• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

クリューのブログ一覧

2023年11月23日 イイね!

この車はどう売るのか‥‥。MX-30 Rotary-EV試乗

この車はどう売るのか‥‥。MX-30 Rotary-EV試乗これがMAZDAの考えたロータリーPHEV。結論からすればいい車であるが、何を売りにするのか…答えに迷ってしまった。

今年春からロータリーについて復活を公表し登場したMX-30のRotary-EV
。試乗できるチャンスを得た。
モデルはe-SKYACTIV R-EVを搭載した「Edition R」である。
あちこちに渋い赤色が使われて、ぱっと見「おおお!」と思わせるエクステリアだ。
alt

インテリアもそれまでのMX-30とはぐっと渋いトーンを落とした色でしまったイメージだった。
alt

メーターは以下のようになっていて左端のメーターはタコメーターではなく、充電と電力を表示するものになっていた。踏み込むとpowerの方に動いた。
alt


alt

さて、乗り味はというと…。以前ニッサンのサクラを試乗したフィーリングと似ている。しかし、サクラより当然ながらどっしりとしたフィールだった。加速はかなりいい感じで加速してくれる。これなら、都市部でも高速道路でもあまりパワー不足とは思わないだろう。またちょっとばかり荒いステアリングを切るような場面でも、ほとんどロールをすることなく、すっきりと気持ちよく曲がってくれる。そして「EV」モードであれば、かなり静かでトヨタ車に乗っている人でも違和感はないだろう。「NOMAL」モードになると時々e-SKYACTIV R-EVならではの給電システムが作動をしてロータリーが回り始める。とはいっても加速や減速に関係なく一定音が聞こえてくる。それまでの内燃機関に乗っている人にすれば、そこまで気になることはないだろう。しかし、EVモードとの差ははっきり出る。そのため、好き嫌いは出ると思われる。
alt
ちなみにこちらの動画では給電システムの音が分かる。

わずかな時間であったが、MX-30はかなりいい車と言える。走る・止まる・曲がるは決して他車に引けは取らないと思う。
ただ、車はツールであることも事実だ。生活の中で何がこの車の魅力となるのか。それは不鮮明と言わざるを得ない。燃費が突出しているわけではない。かといってスポーツであるというわけではない。強いて言えば、EVのように走ることができ、EVより長い航続距離でバッテリーの不足を心配せずとも遠出ができる、ということだろう。

 例えばバッテリーの充電を自宅で行って長距離通勤をしても帰宅後に自宅で充電しなくても状況に応じて給電しながら走行することができるということになる。
alt

しかし、電動化が進む中でマツダが今後のこのシステムをさらに開発を続け、発展・改良させていけば変わっていくのではないだろうか。
それが先日の「MAZDA ICONIC SP」と考えると分かる気がする。実現可能かどうか、疑問視するところもあるが、以前デミオがSKYACTIVがデビューして、それまでコンパクトカーではできない燃費を実現させたが、以前にコンセプトカーが以前に登場しており、それを実現させた経緯があるからだ。(かなり苦し紛れではあったが…)
alt

と考えるとこの車は、マツダにとって電動化の始まりであって、さらにその先があると考えることができる。決して絵空事ではないと考えたい。

Posted at 2023/11/23 21:44:03 | コメント(1) | トラックバック(0) | MX-30 | クルマ
2023年09月18日 イイね!

MX-30 Rotary-EVという車

MX-30 Rotary-EVという車先日報道解禁となり、動画サイトでMX-30のRotary-EVがあちこちで取り上げられた。
ネット上ではロータリーが2013年のRX-8の生産終了から11年ぶりに復活とあって注目する報道もあれば、PHEVでの発電のみで駆動に関係のないもののため、否定的な意見もあるのが現状だ。

