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2013年12月13日

BMW(E46)~車検で再認識した“駆け抜ける喜び”

BMW(E46)~車検で再認識した“駆け抜ける喜び”









車齢13年、走行距離75000kmを数える元愛車のBMW318(E46)。現在は母が使用しておりますが車検手続きのために一旦手元に戻して東奔西走しておりました。

体中傷だらけでヒドイ扱いを受けているようです。全国のE46愛好家の皆様、誠に申し訳ございません…!
前後左右すべてのポイントに傷があったり、フロントバンパーの小型パーツが運転席側だけ歯抜けになっていたり…。








「車齢からして、もう大分やれてしまってるんだろうなぁ…」と思ったのですが、なんのなんの!走行面ではなんら劣化を感じません。身体にエンジンの振動がかなり強く伝わってくるので、エンジンマウントの劣化が気になりますが、走行そのものとは関係なし。


普段はFFホットハッチに乗っているため、より際立ってこの車の良さを感じることが出来たのだと思います。この“旧式3シリーズで4気筒NA”こそが持つ美点は、僕の志向性にピッタリなので、自己陶酔モードで書き連ねます。(そしたら結局は、巷で語り尽くされていることとなんら変わりはありませんでした…)

まず一番に、「フロントタイヤの軌跡をドライバーのイメージ通りに描かせてくれる」ことです。これはやはり“理想的な前後重量配分”と“操舵輪に駆動機能を付加させていない”ことが要因で、全く雑味がありません。ハンドルを切っていった時に「これだけ曲がるだろうな」とイメージした通りに弧を描いてくれます。FFだとどうしてもアクセル操作の変化がハンドリングフィールに影響を及ぼします。
反面、轍にステアリングが取られる量はハンパありません(タイヤプロファイルは純正同様)。「純粋に路面状況を反映させる脚ゆえだ」と、デメリットとは捉えていませんが(笑)。

二番に、「ノーズダイブがほとんど出ないブレーキング姿勢」です。車酔いや運転の疲労感を大きく低減してくれます。これは先述の“理想的な前後重量配分”であることが要因ですね。しかし、同じBMWでも740などはかなりダイブしますので、それなりに疲れます。
ただ、少なめなロールと相まって、積極的な荷重移動を愉しむドライバーからするとこのあたりがネックになるのかと思います。スピードレンジを上げざるを得なくなり、クローズドコースでないと本領を垣間見えない。

一番目について特に追記しておきたいのは、「4気筒でノーズが軽い」ことと、「油圧ステアリングである」ことです。このあたりは6気筒モデルや電動アシストステアリングのモデルと比較試乗して明確に掴みたいところです。要するに、「この旧式にしかない美点」を殊更強調して、これ以降の新型に対しての妬みを晴らしたいのです(笑)。BMWでは傍流である4気筒、旧式の油圧ステアリング、前後重量配分を真に反映しうる最適サイズ。これらを満たすモデルはそう沢山ありませんゼ!




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



今まではあんまり何も考えずにディーラーで受けていた車検、tak3さんが独立系整備工場で格安に済ませられたとのことで、その工場をご紹介いただき僕も見積してもらいました。ディーラーと比較して金額が半分以下でしたので、色々と内情を推測してみました。皆さんご存知のことばかりかと思いますが。

結果的にはディーラーは陸運局指定を守りたいから盤石な整備をしたがり、なおかつそれを論拠として“盛る”傾向にあると推測します。ただ、真摯に潜在的不具合を洗い出してくれている側面もあります。
翻って独立系は陸運局指定ではありませんし、差別化ポイントは“ムダ整備の排除による低価格”ですからおのずと整備項目を絞り込んできます。ただあまりにもシンプルなのでちょっと不安にも感じます。

で、今回は独立系工場に依頼することにしました。整備内容がかなり簡素ではありますが、重大な問題を引き起こすような不具合については当然陸運局の検査段階でチェックされる訳で、最低限は満たせるとの判断です。ただ、陸運局検査さえ通れば完璧かといえばそうではありませんので、定期的に自己チェックをして大きな不具合を予防していこうと思います。
ご紹介頂いたtak3さん、どうも有難うございました!
ブログ一覧 | 車その他 | 日記
Posted at 2013/12/13 21:42:21

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この記事へのコメント

2013年12月13日 22:39
うちも傷だらけにして乗ってます(笑
E46、なんだかんだ言って良い車ですよね。
フィーリングは終始冷徹な印象があって、どうもルノーほどお友達になれた感がないですが、ドイツ人の気質なのかもしれません。
ちなみに、今や中古価格50万円くらいからです。軽の中古より安いです。まあ、ぽろぽろマイナートラブルが出るでしょうけど(苦笑

車検ですが、うちはルノーのときからスーパーオートバックスです。
通ればいいんです(笑  整備は別機会に出来ますし。
ルノーのDも車検を通さないからといって気を悪くすることもありませんでしたし、状況さえ許せば自分に合うところで十分かと。僕は車検は納税の儀式だと思って割り切ってます。
コメントへの返答
2013年12月14日 20:45
ハイ、E46サイコウです!
サイズや重量バランスについても最適、ローテク具合も最適、ミニマルなデザインも最適です。
箱替えの際にコレを売却して資金捻出することも考えたのですが、それも一瞬の事に過ぎず、どうしても手元近くに置いておきたくて実家に備蓄することとしました。

