さて、またカワサ菌さんですよ。
RX、ZX-10とくれば次は自ずと。
【Kawasaki ZZ-R1100】
「カワサキ ZZ-R1100」
真打ち登場です。

1989年に発表、そのコンセプトは単純明快最高の動力性能、つまり「世界最速!!」。
えっ?、カワサキのフラッグシップバイクでそうじゃないのがあったの?ですと・・・・?。
無いっ!!ww
ですから世界最速は今現在に至るまで、カワサ菌の信念であり【イズム】ですから。
そのイズムのためなら、たとえ止まらなかろうが、曲がらなかろうが、真っ直ぐ走らなかろうが、そして、ヘッド周りからオイルが滲もうが突き進むのです!!、それがカワサキのイズム(同義語:猪突「盲信」)です!!。
話がずれました。
販売開始は1990年、その最高速度は・・・290kmを記録。
実は市販車初の300km突破は果していないのです。これ、案外皆様勘違いをしているんですがまだ届いていなかったのです。
では、スペックを。
水冷並列4気筒DOHC16バルブ、排気量1052cc、最高出力147馬力です。
最高出力も高いですが、注目すべきはその乾燥重量228kg、これ、ZX-10より30kg近く軽量化されているんです。そして、ラムエアシステム。走行時はダクトから入った風が吸気を加圧、走行時の馬力は160馬力近く(推測値)だったのでは?、と言われています。

こちらが最初期型であるC1型、基本的に外観はこの後も大きくは変わりません。
そして、お約束の

北米仕様、Ninja ZX11という名称になります。GPZ900Rに乗っていた頃、職場の後輩がこれに乗っていました、たまにお互いのを取っ替えて乗りました。
見た目は太いのにNinjaより軽いし速いと目からウロコでしたよ。

翌1991年にC2型へ、カラーリングとチェーン、そしてキャブの内部部品が少し違います。

翌1992年のC3型、このエボニーブラックが私は一番好きですね。ギア抜けしやすいと言われていた2速ギアの強化が行われています。
更に同年にC4型へなるのですが、カラーリングはC3と変わらずなので車体番号以外では見分けられません。
世界最速を得てさぞかし人気もあったのか?、実は販売面ではゼファーに負けています、バブル末期だったせいもあり、日本での逆輸入車の平均販売価格は180万円とかなり高価だったせいなのもありますが。
そして、初めてのビッグマイナーを施されます。

1993年、D1型へチェンジ。
一番解りやすい違いは

ラムエアダクトが2つに、ブタっ鼻とも呼ばれていますが、フレームの見直し、燃料タンクの容量増量(21➡24Lへ)、エンジン内部部品の変更や燃料計の追加など細部に渡って改良されています。

翌1994年にD2へ、カラーリング変更のみで他に変更点はありません。

D3、これもカラーやグラフィック変更のみ・・・ここから中略します!!w
最終型は2001年のD9型、この型のみ速度計が280kmに、最高速も引き下げられています。
翌年から1200にバトンタッチとなりました。
さて、中古市場ですが。
C型各形式~D型中期までがだいたい40~50万円、しかし、そのほとんどが過走行気味(5~6万キロあたり)です。
でもD1で走行3500kmで40万円台も発見、長く作られたバイクですから比較的にタマ数は多いので根気よく探しましょう、時々掘り出し物が出てきますよ。
私ならC3かD1あたりで、サイドやアンダーカウル撤去は・・・しません。
ZZ-R用集合管はサイドアンダーカウルに対応したのが多いですから。ハンドルもそのままで、ステンメッシュホースでブレーキのタッチアップぐらいかな。ただ、ホイールはマグネシウムとは言わない、アルミ鍛造で良いので軽いのにしたい所ですね。
300Kmの扉を叩いた万能スポーツ、ツアラーとしても優秀なZZ-R1100、正直言うと欲しい1台です。
大型中古なら最有力候補なんですが、そうするなら車は軽にしないとキツいかな( ̄。 ̄)。
Posted at 2017/01/19 12:18:04 | |
トラックバック(0) |
バイク