ではMX-30 Rotary-EVはどんな車なのか。
公表された資料や数値から見てみたい。
alt
文字通り、PHEVというのは今までのものは内燃機関での駆動とEVだけの駆動を使い分けながら、航続距離を延ばすというものがほとんどだった。つまり普段はEVでありながら、困ったときは燃料を使ったエンジンで駆動をするというのが他車の車である。MX-30のプラグインハイブリッドはシリーズ式ハイブリッドだという。
そこでハイブリッドについて種類と概要をまとめてみた。
スプリット式ハイブリッド
スプリット式ハイブリッドはモーターを二つ持ち、発電用と駆動用のモーターをもち、エンジンの動力をモーターに伝える割合を変えたり、逆に走行用モーターと発電用モーターにかかる負荷の割合を変えたりすることが出来、車の走行条件にあわせた適切な制御を行うことができる。プリウスがこの方式である。

パラレル式ハイブリッド

パラレル式ハイブリッドシステムはトヨタ以外のメーカーが多く採用するシステムで、エンジン一基とモーター一基の組み合わせが基本である。
一般的にはエンジンとトランスミッションの間に電気モーターが組み込まれており、モーターによる発電、走行をひとつのモーターで対応する。

シリーズ式ハイブリッド
シリーズ式ハイブリッドは現在のハイブリッドシステムから見ると少し特異なシステムで、走行は完全にモーターのみで行い、エンジンは発電専用に使われるシステムである。日産のe-Powerがこの方式である。

ちなみにホンダの場合は「シリーズ・パラレル方式」と言われその状況の応じて使い分ける方式だそうだ。

R-EVはこの中ではシリーズ式ハイブリッドで、PHEVの中では、唯一駆動用エンジンを用意しない車なのだ。
さらに、給電用のエンジンを持つ結果、航続距離を延ばすためにEVよりはバッテリーの容量が少なく、充電時間も少ない。
では他社の主なPHEVを比較してみたい。
alt
確かにハイブリッドとしての燃費は悪いものの、充電時間は思ったほど時間がかからない。SUVとして重量も自社のMX-30のEVと比較すると重くなるが、ジェネレーターや補器類で重くなったそうである。
またエンジンについても軽量に力を入れたようで動画サイト「Ride naw」でも取り上げられているが、アルミを使用した結果かなり軽量化されたようである。

5ドアハッチバック(セダン?)のプリウスは、別として売れ筋のSUVの車となると車両とエンジンとモーターとバッテリーで車両重量はおよそ2トン。多分に車両総重量となるとさらに約200㎏は増加するかもしれない。
alt

マツダの考えとしては、普段の生活において通勤などで車で100㎞を毎回走行するユーザーはそう多くないと判断したわけだ。したがってむやみにバッテリーを大型にして重量や充電時間を増やすことをせず、バッテリーの容量を抑え、むしろ普段使いの良い車に仕上げることを目指した。そして、長距離運転の際はロータリーで発電して800㎞(推測)も走行できるようにしたわけだ。

さらにはバッテリーの容量が減った分、価格もいくらか抑えることができ、500万円を切るプライスが可能となったわけだ。
インプレッションを待たないとはっきりはしないが
エンジン音もかなり車全体で静粛性を高めているという。他のEVほどではないだろうが、ロータリーの音も抑えられているかもしれない。
alt
バッテリーのみの走行では107㎞とあまり驚きの無い数値ではあり、燃費の悪いロータリーは給電のみという、従来のイメージからはあまり心に訴えることがあまり見当たらないが、SKYACTVIの考えに基づいてライトサイジングの考えで、ロータリーの排気量を上げてきたのではないか。また、コンパクトなロータリーを生かしたエンジンの組み合わせで仕上げたのが、このRotary-EVなのではないかと思う。
Posted at 2023/09/18 11:39:09 | コメント(2) | トラックバック(0) | MX-30 | クルマ
2023年03月05日 イイね!

MX-30 e-skyactiv R-EV の真の目的は?

