
日産には、大衆車クラスに、早くから横置きFFのチェリーがありました。
プリンス企画で、その登場は1970(昭和45)年。
トヨタにカローラの下にパブリカがあったので、サニーの下にくるクルマが欲しいということで生まれたらしいです。
出始めは、1000ccでしたね、その後、1200ccシリーズが追加されます。
そして、サニーが1200、1400とステップアップしていく中、チェリーも「FⅡ」に移行します。
トヨタがパブリカもFRだったのに対し、日産チェリーは本格的な横置きFFでした ・・・ 流石、「技術の日産」ですね。
その後、チェリーは「パルサー」と改名、チェリー店の看板車種になります。
FFのメリットを上手く使った車で、車内はケッコウ広く、軽量故に闊達に走り、燃費も良かった印象です。
学生時代に後輩がチェリークーペ、先輩がFⅡセダンに乗られてました。
チェリーは ・・・ 個性的なデザインでしたね、当時は苦手でした(あはは)。
で、パルサーになってからは、デザインがぐっとポピュラーなものになり、2BOXタイプになります。
「パルサーセーブ」とか唱って、欧州車的なムードで売ってました。
この時に、プリンス店用FFとして、「スカイラインミニ」と称したラングレーが登場します。
これも新卒の事務所に、理想的な5HBに乗られた方がみえました(遠い目)。
これが一番好きかな(私感です)。
で、次が ・・・ アルファロメオの黒歴史となった代ですね。
「ミラノX1」というキャッチーなグレードがありましたよね、明るいグリーンが印象的な(曖昧ぃ~)。
個性的な「エクサ」っていうクーペ、リトラの、もラインナップしました。
で、1986(昭和61)年に、3代目(画像)が登場します。
コレはしっかり作られてましたね、確か、COTY穫ってます。
全長 4030㍉~4255㍉(HBとセダン)
全幅 1655㍉でホイールベースは2430㍉。
できの良い(COTYはここを評価したんだろうな)ビスカスカップリングのフルタイム4WDもラインナップに加えました。
興味深いのは、エクサを独立させ、クーペとキャノピー(このコンセプトは斬新)を用意し、これはスペシャリティを強めるため全幅1680㍉と広げています。
この頃は、5ナンバー大衆FFカーは、直4横置きでも全幅は1650㍉前後で収まってました ・・・ 今は、やめとこう(汗)。
力の入った80カローラやシビックⅢとは一線を画してました。
前年に出た、カクカクのサニー(トラッド)よりアピールするのがあった記憶です。
トラッドサニー ・・・ 初代FFよりしっかりと作られてでてきたけど、
全長4155㍉×全幅1640㍉ ・・・ パルサーの方が大きくなっちゃった。
でも、ホイールベースは2430㍉。
積んでるエンジンは同じだよね ・・・
詳しい方に聞きたかったのですが、サニーとパルサーって、こうなったら同じですよね? ??
日産は、各販売店にこのFFを用意するんですよね。
ボディはまぁ変えるけど ・・・
徳大寺御大は「クルマはワッフルではない」って言ってたよね。
日産店にリベルタビラ、プリンス店にラングレー、チェリー店にパルサーとエクサ、で、サニー店にはサニーでモーター店にローレルスピリット。
サニーとパルサーが中味いっしょなら ・・・ ねぇ。
サニー店でパルサーは売れないのかな、でも、本家中の本家・日産店ではパルサー派生種のリベルタビラ売ってる。
この戦略は ・・・ いかがなものかなぁ~って思ってました(私感です)。
Posted at 2025/03/20 00:02:01 | |
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