
この週末は天気が悪かったので、アルトの塗装は出来ないかな~と思っていましたが、日曜日の昼前には雨が上がり、何かしら進められる状況に。
塗装は朝から作業できないと完了しないので、下地処理と調色くらいはやっておこうかな。
中古外装3点セットを見に纏った11アルトワークス。
バンパー・フェンダーはまぁ、仕方がないかな?という位の程度でしたが、ボンネットが思いの外ボコボコできちんと板金しないと様にならない感じです。
自分が見る限り5~6箇所は目立つ凹みがあります。
部品自体は2000円で、直接取りに行ったので送料も掛かってないとの事ですが、これだと若干合わないな~。
と、思いつつ・・・
この手の中古外装部品は細かい事を言い出したらキリがないので、さっさと板金して使えるようにしましょう。

サンダーで砥ぐ前にフェンダーの古いストライプや、フードのスズスポエディションステッカーなどをシンナーとスクレーパーで剥がします。
こういう作業が地味に時間が掛かって面倒くさい。

デカル関係を綺麗に剥がしたら、パテ付け箇所やフェンダーの状態が悪いところなどしっかり砥ぎ込みます。
最終的にサフェーサーで包むので、サフェが掛かる範囲は全て細めのペーパーが当たっている状態にします。
凹みも、ただ低いだけならいいですが、
出っ張っちゃってる部分などがあるとパテで決まらないので、高い所だけしっかり叩いてやります。
ボンネットフードはリブが多く殆ど裏から叩けません。
あまり程度の悪い中古品は、表からの叩きとパテで何とか収まる内容でないなら使わない方がいいですね。
それでも直さないといけないなら、ばっこりパテ板金。

写真は無収縮タイプのカーボンパテというもの。
厚塗り出来て一発で決まります。

最近のパテは非常に性能が良く、厚付け用の粒度が粗いものでも巣穴が出来にくくなりましたね。
大昔(20年くらい前)は、厚付け用アルミパテの後に、120番くらいの板金パテを入れて、最後に240番のポリパテで段階的に仕上げないととても決まらなかったと記憶しています。(まぁ、昔はヘタだったんだけどね・・)

基本的には当て板を使って手で砥ぎます。
ダブルアクションサンダーは、大体のカタチが出来たら表面の仕上げに使う程度。
ダブルアクションでは平らにはなりませんよ。

板金の合間を見て調色します。
スズキの白26U。
ロックのデータだと全然合わないんだよね・・・。
ホワイトの他に黄色と黒と緑しか入っていませんが、これだけでは出来ないんじゃないかって位違います。

全部結構足しましたが、まだ白いな・・・。
ただ、これ以上黒くしてしまうと、反対側の左フェンダーとの色違いが大きくなってしまうので微妙です。
曇天な挙句もう夕暮れで色が全然見えなくなってきました。

少量で効いちゃう色を入れ過ぎると、白を倍とかにしないと戻れなくなるので、やりすぎ厳禁。
あとは、青だか赤だかも少し見えるので、データにはありませんが、ファーストヴァイオレットという紫を若干入れてフィニッシュにします。

パテ板金もだいたい決まったので、マスキングしてサフェーサー。
砥いで下地が出た部分と、パテが付いてる部分は完全にサフェーサーで包みます。
これをしないと、錆が出て塗装が剥がれたり、
パテが塗料を吸い込んで塗装の肌が均一になりません。
さて、この日はこの状態で一旦返却。
一週間サフェ状態で乗ってくれいw

てな具合でいきなりですが翌週無事?塗装が済みました。
(写真じゃ判りづらいですが、寒すぎてフェンダー一部垂れました^^;)
あとはただ塗るだけで終わりの積りでしたが、
バンパーが思いのほか傷だらけで下地処理に時間が掛かりましたね。

ボコボコだったフードもすっかりきれいになりました。

あとは余った色でスズキのSマークをハケ塗りで銀→白に塗り直し。

ボロボロと塗装剥がれが酷かったリヤゲートのノブも塗り直しました。
地味な仕事が多いな~。
ついでにもうひと仕事。

以前色々やっても結局直らなかった助手席のドアロックアクチュエーター。
中古品を仕入れたので交換です。

もう古いのでね、こいつだけの単品ってのがなかなか見つからなくてね。。
これで漸く直りましたよ。

最後にイメチェンで社外のリップスポイラーへ交換。
元々ついていたスズスポ純正リップを直す予定だったんだけど、直しても直してもすぐ割ってくることと、空力的にも社外品の方が良さそうな事もあり、スズスポリップはお蔵入りとなりました。
なんだかGDBのリップスポイラーみたい。
スカートタイプじゃないので地上高も殆ど低くならないし、割りにくくなるかな?
取り敢えず見た目はOK!
しかし、まだまだやることがあるのだ。
ブログ一覧 |
人のクルマも直します | クルマ
Posted at
2019/12/06 23:20:53