MX-30 e-skyactiv R-EV の真の目的は?プラグインハイブリッドと呼ばれる車には、PHVとPHEVとある。ご存知の方には何のことはないが、PHVは外部から充電できるハイブリッド車のことで、PHEVとはメーカーによって呼び名が違うのであって、PHVと同じという人もいれば違うという人もいる。

ウィキによれば
「ガソリンエンジンとモーターを両方搭載して走るハイブリッドカーに更に大きなバッテリーを搭載し、家庭用電源からプラグ(電気機器の電源コードの先に付いている差込器具)を利用して充電できるようにしたもので、ハイブリッドカーでは出来なかった給電した電力だけでも走る事が出来る。給油のみで稼働する内燃機関車(ICEV)やハイブリッドカーの利便性を残しながら、電気自動車(EV)により近いタイプのハイブリッドカーである。」
とある。
しかし、それならなぜ、マツダMX-30と新型プリウスはPHEVと称したのか。

HEV(ハイブリッドカー)は電気によるモーターと内燃機関のを両方を動力に使うものと(パラレル方式)と基本EVでありながらエンジンを発電用の動力源として搭載した電気自動車という(シリーズ方式)とまたトヨタのTHSのようなパラレル式のようなエンジン×モーターの出力と、シリーズ式のようなエンジンによる発電・モーター駆動を使い分けて走行する方式(スプリット方式)と概ね3つものに分かれる。
alt

新型プリウスは、先代はPHVだったのが、今回のモデルチェンジPHEVと称している。これにはきっとさらにEVとして走行できる距離が伸びたことから「E」という文字を入れたのではないだろうか?ちなみにPHVのときはEVで走行できるのは68㎞であった。新型ではタイヤのインチによって違いがあるが、87㎞(19in)/105(17in)㎞である。
alt

ではMX-30 R-EVはどうか。MX-30はEVとしての走行距離は85㎞(18in)である。バッテリーの電気を使い果たした時は発電用のロータリーを使ってEVとして走行する。したがってロータリーは動力に直結していないという。さらには、MX-30のEVよりもバッテリーの容量は小さくして、35.5kWhのバッテリー容量を約半分の17.8kWhに落とし、モーター/発電機と同軸にワンローターエンジンを追加したモデルだ。つまり、内燃機関は搭載しているが、実質電気自動車である。

MX-30のEVモデルは自宅で普通充電で満充電にし、それで往復150キロ程度までの運用を前提にした車だという。反対に今回発表されたR-EVは普段は充電した電気で走行をし、長距離をするような場合には発電をしながら600㎞走れるという車である。
alt
プリウスとMX-30の2車を比較してみたい。同じPHEVといってもプリウスPHEVが違うのは電気を使い果たすとハイブリッドモードになるので、多分にガソリンを使った動力源としてエンジンを始動させて走行するということになる。ということはプリウスPHEVはEVとハイブリッドのモードがある車である。

この2車の違いは電気を使い果たした時に違いが生じるのである。

確かに性能は極めてプリウスPHEVが素晴らしい。特にその魅力は加速力だろう。プリウスの6.7秒は確かに早いがMX-30の9.1秒も決して遅い方ではない。ちなみにフーガ250GTと同じタイムである。実用車としては充分な加速力だと思うがいかがだろうか。
alt

プリウスPHEVのバッテリーの容量はどうだろうか。プリウスPHEVは現在のカタログの諸元表には記載が見つからなかった。ただ、大容量化と評論家諸氏がいっている。先代モデルは8.8kWh であったがこれ多分に容量を大きくするとハリアーに近いのではないか。ハリアーは18.1kWhである。これはMX-30 のバッテリー容量とほぼ同じだ。仮にハリアーPHEVとほぼ同等というならば、EVだけの走行距離もMX-30に近いのも理解できる。ただ、HVモードで加速をすることから(エンジンと電気で加速する)爆速と言われる加速力が得らえるのではないだろうか?
alt

