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2023年11月06日

Megane4-R.S.~「4-Control」という4WSについて探求

Megane4-R.S.~「4-Control」という4WSについて探求










メガーヌ4RS、ハイパフォーマンスカーの末席に入れて頂けるかと思うのですが、末席ながら他を寄せ付けない面白みは、「荒れた路面やアップダウン含めたストリートという環境での万能性」にあると思います。
サーキットに持ち込まずとも手軽に楽しめるという車造り、ルノースポールの良心。



とはいえ300馬力ドッカンターボマシンなので、かなりスリリングな領域に入る場合もあって少しずつ車との調和を図ってきたのですが、なかなか面白い挙動を見せてくれることがあり、興味津々です。

それなりの速度で進入し、強めのブレーキングでフロント荷重を意図的に強める。ステアリングを切り込んで舵角が決まったと同時に、少し荒めにブレーキリリースしてリヤへの荷重移動を素早く強く行うと、リヤがとてもマイルドかつ明確に外に膨らみます。これは明らかにブレイクではありません。もしそうならもっと唐突で再グリップした際にはお釣りが出るような挙動になるはずが、素人のゼロカウンター1発でお釣りなしに収束します。

電子制御インジケーターは全く光りません。ということは考えられるのは、「後輪操舵が逆位相した」「ゼロカウンターを当てたことで後輪操舵も直進方向に戻った」ということかな、と。


ただ辻褄が合わないのは、リヤ荷重が強まる以前に後輪操舵は始まっているはずで、ブレーキリリースによるリヤ荷重増をきっかけに流れ始めることの説明がつきません。ひょっとしたら、後輪操舵の発動要素は単純なステアリング舵角だけではなく、前後荷重やヨー、ロールモーメントを演算したうえでの複合なのか?

オモロイやないかい!オモロイやないかい~!!

ということで、後輪操舵の様子を観察すべく、撮影してみました。
と、そのまえに、メーカーによる後輪操舵の説明は下記の通りです。
・レースモードでは逆位相は100km/hまでで、それ以上から同位相
・ノーマルモードでは逆位相は60km/hまでで、それ以上から同位相


僕が楽しく攻め込んでいる速度域は60km/h~100km/hなので、レースモードだと逆位相。ふむふむやっぱりブレイクじゃないようだな…。

撮影した動画をルンルンで見てみると、なんじゃこりゃ…(汗)
どちらのモードでも逆位相は30km/h程度の低速時のみで、それ以上だと同位相じゃないか!!!
(動画11:00まではレースモード。それ以降はノーマルモード。動画6:03前後および6:13前後で例の挙動が出ていて、それぞれ2度カウンターを当てています)


同位相だと路面とタイヤのスクラブはより強まり、むしろブレイク傾向を強めるんじゃないかと思うので、なぜあんなにマイルドなのか不思議でならない…。
もしかして、ゼロカウンターを当てることで同位相が緩和され、スクラブを弱める結果グリップを取り戻すということなのか?
フロントタイヤのアンダーが出た時はそれを消すためにステアを戻しますよね。それをリヤがやってくれている?

謎は解明されていませんが、いや~「4-Control」、白ご飯3杯イケますわ~!

ブログ一覧 | Renault Megane4-R.S. | 日記
Posted at 2023/11/06 10:57:21

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この記事へのコメント

2023年11月6日 11:04
これは面白い❗️

ほとんど逆位相になるシーン無いんですね…ぱっと見Uターンくらい?w 走らせてるとどんなフィーリングなのか興味深いです。
コメントへの返答
2023年11月6日 18:54
でしょでしょ!?
でも、面白い挙動するなあ〜!と興味を持って調べたらまさかの位相サギ…(泣)

ジツは…
バック駐車の時、基準とするはずのリヤタイヤの軌跡が変化するので、まっすぐ駐車するのが難しくて、その時が最も4WSフィーリングを感じるのですww
2023年11月6日 22:50
動画で動きを実際に観察出来るのは凄いですね。
逆相違はホイールベース短縮の軽快さ、同相違はホイールベース延長の安定さを実現してるんじゃないかと思います。車速、舵角、ハンドル切るスピードの3要素で制御してるみたいで、シンプルな制御なんですね。ハンドル切るスピードをパラメーターにしてるって事は、ロールスピードも合わせて視てるって奥深そうです。
あと、意外とロール許容してて、脚も沢山動くので、乗り心地も良さそうに見えます。
FFのコーナリングの肝はリアのスタビリティ、リアのキャパに余裕有れば、フロントの自由度も高まる。ハンドリングマシンな訳ですね。楽しく無い訳がない。
コメントへの返答
2023年11月7日 22:21
モードや速度によって位相が逆転するというのは、最初は「ヤバくね?」と思っていました。車両へのどのような入力がどのような挙動を生むのかを学んでも違う挙動をされるリスクがあるだろうと。
実際に乗ってしまえばあまりそういう激しい変化は無いので杞憂に終わったのですが、その辺もルノースポールの味付けの妙かもしれません。彼らが言う後輪操舵採用のメリットに「バネレートを下げることができた」というのがあり、尚のことレートの高いトロフィーを選ばなかったことに正解を得た気がします。
リヤのスタビリティ、大崩れをさせないのはやはりフロントのDASSのお陰だろうと感じています。イモ山で試乗頂いたルーテシア3RSにも搭載されていましたのでご記憶あるかと思いますが、ロールするけどフロントタイヤの接地面を常に極大化するフィーリング。ラリー技術であるダンパーインダンパーなども全てが絡み合っていて、荒れた一般道でもお構いなしに踏める面白いクルマです!
2023年11月6日 23:07
ええっ?説明の通りの動きしてるのかと思ってた…
FFなのにオーバステア方向になる瞬間があるのは逆位相っつーやつのせいだとばかり…難しくてわからないけど、運転オモロく刺激的なので私は良しとしますw
コメントへの返答
2023年11月7日 22:30
僕の中期型、実は、「アイドリングストップからの再始動時に、シートヒーターが切れる」という仕様になっていまして、初期型と後期型には無いらしいです(なんやねんそれ!)
よって、ひょっとしてこの位相サギは初期中期後期それぞれに違いがあるかもしれませんので、是非一度アクションカメラで検証してください!
アイスト問題と位相サギ問題、ネットであんまり騒がれていないようで、みんな知らないのかなあ…。「ルノーは大体こんなもんよ」と泣き寝入りに慣れているのかなあ…w

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