今月の初め、親父の命日をすっかり忘れていた!という大失態をやらかしました。不思議なことに数日前から彦根米原に縁のある話が相次ぎ、ちょっと後ろめたい思いの中、お彼岸の本日は何もすることもなく、家族は留守にしていたので、ふと思い立ってひとりで墓参りにいくことにしました。お詫び行脚ですね。
実家大津と墓のある彦根までは距離にして60キロくらいあります。ここ20年程は名神高速を使っているのですが、自分が幼少の頃、年に数回親父は必ずR1からR8のルートで彦根に家族を連れて行きました。車は日野ルノー、コンテッサ900、初代ローレル、予防安全コロナ、ギャランΛと変わりましたがずっとそうでした。
街の風景がどんなふうに変わったか?時間はかかるけど今回はこのルートでのんびり行くことにしました。R8沿い高宮のUPガレージにも寄ってみたかったので。
ここで話は脱線。ちょっと前に県内AZ-1乗りさんの書き込みで、「県南部にUPガレージがなくなった。県内は高宮だけ」と聞いたからです。実は以前は我が家のすぐそばにもUPガレージがありました。既出かもしれませんが思い出があります。
ある日自転車で冷やかしに行った時の事。隅っこのほうに小汚い黄色のバケットシートが置いてありました。お店の方に値段を聞くと2000円(くらいだったと思う)。これはTRDの偽物じゃないか?みたいなニュアンスでした。すぐにお金を払ってレシートをもらい、後で取りに来るから!と車を取りに帰りました。そのシートの背面にはなるほどよく似たシールとTOSCOと浮彫がありました。その後レストアして某氏のダルマセリカに収まっています めでたしめでたし。
てなことを思い出しながら一路彦根を目指す。
それにしても安土付近の新幹線並走区間や能登川、愛知川界隈は昔とあまり変わらないですねぇ。国道から路地に入ったらいまだにミゼットやT360が走ってそうな雰囲気。
高宮のUPガレージでは残念ながら収穫なしだが、店を出たあたりから慢性的な渋滞が彦根まで続く、、、、。ノロノロ運転で見つけた風景。
ここには一度も足を踏み入れたこともないのですが、
40年前の事を鮮明におもいだしました、、、、、、、、、、。
写真はまんぞく家に20年近くいたレオーネスイングバック4WD
1980年の秋だったとおもいます。親父はセカンドカーにこのレオーネを買ったばかりで大満足。私も免許が取れて「いつでも貸す」と任意保険を変更してもらったばかりでした。
滋賀スバルの企画だったのか記憶があやふやですが、その頃レオーネ4WDばかり数台で一泊ツーリングが企画されました。ルートは奈良県南部十津川村や龍神スカイラインだったと思います。6台くらいだったかな。免許取り立てでギンギンに頭でっかちな(笑)まんぞく君は助手席で同行することになりました。
ところが、山岳路に入って親父の運転が次第に遅れを呼ぶようになります。
今考えれば親父は普通のサンデードライバー、他のメンバーといえば自動車関係、プロドライバー、走り屋だったりするので当たり前だったのかもしれません。
その時のツーリングのリーダー格が上の写真の板金屋さんのオヤジさんでした。
親父は息子にいいところを見せられず、若干しょげ気味ではありましたが(笑)、誰かの提案で「免許取り立てのコイツを鍛えよう!」ということになったようです。レオーネのハンドルは私に託されます。
先行車のラインを忠実にトレースしてついてくること。ブレーキポイントに気をつけろ、とか言われつつ前後を固めてくれました。助手席の親父にも指示されながら、アクセル全開を覚えたのでした、、、、、。
ああ、懐かしいことを思い出した!
その後この板金屋さんとは一度も会っていないのですが、店にはしばらくウインチ付きの青いレオーネエステートバンが止まっていました。いまもお店が続いているのは(多分)代替わりもうまくいって、派手ではない堅実な商売を続けておられるのでしょう。今後の繁栄を陰ながら応援しております。
このちょっと先で左折するのですが、ここでは親父は必ず「シトロエン欲しい」と言っていました。(笑)
お花を買って
この井戸はずいぶん前に枯れていますけど。
佐和山城跡(左のこぶ)を見ながら昼食
かえりはR307経由で
故人のことを定期的に思い出すのは良いことだと説法でよく聞くので、今日のドライブは非常に有意義だったような気がします。
Posted at 2020/09/20 18:59:21 | |
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