね。
この新フィルターとインペラーの設備投資は、今回の給付金から捻出!w
で、ここからが設備としてマニアックになるのであるwww
まず、光合成に必要な太陽に光源の確保。
メタルハライドライトとかあるが、電気代と長期メンテを考え、一番は作りが簡単なグロー式蛍光灯が一番である。
個別なスイッチで照明量を任意設定することも出来るので有利である。
安定器の電気ロスを考慮したIC点灯式も電気代は押さえられるが初期投資も高く、何せ寿命が2、3年と短い。
安定器がある蛍光灯は、安価な蛍光灯のみ交換で長期にわたる設備投資コストが抑えられるのである。
だからニッソーカラーライト600がおすすめだ。
特に蛍光管のおすすめは『パルッククール』である。
水槽用専用品とか高価商品も売っているが、三波長蛍光灯のなかではパルッククールが一番水草に合っている安い蛍光灯である。
で、半自動とするためにはタイマーが必要である。
初期は水槽用4チャンネルタイマーを使っていたのだが、3年程度でリレーの接触不良が発生し余儀なく交換。
安定的にしかも安全に運用するため、設備で使う100ボルト用タイマーを購入設置した。
これにより24時間を4チャンネルで照明の制御を行う。
4系統に分けることで、朝の光量、日中の光量、夕方の光量を再現する。
エアレーションは別の簡易キッチンタイマーを使用。
ブレーカー機能あり電流計付きテーブルタップで使用電流を確認出来る。
で、大地震が発生した際の火災原因で多いのが、鑑賞魚用ヒーターであるのはみんなも知ってる??
巨大地震発生では停電が発生、揺れで水槽が倒れ、またはガラスが割れて水が漏れる。
その後、避難したところで停電解除されヒーター空焚きで火災、通電と同時に火災、こんなパターンが多いのだ。
現在は、大震災後ヒーターに温度ヒューズが設置されたりしている。
だが、このタイプは一度空焚きしてヒューズが切れてしまうともとに戻らず、ヒーターごと交換となってしまう。
また火災にならなくても水面低下にりセンサーが水面から出てしまい煮魚になってしまう危険性も高い。
人間も魚も42℃以上温度が上がると細胞が熱により硬化していまい元に戻らなくなる。
↑左から、水位センサー、ヒーターコントローラー×2、クールコントローラー、電子温度計(水中、底床)、冷却ファンスイッチ
その為、水位センサー設置で水位が下がったら全ての電源をオフにする事が出来る。
水槽を維持するものとしてこの水位センサーは絶対いれた方がいい装置である。
水換えしてて、気がついたらヒーターセンサー水から上がってて、水槽水温度が50℃なんて洒落にならんからな。
このICヒーターコントローラーは丈夫で信頼がある。
20年以上で一度故障し交換したことがある程度。
ただヒーターは良く切れる。
もう3回ぐらいは交換してるかな。
故障の可能性を考えて、ヒーター熱量を1本でカバーするのではなく、半分の熱量のヒーターを2回路設置した方が安心だ。
150ワット×2本、ヒューズ入りヒーターである。
1本が故障して交換の際は、2本とも交換する。
真冬にヒーター故障に気がつかず、凍死なんて事になっては気の毒するからね。
一系統でも動いていれば何とか不都合に気が付き対策には間に合うだろう。
逆に真夏では外気が上がるため水槽に熱がこもりやすい。
ある一定の温度に到達したら100Vオンのクールコントローラーである。
このコントローラーも便利だ。
要は、温度により扇風機のスイッチを入れたり切ったりしてくれるのだ。
水槽上面にパソコン用のファンを2台設置、水槽表面の気化熱を利用して温度を下げるのである。
あるとないとでは大違い、水槽温度を2、3度下げる事が出来る。
大抵30℃を越えると水草は溶けてしまうのだ。
出来るだけ30℃以下を維持することが望ましい。
温度を冷やす究極は、水槽用クーラー設置であるが、海鮮魚店の水槽ならともかく、費用対効果を考えると一般家庭用水槽には贅沢すぎる装置である。
ちなみに水槽用クーラーは、熱交換も同一室内で行われるので、部屋に対する熱量は変化ない。
要は、専用クーラーを設置するより、暑い短期間にあっては部屋ごとエアコンで温度管理する方が経済的にも効果的に有利だと思う。
水槽付近にはなるべく感電を防ぐため100ボルト装着を設置しないことがポイント。
ファンも12ボルトに落としてから設置しないと漏電の可能性が高い。
また環境として、電気、水分、ホコリが集まりやすいので、トラッキングについても注意したい所。
コンセントには出来るだけ水がかからないようにしなければならない。
水草水槽で水草を生い茂らせるには、二酸化炭素を添加して光合成を促進させなければ水草がわんさか繁茂しない。
よくあるじゃない!!