それに比べ、MX-30は加速では電気だけでパワーを絞り出す。したがってその点で加速ではそこまで速くないということになると思われる。

さて、性能面ではプリウスPHEVには及ばないが、他のEVとはどうだろうか。実は普段使いにMX-30の強みがある。EVの短所は充電時間の長さにある。バッテリー容量が大きくなれば大きくなるほど長距離を走行できる反面、充電時間は長くなる傾向がある。また急速充電を繰り返すのはバッテリーの寿命が短くなると言われている。つまりできるだけ電気を使い切り充電をするということになるのだが、充電が切れたとき、車を使おうとするのができないのである。これを理由にEVを手放す人が増えているといる。

MX-30はEVとして使うと考えると電気を使い切っても発電でEVとして走行できるわけだ。さらにはバッテリーの容量が小さいので充電時間も短くなる。ちなみに家庭用200VでプリウスPHEVは約4時間半、ハリアーPHEVでは5時間半である。これが100Vであると33時間もかかるという。きっとMⅩ-30もこれらに近い充電時間になると思われる。
alt

仮にEVであればさらに400㎞とかさらに長い距離を走るEVを購入すると満充電にかなりの時間を要することになる。そうなると満充電になる前に走行しようとなると長距離走行は難しいことになる。しかし、MX-30はほぼほぼEVのように走行し、長距離を不安なくドライブできるわけだ。これはEVにない長所となる。また、走行距離が必要になるとそれだけバッテリーの容量が大きくなり価格も上昇してくる。確かにそれだけの加速は得られるわけだが。ただ充電時間も長くなる。

つまりトヨタのPHEVはどうしてもハイブリッドの延長上にあるPHEVである。しかし、MX-30はEVにさらに近い形で走行できるPHEVである。マツダはその地域に合わせたエンジンを供給すると発表していることから、欧州などのように内燃機関で走行する車を販売できない地域やどうしてもEVがいいというユーザーに向けてこの車を開発したともいえる。ただ、ロータリーで発電することを欧州が認めるかどうか。また、このR-EVを市場が受け入れるかどうか。これは販売してみないと分からない。

Posted at 2023/03/06 22:54:16 | コメント(5) | トラックバック(0) | MX-30 | クルマ
2023年01月16日 イイね!

MX-30はマツダのプリウスだ。

MX-30はマツダのプリウスだ。1月13日に発表されたMX-30に搭載が決まったロータリーを使ったPHEV。ニュースリリースによれば、
「MX-30 e-SKYACTIV R-EVは、MX-30の基本的な提供価値はそのままに、バッテリーEVとしての使い方を拡張したシリーズ式プラグインハイブリッドモデルです。日常の幅広いシーンにおいてバッテリーEVとして使える85kmのEV走行距離を備え、発電によってさらなる長距離ドライブにも対応、さらに、その走行の全てをモーターで駆動します。」

とあった。
以前マツダはロータリーエンジンを使ったレンジエクステンダー、PHEV、シリーズハイブリッドを展開することを表明していた。
alt

今回発表されたのはこの中でPHEVであると思うのだが、以前はレンジエクステンダーを試作したものの断念したとの報道も流れた。
レンジエクステンダーとPHEVはどこが違うのだろうか。
PHEVとはプラグインハイブリッドの略なので外部から給電できるようにプラグを持っていることと駆動力としてもエンジンを使用する車である。つまりEVとしても走行できるが電気が不足するとガソリンエンジンでも走行できる車であり、外部から電気を充電することのできる車と言える。

レンジエクステンダーとは、基本的にはバッテリーEVなのだが、通常BEVでは駆動用バッテリーの残量がなくなると走行できなくなるのに対して、レンジエクステンダーEVは駆動用バッテリーの残量が低下すると、発電機として搭載している小さなエンジンが始動して駆動用バッテリーに電気を補給し、航続距離を延ばすことができる。
alt

今回マツダのリリースを見てみると発電用のロータリーを積んでいる。これだけに注視するとレンジエクステンダーとなるのだが、さらに外部給電のプラグもあるようだ。ロータリーはあくまでも発電ようなのでEVで走行するわけで、ロータリーのみの発電ならば85kmの走行が可能ということになりそうだ。しかし、それでは航続距離が短いため、外部からの電気を充電して走行するということになると理解した。
alt

