山梨でも有数の老舗ワイナリー、サドヤ…
甲府駅の近くにあるので、山梨の中心にあるワイナリーと言えそうですが、こっちにとっては「外れ」にあるワイナリー…
まだワイナリーを訪問したことはありません。
シャトーブリアンをはじめとして、高価なワインがラインナップされています。
不思議なことに、あれだけのラインナップを誇る小田原の「かのや」さんでも扱っていないんですよね。
と言うわけで…
画像はないのですが、勝沼で買い求めてきたサドヤの一本を開栓しました。
「オリウエ甲州シュール・リー」です。
知らなかったのですが、サドヤって、これまで甲州種では仕込んでいなかったのですね。
それが満を持して世に問うた甲州がこれと言うわけで…
甲州の白でよく目にする「シュール・リー」とは、フランス語で「澱(おり)の上」という意味なのだそうで…
発酵が終わると、死滅した酵母は澱となってタンクの底に溜まるのですが、あえて澱を取り除かないでしばらく澱と接触させることで、複雑な味わいが生まれるのだとか…
葡萄の丘の地下セラーに行くと、夥しい種類の甲州の中にシュール・リーがいくつも置かれていて、思わず「越冬つばめ」を口ずさんでしまいます。
♪シュ~ルリ~、シュ~ルリ~ララァ~(笑)
確かにシュール・リー製法によって、風味はかなり複雑になりますね。
そして、今回開栓したサドヤのシュール・リー、酵母の風味なのか、味噌のような、麹のような、うまく言えないのですが、非常に日本的なものを感じます。
言われてみれば、最近、シュール・リーを飲んでいなかったからか、とても強く感じたのでした。
すっきりしたシャルドネや、華やかなソーヴィニヨンブランやゲヴュルツトラミネールとはまた違った、ワインが醸されて造られるのだと言うことを再認識させられた一本です。
本当は、シュール・リーでない甲州や、デラウェア、ソーヴィニヨンブラン、シャルドネなどと言った甲州以外の品種とも飲み比べてみたいのですが、家でいっぺんに開けてしまうと大変なことになるので、ここは葡萄の丘に行けるまで我慢我慢と・・・
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甲州ワイン | クルマ
Posted at
2017/05/17 22:47:43