とても画像でも水草が綺麗な水景…あれは一番良いところで撮影したもの。
常に水草は伸びたりして成長、もしくは枯れたりしている。
繁茂した水草は最終的には人の手でトリミングしてやらなきゃならず、このタイミング前後で何かしらの苦労がある。
水槽は、常に同じ水景ではなく常に変わってくのである。
維持することの難しさがここにあるのだ。
水草をモリモリにするには、二酸化炭素を供給するシステムが必要となる。
夜間は、生体のためにエアレーションだ。
フィルターから排出した水に強制的に二酸化炭素を溶かす『拡散筒』である。
エンビを組み合わせて自作した拡散筒。
強度も抜群である。
この中に、ADAバレングラスを入れて二酸化炭素の気泡を出す。
バレングラスを水槽内に設置した場合、二酸化炭素の気泡を視覚的に楽しむのもいいが、何せ光が当たりコケが発生、長期維持は見た目も悪く、二酸化炭素の泡も安定的な気泡にならないので管理に手間がかかるのである。
拡散筒の見えない所にバレングラスを設置することで見た目も機能も効果的に上がるのである。
長期にバレングラスから細かい二酸化炭素の泡が出せるのである。
通称ミドボンを電磁弁で二酸化炭素をコントロール。
照明と連動し、安定的に二酸化炭素を供給する。
温度計は、水と底床をモニターする。
UV400の殺菌筒も設置していたが、現在は休止中。
すごいよね、UVの力は。
この拡散筒はビニール系樹脂のボディーなんだけど、五年ぐらいUVにさらされていると、このビニールが溶けてしまいボディーに穴が開いて水か漏れてくるんだよ。
メーカーは5年以上連続使用する想定をしてないんだろうな。
気がつかないうちに水が漏れていたなんて事もあるんじゃないかな。
一度漏れたときには、何かピューと音してるなぁと思って音の先見たら、水がションベン小僧状態。
丁度漏れるタイミングに家にいたので気がつけたが、外出中に起こったらと思ったらゾッとする。
一度水漏れして購入しなおしたが、更に五年が経過する段階で水漏れを懸念し、使用をやめたものである。
水草が調子よく育つ環境になれば、肥料も添加する。
通常は、窒素が入っていないハイポネックス開花用、そして鉄分補給にメネデール。
この液体肥料も自動にしたくていろいろ考えたが、いまだに解決できていないw
点滴とかに使うとドジンクポンプを使って、設定量をきめて添加できないか。
ただ肥料は水草の状況を判断した上でなければ添加量の判断が難しいので、ここはセルフの方がいいとの解釈だ。
で、7年間蒸発により減った水を足しただけの水槽。
そういった意味では、それなりのサイクルで維持できているとも言える。
ただ、ビッチリ生えた水草から光合成のため排出される気泡、調子いい水槽は水中がこの気泡で満たされる。
その姿は、感動ものである。
まぁ、今回は趣味の水槽紹介…現在は車メインとなっているため力が入っていないがね。
過去の水槽レイアウト
↑現在の水槽…ショボいなwww