従来のEVにレンジエクステンダーを組み込んでさらに外部給電機能を加味したのが今回のe-SKYACTIV R-EVと解釈したがいかがだろう。まだ日本で詳細なインプレションや説明がないので違うかもしれないが…。
alt

さてここでMX-30のマツダのポジションが見えてきたと思う。現時点でのマツダの公式見解は「その時代ごとの自動車の常識にとらわれることなく、新しい価値の創造と提供に挑戦する車種を“MX”の名称で表してきました。MX-30は、こうした従来のMXシリーズと同様に、お客さまに新たな価値を提供できる商品として開発してきました」というのものだったと思う。
しかし、こうしてMX-30に電動化のユニットを最初に投入するということは、トヨタでのプリウスと似ているのではないだろうか?
alt

マツダにはモデルの数が限られていてどの車かを選んで、チャレンジングしたものを投入して販売するとなると難しいものがある。それはその車のイメージアップにもイメージダウンにもつながるからだ。しかし、一つの車にそのようなポジションを与えることによって、その車のイメージも明確になるだろうし、またその車から他の車へ投入もしやすくなる。そう思うと燃費について特化する車と考えるとトヨタでのプリウスと似ている気がする。

そうなるとLARGE商品群のCX-60はどうなの?という疑問がわくが、LARGE商品群は内燃機関をベースにしたPHEVやハイブリッドである。つまりEV車とは別としたのかもしれない。
alt

トヨタプリウスは4代目になったときにそれまでのトヨタでのハイブリッドの先行する車、あるいはリーディングヒッターから立場を変え、よりトヨタでの中心的な車になりつつあると思う。つまり昔で言うカローラよりも上級で性能の良いコロナやマークⅡ的なポジションになりつつある。
では、MX-30はどのような変遷をたどっていくのだろうか?その役目を終えたときはマツダのSMALL商品群の車は電動化が完成した時かもしれない。
追記 詳細な説明をされた動画がアップされたのでご覧ください。


Posted at 2023/01/17 21:13:00 | コメント(2) | トラックバック(0) | MX-30 | クルマ
2020年10月10日 イイね!

解禁!MX-30

解禁!MX-30 ついにMX-30が発表された。
先週には既に行きつけのディーラーには実車が来ていたが、ナンバーがとれてなかった。今回はナンバーも取得できたということで試乗する機会をもらった。

以前、最初に発表されたときのイメージはどうしてもそれまでのCX-30の影がちらついていて、両車の違いよりも類似点の方が気になってしまっていたが、今回両車が並んでいると全く違う車に見える。
alt

従来のマツダの顔をしているCX-30に対して、MX-30は彫りの深い顔つきと言おうか、ヘッドライトの形状やグリルが洗練されているように思う。

alt

また、シルエットもMX-30はエッジが効いているように思う。ホイールハウスの形状も半円にも似た形状のCX-30に比べ、MX-30は丸みを帯びた四角になっている。
alt

インテリアでも従来とは違うデザインである。エアコンはそれまでのダイヤル式ではなくタッチパネル式になり、シフトゲートもストレート式からパーキングの時だけスライドするようになっている。またシフトのストロークも短い。
alt

alt


メーターパネルもかなり凝っている。
alt

エンジンスタートボタンを押すとセンターメーターに左向きのMX-30のイラストがドライバーにフロントを向けるように前を向くのだ。 従来なら文字であったが、これはこれで面白い。
alt

さて、肝心のドライビングフィールだが‥‥。
実は想像以上によかったのだ。e-SKYACTIV Gはマイルドハイブリッド

(通常の乗用車に搭載されている発電機【オルタネーター】を強化して、内燃機関(エンジン)の補助モーターとしても利用できるようにしたもの)

