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2018年10月14日 イイね!

ブリッツェン

ブリッツェンHIKO君が突然レガシィを10万円で買ってきたという。

聞けば、自分で乗る訳ではなく熊本のお父さんが乗ってるV35スカイラインと入れ替えるんだとか。


あのポルシェデザインのブリッツェンが10万円ですか・・・。


まぁ、BHのレガシィだからね・・・
もう15年も前のクルマなんで、実際はそんなもんなのかも知れないけれど、ヲレのクルマより断然新しいからヤになっちゃうよねw

まぁ、10万キロで15年落ちとなると、色々とトラブルが出始める頃だろうけど、殆どの症状は見切れてるからね・・・メンテしながら乗っていくのもいいのかもね。

熊本じゃあヲレが見てやることは出来ないので、向こうの整備屋さん頑張って!



・・・って感じですが、向こうに持っていく前に既にヤバイ部分だけヲレが面倒みることに。

エキマニ付近から常に煙がもくもく。
どうも、ヘッドカバーパッキンが未だに無交換のようである。

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何だか久しぶりだなぁ・・・BHのエンジンルーム。

あれだけみんなして乗っていたくせに、すっかり居なくなった。
やっぱ旧いクルマは乗りたくないのかね。


EJのヘッドカバーパッキンの交換なんて、もう何回やったか思い出せない位だけど・・・
何回やっても面倒臭い・・・というか、腰に厳しい姿勢なんだよね。

変な姿勢で地道にチマチマやらないといけないからキツイ。


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少しでも時間を短縮するためには、ベストの工具で挑む事。

コレに尽きる。

9.5と6.3の首振りのラチェと、板ラチェのコンビネーション。
この辺があればラクショーでしょ。

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10ミリソケットはシグネットのヤツはダメだね・・・チャンファーカットが深すぎる。
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スナップオンのソケットは間口が浅くていいね。

いっぱい力を掛けられます。



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エアクリーナーボックスとインテークパイプを撤去すれば、ヘッドカバーが取り出せます。

ヘッドカバーのボルトはこの頃より6本から8本に増えてます。
うちの子は6本ですね。

かと言って、オイル漏れに対する耐性が上がってる訳ではなさそうですけどね。


パッキンが駄目になれば、6本だろうが10本だろうが漏れてきます。


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カム穴を掘る時に出来る半月切り掻き。
ここの樹脂の盲栓(サーキュラープラグ)も交換するので、破片などがないようによく掃除をしておきます。

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サーキュラープラグに液ガスを塗布して、切り欠きに装着します。
はみ出すくらいつけて良し。


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ブローバイのニップルカバーのパッキンも交換し、新品のヘッドカバーパッキンをカバーに装着。
カムキャップの逃げ部分などのRのキツイ部分には、液体ガスケットを補助的に塗付しましょう。

写真にはまだ取り付けしていないですが、プラグホールのパッキンも忘れずに。


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狭い中、パッキンがずれないように慎重にヘッドカバーを元位置に戻します。
ついでにスパークプラグも新品に交換し、ダイレクトイグニッションや配線カプラーを取り付けします。

イグニッションのカプラーは隣同士が白と黒とに分かれており、右バンク左バンク共にフロント側が白になります。


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お次は反対側。
こちらはオイルフィラーがあるからね、根元から先に外してしまいます。

邪魔な配線類がいっぱいあるので、ウォッシャータンクやらバッテリーやら外せるものは極力外して作業します。
当時はアーシングキットみたいなのが流行ってたからね、Dですら店頭販売だかオプションだかで取付をしていたけどね、整備に邪魔なばっかりで殆ど意味が無い。

メーカーが採用しているんだからとみんなして騙されていたものだ。


効果はゼロではないようだけど、1000が1001になるようなメリットでは体感できないし、そんなもの殆ど意味なんてない。

効果なんてあって無いようなものだ。

わざわざ売っているぐらいだから、何かしら効果はあるんだろう・・・という消費者の心理を逆手にとった商法に過ぎないのである。

最近は余りに酷いものには、消費者庁や経済産業省などから販売広告の謳い方に是正勧告などが入るが、なかなか販売差し止めにまではならないのが現実。

パワーが10%以上アップします→パワー感が増します 程度の曖昧な表現に書き換えて市場に並べられている。
市場にはそういった眉唾な商品が余りに多いので、注意が必要である。


