
本日アクセラはバックランプ&ウインカーのLED化とスイフトで使用していたレーダー探知機移植のためショップに預けているところです。フルLED化は我が家の家訓ですので(笑)
さて、アクセラも納車から10日ほど経ち、やっと慣れてきたかなという気持ちが生まれてきましたので、気付いたことを記してみようと思います。
【エンジン音、排気音】
アイドリングで聞こえてくるカラカラ音は走り出すとあまり気になりません。
排気音はかなり静か。ガソリンより灯油に近いにおいがします(笑)
【加速について】
実際のパワーとトルクによる影響はもちろんですが、カラカラ音以外のエンジン音と排気音が小さいこともあって加速時は「え、もうこんな速度に?」と感じるくらいスルスル~と加速します。背中が椅子に押し付けられるような加速ではありませんが十分速いです。
【アクセル、ブレーキ】
アクセラはアクセル・ブレーキともに「踏めば踏むだけ効きますよ」という仕様なので、慣れると長時間の運転が非常に楽です。
ですが、このような仕様を「加速しない、遅い」「ブレーキが効かない、弱い」と感じる方が一部いるようです。
サーキットを走る方やドライビングレッスンを受けた方は「ブレーキってここまで踏めるのか」という体験をされていると思いますが、そこまで踏み切ったことが無い方から「手前から強く効かないブレーキはプアなブレーキ」と思われている風潮がありますよね。
手前から効きすぎるブレーキは微調整が難しいですし、特に低速域では手前の狭い領域でブレーキを微調整することになるので気を遣い、結果的に疲れやすくなります。
ですので自分は、踏力20%時には効き20%、踏力50%時には効き50%という、線グラフにすると踏力(X):効き(Y)=右上がりに一直線を描くリニアな効き方を好みます。
下のグラフの青線のイメージです。

※分かりやすく極端な例えにしていますが、実際はここまで極端なパターンは無い…と思います。
方や手前で効きすぎてしまうブレーキ(橙線)の場合、効きの絶対値は変わらないのに手前で効きすぎることにより、
【踏力】0%→10%時
効き:0%→40%(変化値+40)
印象:少し踏むだけで強く効く
【踏力】50%→60%時
効き:100%→100%(変化値±0)
印象:強く踏み込んでも効かない
つまり
「踏みはじめは強く効いていると感じる」
「強く踏み込むと効かないと感じる」
という、誤った印象を抱かせることに繋がると思っています。
「手前で効くのであれば奥はもっと効くよね?」と思うのが人間の性です。
アクセルも同様で、コーティング施工中に代車でお借りした2代目ヴィッツが「20%くらいしかアクセルを踏んでいないのにスロットルを50%くらい開いてしまうような、少し前のトヨタ車にありがちな仕様」でしたので、自身が抱く「アクセル開度と加速のイメージ」との乖離によって終始違和感を感じていました。
アクセラのコーティングが終わって引き取った後にまず「重っ!前に進まない!」と感じたのは、間違いなくヴィッツのアクセルとのギャップによるものです(笑)
【乗り心地】
乗り心地は柔らかくはありませんが適度な硬さです。スポーティさはやや薄く、フロントヘビーも相まって回頭性はさほど良くありません。
アクセラはエンジンの種類が豊富なので全て同じ味付けでは無いと思いますが、少なくとも22XDに関してはグランドツアラー寄りの性格と思ったほうが良さそうです。
G-ベクタリングコントロール(GVC)はON/OFFが無く比較ができないため、どの印象がGVCによるものなのか全く分かりません(笑)
ただしドライバーに気付かれないように作動していることがこの機能の長所でもあり、オーナーの「運転が楽しくて良い車だね」という印象に繋がっているのだと自分は思っています。
【マニュアルモードについて】
MTモードからのフル加速を体験してみました。
シフトダウンはブリッピングを伴い瞬時に実行されるので心地良いのですが、シフトアップは操作後ワンテンポ置いてから実行されます。IS Fと比べてだいぶタイムラグを感じ、やや不満です。
Dモード中でも-側のパドルで一時的にシフトダウンのためにMモードにすることが可能で、+側の長押しでDモードに復帰する点はIS Fと同様。ただし、一時的なMモードはIS Fと比較するとDモードに戻る時間が速いです。環境保護のために無駄にエンジンを吹けさせない工夫でしょうか。
【MRCCについて】
マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール、略してMRCC。
