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イイね!
2010年05月29日

走る仲間たち

走る仲間たち 自分が走り始めたのは19歳のころ。

ブルーバードをひっくり返したり、
13シルビアを富士山で大破させたりしたあたりで
運転がヘタなんだなと気付き、

やっと真面目に走るようになった。

そこから、バカみたいに飽きもせずに走って15年。


たいした成長もしなかったなぁw


若い頃は、無駄に情熱的だったりもした。
やり場の無い走りへの欲求を、どう結実させていいのか判らなかった。

当時の近くに居たカジってる程度の友人たちは、きっと辟易していたハズだ。

本当は、本気で一緒に走れる仲間が欲しかった。


ドリフトをやってる連中はチームとかつくって楽しんでいたけれど、
何となく自分は、そういう体裁は好きじゃなかった。

チャラチャラした感じは我慢が出来ないし、
ノリとか付き合いだけで参加してくるヤツも必ず出てくる。
そういうのはお断りだったんだ。

当時からカタイ頭のヲレは、組織などで無理に括ってしまうと、
本質がぼやけてしまう気がした。

仲間は欲しいけれど、チームとかはイヤ・・・。


昔からワガママなヲレw


せまい峠道を全力でブッ飛ばす。

こんな痛いハナシに真面目に付き合ってくれるひとばっかり、
自然に集まればなぁ・・・なんて、思ってて


どんだけ痛いんだw


ってハナシだけど・・・

そんな理想に一番近かったのが、某Y峠の常連組だったかな。
あの頃は楽しかった。

面倒臭いほど速い連中が、毎週各々勝手に集まってて、
いつでもガチで遊んでくれてた。


走る事に没頭しすぎて、大事なものも幾つか失ったのもこの頃だ。

生活スタイルや気分が結構変わってしまい、
走るステージも少し変わる。

地元の若い連中なんかに誘われて走りに行く機会が多くなった代わりに、
賛否の多いY峠へはめっきり行かなくなった。


道幅があってややスピードが出せるコース・・・

それが現在のホームコースになる訳だけど、、、
ここで走る機会が多くなる。


ココで出会ったのがクネだ。


コイツとの出会いが、
ヲレの運命を少なからず変えてしまった、特A級戦犯である。

コイツさえ現れなければ、とっくに現役を退いて、キレイに足を洗っていたはずだが・・・

当時、ハチロクながら、ほぼ最速を自負し、
もうそろそろいいだろうと、タカを括っていたヲレに屈辱的な黒星をつけた唯一のオトコだ。

ハチロク相手にGC8なんだから、当然といえば当然なのだが、そんなのは関係ないハズだった。
当時は、誰と一緒に走ったってまず負けることはありえなかったんだよ。

クネに関しても、


コイツはマジでヤル気があるのか???


そう思うほど、走る速度域に違いがあった・・・
メリハリが無いし、正直遅かった。


雨の日を除いては・・・


ダートトライアル専用にセッティングされたクネのGC8Cは、
スタビもスプリングも標準以下のレートで組まれ、改造式エアーダンパーというフニャフニャの足を奢っていた。

リヤーシートは潔く取り払われて、9点式ロールケージでキャビンを保護。

雨の中、大型のマッドガードが路面に届くほどのロールを許しながら、
いかにスロットル全開時間を長く取るかが命!といわんばかりの踏み方をしてくる。

そのトラクション最重視型の足回りは、路面のμ変化の影響を受けにくく、
突然のウェットにも、ペースダウンはほぼ皆無といっていい。

完全ドライでは突出した速さがない代わりに、どんな低μ路でも同じように走れてしまう。

その頃のヲレのハチロクの、車高調とショートストロークダンパーで締め上げた足回りでは、
ペースを落とさざるをえない状況下を彼は見逃さなかった。


それでも、ペースダウンは最小限に留めたはずだ。


ヲレも雨は苦手ではないのだ。

路面が読みきれれば、硬い足でもそれほど厳しいとは思わないのだけど、
その時は、もっとも割り切れないハーフウェット。

気持ちの迷いが僅かなパーシャルを生み、突っ込みも甘くなる。


その間隙をクネは見逃さなかった。


ミドルラインをやや大きめのオーバー姿勢で進入するS字の左。
まさか、逆バンクになるアウト側から被せてくるとは誰も思わないだろう、
ウェットでセンターの外側を、、、4WDのトラクションで並んでくる。
FRとはいえ、コチラは限界プッシュだったんだ。

