スバルのXVのハイブリッドについて、そろそろ試乗記事も見かけるようになってきましたが、「エコと健康は嘘だらけ」を座右の銘とする私がつらつらと考えてみました。

今日の時点で試乗記事はまだ多くないのですが、いずれでもスバルの担当者は「燃費を追求していない」という点を強調しています・・・それどころかWRX(!?)を引合いに出して「高性能だけど気持ちよく走れる車」「上質な乗り味」を目指したと・・・。
ハイブリット化にあたっては、エンジンのフリクションを低減し圧縮比も上げたとか、約120kg増える重量に対しサスペンションをはじめ、各部の補強をしたとか・・・重量の増加分を「重さ」として感じないよう、「落着いた」乗り味になるようにチューンしたとか。
極めつけはステアリングレシオをよりクイックに変更したそうで、重さで失われる回頭性を補うということでしょうか・・・
ふつうここまでやるか?(笑)
一方追加されるモーターのパワーは軽自動車のエンジン1台分に相当するそうで、つまりは(ちょっと重いけど)過給機がついた、と思えばいいようです。
動力系ののスペックを比べると・・・
うちのBP9アウトバックは2.5Lで車重1430kg
出力は177ps 最大トルク23.4kg・m
トルク/重量のレシオは 0.0163636363636364
一方のXVハイブリットは2.0Lで1390kg+120kg=1510kgとして
出力は150ps 最大トルク20.0kg・m
それに、モーター分 13.6ps 6.6kg・mが追加されるので
馬力は163.6psとなり、13.4psダウンしますが、一方
トルク/重量レシオは 0.0176158940397351 となります。
僅差でXVハイブリットのほうがトルキーですね♪
実際はモーターのトルクの出方はより鋭いはずなので、数値以上に「グッと踏み込めばググッと力が出る」のではないかと♪

肝心のハイブリット化による燃費はカタログ値で20㎞/L。ノーマルのXVが15.8㎞/Lですから大した数値ではないですね。
実燃費はノーマルXVが約11km/L(カタログ燃費比70%)ですので、14km/Lくらいかと。
車両本体価格は約30万円ほどのようですので、その価格差を10年乗って償却するのに必要な年間走行距離を求めてみました(左のグラフ)
ガソリン価格を150円/Lとすると、年間
10.5 1万km走ると10年で償却出来る計算です・・・
全然エコノミーではありませんね(笑)
※ちなみにホンダのフィットとフィットハイブリット(本体価格差約20万円)でも同様の検証をしてみましたが、ほぼ同様の
11 1.1万km/年くらいになりましたので、だいたいこういう傾向なんでしょうね。
我が家の年間走行距離は6000kmくらいなので、差額償却には17年以上かかります(無理だw)。
結論として、我が家でのXVハイブリットのメリットは、10年間ちょっと余計にお金を出して(年間13000円ほど)トルクフルな走りを楽しもことが出来て、同時にCO2排出量(≒ガソリン消費量)は約20%減らせる、ということです。
我慢をしないでエコロジーに貢献出来る・・・もっとざっくばらんに言うと、月額1000円ちょっとお金を払って、大手を振ってアクセルを踏むための免罪符を手に入れる、と言うことになります(笑)
「私エコロジー意識が高いですから」ってことではなく「気分良く走るけど、文句ないでしょ」というスタンスなら、導入していいかなぁ、と思ったりしてます(アマノジャク)
※年間走行距離を1ケタ間違えておりました。6/5朝に訂正いたしました_(._.)_
Posted at 2013/06/04 22:47:07 | |
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