
2023年5月連休、妻の実家である秋田県湯沢市へ。
漸くコロナ騒動も落ち着いて、本当の意味で気兼ねなく帰れた気がします。
多くの国民が大移動する大型連休での移動。
必ず深夜帯での出発にすることで渋滞を回避してスムースに帰れていましたが、やはりと言うか、明らかにここ数年で一番クルマの数が多かった。
いつもなら午前3時出発でも7時には古川ICを降りられていたんですが、菅生PAの辺りから混雑に捕まり、古川ICを降りられたのが9時を回っていました。
それでも最も早く着いた方でしょうね。
あと一時間遅く出ていたら蔵王の手前くらいで本気の鬼渋滞に巻き込まれて歩いた方が速いようなペースになって時間が読めなくなる所です。

給油と休憩の為に菅生PAに寄りましたが、トイレ休憩などを済ませている内に給油待ちの車列がPAの入り口の外まで伸びてしまい・・・まさかバックで入口の外まで戻る訳にもいかず、ここでの給油を断念。
まだ本当のギリギリという訳でもないので、次の鶴巣PAまで行って給油しましたが、ランプが点いてからの40キロの距離はややドキドキしますね。
(ガンガン踏んで帰った時なんかは菅生でガス欠寸前だったりするので・・)
妻の実家は秋田ですが、県南の湯沢なので宮城県から山越えでショートカットする方が速い事を知り、北上ICから秋田道というルートを取らなくなりました。
100km超の距離がただの峠道なのでね、場合によっては高速道路上よりハイアベレージが取れる楽しいルート。
近道もそうだけど、ただ峠が走りたいだけなんだよね。
冬場も冬季閉鎖にならないので、長い雪道区間となる貴重なルート。
自分が峠にもサーキットにも大して行かなくなったのに、未だに運転感覚が変わらずにいられているのは、年に数回のこの自宅秋田間の往復があるからではないかと思っている。
どんだけ飛ばしてんだよって思われるかも知れないけれど・・・まぁ、飛ばしてんだけどね・・・
自分の感覚での危ないとは思わない範囲での走り。
家族も乗せているんで血眼になって走ったりはしない。
自分はそもそも血眼になって走った事なんて、これまでにないかも知れない。
安全運転てのは一括りに定義できないと思うけど、交通法規を順守していれば絶対安全というものでもない。
トラフィック上で自分以外のものは一切信じないという事が一つの信念というか、ルールとして持っているので、自分自身がその時その時に感じる最善手の積み重ねが安全運転なんだと思う。
状況把握が遅れるようだと全てが後手になり悪手に繋がるので、そういう時は集中力不足を疑って運転しない事にしています。
その最善手を途切れさせずに打ち続けられるリズム感こそが、その人の運転そのものであり、どれだけ常に二手三手先を読みながら運転できるかがその人のスキルであり運転の余裕だと言える。
その自分で刻むリズムの中で、一番敏感に感じ取りコントロールしなければいけないのは車速でも回転数でもなく、路面を掴むタイヤのグリップ感であり、ハッキリ言ってそこだけではないかなと思っている。
加速も、ブレーキングも、旋回も、
全ては荷重移動による四輪の(単車なら二輪の)グリップ力のコントロールとマネジメントによる線で繋がっており、切り分けることは出来ない。
四輪で100%しかないタイヤのグリップ力をいつどこに何%分配するかという事を、それぞれにフェードインフェードアウトを繰り返しながら回すようにコントロールする。
これがきちんとできていればクルマがほぼ支配下に置くことが出来、殆どの不測の事態にも対応することが出来る。
とにかくまぁ、傍目にはぶっ飛ばしているようには見えるんだけどね、絶対に大丈夫と思える範囲でしか踏んでいないという事。
確実に出来る事しかしてはいけない。
それが運転者の鉄則なのである。
まぁ、それは30年かけて培ってきた事故しない為の自分のルールであって、品行方正な法規順守者であるとは口が裂けても言えないですけどねw

高速道路上からエンジンチェックランプが点灯していた。
3時間以上の運転時間と長いエンジンブレーキなどがきっかけに点きっ放しになる場合がある。
これはISCVによるチェック点灯でフェイルセーフモードになっており、アイドリングがやや高めで固定となっていて高回転域での変化は特にない。
エアフロメーター不良でのフェイルセーフモードのように鬼リタード仕様になって4千回転以上回らないというような事もない。
ただ、一度停車して一度キーオフにすると消灯し元通りになる。
何が原因なんだろうな・・・実際にアイドリングでハンチングも出るんだけど、安定している時もある。
ハンチングはISCV自体の実際の不良というよりも、ISCVの水路にエアが噛んでいることが原因なのでは?と思っていて、ヘッドガスケット抜けによるウォータージャケットへの排気混入が最近顕著になってきたので、高い位置にあるスロットルやISCVの水路に水が通っていない時があるのだ。
チェックランプの点灯がこれに関係しているか判らないですが、エンジンを直してからでないと良否判断が出来ない。
(ちなみにISCVの端子の抵抗値は規定内なのだが)
まぁ、EJ20KのISCVは廃盤なんでどうせ買えないんですけど・・。

四年生と二年生になったウチの小僧ども。
実家の裏山の八重桜がきれいだったので一緒に撮ろうと思って連れ出しました。
こんなにデカくなってきたのに、未だに一緒に風呂に入ろうだとか一緒に寝ようだとか、隣に来て一緒にテレビを観ようだとか、甘ったれの二人。
次男なら解るが、上の子の方も相変わらず甘えてきます。
今はまだ可愛らしいからいいけれど、、
この調子だと中学生くらいになっても一緒に寝ようとか言い出しかねないな・・・。