次の右で順序が入れ替わってしまう。

水飛沫の向こうにGCが走り去るのを確認する事が精一杯だった。


初のホーム敗退だった。


クルマとコースの利点を正確に活かし、勝てる要素で確実に勝ちに行く。
彼はそういうオトコだった。

ガチバトルでまさか追い抜きはないだろう・・・という油断はあったが、

実際に追い抜くバカもバカだ。


ココまでくると上手い下手の問題ではない気がするけれど、
無茶するだけでは先ず成功しない。


「狙って出来るものか・・・」


こういうこともあるんだ、と言うカルチャーショック。

ヲレもまだ了見が狭いなぁ・・・

速い速いなんて言われて調子に乗って、正直他に速いヤツなんていないし、
もう続ける意味もないかなぁ・・・なんて思ったりもしてた。

でも、こんな勝ち方をするヤツがいる。


急に面白くなってしまった。


「まだこんなバカがいてマイッタなw」


このバカとコンビを組んで、クルマ弄って、峠走り回って早8年。
もはやドッチが速いといえるほどの差も殆どなくなってしまったけれど、
飽きずに未だに走り回ってる。

それは何故なのか???

答えはカンタンだ。


仲間が出来てしまったからだ。


こころを許し、走りで気持ちを通わせられる相棒が初めて出来た。
それがクネだったんだろう。


二人で走るうちに、それに呼応する連中が次第に増えてきた。



自分たちと一度走って、
また一緒に走りたいと思う連中は、はっきり言ってアホだ。
本当に走りが好きで、追求しまくってるヤツでないと、追随は出来ないはずだ。


「一般公道であんなにスピード出していいって・・ヲレ知らなかったです・・・」

「なんだ、知らなかったのか。」


そんな会話も交えながら、
運命は走る遺伝子を引き寄せはじめる。



自分たちは基本的に仲間を募らない。

こんな非常識な世界に、楽しいからおいでよ、とは、流石に誘えない。

放っておいても勝手に走ってるイカレてる連中のなかで、
自分もご一緒したいです、なんてアフォがたまに出現し、場合によっては一員になるだけだ。


グリップとドリフトの垣根もないよ。

ヲレもそもそもどちらでもない。
ドリフトが好きなスピードジャンキーってだけだ。




雪山だって全力でブッ飛ばす。
4速だって入っちゃうよ。

そんな領域にも付き合ってくれる仲間が増えた。

ますます面白くなってきたじゃんか!


永く走ってると、判るようになってくることがある。

この人は一生走りをやめないだろうな・・・ってひとの見分けがつく。


クルマが好き!走るの大好き!!なんてヤツはいっぱい居る、腐るほど居る。
でも、その中で、5年後10年後も変わらないで続けてるひとは1/10人位かな。

若い頃は、沢山の連中を誘ってはイケイケで走っていたけれど、
みんな色んな理由で降りていく。


結局残ったのはヲレ独り。


「どうせ辞めちゃうんでしょ。。。」


ひとの口先を信用しないヒネクレたオトナになってしまった。

別に乗るも降りるのも自由な世界だけど、
勝手に持った期待を裏切られるのは、結構切ないものだ。


だからなのか、なんなのか、
残るひと、走るひとの傾向がだんだんわかってきた気がする・・・

表向きばかり気にして、妙にクルマやカッコが派手なヤツとか、

クルマが常にピカピカなヤツとか、、

誘われないと走りに行けないヤツとか、、、

彼女やカミサンに自分の意見をいえないヤツとか、、、、w

いずれ辞める率が高い気がする。あくまで率だけど

続けてる事そのものに無理があるやり方のひと、
意気込んで気合入りまくりのひと、、、殆ど辞めてる。

あとは、30歳が境目かなぁ。
ミソジ過ぎてもバカみたいにクルマで夜遊び出来る野郎は多分大丈夫www



いま、僕達と関わってるドライバーの中で、
どれだけの人がこれからも付き合ってくれるのか判らないけれど、
詳しいお付き合い(ドツキ合いw)をしてくださる方々との間で、

