遅まきながらですが、オランダGPでの小椋藍のチャンピオン獲得には、Moto-GPライトファン層の自分でもとても喜ばしいものでした。
二輪四輪問わずレースをテレビで見ていて初めてですね、先頭ライダーのヘルメットの中に誘われたのは。
前には誰も走っていないという爽快感というか全能感というか…!
そして次のドイツGPでも2位獲得でしたが、下記のようなつぶやきを何シテルに書き込んでいました。
「6’25、小椋がフェルナンデスをパスし掛かり、フェルナンデスがブレーキングで粘ったけどやっぱり引いた瞬間に、小椋が首を振っているのは、どんなメッセージなんだろう??」
小椋藍が同僚のラウルフェルナンデスをインからパッシングしたシーンで、まずブレーキングでイン側に小椋が車体を滑り込ませつつややバンキング開始。気付いたフェルナンデスが、少しブレーキングを緩めて鼻先を出し抵抗を見せるも、すぐに諦めて小椋にダイブインを許す。この瞬間、小椋が首を横に振る動作を見せた。数センチ隣に相手が居、数ミリのライン逸脱も許されず全神経をフロントタイヤに注いでいる緊迫したダイブインの状況で、頭を振るって、どういうこと???
僕がふと予想したのは、「甘いよラウル、被せさせはしないよ!no!no!」という、相手への闘争心によるものでしたが、でも待てよ。
いつだったかのレースで小椋は、かなりシビアな割込みで裁定は不問だったものの迷惑をかけた相手ピットへすぐさま謝罪に向かっていました。他にも彼の発言を聞いていると、非常に謙虚で自己主張よりも他者への配慮を欠かさない日本的性格。
闘争心剥き出しの方が評価される欧米人中心の世界戦において、メジャーリーグでそんな欧米スタイルに染まることなく、日本人の矜持を静かに貫きつつ偉業を成し遂げる大谷翔平と同じものを見ます。
Tetsu@さんのお調べによると、
「~自分のパッシングが充分にクリーンじゃないという不満のようです(アレで?)リリースでラウルにアウトから被せられる余地無く抜きたかったのかな、と」とのことです(Tetsu@さん、有難うございます)
やっぱりね!
他者と闘っているように見えて、実は己と闘っている。
相手に詫びてもいるが、それ以上に己の未熟を悔やむ。
その結果高みに立つ。
そんな矜持の持ち主が世界一を(また)獲ることで、世界は少し平和を取り戻すんじゃないでしょうか。
Posted at 2026/07/16 22:21:24 | |
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