
日曜日にはちょっとしたツーリングがあり楽しませていただきました。遠方から来られた方、主催者の方、いろいろお世話になりました。車の調子は良好です。
ところでまったく偶然にヤフオクで面白いものを見つけました。
幼児が着るどてら(たんぜん)なんですが、生地の柄にしびれました。で、特売のTシャツ程度の値段だったので即購入
戦前の一時期に国鉄で活躍した流線形機関車の図柄です。C531は正しい表記ではないですが、この絵柄が昭和10年前後のものであることがわかります。売り主は鉄道マニアのようです。
この動画の4分半ごろにこの機関車が映っています。大変貴重な動画らしいです。
さて、こういうモノをリフォームしてアロハシャツなんかできないものか??なんていうことも考えましたが、生地がたりないのでもう少し探してみると、似たような色彩の端切れを見つけました。
道端で少年ドライバーがタイヤ交換をしている図柄。これなんかも良さげなのでこれも購入しました。
いろいろ探すと子供用ないし遊び心の裏地としてこういう絵柄のものが戦前にはあったようで、飛行船や複葉機、軍艦や戦車などの兵隊ものなどがみられます。少し検索もかけてみましたがどうやらそれまでの戦争を勝ち抜いてきた日本では、兵器モノなどは「勇敢なもの」「健康」などの意味を込めて用いたようであります。つまりある種の縁起物というわけです。
さて、昭和の初めの頃というのは、ともすれば「軍国主義」「自由のない世界」「暗く重苦しい時代」という歴史観がすっかり頭の中に構築されていますが、それは本当なのでしょうか?以前からうすうす疑問に思っておりました。
無断引用ですからサイズを小さくしましたが、これは戦前の写真。薄着の女性がローラースケートを楽しむの図であります。実際には戦前も庶民の生活というのは、敗色が濃くなるまで抑圧されていなかったのではないか?などと思います。本当のところはどうなのでしょうか?
注)上の写真はある種の「やらせ」であります。日常ではなく銀幕内の世界のようです。しかし当時、このようなレジャーは実際に存在したといいます。(記憶では木村伊兵衛?の写真集にあったと記憶します)
あるいは
これ
以下の文章は「戦前のレジャー」について書かれた本の、どなたかが書かれたamazon書評であります。うまい表現と思ったので引用させていただきます。
「特に我が国は敗戦という大きな節目を経験していますので、戦前と戦後を全く違う時代と捉える傾向が強いのではないかと思います。これは人間の持っている自然な傾向というだけでなく、
さらに我が国の場合、一部には戦前・戦後を断絶で捉えた方が都合がよいひとたちもいることが事実なのではないかと思います。」
Posted at 2019/01/14 21:34:58 | |
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