少しだけ、仲間意識が強くなる工夫を仕掛けたいと思います。


峠で走ってる連中なんてね、ドリフト系を除いては、
ストイックでシャイな・・・

はっきりいって根暗なヒツジのような香具師が多いからね、

本当は一緒に走る仲間が欲しい、
でも自分からは言えない・・・

そんな風に思ってるはず。


本気で走るヤツほど孤立しがちなこの世界。
社会からの駆逐の風を一身に受けながら、細々とやるのが精一杯だろう。
なにも、開き直って好き勝手やろうってんじゃないよ、

卑屈になるこたぁないと言ってるんだ。


独りで考えても、判らない事は多い。
知恵が及ばずリタイヤする連中もいる。

走り方や、永く続ける方法を、ヲレは色んな人たちから学んだ。

それが無ければ、きっと・・みっともない悲劇をつくり出して終了していたと思う。

これからも、色んな達人達の走り方や、その側面を見せてもらいたい、
きっと完成しない積み木だが、まだまだ積み上げてみたいんだ。

そのためには、独りではなく、たくさんの材料が欲しい。


きっとみんなだって同じだろ?


ちょっときっかけをつくるよ。




一歩踏み出す勇気はあるかな?


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Posted at 2010/05/29 12:48:32

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○○は ・・・ 無理だ(汗)
P.N.「32乗り」さん

この記事へのコメント

2010年5月29日 13:59
イエーイ一番乗り!!
よろしくね。
コメントへの返答
2010年5月31日 19:54
イバラの道に一番乗りですか、

たいしたものです。
2010年5月29日 14:25
素晴らしいお仲間の皆さんをお持ちですね!(^^)

そして、自分といたしましても色々な事を思い出しながら
気づきながら読んでいました!w

コメントへの返答
2010年5月31日 19:55
独りでヲタクでは寂しいもんですよ・・・w

目的を同じくした者同士で
楽しくやるのが一番ですね^^
2010年5月29日 14:50
こう...
なんというか...
馬鹿ですよね!?
俺たちって...


突っこみ所がいっぱいですが、そのままストレートに跳ね返って来ますねぇ...
コメントへの返答
2010年5月31日 19:58
馬鹿ですよ~
・・・それもトップクラスの。

正当化せず、卑屈にならずで行きますよ。

何故続けるのか?
答えはカンタン

楽しいからです。

2010年5月29日 18:37
時間と金がなくてS13の整備が追いついてませんが、最近は雇われドライバーで遠出とかもしてます。

そして、クルマに乗るときにはいつもお説教の言葉を思い浮かべてからキーをひねってます。



続けますよ。
夢ですから。
コメントへの返答
2010年5月31日 20:02
何をしてたって

大事な事を・・・

忘れないでいられれば、


それだけで大きなスキルアップだ!
2010年5月29日 18:43
なんだか・・・
自分も同じような感じですねえ。

天狗になっていたわけではないですが、回りとレベルが違ってきて飽きてしまっていたのかも・・
一緒に走りに行っても教えるばかり・・・

オレはもともとグリップなんですが、周りはドリフトしたい!!みたいなのが多かったですから・・・

雪でだ いさん達、リョージさん達と走ってからはまた楽しくて仕方ないですよ。

コメントへの返答
2010年5月31日 20:05
好きなヤツは多くても・・
速いヤツってあまりいないからね・・・正直。

でも、勘違いしてサボってると、

ヒドイ目に逢う。


アフォがいるからね・・・。

2010年5月29日 19:59
そういう出会だったのですか。
同級生とかだと思ってました。

一人で走っていたときはただの自己満足で走っていた気がしますが、今走っている人たちと出会えてから自己満足具合が変わりました。

まさに瀬戸際な私にはズバズバと心に刺さるお言葉です・・・

コメントへの返答
2010年5月31日 20:13
全然、縁もゆかりもないですよ・・・
純粋に峠での出会いです。

瀬戸際と思えば瀬戸際だし、
考え方ひとつだと思いますよ・・・

自分なんか、出動は年数えるほどですが、
引退してはいません。
引退だ卒業だと偉そうに言えるほど走れないし・・・
お金をかけずにマイペースでやればいいと思ってます。