なのだが、これが非常に発進を楽にさせているように思えた。かなりのトルクフルなのだ。アクセルを踏みだしから力強く、体感レベルではディーゼルよりもパワー感がある気がした。街乗りでは、きっとスタートダッシュで頼りないと思う人はいない気がする。また、坂道でもグイグイと力強く重さを感じさせないパワーがあった。交差点でのコーナーも多少は荒く振り回してもロール感が少なく、SUVという感覚を忘れるぐらいだった。


 静粛性はかなりよく、一般道ではエンジン音は聞こえるが全く気にならないぐらい静かだった。したがってラジオの音量もかなり少な目で十分な聞こえ方だった。

ただ、ガソリンやディーゼルに比べるとエンジンブレーキが弱い。アクセルを離してしまうとそのまま減速はするのだが、速度の下がり方はかなり遅い。従ってアクセルで加減速をすることが多いドライバーは慣れるには時間がかかるかもしれない。
alt

シートは見た目以上にしっかり感があり、乗っていて不満になるようなことはなかった。また後部座席も見た目は狭く思えるが、どうしてどうして、全く狭くはない。しかし、背もたれは立っている方だと思う。RX-8以来の観音開きのフリースタイルドアのおかげで前席を倒さずとも後部座席に滑り込めるし、また車外へ降りることが可能だ。
alt

 MX-30はシングルの人や、まだ子供が小さい家族、子育てを終えた夫婦であれば、後部座席に不満はなく、また通勤車としても満足のいく車だと思う。ただ、マイルドハイブリッドという言葉に惑わされると低燃費は期待できないと思う。しかし、そのフィーリングはスポーツカーを思わせる加速やそのスタイリングからくる特別感を求めるなら魅力ある車ではないだろうか。つまりMX-30は以前のスペシャリティカーやセクレタリーカーに近いものを持っていると思う。
alt

もちろん、ヘッドライトの形状を比較してトヨタのハリアーや、欧州メーカーのーのような先鋭的な表情を醸し出す、アウディやVWなどからすれば、大人しいかもしれないが、マツダワールドの中にあっては、これはこれで存在感があるように思う。
alt

さて、e-SKYACTIV Gについてだが、個人的にはこのユニットが今後マツダの主流になると考える。それは欧州をはじめあらゆる国々で電動化が叫ばれているからだ。その意味でこのエンジンがMX-30に搭載され、先鞭をつけた後、今後改良されながら、燃費の向上を図りつつSKYACTIV-Xとともにガソリンエンジンの本流となるのではないだろか。一方で先日発表されたロータリーを使って発電するレンジエクステンダーのエンジンも併用されていくことは間違いない。
またマツダの未来が楽しみになってきた‥‥と思う。

Posted at 2020/10/10 20:30:50 | コメント(6) | トラックバック(0) | MX-30 | クルマ

プロフィール

「これってパトレイバーとガンダムとニコイチしたような感じじゃ〜ござーせん?@nokiクロ」
何シテル?   04/30 19:58
妙にこだわりのあるへんなやつですがよろしくお願いします。あまりうまくしゃべれません・・・・人付き合いが下手です。泣 最近、突然フォローの申請をされる方がおられ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2024/5 >>

   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 

リンク・クリップ

統一感を出すために 2 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/04/21 20:14:09
アカデミー 1/72 F-22 ラプター 製作記 (Academy 1/72 F-22 Raptor building report)  
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/01/07 15:03:29
WHAT DO YOU DRIVE? 
カテゴリ:マツダ関連サイト
2011/10/03 21:25:36
 

愛車一覧

マツダ CX-3 2代目 嫁の3 (マツダ CX-3)
2代目のCX-3 パワーアップされているだけに燃費は少し伸びないかもしれません。
マツダ プレマシー マツダ プレマシー
この車でも10万キロ突破したいなあ・・・・
マツダ CX-3 嫁の3 (マツダ CX-3)
嫁の車
日産 シルビア 日産 シルビア
オヤジの車を乗り回していました。
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation