一昨日CX-3の1.8Dの試乗ができた。( `ー´)ノ
意外に早く試乗車がおいてあったのは意外であった。それだけコンパクトSUVにマツダが賭けているともとれる。確かに3月末から1.5Dの生産がストップしていたことを考えると納得はする。
グレードは1.8DPROACTIVEのAWDであった。
外観はあまり大きな変更はなく、グリルとリアのコンビネーションランプの変更が目立つ。
特にリアは初代CX-5の後期に印象が似ていると思った。発光の仕方がやはり上質感を高めたことによるかもしれない。
グリルは思いの外、強調しすぎず、シックなシルバーでパッと見た感じでは車を知らない人にはフロントから見た違いは分からないかもしれない。
インテリアではやはりアームレストの設置が大きなポイントで、このアームレストの位置は程よい高さがあった。またこれによってマツダコネクトのダイヤルとのアクセスがスムーズになって操作しやすくなった。また、電子パーキングはアクセラなどと多分同じサイズに感じた。
アームレスト下のカップホルダーは結構凝っていて、2本を縦に並べて置けるようになっていた。そして仕切りのボタンを押すだけで細いものでも支えるようになっていた。また一番奥にはスマホを縦に入れたり、文庫本入れることができる程度のスペースがあった。
内装全般ではあれだけシックな赤を採用していたのが、今回あっさりと廃して黒基調のものに変更されていた。昔であれば、黒基調はつまらないという評論家が多かったが、最近はどうなのだろうか?
またフロントシートも座ってみると座面のサイドがかなり強くサポートされているように感じた。店内で展示されている改良前のシートと比べてみてもやはり改良後はシートのサイドが体を強くサポートしているように思った。これは長距離を運転する際にはかなり効果が出ると思う。今回はアラウンドビューモニターも体験することができた。フロントのグリル、左右のドアミラー下部、バックモニターと兼用のカメラを配置して疑似的な俯瞰するような視点を作り上げているわけだが、これなら死角も少なく済む。ただ、各カメラより上部のものは映像には映らないため、やはり確認は必要だろうと思う。
さて、インプレッションだが、今回はまだ走行距離が伸びていない、おろしたての車であったことを考慮していただきたい。
実際に試乗した感じでは、結論からすると、ほとんど「おっ」という感じはなかった。それまでの1.5Dとの違いは乗り比べてみないとわからない。時速60㎞/hだとエンジン回転は1500rpmぐらい。アクセルを踏み込むとそれなりにディーゼルのガラガラは車内に入ってくるが、アクセルを一定にすると全く聞こえなくなる。かなり静粛性は向上していると思った。以前なら多少のエンジン音は車内に入ってきていたが、今回は無音に近いと感じた。この日、かなりの強風が吹き荒れている天候だったが、その風の音すら聞こえてこなかった。さらにその風による車体への影響もなく、本当に強風が吹いているのか疑いたくなるほど車内は静かであった。
加速は速いと遅いとかはわからない。決して非力ではないのだが、凄いというような、スポーツしているようなものとは思わなかった。トルクもりもりでどんどん加速していくのではなく、するすると加速する感じだ。だからつまらないエンジンかというとそうではなく、きっと高速ではそのトルクで無理なく合流や追い越しは可能だと思う。
乗り心地はというと私は以前からこの車の乗り心地の悪さがわからなかったので何とも言えないが、決して乗り心地は悪くなく、凸凹を車内に伝えるが、心地よい感じに伝えてくる感じ。
ただ、タイヤを専用にチューニングしているとなると純正のタイヤを交換するときはどうなるのだろうと思うが…。多分にソフトなフィーリングのタイヤ選べば問題ないだろう。スポーツ系コンフォートではなく、上質なプレミアム系のコンフォートを選ぶとよいのかもしれない。燃費は大体16㎞/ℓ。ただこれがAWDであることを考えるとまあまあか…。2WDであればもう少しは伸びるかもしれない。以前1.5ℓのAWDでも同じぐらいであるから排気量の割には良いと言えるかもである。2WDでも多分同様に実質の燃費は変わらないぐらいかもしれない。
総じてみれば、全体的に魅力的な車と言える。しかし、他社との比較となるとどうだろうか‥‥?
ハイブリッドでクーペスタイルなホンダヴェゼル。
その他社と全く違うエクステリアのトヨタC-HR。
ととらえるとCX-3は上質でしっとりしたシックな大人の車と言えるかもしれない。
個人的にはデザイン上大きさを感じさせず、コンパクトで長距離の機会が多いユーザーであればこの車、一押しと思うが…。
Posted at 2018/05/28 19:33:11 | |
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