先日MAZDA2についてベストカーにスクープした記事が掲載された。また動画サイトでもこのことに触れ記者が今後について語っていた。
ベストカーの記者が触れたのは、次期MAZDA2は「丸みを帯びたキュートなデザイン」ということ。またユニットはロータリーを使ったPHEVを搭載する予定ということだった。
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さて、昨今の自動車開発において大切なアーキテクチャーからMAZDA2について考えたい。
第6世代のアーキテクチャーは、CX-5(初代)を投入するときにはホイールベースの延長や短縮を考えて開発されている。当時のアテンザ、アクセラそして現在のMAZDA2はCX-3やMAZDA2のセダンまでもカバーしていると思われる。
しかし、厳密にはいえばDJ型はSUV、HB、セダンの三つである。
MAZDA3がデビューしたのち、MAZDA2も移行すると思われていたが、それができなかったのはEVやハイブリッドを搭載することを考慮した結果、サイズを小さくすることができなかったと聞いている。結果、新規に開発ができないがため、第6世代のものをアップデートするという手法になったと言われる。
では、新型を開発するとなるとどうなるか…。
昨年の2030年の経営方針、あるいは今年の株主総会からすれば電動化へのトランジション(準備過程)は2025年以降である。そうなるとMAZDA2をベースにBセグメントのアーキテクチャーをPHEVや後のEVのバッテリーを搭載まで考慮して開発しなければ、非常に短いスパンで開発を再び行わなければならない。マツダにはそんな体力などない。したがってBセグメントあるいはCセグメントまでのサイズやPHEVやEVの搭載を考慮してアーキテクチャーを開発してくるはずである。
従って、もしMAZDA2のモデルチェンジが早々に行われるのであれば、現在のMAZDA2の大規模商品改良となるはずである。
そして今回商品改良を行った際に話題になったのは女性に対するアピール力がないということであった。マツダは「走り」を好む人が多く、一般のユーザーには敷居が高いため、女性が敬遠しているということであった。
昨年の商品改良はそこに重点を置いたものになったことはご存知の通りだ。
これをさらにデザインをリファインしてどうしても女性が受け入れやすいデザインにするとなると外板を変えてエクステリアを変更することが予想できる。
ただ、これがスズキのスペーシアとスペースギアの関係のようなものになる可能性もある。つまりMAZDA2はさのまま残しておき、MX-20のようなネーミングでエクステリアが丸みを帯びた女性ユーザー重視の車になるとか…。
もし、ベストカーの予想を信じて、近年中に商品改良をするのであれば、第6世代をベースにエクステリアに大きく手を入れて、PHEVを搭載したグレードが登場することになる…のではないか…。と考えることができる。
それとも新たにEV用のアーキテクチャーを敢えて採用し、2025年からバッテリーEVとして、商品改良モデルとして登場をするか…。
ただ、はっきりしているのはマツダはこのBセグメントを諦めてはいないということと、このBセグメントの購買層は女性が多く無視できないことから、女性を意識したデザインを取り入れ、ウィークポイントたる燃費についてもPHEVも搭載する。しかし、これが電動化に移行する2025年以降なのか、それよりも早くなるのかは明確になっていない。
いずれにせよ、2025年までそのままでのMAZDA2の販売は苦しい。果たしてベストカーの記事の通りになるのだろうか。
Posted at 2023/08/12 00:58:46 | |
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