ロシア〝悲惨な戦勝記念日〟

ロシア大統領府は３日未明、クレムリンがウクライナの無人機２機による攻撃を受けたと発表した。

ドローンが“クレムリン攻撃”　ロシアの自作自演? 深まる謎　「プーチン氏狙った」と報復／FNN PRIME オンライン（５月４日）

まぁ、ウクライナからではないよね。ロシアの偽旗作戦に決まってるよ。

「無人機攻撃」は露の自作自演か　反体制勢力が関与との見方も

このくだりで、中村逸郎教授が、５月８日（月）の「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！」で、



と解説していた。

ワグネルのプリゴジンとショイグ国防相の対立は非常に厳しくなっていて、今回の戦況はもはやウクライナ軍とロシア軍ではなく、ロシア国内の権力闘争という構図になっているとのことだ。


さらに、



と続けたが、米国への開戦宣言は冗談ぽかったし、今のロシアはさすがにそんな体力はないだろうと聴いていた。

で、当日はしょぼ～い軍事パレードになったようで、

軍事パレードには旧式の戦車が1台…ロシア戦勝記念日に異変　プーチン氏“苦戦”？専門家「国民の不満は確実に高まっている」 （5月9日）

戦車は１両と軍用車両だけ。
戦車は、第2次世界大戦で使われた旧式の「T-34」

そして、
プーチンの演説は、ウクライナ侵略を対独戦と同じ「祖国防衛戦」と位置付けて相変わらず正当化。ウクライナを支援する米欧諸国を非難し、「戦勝」まで作戦を続けると示した。

５月１０日

「祖国防衛戦」と正当化　作戦継続表明　プーチン氏

ロシアに対して再び本物の戦争が起こされたが、われわれは国家の安全を守る

国民に結束要求、反戦機運への危機感反映か　プーチン氏演説

また、先日のドローン攻撃に触れることはなかったが、その思惑は、

国民の間でロシアの防空体制が弱体化しているのではないかという疑問や不安を招く可能性があること、

戦況が長期化する中で、国民の不満、「早くやめてほしい」という声が確実に高まっているからだ。

５月１０日

ロシアで〝悲惨な戦勝記念日〟各地でパレード中止、プーチン氏自身に逮捕状　かえって「国内外での求心力低下を象徴する日に」中村逸郎氏

ナルホド。
軍事パレードは例年は赤の広場以外でも行われていたが、今年は少なくとも２１都市で中止。クレムリンへの無人機攻撃も、パレード中止を正当化する口実にするため自演したわけだね。


窮鼠猫を噛むとなるのがヤバいんだよなぁ。