先ほどNHKテレビをみていると「古いガラケーの写真を復元する!」という内容の番組をやっていました。
自分の3つ前の携帯電話(もちろんガラケー、しかも多分Mova)が引き出しにあったので面白がって弄っていると16MbのSONYメモリースティックDuoという記憶媒体が刺してありました。、
おそるおそるPCに繋いでみたら、認識する。
そこにはなんと!
10年ほど前にウイルス感染で急遽閉鎖した旧HPの原稿が残っていました!
当時バックアップを一切取っておけなかったことが極めて悔やまれていましたが、こんな形で再会するとは思いませんでした。ありがとうNHK!
今後数回に分けて再生できそうな原稿は、みんカラ日記や愛車紹介などで紹介していこうと思います。
まずはこのあたりから。14年前の痛い文体ですが笑ってお許しください。
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私のS800
2004年7月初稿
key words: ホンダスポーツ、S800、名岐オート、
私は昭和62年よりホンダスポーツに乗っていますから今までの経緯を書くと長くなりますので、それについては今後暇を見てボチボチと書き綴るとしましょう。ここでは2000年からの2年がかりで大修復(フレーム分離、鉄板一枚まで総バラシ)をお願いした以降のことについて書こうと思います。
理由はともかくバラバラになった車を一から作ってもらうと決意してから、まずどんな車にしたいか?を考えました。新車同様に復元するか?それともランニングコンディションで行くか?チューニングカーにするか?等々。私自身、名岐オート(現 工房名岐)さんとの長いお付き合いもありますし、その影響でジムカーナの真似事に手を染めたこともありますので「スポーツ、改造系」で行くことにしました。あまりヒストリーや純正にこだわらずに自分が楽しく乗れる車を目指すことにしました。
(それとわざと転売出来ないようにしてしまう!という自虐的な想いがここにありました)というわけで注文書にはかなり過激な事を書いてしまいました(のちに後悔することになります)以下にまとめます。
「日曜の早朝に峠に走りに行く、あるいは100キロ圏内のジムカーナ会場に自走して行ける目的以外は大胆にそぎ落として軽量化してください。雨天のことは考えなくてもいいです。屋根つき車庫で保管します。幌は要りません。4点ロールバーは本格的なものにしてください。なお室内は雑巾がけができるように一切の内張りなしでお願いします。イメージ的には「レーシングカーにあとから保安部品を付けてナンバーを取得した」という感じ。スーパー7並のシンプルさ。」
今読むと顔から火が出そう(笑)。
さらにコンセプトとしては「当時(これ重要)の街の走り屋、レーシングカー風。現在ならダサい感じもなるべく取り入れる。例えばそのまま映画撮影に使えるような。という感じ」とまで書きました(笑)
私は元来「オタク系」だと自分で思っており、出来上がりはよくある英国車ショップ製作の「雰囲気重視のスポーツ」のようなものをイメージしていたのですが、上記のような仕様書を「ジムカーナ屋さん」に出したものだからさぁ大変。工房名岐、ガレージ青木屋という二つのショップによって、見えない部分に競技車両的な工夫(とにもかくにも軽量化)が盛り込まれていきました。そうして少しずつ車が出来ていく過程で「ちょっと怖くなったので(笑)」若干マイルドな方向に修正し(主にドライブ中に聴こえる「音」に関する問題、たとえばフレームとの固定方法。それとガソリンタンクの事等)2002年5月に完成に至ったわけです。
結局
機関、駆動系はちまたのSフリークの「定番、おいしいところ」をほぼ全て取り込んだ形(残るはFCRと5速だけ)になりました。
外観では色のみ地味(銀トップ白)ですが、モールなし内装なし軽量部品採用等々で恐らく50キロほどのダイエットとなったようです(オーナーが痩せんと!)。それ以外のお遊びはアルミ板に打刻ポンチでこの車ヒストリーと私の名前を打刻してボディにリベット留めしたことでしょうか。結果として転売も出来ず一生乗り続ける決意表明!みたいな車になってしまいました。まぁ、これで良いでしょう。そのつもりで作ったのだから。
長く乗るための工夫としてもうひとつ。時々気分をかえてみようというわけで、バンパーレス、ハードトップ、ビキニトップ(2004年完成)、S600グリル、ホイール3セットなどを駆使して定期的にイメチェンをはかるようにしています(なんだかなぁ)。
本音を言うとフロントウインド一式を外してレーシングスクリーンにして積車でイベント参加したいのですが、まだデザインが決まっていません。問題は左右のドアサッシの突起を如何に自然に隠す(安全のためでもあります)か?その方法が見つからないことです。
S800 今までの主な故障(完成から2005年春まで)
ガソリン漏れ→宅配で燃料計センサーのパッキン交換
セミトラ不調→路上で外して帰宅→別のセミトラに交換
タコメーターケーブル断線→ストックに交換
セルモーター異音→工房名岐で車検時修理
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いかがでしたでしょうか?昨今忘れていた「最初の思い」が生々しく(痛々しく)語られていて、ちょっと感動しております。いつになるかは分かりませんが東海大水害までの自分語りの原稿もアップしますね。
Posted at 2018/11/29 21:35:51 | |
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