
今週号のAS誌に、小さくですがTF110の写真が!
写真はAS誌をスキャナーで読み込んだものです。
小さな写真ですが、あきらかに今年型のTF109とは
別物のマシンだと言うのが分かりますね。
東京モーターショーの自ブースにさえ、昨年型の
TF108に09年のレギュレーションの前後ウイングを
付けたオフシーズンテストのマシンを並べたケチなトヨタさんにしては出血大サービスですw
写真を、よぉーく見てみると、フロントのモノコック上のフロントアクスル付近には今年の
RedBullのRB5に、よく似たコブ状の突起が確認できますね。
とはいえ、来年のレギュレーションではモノコックの最小断面積のレギュレーションが、単純に
面積だけだった今年のレギュレーションから、明確に四角断面という形状の縛りも加わったようで、
今年のRB5のように、モノコック下面を丸めた分を上面の飛び出させて総面積でクリアーすると言う
逃げ方はNGという事なので、その最低面積をクリアーするだけではない、BMWのF1.08の
モノコックの上にあった、ウイングに近い効果を狙っているんでしょうか。(含む、RB5)
そして、サイドポンツーン後半の形状も、丸みを帯びていたTF109から大きく変わっていますね。
ローバックダウンを追及した、まさに今年のRB5にインスパイアされた形状になっています。
実は今年のRB5は、サイドポッドベンチュリーを、あまり追求していないんですよね。
たぶんエアロガジェットが禁止された事で、アンダーカット+タイヤ前のフェンスで形作っていた、
トンネル形状が形成できなくなった事で、RB5はサイドポッドベンチュリーよりも、リア周りを
コンパクトにまとめて、ボディーワークの上面を流れる空気の総量を増やしてリアウイングを
効率的に効かすというコンセプトだったように感じています。
ちなみに驚異的にカッコ悪かったルノーですが、そのR29やTF109では、サイドポンツーンの
後端をつまんで、無理矢理サイドベンチュリーを得るべくトンネル形状を形作っていました。
そんなコンセプトの違いもありましたが、基本的に今年のTF109はハイポイントノーズで、
シャークフィンにリアウイングの翼端板も途中から改良されてフロアーまで伸ばして繋ぐという
RB5を先生にしたコンセプトだったので、TF109を更にRB5化したマシンがTF110という事が、
出来るのかもしれませんね。
しかし、こういう写真が、この時期の雑誌に載るという事は、あぁ・・・本当に撤退したんだなと、
感じさせられます。
AS誌によれば、解雇されたTMGスタッフが、僅かながら新規参戦チームに使われるかもしれない
という可能性を信じて、このTF110の開発を継続しているようです。
トヨタのマシンは、サイドポンツーンのアンダーカット形状のコンセプトを取り入れるのも遅く、
非常にコンサバティブなマシン造りでしたが、今年のTF109は初めてカッコいいなと思える
マシンでした。まあ、その感想通り、良く走るマシンになっていただけに残念ですが、まあいろんな
噂もあり、実はカズキがステファンGPでTF110に乗るのでは!?なんて噂になっていますね。
そして、可夢偉はザウバーが濃厚とか!?で、あれば本当に嬉しいのですが・・・。
でもまあ、昨年の琢磨のトロロッソとのような悲劇的な展開もあるので、正式発表があるまでは
安心は出来ませんね。年内に発表があり、ドライバー本人もファンも、落ち着いた年越しが
出来ると、本当に良いんですけどね・・・。正式発表が待ち遠しいです!!!
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F1_2009 | 日記
Posted at
2009/12/11 23:23:30