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１９８７年（昭和６２年）、国鉄の分割民営化でＪＲが発足した年だ。

同年１１月２９日、蜂谷真由美という日本人になりすました北朝鮮工作員金賢姫（キム・ヒョンヒ）らにより、大韓航空機爆破事件が起こった。


【画像】１９８８年１月、韓国ソウルで会見する金賢姫元工作員。日本語の教育係だった拉致被害者「李恩恵」（後に田口八重子さんと判明）の存在を明かした。（ＡＰ）

乗客・乗員１１５人全員が死亡したテロ事件で、ソウルオリンピックの妨害工作だったらしい。

バーレーンの空港で共犯者は服毒自殺、金賢姫も自殺を図るが警官に毒薬アンプルを吐き出され一命をとりとめた。

その後、韓国で１９９０年に死刑が確定するが、盧泰愚（ノ・テウ）大統領は事件の生き証人として特赦した


１１月２９日

【大韓航空機爆破３０年】

実行犯の金賢姫元工作員インタビュー　「めぐみさんは金正日一家の秘密を知ってしまった」

金賢姫元工作員、「日本の母」のメッセージに涙　横田早紀江さん「めぐみちゃんを見ているよう」

▼３面

金賢姫元工作員、日本文化にハマる２人の子供「お母さんみたいに日本語が上手なら…」

「真実を知らせるために私は生きている」

正直言って、テロの実行犯を特赦で釈放するのもどうか思う。
政権が右になったり左になったりする度に、その都度立場や扱いが変わっているようだが、監視下に置かれた韓国の生活で、果たして正確な北の情報をつかめるか疑問視する向きもある。

だが、この言葉は真実であると信じたい。

北朝鮮は、勿論、本件の関与を否定している。てうか、自白するはずもないだろう。それどころか、事件は韓国の自作自演だったと主張する始末だ。

今となっては、北朝鮮が情報を隠蔽し、死亡したことにしておきたい横田めぐみさんの消息をたどる唯一の手がかりであることも事実だ。

横田めぐみさんは間違いなく生きているだろう。