
自分のプロフィールの中にこのような一文がある。
「機械ものは好きだが電子機器には滅法弱い」
そんなこともあって旧車やら最近は銀塩写真機を分解して遊んでいるのだが。
先日も初期のAE一眼レフカメラを修理していて21世紀の感覚からいうと「この仕組みは電気やコンピュータを使えば簡単なのに、随分遠回りしてカムとロッドと歯車で制御している、、、、、」と感じることがあった。もちろん作られた当時そういうものがなかった事は知識として知ってはいる。キヤノンAE-1以前の製品である。
それで、この感覚やある種の感動を上手く表現できる言葉はないものか?と探していくと
「スチームパンク」というのがしっくり來るような気がします。
説明すると面倒くさいので「サイバーパンク」「スチームパンク」などという言葉で検索してください。多分回りくどくて解りにくいと思うけど。
動画では
これですかね?
要するに19世紀の蒸気機関全盛の世の中から内燃機関や電気が発達せずに蒸気機関のみ異常に進化したパラレルワールド、、、、的なイメージなんでしょう。
上はキヤノンAE-1、下はペトリFTEEの「軍艦部を開けたところの写真」なんですが、AE-1がCPUを導入して大成功したカメラ、FTEEは古色蒼然とした機械式であります。上が現代に続く世界観、下が電子機器が発達しなかったパラレルワールド、、、、そんな感じに思えてきます。
還暦オヤジにはよくわからん話なんですが、いくつかのジブリの作品やら大友克洋の「スチームボーイ」なんかが描いた世界なんでしょうな。それなりに流行って定着しているのだそうだ。
ファッションでいうとこういうやつね。19世紀のイギリス風服装に真鍮製の歯車とかゴーグルをあしらったような奴。
アイテムとしては
とか
とか、手軽に買えるみたいです。
まぁ、若い奴のやっている事は判らねぇ、、、とか言いながら自分はピアノも弾くので、ある意味では「大きな電気仕掛けでない精密機械の操縦担当者」と言えないこともないです。
還暦過ぎてのファッションですからゴリゴリのは無理としても、こういうものを今後の人生に取り入れていってもおもしろいかもしれない。
まずはこのあたりから始めて
時にはこのぐらいまで頑張りたいな。
日本のスチームパンクって明治大正時代の設定なので、和服を着たジジイというのもいいかもしれないな。
さて、ちょっと考えたのですが、越前SRさんが最近はまっている「発動機運転会」なんですが、これってスチームパンク(正確にはディーゼルパンクかも)の世界のような気がします(笑)。参加者の爺さん方にも(ゆるく)ドレスコードを指定してスチームパンクファッションとコラボしたら面白いのではないか?と思ったりします。どうでしょうか?
おまけ
2年間アルコール消毒を繰り返したからか、メッキが無くなった普段使いの腕時計。スチームパンクだ(違)
Posted at 2022/09/11 21:55:00 | |
トラックバック(0) |
日々雑感 | 日記