兄弟二人も仲が良くて、いつも一緒に遊んでます。
二歳違いで男の子の二人兄弟というのはバランスがいいのかも知れないですね、年齢的にも性別的にも、ギャップが殆どないので二人で勝手にずっと遊んでます。
性格自体は全く違うんで見ていて面白いですよ。
潔癖優等生タイプの長男と、ガサツな昭和系男児タイプの次男。
二人とも性格は人に優しいのですが、表現方法が違って、
長男の「創」は相手の気持ちを汲んで合わせていくタイプ。
次男の「蓮」は、余計な事をせずに静かに身を引くタイプですね。
カメラを向けても、自然に笑えるのが創、顔が引き攣ってしまうのが蓮。
創の、相手の顔色や出方をよく見ているような所はヲレに似ているんだけど、ヲレは神経質ではないんだよね・・・適当。
雑な所が蓮に行ったのか。

こうやってみんな違っていくんですね・・・面白いなぁ。

2日目は天気が良かったので、隙を見てひとりでカメラ持ってドライブ。
畑の脇などに植えられているピンク色の八重桜がきれいで、見つける度に停まって写真を撮ってました。
こういうのがいい。

ひとりで気儘に走り回って、遠くにチラッと見えた一本の桜やきれいな山並みを見て、Uターンしたり知らない路地に入って何だか良さそうな雰囲気の場所を探す。
誰かが隣に乗っていたら、「どうしたの?」とか「何処に行くの?」とか言われるような事だが、ほんの些細な事の為に誰に気兼ねすることなく自由に動き回る。
遅れ馳せながら先日観た「ボヘミアンラプソディー」に感動して、急いでまとめたクイーンの楽曲のファイルを大音量で聴きながら、窓を開けて田舎の山間部を走り抜ける。
まだ雪渓が残る峡谷エリアまでGC8を走らせる。
風光明媚な景勝地。
好きな音楽を聴きながら、自分のクルマで気儘に走り回る。
クルマが好きな人間にとっての最も幸福な時間と言えるかもしれない。
年に何度も訪れない貴重な時間である。

今年で所有19年目になるヲレのGC8。
後期フェイスを移植してはいるものの、バージョンⅣのSTIでRAである。
散々酷使してきた割に、ご老体と言うほどボディーなどもヤレてる感じはなく、
エンジン完調ならかなりのパフォーマンスを発揮する現役機である。
ま、エンジンがそろそろヤバい(オイルがかなり上がる)んだけど、作り直してる暇もなかなかないので、騙し騙し乗ってる感じです。
でも踏めば回るし、パワーもまだ出てる。
シムスの等長エキマニとメタルキャタライザーが奏でる揃った排気音が新緑の秋田の山々に木霊している。
音に合わせてついつい踏み込んでしまう。
EJ20など設計の古いガソリンエンジンだ。
3Sや4G63のような低速トルクもないし、ターボパワーで持っていき漸く高回転で使えるようになるピーキーなエンジンである。
燃費など2Jより悪いくらいだ。
シャーシへの搭載もフロントミドシップを意識し過ぎていて、フロントの接地感が足りない。
旋回性はいいが、安定感が足りない。
エンジンにしろシャーシにしろ、4WDとは思えないようなピーキーさがあるのがGC8インプレッサの特徴である。
ただ、そのお陰でFRのようなクイックさがあるのもGC8である。
最近のクルマと比べたらパワーもスタビリティーも何もかも劣っているのだが、ステアリングから伝わってくるダイレクトなインフォメーション、エンジンからビリビリ来るうるさいほどの吸排気音、ギュルギュル唸るデフやトランスミッション・・・ヲレが運転しているんだなぁ、と五感で実感する醍醐味。
これが最近のクルマにはない唯一の特権と言えるかもしれないな。
相変わらず運転が楽しいクルマですね。

割とシンプルなインテリア。
コラム上のブースト計と1DINに連成計を入れている以外は殆ど何も付けていません。
拘りは前のクルマの時から使っているルーバー取り付けの缶ホルダーと、豆電球のマップランプですかね。
ドアウインドウがクルクルメカなのも、アナログ過ぎて壊れない所がいいw
全てが等身大で、何があっても自分で何とか出来そうな感じがいいね。

何か久々にクルマに
乗ったなって感じがしました。
そうそうこれだよ!って。
日々忙しいのはいい事なのかも知れないけれど、忙し過ぎて発信出来なくなってきている。
いつも表現者でありたいと思っているのに、なかなか出来ない自分がいる。
たまにポンと時間が出来ても、ブログも直ぐには書けない。
やはりインプットする時間が無ければ、アウトプットすることも出来ないんだなと思います。
仕事で疲れ切ってる上に子育てや家庭の事もやらないといけない。
それだけでも時間が足りないのに・・・
その合間でエンジン作ってクルマ造って走り回る?
・・・なかなか難しいですが、それでもやってやるぜ!って思いながら少しずつ進めています。
休みの度の秋田帰省。
妻の為というのもありますが、割と自分が行きたいだけですね。
こうやってクルマに乗る時間がつくれる。
色々リセットしてインプットする時間がつくれる。
そうすると、また自分の中で何かが回り始める気がする。
自分にとってはそういう時間です。
小2の次男に乞われてワイスピ観てきましたw