クルマ用品と化粧品は似ている。

化粧品全般も、健康増進などには殆ど効果が無いのに、塗ったり貼ったりしてその時だけの~感だけを商品にして販売しているものが殆どだ。

マイナスイオンだの炭酸水だの、マグネシウム何とかローラーだの静電気がどうのと、とてもクルマ業界の物販と手法が酷似している。


クルマや化粧品のように趣味性を強く反映した分野と言うのは、第三次産業のドル箱である。

知識薄弱な割にとても狂気的な消費者が多いという所が共通している。
そして、そこにつけ込む商売が成立してしまう。

もう出尽くしたろう・・・と思っていても、まだあの手この手と考えて、益体もないものにある筈もない付加価値を与えて商材に変えていく。


商魂たくましいとはこのことである。


最近はバンパーの裏側に変なアルミテープを貼るのが流行っています。(メーカーさえ貼ってきている!)
みなまで言う積りはありませんが、ここまでくるともう魔法です。
やめておきなさいとだけ言っておきましょうw


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総じてカチカチだったパッキン類を全て交換してすっかりオイル漏れも止まりましたね。


魔法じゃクルマは何一つ良くならないんだけど、こういった地道な整備をきちんと続けていきさえすれば、変なテープを貼ったりしなくてもちゃんと乗り続けられますww


タイミングベルトは替わってるし、エアフロとかO2センサーとかだけ覚悟しておけば、当分は大丈夫かな?

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altしかし派手なワゴン車だな~w









Posted at 2018/10/17 03:35:37 | コメント(1) | トラックバック(0) | 人のクルマも直します | クルマ
2018年10月06日 イイね!

風圧で変形する純正バンパー

風圧で変形する純正バンパー久々に入庫のO君のGVB。

「バンパーのチリやツラがおかしくなって何回リテーナーを交換しても再発してしまうんですが、何とかならないでしょうか。」というご相談でした。

K察官のくせに150キロとか200キロとか出すからエアロに負担が掛かるんだよ・・・。


まぁ、そうは言っても走るクルマがこれじゃちょっとみっともない。
純正のエアロで特に弄ってないので、みんなのGR・GVもなるのかな?

汚いラリーカーとか走り屋のクルマなら気にならないかも知れないレベルだけど、いつもきれいにしてる人ならちょっと許せないのかな。
最近のエアロは空力をよく考えて作ってあるからね、ダウンフォースが凄まじいです。

だったらそれに耐えられるようにしっかり作ってよ、って話です。


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兎に角、フェンダーの合わせ目が開いてしまって、挙句には爪が外れて浮いてしまうようです。

GCやGDの頃に比べてフェイスがペラペラに薄く作ってあり、際でしっかり作ってあるリテーナーとホースメントにマスクのように被せる構造の今時のバンパー。

あまり支えが無く空洞が多い下側が肝のようです。


バンパーとリップスポイラーの合わせ目は、センター付近で第一メンバーに足が飛ばしてありますが、樹脂製の貧弱な造りで軽くしなります。
タイヤ両側前方は下側でフェンダーライナーとクリップ接続ですが、ステーの様な物は存在しないので、風圧で大きくしなりそうですね。

バタバタと激しく脈動による振幅があるのか、ライナーの取り付け部分が切れてる部分がありますし、クリップも割れて脱落しています。

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バンパーを外して見ると、左側のフェンダーの合わせ目のバンパーの爪は切れてしまっていました。
これが浮きの原因です。


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リテーナーは見た感じ割れなどは無さそうですが、全体的に下側に開いてしまっているようです。

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交換すれば一時的には元に戻りますが、一回の高速走行やサーキット走行などで簡単に再発しそうです。

これだけでも全部で1万円以上する部品ですので、Dで交換までお願いしたら3万円以上の請求がきそうです。
酷い時はバンパーフェイス自体が交換となるようで、10万円近くの出費となりますね。

