
クネ太郎のGDBが車検を断られたと連絡があった。
これまでは近所のガソリンスタンドや、民間の指定工場などに頼んで、車検の継続をしていたようだが、改造車である事と、オイル漏れやクーラントの滲みの跡があるなどの理由で、ウチではちょっと・・・となったらしい。
数件に聞いてみて同様の対応。
全部お任せでやってきたクネにとっては四面楚歌の状況だ。
前回の車検くらいまでは、多少のオイル汚れなどは、余程酷くない限りは下回り洗浄などして対応してくれていたようだが、近年の車検の厳正化などに伴い、「ちょっと怪しいクルマはもう引き受けない」という姿勢に切り替えているようであった。
実際クネのインプレッサは、特段に不合格になるような改造個所はなく、外観はホイールとマフラーが変わってる程度でサスペンションですらノーマルである。
実質対策が必要なのは、シートをノーマルに戻したほうがいいとか、スポーツ触媒が付いてるのでメーカーの排ガス証明書を添付した方がいいとかその位で、オイル漏れだのクーラント漏れだのというのは滲み程度の僅かなものなので、しっかり掃除だけしておけば指摘されることはないだろう。
だいちゃんに何とか通してきて貰えないだろうか。
という趣旨の懇願であったが、ちょっと急である事と、ヲレも小僧の学校行事での休みが続いていて、有給休暇の申請がしづらいトコロ。
・・・ていうか、そろそろそんなの自分で行って来いよって話です。
免許取ってもう30年以上、競技に峠に散々走って長いことクルマ好きでやってきてるんだから、ユーザー車検位自分でやれよって事で話を進めた。
ホントそんなのマジで自分で行って来いよ。
まぁそうは言っても、初めて自分でラインを通してくるってんじゃ不安もあるのは当然で、基本的な流れを指南して、そのための準備をする事と、きちんとクルマが出来てさえいれば、誰でもできる簡単なお仕事だってことを説明しました。
誰でも出来るんだよ。
あの仕事に技術が必要だとしたら、検査に合格できるかグレーの内容のクルマを、口八丁だけで上手く煙に巻いて通してくる技術だったり、一回ラインで落とされた項目を、現地で改修してどうにか通してくるなどの対応力だったり、そんな所。
車両に不安要素がなければ、事務手続きとライン内でクルマを動かすことさえ出来れば、現地30分も掛からずに継続検査は終わります。
そんな訳なので、そのまま車検に通るかどうかのチェックと、オイル漏れでの対策可能な箇所だけでも修理しておいて、あとはオイルやグリスで汚れてる個所の徹底的な清掃と、エンジンオイル交換くらいしてやっておけば、少しは安心してユーザー車検に臨めるでしょう。

オイル滲みの酷かったのはオイルクーラーのエレメントブロック周りで、ブロックのパッキンと、ホースの差し込み部分の劣化によるもの。
エレメントブロックのパッキンは本来の物ではないんですが、径が同じなのでオイルエレメントのパッキンを外したものから下ろして使っているんですが、ここ最近変えてなかったかもですね。
10年くらい経ってるかもw
ホースの差し込み部分は3センチ位詰めて差し直し、ホースバンドも新品に交換、ファイヤーガードも新しくしときました。
ここの取り回しって、もう制作してから15年くらいになる筈なんだけど、実はホースそのものはまだ一回も交換していない。
これだけエキマニの直近を通しているので劣化も早いだろうから、5~6年に一回くらいのホース交換は覚悟していたんですが、ホース自体が耐熱耐燃料という強いものを使っていたお陰か、殆ど劣化してこないので、それこそ5~6年に一回程度差し込み部分を僅かに詰めて、新しいバンドで締め直すだけでリセット出来てしまっている。
エキマニ形状が特殊なので、不完全な苦肉の策という感覚で作ったオイルクーラーホースの取り回しではあったが、実は特に問題などはなく完成形であったのかも知れない。

あとは、ブーツ自体は切れてないんだけど、隙間から漏れたグリスが遠心力で飛び散り、ステアリングラックや触媒をデロデロにしていたので、ここもきれいに掃除をして新しいブーツバンドで締め直しておきました。
あとは新しいエンジンオイルを入れてエンジンを掛け、オイル漏れなどがないか確認。
ブーツを使っている所は切れていると問答無用で不合格なので、ドラシャ、ステアリングラック、タイロッドエンド、ナックルジョイントのブーツはすべてチェックし、あとは灯火類の球切れがないか確認して車検の準備は終了。
まぁ、この内容なら通るでしょ。
この日はこれで帰し、
後日自分で神奈川の運輸支局に持ち込んで無事車検に合格。
何のお咎めもなくストレートで通検し、現地20分程度だったとの事。
クネ太郎初のユーザー車検は無事終わりました。
その日だけはやたらとLINEが送られてきましたよw
まぁ、今の官公庁というのは、昔と違ってお役所仕事というイメージを払拭しようと躍起になっていて、とても親切である。
ユーザー車検初めてですと申告すれば、隣にひとり付いてくれて手取り足取り教えてくれるので、どうしても分からない事なんて最早ないですね。
1.車検前整備をきちんとしておく。
2.事前にHPから検査予約をしておく。
3.当日検査ラウンド前に民間の予備検査場で最後の調整をしてもらう。
4.予約した検査登録事務所で継続検査を受ける。
まぁ、これだけですからね。
3をケチって勝負って人も結構いますが、2回も3回もライン並ぶのは時間ももったいないのでね、2000円~3000円位なんで予備検査は受けておいて損はないと思う。
ま、そんなこんなで良かった良かったと話は終わった筈なんですが。

