いつまで続くかこの試写シリーズ。今回は結果を見るまで実はドキドキしました。
使用したレンズは詳細不明の借り物、所有者が言うには2003年頃にデジカメ用に買ったレンズなんだとか。検索では現在も改良版が作られていると思われる「現代のレンズ」です。(どなたか解説お願いします。)
このレンズがニコンマウントなのを良いことにアダプタを介してAL-1につけてみた。フォーカスガイドMFと実絞りAEでオールドレンズのようにして使ってみたのです。(普通せんやろぅこんなアホな事)
プラスチック製なのか持つと意外に軽くて使いやすい。FD35-105ズームなんかより使いやすいときたもんだ。今回使ったフイルムはFuji Superia Premium 400です。
さて、なぜドキドキしたかというと、「これが完璧な出来(お気に入りの出来)だったら私の銀塩遊びが根底から覆る」からです。この出来が気に入ったらデジカメに乗り換えよう!と決意して結果を待ちました。
結果
中々の出来であります。シャープな写り。
緊急事態宣言前でしたので一宮某所でも撮影。(タイトル写真もここです)
注意)今回は許可はいただきましたが、原則撮影禁止の場所であります。一応お客さんの車はピンボケにしています。
今回気づいたのは
このレンズを使うと「ファインダー越しに見える風景や色が綺麗」であったことで、しかしながら出来上がったものも「それと忠実に同じ、それを超えない出来」であったことです。
今までのオールドレンズによる撮影は何かしら「出来上がりを見たときの予想外の驚き」がありました。それはつまり「レンズが自分なりに脚色した出来」であったのだと思います。
そういう意味では全く対照的でした。現実にとことん忠実です。
気に入らない原因の一つと思われるのは「ボケが平坦」であることなのかな?と。特に上の写真の「アンテナのボケ」はいただけません。
これは批判や中傷ではないのですが、銀塩末期のAF機で銀塩写真を楽しむという行為に「昔の自分を懐かしむ」以外の意味はあるのだろうか?と疑問に思っていました。銀塩を楽しむならデジタルからなるべく離れたなるべく古い「全く別の装置」で楽しむ方が意味があるのかな?と思い完全機械式露出計なしにたどり着きました。今回このレンズを使ってみて、やっぱり私はまだこの先古いカメラを続けてみようと改めて思うのでありました。(他人の楽しみ方を否定するつもりはありません)
追記)ところがどっこい!時間が経ち偏見が抜けてきて評価が上がりつつあります。使いこなせば、オールドカメラの操作遊びの結果としてフルサイズデジイチと紛らわしい銀塩写真が撮れるかもしれない。
Miranda FV+Auto Miranda EC 50mmF1.4の試写
PetriV6+28mmF3.5の試写
Petri FTE+EE Petri55mmF1.8の試写
Petri V6+55㎜F1.8の修理後の試写
Canon AL-1+Nikkor 50㎜F1.4,Nikkor135㎜F2.8,CanonFD35-105Zoomの試写
さて、一宮の御大からNiccaというカメラを預かってきました。ライカの国産コピー機のようです。残念ながらシャッターが壊れているようですがニッコールレンズは状態も良く、次回の試写はこのレンズになりそうです。
ああ!試写のわんこ蕎麦状態(笑)
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銀塩写真 | 日記
Posted at
2021/08/26 23:06:11