完全に辞めるのは多分無理だし・・・

正直、やっと面白くなってきた感じなんですよ。

2010年5月30日 11:49
バカは死んでも直りそうにないっすね(笑)

俺ももう気づけば31ですよ。。。

アニキと出会ってから10年あまり経つけどあっという間でしたね。
コメントへの返答
2010年5月31日 20:15
ヲマエもGTRに縛られなければもっと裾野が広がったのになw

まぁ、好きにやるのがこの世界か。

もう10年も経つのか・・・
君は大学生だったものなぁ。
2010年5月30日 22:52
読んでてちょっと目頭が熱くなりました。

最後は鳥肌です。     う~!
コメントへの返答
2010年5月31日 20:17
しんのさんも遠い日の花火にしないでくださいよ・・・

待ってますから。    う~!
2010年5月31日 23:39
この先どうゆう形で車遊びをしていくかは自分でも分からないですけど
続けてきますよ(^ω^)

単純に楽しいですからw

きっと待っていてくれる仲間、ライバルもいますしね。
コメントへの返答
2010年6月3日 0:00
そうか~、続けるかどうかは自由だから、やりたいようにやればいいさ。

いろいろ勉強すればいいよ。

ヲレたちについてくれば、面白いぜ。
2010年6月1日 22:48
面白い日記!
共感できるところが多いです!!
よーく考えると自分って意外と痛い奴です笑


自分もこんな日記を書きたいのですが書けません。

なぜなら。。。
走る仲間が 

い な い か ら 笑


だけどある程度真面目にというか真剣にというか…
こんな感じで走りに取り組んでいると速い人たちと接点を持てた気がします。
峠に限らず、みんからでも接点が!!

類は友を呼びますね。

「走る事に没頭しすぎて、大事なものも幾つか失ったのもこの頃だ。」とありますが、もしよければ何を失ったか教えてください。。。
コメントへの返答
2010年6月3日 0:13
走る仲間がいないか~。

望んでも見つからないか、つくらないかの違いはあるだろうけど・・・

無理に作ることはないさ。

そういうものではないしね。

好きで走ってて、続けていけば、
そのうち出来るよ。

ヲレも初めの頃の5年くらいは、基本的にひとりで走ってるだけだったし。



主体性のある自分の走りを確立しなよ、
自然と共感したひとが集まってくるもんだ。


みんカラだって接点だよ。
ヲレ達だって立派な仲間だろw


失ったもの・・・
単純に、一緒になるハズだった女性ですね・・
バカだよ、クルマが原因になってひとと別れるのは。
だからかな、
お金が掛かるのを嫌うようになったのは。




2010年6月3日 2:00
わーぉ。


遅ればせながら、、、

最近公道はご無沙汰で、鈍っちゃってますが…。。。


アウトから抜いていった話って聞いたことあったっけなぁ…(-_-;)

そんな事が起きたら強烈ですな…。

コメントへの返答
2010年6月6日 12:15
自分も今月は修理ですんで、
梅雨明けかな?


ガチ会開催しまつ。

2010年6月3日 14:34
はじめまして。

いるんですね~
こういうお方




横向き好きなただのスピードジャンキー
(遅いの大嫌い)
結局残ったのは自分ひとり
(それでも少数の仲間はいますが)

なんて事 
自分以外ではないかと思っていましたが。。。

いつかご一緒出来る事
 願います。
コメントへの返答
2010年6月6日 12:19
どうも~、長野の方ですか・・・
どうみてもクルマ馬鹿ですねw(失礼

遅いの嫌いですか~、

気が合いますね。

有限で戻らない時間を
スピードで購入してるんですよww

ご一緒できるといいですね。

狭いこの業界ですから、きっと近いウチ。

2010年6月4日 7:54
シャイな羊なので号令お願いします!
コメントへの返答
2010年6月6日 12:21
面倒なのがココにもいたかw

いいよ~、
まとめて参画しなさい。

プロフィール

「[整備] #その他 HA11S アルトワークス 社外ラジエター装着 https://minkara.carview.co.jp/userid/271921/car/262720/7405733/note.aspx
何シテル?   06/30 04:17
だ い です。空白が二つですw 板金塗装と整備をちょこっとかじってマス。
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