
今年もAHSMには参加しました。ただしクルマなしで。
タイトル写真は朝の鮮魚市場ではありません。鈴鹿サーキットのパドック裏です。
昨年のレポートはこちら 第37回AHSM
少し序章をば
うちには製造されて50年のホンダS800と、ジムカーナ車下がりのAZ-1(キャラ)改造車フライングVの二台のスポーツカーがあります。この性格の似通った二台にどのように向き合うかはなかなか難しい問題でもあります。(金銭的、家族の非難を別にしても)
で、
エスは王道にて仕上がったジムカーナ仕様のクルマとして性能「維持」に努める。
フライングVは楽しい乗り味のカスタムカーとして「試行錯誤」しながら作って楽しむ、
という風に考えています。
あと、節約のためにエスのスポーツタイヤを買ったら数年間それで遊んで、山十分なのに経年劣化して賞味期限が切れたらフライングVで使う、という流れにしています(決してえこひいきしているわけではないです)。理由を簡単に言うと、横剛性が強くて、グリップはそこそこのタイヤを探していてたどり着いた結論なのです。柔らかめの足でも一見乗り味はスポーティーです。
そういうわけで、昨年で賞味期限が切れたエスのネオーバをフライングVで消費するためのATSホイールであったりするわけです。時間的にも金銭的にもフライングVの足が仕上がるまではジムカーナどころではないし。
そんなわけで、往復の道中も楽チンこの上なし。
夜のサーキットホテルにはこんな展示も
一般参加しているのですがなぜかスタッフ章をいただくので車検のお手伝いも早起きしてやっています。
フライングV製作にはエス関係の多数の人の協力もいただきましたので、お披露目の意味もちょっとありました。意外とウケは良かったです。
走行会中の写真もあるのですが、近年はクルマより「人」をメインで撮っているので、お見せできません。
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さて、ここからはちょっと
取り扱い注意なんですが(とくにスタッフ章を首から下げている人が書いたと誤解のないようにお願いします。私は一般参加者です。)
いろいろな意味で、
長く続いたAHSMに危機感を持っています。
いろいろな要素があるのですが、大きく分けると二つ。
1)オーナーやクルマの高齢化、
第一世代(新車時代をよく知る人)の高齢化、クルマの価値の高騰により若い人が気軽に入れる趣味でなくなった、デッドストックの枯渇。主要部品の「金属疲労」という問題。イベントを開いて講演をお願いするにしてもゲストが高齢にて来られなかったり、そもそも新ネタが尽きてきたし。
今回自分が出来る協力として「
自分より若い世代でエスのエンジンに興味を持ったメカニックを誘う」ということをしてみました。より深くエスに興味を持ってもらえることを祈っています。
2)鈴鹿サーキット等会場側の問題
サーキットの格式が高くなることは結構なんですが敷居が高くなってしまい、かつての「タコ部屋宿泊」もなければ、参加者のたまり場が場所的にバラバラになってしまったり。中古部品展示がほとんどないのはなんとしても寂しいです(いろいろな要因があると思いますが)。なんか、会場側が昔のように我々を歓迎をしていないような気さえします。
そもそもホンダ所有のお宝を全部茂木に持って行かれたのも寂しい事ですよね。もう随分経ちますが。
この25年を振り返ると「天然温泉が出来たこと」以外、
車好きが集う会場としての環境としては悪化してると思います。
さらに近年は一週間後に控えたSound of Engineのあおりか、貴重なSベースのレーシングカーの参加がそっちに流れて減っているのも気になります。
毎年5万円近くを捻出するのは厳しいものがありますが、(そして自分が言うのもナンですが)まずは参加者が安定して多いことが大切だと思います。
頑張って皆さん来年はエスを鈴鹿に引っ張り出しましょう!
Posted at 2017/11/13 20:20:33 | |
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