映画「パンドラの約束」
そのロバート・ストーン監督にインタビューした記事が目にとまりました。
>>なぜ環境保護派が原子力を支持するのか
※iRONNAの記事ですが
映画の公式サイトでも読むことが出来ます。
原発はシビアな問題ですが、下記を踏まえて、私は原発推進派であることを宣言いたします。
ブログでは何度か書いてますが・・・
勿論、私は原子力の専門家でもなく、ど素人です。
これを理解するための理数系のお勉強は、学生時代赤点ぎりぎりの5段階評価でほとんど1レベルの2評価ですた^^;)
まぁ、リンク先の記事を読んでいただきたいのですが、読了まで15分と長いので、ポイントを列記しておきます。
まず冒頭で、福島の事故は、不十分な防波堤と海抜の低い位置に非常用の発電機を設置していた人為ミスが原因であるが、その件で説明や謝罪は無いということを伝えています。
WHO(世界保健機構)とUNSCEAR(原子放射線の影響に関する国連科学委員会)は広島と長崎で生き残った人々の健康状態を、およそ70年に亘り調査し、福島での放射線放出による被曝で健康上の悪影響を受けた人はおらず、また今後についても、何らかの健康被害が認められることは非常に考えにくいと結論付けた。
しかし、反核グループは異議を唱えます。
「
核関連の事故がもし起きれば、この世の終わりのような大惨事となる」
反核グループが40年間作り上げてきたこの説を否定することになるからです。
この主張こそ、彼らが原発反対の所以であり、決してその主張と矛盾する科学的な証拠を受け入れません。
彼らは、その
政治目的を達成するため、民衆が原子力エネルギーを恐れるよう仕向ける必要があります。
日本国民の多くは、ほんの少しであっても放射線量が上がることを恐れており、それは彼らの思うつぼです
避難指示区域外のある街で、放射線量は世界の多くの地域の元々の放射線量より低い数値であるにもかかわらず、親たちは子供が屋外で遊ぶことを許しません。反核の人々やメディアから得た情報で子供たちの健康を慮り、放射線を恐れているからです。
反核グループは、チェルノブイリでも、100万人以上の人々が悲劇的な災害のために命を奪われた、と言い募ったのだが、国連によって行われた最高レベルの疫学的研究が、チェルノブイリ原発事故が直接の原因で亡くなったのは、長い年月を経た後の今日でさえも、たった56人であったと指摘しているにもかかわらずです!
「実はそれほど危険でない」と伝えることは、ニュースにならず、メディアは、恐怖心を煽ることで注目を集め、繁盛しています。
再生可能エネルギーは化石燃料に代わることができず、化石燃料を燃やし続けることが我々を恐ろしいスピードで気候崩壊へと向かわせていることに気づいたとき、私は原子力エネルギーについて考えを変えました。
原発を使わないとなると、当面は火力発電に頼ることになります。
火力発電の燃料は石油・石炭・天然ガスなどの化石燃料のため、二酸化炭素を大量に排出してしまいます。また、ご承知の通り、ほとんど輸入に頼らなくてはなりません。
経済産業省26年7月資料(
PDF)
海外からの化石燃料依存度は88%と、第一次オイルショック時(76%)より高い水準。
燃料の輸入額は2013年で27兆円と、震災前と比べ、10兆円も増加し、2013年には過去最大となる11.5兆円の貿易赤字を記録した
これは自業自得ですね。一生懸命働いて、多額の納税をするしかありませんw
原発が停止した結果、電力分野の温室効果ガス排出量は2010年度に比べ、1.1億トン増加。これは日本の温室効果ガス排出総量の約1割に相当する水準。
こちらは、まずいでしょう。
左翼の政治的な思想は兎も角、原発に反対する理由は、事故と放射性廃棄物の問題でしょう。
世界では、440の原子力発電所が稼動しており、原子力事故はスリーマイル島、チェルノブイリと福島の3回が起こりました。
国連の科学的見識によると、人の死や放射能による発病が起こったのはチェルノブイリのみで、これは設計が不完全なソビエト連邦時代のプルトニウム施設で、正気の沙汰とは思えない判断によって突然引き起こされた奇妙な事故です。つまり、概して原子力には、稼動から30年以上が経過した原子炉においてさえも、むしろ注目に値するほどの安全な稼動実績があるのです。
化石燃料の排出物とは異なり、放射性廃棄物の量は少なく、全て貯蔵され、所在が確認できます(管理できます)。この放射性廃棄物が数千年の間も放射性を保持しますが、それらは次世代原子炉の燃料としてリサイクルされ、再利用することができます。この再利用のプロセスが完全に終わった後に残される廃棄物は、たった200~300年の間放射性を有するだけです。
これは技術的な課題でも、道徳上の問題でもなく、単に政治の問題なのです。
もし、あなたが将来の世代の幸福や健康を気にかけるならば、あなたの一番の懸案は、可及的速やかに二酸化炭素の排出を減らすことでなくてはなりません。二酸化炭素は、我々が子孫へ残している有害な遺産です。それに比べ、放射性廃棄物はとるに足らず、簡単に処理できるのです。
化石燃料を使うことのリスクは、先進の原子力エネルギーに頼ることで生じるリスクをはるかに上回ります。化石燃料による汚染によって、毎年300万人が亡くなっていると推定されます。毎年です。それに比べ、商業用原子力による死者として確認されているのは、前述のとおり、たった56人のみであり、そしてその全ては(設計に欠陥のある施設で異常な判断ミスのあった)チェルノブイリで起きたものです。
福島の風評被害は、反原発派の過剰な報道等で仕向けられたものであるような気がしてなりません。
私は震災以降、継続して買っていますよ、福島のお米を。
その他、次世代原子炉等の話題がありましたが、ココでは割愛します。
現在、誰の目にもはっきりと分かる形で、全地球レベルで異常気象が問題となり毎年毎年降雨量、降雪量の記録が塗り替えられています。
温室効果ガスによりオゾン層が破壊されるという話は大昔に学校で教わりました。
残念ながら、現在は福井県の大飯発電所以外は停止中です。
すでに建設中の大間原発等は中断することなく完成させ、既存の原発の再稼動を切に願う。
勿論、火力発電所を停めれば二酸化炭素の問題を解決できるわけではなく、再生可能エネルギーの推進も同時進行していかなければならないと思います。
No.106
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2015/03/15 01:24:02