初めてのレーダークルーズ搭載車ですので仕事での高速走行時に積極的に使用していますが、前方車を捉えてからの減速・前方車がいなくなってからの加速ともに非常にスムーズです。
レーダークルーズ使用時の右足の置き場所が無いのでどうしたものかなぁと思案しています。アクセルペダルの右側にもフットレストが欲しくなります(笑)
【i-DMについて】
i-DMとは「インテリジェント・ドライブ・マスター」の略で、運転技術向上支援システムです。
せっかく付いている機能ですし、みんカラ内のマツダ車オーナーさんの多くが満喫されているようなので、可能な限り高得点を意識して運転しています。
タコメーター中央やや上にLEDのツブが表示され、
● グリーンランプ:やさしい運転
● ブルーランプ:しなやかな運転
● ● ホワイトランプ:体が揺れる運転
を判定します。
グリーンランプは極端な話とにかくゆっくり走っているだけで点灯しますが、ブルーランプは不快にならない程度の加減速を意識したスムーズな運転をすると点灯します。マツダ的にはブルーランプを点ける運転を推奨したいようです。
大雑把に言ってしまえば、頭文字Dで描かれていたコップの水をこぼさない運転を是とするということでしょうか(笑)
日頃からなるべくブルーランプを点ける運転を心がけていますが、交差点進入時のブレーキや交差点でのステアリング操作でホワイトランプを点灯させることが多く、無駄なGをかけているんだなと反省中です…。
高得点を繰り返し獲得するとステージが上がるようで、現在ステージ2になりましたが、ステージ1より判定がシビアになったことを実感しています…。
【i-ELOOPについて】
キャパシタを使用した減速エネルギー回生システムの名称で、詳しくはマツダ公式の説明をご覧いただきたいですが、
https://www.mazda.com/ja/innovation/technology/env/i-eloop/
■アクセルオフ時
タイヤの回転力を使い高性能オルタネーターで大量発電→キャパシターへ大量充電(数秒で満充電)
■アクセルオン時
オルタネーターで発電せず、電装系へはキャパシターから電力を供給するためエンジンは走りに専念
こんなことを行っているようです。i-stop時の電源供給もキャパシターから行います。
燃費向上のための装置ではあるものの、自分が最もありがたいのは「エアコンONでもOFFでも走行性能に変化が無くなる」点です。
一般的な車両の場合、エアコンON時はエアコンへも動力を供給する必要があるため、エアコンOFFのほうが加速します。常時エアコンONの自分にとって、エアコンONでも加速が変わらないというのは非常にありがたいんです。
ただ、過去の記事を探しても新技術として搭載され始めた当初の記事が少しあるくらいで、世間的にはあまり評価されていないのでしょうか。
主要材料が活性炭で、重金属や貴金属を使用していないため環境にも優しく、もっと評価されても良いシステムだと思うのですが…。
【i-stopについて】
アイドリングストップです。
アクセラのアイドリングストップはブレーキを踏んで○km/h以下になると作動というタイプではなく、完全停止した状態でブレーキをしっかり踏み込まないと作動しません。
この仕様により、すぐ信号が変わりそうだからi-stopしたくないような時は、ブレーキをやや弱めに踏んでおくことでi-stopのON/OFFを使い分けることができます。
(勿論、きちんと停止する強さでは踏んでいます)
個人的に停車中は振動が無いほうが好みなので、それなりに待つ赤信号では積極的にi-stopを使用しています。
愛車初搭載の機能なので使いたがっているフシもあります、ええ(笑)
【DPFについて】
DPFとはPM(煤)強制燃焼のことです。
もうすぐ納車後の満タン給油から600km走行になりますが、メーター内のDPFランプは未だに点灯していません。
他のオーナーさんが「300km周期で点灯する」「うちのは250km周期で」と書かれていたのでうちのアクセラもそろそろかな…と思って気にしていましたが、一向に点灯しません。
取説を確認すると、DPFランプが点灯した場合はPM堆積量が規定量を超えたことを示すようです。ただしi-ELOOPの作動状況を見ていると「DPFを優先しているためi-STOPは作動しません」という表示がされたことはあり、うちのアクセラは日頃の運転でPMが規定量に達する前に除去が適切に行われているということなのでしょうか?
ディーゼル初心者ですのでオーナーさんのご意見を伺えるとありがたいです。