HANNAさん、言い得てらっしゃいます!“感情の起伏”を見せないところが、良いところでもあり、悪いところでもありますね!反面ルノーは喜怒哀楽が溢れんばかりに伝わってきます(笑)

メカへの造詣が深く、各部の調子をセンシングでき、DIYもある程度できてしまう方なら、おっしゃるような車検への姿勢がベターですね。日頃車の調子に関心を寄せず、車検の時にボロが一杯出てきてしまい、その上に“盛られ”てしまうのがイカンパターンだと痛感しました(笑)
2013年12月14日 19:49
ブレーキによりノーズダイブが出ないのは
BMWに初めて乗ったときに感じた一番の特徴でした。
これはなかなかヤメラレナイです。(^^)
この考え方を一貫したのかどうかは解りませんが、
二輪BMWのS1000Rにも通じる所があると感じました。
BMWらしい止まり方の作法なのでしょうか。
46も是非またテイスティングさせていただきたいです。
コメントへの返答
2013年12月14日 20:49
家族などは最初は、「乗り心地が固い!」と苦言を呈するのですが、実は無駄なピッチやロールの無いお陰で、疲労も車酔いも軽減されていることに徐々に気付き始めます。エエ車やわ〜!(笑)

実は僕もtak3さんに是非お乗り頂きたいのです。懸案の脚周りに対して、必ずや大きなサジェスチョンとなると確信しております!
2013年12月30日 14:21
遅いコメントで済みません。最近、318ciを買われたみん友さんがいて、tak3さんのインプレからSiSoさんのこちらの記事に気付きました(汗。
で、FFとFRの挙動の違いについて、とても面白く勉強になりました。FRのハンドリングが自然なのは想像がつくものの、自分には明確な違いとして体験的に思い出せなかったのですが、「轍にステアリングが取られる」のが「純粋に路面状況を反映させる脚ゆえだ」と知って、なるほど!と感心しました。私はそのデメリットが、ランフラット・タイヤのため?くらいしか思いつかなかったのです。
それから、「ノーズダイブがほとんど出ないブレーキング姿勢」という指摘にも、なるほどと思いました。↑でtak3さんが書かれているように、私もBMWで最初に驚いた大きな感触の一つがそれだったからです。ブレーキを踏んで、前のめりになるんじゃなく、車全体が下に沈み込む感じは本当に感動でした(その直前まで乗っていた国産SUVのピッチング、ローリングは半端なかったので)。
これらが、FRであることの大きな長所なんですね。
それから、FRであれば理想的な前後重量配分の実現が可能となってきますが、そこに「ノーズの軽さ」が加わることで、さらにアジリティの高さが際立つのですね。同じ50:50でも、両端に重いものがある場合と、それが中心部にある場合とでは、全然違いますもんね(私のF10なんかは前者っぽいです)。
油圧ステアリングも、最近では珍らしくなってきましたね。それどころか最新のものは、電子制御で回転角やパワーのアシスト量まで制御されてますからね。
最後の整備のお話も面白かったです。
コメントへの返答
2014年1月2日 20:48
明けましておめでとうございます!本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます!

公私に渡り、極めてお忙しいであろうスパグラさんですから、ましてや僕なんてほとんどバイクバカブログと変態フレンチブログばかりなんで、気付かれたことのほうに驚きましたよ!(笑)
基、コメント有難うございます!卿への返信は、全力を注ぎつつ神よりの福音が降り注がない限り釣り合いが取れないので、チョー真剣勝負です(爆)
「今気付いた」と仰るあたり、卿の誠実なお人柄が現れており、また卿の周囲にはそのようなお方が集まっておられ、さながら「印象派、写実派、ロマン派」に並んで「スパグラ派」が形成されているように感じます!

BMWの最たる美点は、“ピュアな走行性能”と“セダンに求められる快適性”の両立だと思います。これを“イージー寄り”に解釈したのがGOLFという代表作を持つVWですね。ということで、どちらも素晴らしい安定性を持つVWとBMWですが、大きく違う部分は「駆動方式」という解が炙り出されます。
逆の角度から見ると、“セダンの快適性を追求するために、走行性能を「黒子化(走行性能は高いが、それをあえて目立たなくした)」した”のがメルセデスベンツ。BMWと同じ後輪駆動ですが、走らせたくなる衝動に駆られるのはやはりBMWの方が上。

本文同様、釈迦に説法な“一般論”ですが、こうやってドイツ御三家を比較するとやはり僕はBMWがずば抜けて大好きです。
そして、このBMWポリシーを本来的に実現しえるのは、3シリーズのサイズが限界であろうということを示唆してくれたのが、この4気筒軽量ノーズFRです。

是非一度4気筒モデル(最近のダウンサイジングターボモデルは除く)にご試乗ください。確かに、エンジン屋BMWの代名詞はシルキーシックスですが、非力な分却ってシャーシやパッケージのバランスの良さが際立ち、BMWをまた多角的に捉えられる良き体験になると思います。
そうそう、お友達が318ciを手にされたのですね。でもダメです、テイスティングは僕のE46で行ってください!tak3さんも呼び出しますから!(笑)

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