車齢13年、走行距離75000kmを数える元愛車のBMW318(E46)。現在は母が使用しておりますが車検手続きのために一旦手元に戻して東奔西走しておりました。
体中傷だらけでヒドイ扱いを受けているようです。全国のE46愛好家の皆様、誠に申し訳ございません…!
前後左右すべてのポイントに傷があったり、フロントバンパーの小型パーツが運転席側だけ歯抜けになっていたり…。
「車齢からして、もう大分やれてしまってるんだろうなぁ…」と思ったのですが、なんのなんの!走行面ではなんら劣化を感じません。身体にエンジンの振動がかなり強く伝わってくるので、エンジンマウントの劣化が気になりますが、走行そのものとは関係なし。
普段はFFホットハッチに乗っているため、より際立ってこの車の良さを感じることが出来たのだと思います。この“旧式3シリーズで4気筒NA”こそが持つ美点は、僕の志向性にピッタリなので、自己陶酔モードで書き連ねます。(そしたら結局は、巷で語り尽くされていることとなんら変わりはありませんでした…)
まず一番に、「フロントタイヤの軌跡をドライバーのイメージ通りに描かせてくれる」ことです。これはやはり“理想的な前後重量配分”と“操舵輪に駆動機能を付加させていない”ことが要因で、全く雑味がありません。ハンドルを切っていった時に「これだけ曲がるだろうな」とイメージした通りに弧を描いてくれます。FFだとどうしてもアクセル操作の変化がハンドリングフィールに影響を及ぼします。
反面、轍にステアリングが取られる量はハンパありません(タイヤプロファイルは純正同様)。「純粋に路面状況を反映させる脚ゆえだ」と、デメリットとは捉えていませんが(笑)。
二番に、「ノーズダイブがほとんど出ないブレーキング姿勢」です。車酔いや運転の疲労感を大きく低減してくれます。これは先述の“理想的な前後重量配分”であることが要因ですね。しかし、同じBMWでも740などはかなりダイブしますので、それなりに疲れます。
ただ、少なめなロールと相まって、積極的な荷重移動を愉しむドライバーからするとこのあたりがネックになるのかと思います。スピードレンジを上げざるを得なくなり、クローズドコースでないと本領を垣間見えない。
一番目について特に追記しておきたいのは、「4気筒でノーズが軽い」ことと、「油圧ステアリングである」ことです。このあたりは6気筒モデルや電動アシストステアリングのモデルと比較試乗して明確に掴みたいところです。要するに、「この旧式にしかない美点」を殊更強調して、これ以降の新型に対しての妬みを晴らしたいのです(笑)。BMWでは傍流である4気筒、旧式の油圧ステアリング、前後重量配分を真に反映しうる最適サイズ。これらを満たすモデルはそう沢山ありませんゼ!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今まではあんまり何も考えずにディーラーで受けていた車検、
tak3さんが独立系整備工場で格安に済ませられたとのことで、その工場をご紹介いただき僕も見積してもらいました。ディーラーと比較して金額が半分以下でしたので、色々と内情を推測してみました。皆さんご存知のことばかりかと思いますが。
結果的にはディーラーは陸運局指定を守りたいから盤石な整備をしたがり、なおかつそれを論拠として“盛る”傾向にあると推測します。ただ、真摯に潜在的不具合を洗い出してくれている側面もあります。
翻って独立系は陸運局指定ではありませんし、差別化ポイントは“ムダ整備の排除による低価格”ですからおのずと整備項目を絞り込んできます。ただあまりにもシンプルなのでちょっと不安にも感じます。
で、今回は独立系工場に依頼することにしました。整備内容がかなり簡素ではありますが、重大な問題を引き起こすような不具合については当然陸運局の検査段階でチェックされる訳で、最低限は満たせるとの判断です。ただ、陸運局検査さえ通れば完璧かといえばそうではありませんので、定期的に自己チェックをして大きな不具合を予防していこうと思います。
ご紹介頂いた
tak3さん、どうも有難うございました!
ブログ一覧 |
車その他 | 日記
Posted at
2013/12/13 21:42:21