
1983(昭和58)年は、FRはタテにFFはヨコに拡大した年でした(しみじみ~)。
FRは今までお話ししてきたように、
パワーを突き詰めていく感じで、FFは大御所カローラや5ナンバーミドル級サルーンが揃ったという意味でね。
FRについては、日産が頑張りました。
V6ターボはついにグロス230馬力に達し、5ナンバーでも「史上最強」と唱ったFJ20ET(190馬力)が登場しました。
FFについても、世界戦略車・T11型とFFブルの登場でトヨタを追い落とすかと思われましたが ・・・ 汗、
そこに画像が立ちふさがります(コレ、売れたね~)。
全長4330㍉×全幅1670㍉、ホイールベース2515㍉。
当初は、FRコロナシリーズに唐突気味に5HBで登場しましたが、
83年秋についに本命のセダンが発表されました。
国内市場ではデカすぎてもアカンということを販売実績で如実に証明しました。
FFコロナより格上のビスタ・カムリは、
全長4415㍉×全幅1690㍉、ホイールベース2600㍉。
当時対抗馬のマツダカペラは、
全長4430㍉×全幅1690㍉、ホイールベース2510㍉。
幅って、国内市場ではケッコウセンシブな問題なんですよね。
確かに海外市場では売れるかも知れませんが ・・・ ね。
アコード、カムリ(ここはこの名前で)、レガシー ・・・ そして、プリウスかぁ(19インチタイヤなんて)。
もう国内市場なんかどうでも良いようです。
噺がそれた ・・・ 汗。
名車「DATSUN」をついに名乗らなかった、FFブルは以前お話ししたように「910じゃん」ってデザインで、FFの美点を生かしきれず ・・・
他方、FFコロナは、もうFRとはまったく別のデザインで、ついにブルの独走を止めました。
確かに、ブルよりもコロナの方が、魅力的に映りますよね(私感です)。
珍しくトヨタ先攻でしたね、FFコロナは。
後出しのFFブル、T11型3兄弟の不振が響いたのかな。
あ、もう、この年には、バイオレット・リベルタは消えています ・・・ なぜかって、だって、ブルと同じ販売店だもの(こういうとこ下手だよね~)。
Posted at 2022/11/17 06:55:54 | |
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