数週間後、自宅ガレージでエンジン掛けたらオイルがドカッと漏れてきて大惨事になったとの連絡が入る。
ほぼ全量出たとの事。

アンダーカバーを外したらオイルエレメントが落っこちてたの図。
・・・これは重大なトラブルである。
ただ、エレメントを替えたときに締め忘れたとかって簡単な話ではなくて、どうにも良く判らない問題点があった。
オイルエレメントなどは、これまでは普通にオートバックスやイエローハットなどで買える純正同等品と言われているものを使用してきた。
ヲレのGCも、クネのGDBも、ほぼ同時期に社外のオイルクーラーキットを装着して15年以上になるが、これまで特に問題はなかった。
ただ、最近あらゆるものをネットで注文する事が徹底化してきたこともあって、オイルエレメントなんかも〇ノタロウとかで安いものを注文するようになる。
今回クネの車検整備の際のオイルエレメントも交換にて、工具をかけてククッと締め込むと、がくんとネジ山が飛ぶ感触があった。
何故だろう?
オイルエレメント側のネジ山の脇にはM20の表記。
スバル用なのは間違いなかった。
良く判らないが、製品不良なのか不適合品なのか判然としないが、とりあえず元々ついてた物を戻す事にした。
前回のオイル交換時から問題なく使えていたのだから、とりあえずは走るようには出来るだろう。
ただ、よくよく考えてみると、前回のオイル交換から〇ノタロウ製オイルフィルターなのだから、全く同じ物な筈なので、しこりは残る。
まぁ、エレメント取り付け部はオイルクーラーブロックの筒ネジに変わっていて純正ではないので、公差の範囲内で絶妙な相性などがあるのかも知れないとその時は思った。
ヲレのGCのオイルクーラーはクネのトラスト製に対して、HKS製。
〇ノタロウフィルターは問題なく使えていてこれまでにそういったトラブルは発生していない。

ネジ山が痛んでいるのかも知れないと、クネは新品を準備していたので一応交換しておく。
ただまぁ、ステンレス製ですので、トラブっても負けるのはエレメント側。
こいつが摩耗するとか舐めちゃうってのは、あまり想像ができない。
やはり〇ノタロウ製はギリギリ使えないのか・・・。

そんな訳で、急遽近くのイエローハットでオイルエレメントを購入。
〇ノタロウフィルターを締め込んでいった時のような心許なさは一切なく、しっかり締め込むことができる。
やはり500円、600円で買えるような安物ではこういった問題も出てくるのかと、そんな風に思ってしまう。

たかだか200キロ程度しか使っていないのにほぼ全量出てしまったので、再び約5リッター注入。
今はオイルが高いので、1万円程度の出費である。
もったいないなぁ・・・。

最後にしっかり暖気が終わるまで、オイル漏れなどのチェックをして、おしまいにしたのだが。
・・・のちに先行してageている整備手帳に正解をコメントしてくれた方がおり、原因が発覚。
そもそも、社外オイルクーラーキットのブロックボルトのエレメント側はインチ規格で統一されており、元々インチのトヨタ、日産、ダイハツ、スズキであれば何の問題も無いんだけど、スバルなどのM20採用車種用のキットでもインチ規格になってしまうという事でした。
取説が付いてるような新品で買った訳じゃないからな・・・純正のエレメントが使えなくなっているなんて夢にも思わなかった訳で。
しかし何というか、15年間も特に問題がなかった辺りで一切疑いの余地がないよなぁ・・・。
そもそも世界的にみると、ここの3/4-16unfというインチ規格が大半を占めていて、M20という規格が少数派なんだとか。
まぁ、トヨタ、日産がインチなんだからそういうことか。
なので、トラストもHKSも二種類のネジを使い分けるという事はせず、ついでに弊社の専用高効率フィルターを買ってくださいねとすれば、一石二鳥という訳だ。
M20のネジにインチ(3/4-16unf)の物はデカいから付かないけれど、その逆は少し緩いくらいで付いてしまうという所がミソ。
ヲレたちのような貧乏プライベーターみたいな人種にとっては、罠でしかないようなハナシだった訳だ。
過去にマッキーやシュンジのマシンから出火したトラブルは、これと同じケースでのオイルエレメントの脱落が原因だったようで、先人たちの人柱が教訓として生きていないという愚かさが今回露呈してしまったな。
まぁ・・・これまで通り量販店クオリティーのエレメントを使っていれば問題はなさそうな気もしないではないが、知ってしまったからにはそういう訳にはいかないか。。。
しかしまぁ、これまでよくもまあ何もなかったものだ。
〇ノタロウ製オリジナル商品が粗悪品という訳ではなくて、これまで使ってきた他社製品と比べてやや広かったという事は事実だが、規格違いで使わなければ全く問題ない物で、安かろう悪かろうという事でもなく、本当にたまたまの事だったのだろう。
さてさてどうするかな、今回わざわざエレメントをインチの物に買い直して取り換えた方がいいのか、次回のオイル交換までそのまま行くか。
スバルのエレメントと同寸法でネジがインチの物を調べたら、スズキの軽自動車のエレメントがほぼ同サイズ。
取り敢えず、スズキのオイルエレメントを〇ノタロウで二つ買っとくかw