構造不良による症例ですが、法定速度以下では発生しない症状なので、Dに文句も言いづらいですね(汗


でも、インプレッサWRXがサーキットくらい走れなくてどうするってトコロですよね。

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取り急ぎですが、寸法を取ってバンパー下側を支えるステーを製作しました。

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こんな風にね、バンパーとリップスポイラーの境目に共締めして固定します。
アンダーカバーに固定する部分は裏側にワッシャーを併用してフラワーリベットで留めてあるので抜けてしまう事はありません。

ガッチリ固定出来ました。

かと言って強固に造り過ぎていないので、軽いクラッシュ時にフレームを痛める心配はありません。



これでリテーナーの定期交換が無くなるといいですね。


alt久々に乗ろうとしてクラッチ踏んでスタートスイッチってのが判らなかった(汗

Posted at 2018/10/13 05:51:02 | コメント(3) | トラックバック(0) | 人のクルマも直します | 日記
2018年08月04日 イイね!

休み前に

休み前にすっかり朝晩は涼しくなりましたね。
酷暑の到来が早かった分だけ行くのも早いという感じかな。

今年は本当に暑かったので、何も出来ませんでしたね。

何をするにも命の危険レベル。


仕事にしろ、休みの家族との時間にしろ、日中をやり過ごすのに精一杯。
早寝早起きを励行して翌日に備えるだけの日々でした。




そろそろ色々出来るかな。

溜まってきています^^;


さて・・・盆休み前になりますが、久々にクネ太郎よりSOS要請が。

自分も盆休み前は色々と帰省の準備があるので、
前もって都合がつかないよと伝えてはあるんだけど、それでもというのは緊急事態です。


「法事で海老名に来てるんだけど、変な臭いがしてエアコンが利かなくなった。」

「ベルトが切れたのか? 2年以内に換えてる筈だからベルトの劣化が原因じゃないな・・・。」

「ベルトは切れてるけど、コロコロもグズグズになってる。」

「張り調整のアイドラが逝かれたか。エアコンだけはベルトが独立してるから帰っては来れっだろ。」

「明日から夏休みなのにクルマのエアコンがつかえないのは厳しい・・・」

「・・・。」

「今日何時になっても構わないので来て欲しい・・・」

「・・・急いで部品を問い合わせろ。アイドラーとベルト2本な、その辺の部品なら在庫してるだろ。」

「Dに直行します。」

「アイドラー不良であることを祈れ。コンプレッサーのスティックだったら盆前にはもう直らんよ。」




みたいなやり取りをしてたのが4日の土曜日。
翌日から有給取って、世間より一週早い夏休みを取得していたようだ。

直前で旅行を画策してHISに駆け込んでみたが、海外国内共にとんでもない金額を提示され、意気消沈して帰ってきたところにクルマのエアコンまで壊れたという按配である。

全国あちこちで気温が38度だ39度だを連発していた頃だったので、流石にエアコンのないクルマでは出掛けられない。


電車で出掛けた方がマシであるw


しかし、今年はクルマのエアコントラブルが多いね。
実際はトラブってるというか、あまりにも暑すぎてエアコンは完調だけど効きが追い付いていないというパターンも多いんだけど、ガス圧が上がり過ぎてフェイルセーフカットが入ってしまう事例もチラホラ。

ガス圧は、気温が上がれば上がる程高圧になってしまう。

今までは問題なく使えていたエアコンが、今まで味わった事のないような暑さの中で異常な高温高圧になりカットが入ってしまう。


停止中のアイドリングで効かなくて、走り出すと冷える・・・というパターンがこれにあたる。

走ってる時はバンバン走行風が当たるし、コンプレッサーも回ってガスがどんどん循環するのでよく冷えてガス圧も落ち着くんだけど、信号待ちや渋滞などで停まってしまうと熱がこもってガス圧が上がり、カットが入ってしまう。


まぁ、要するにアフターでガスチャージしたクルマなんかでのガスの入れ過ぎなんだけど、
やっぱりね、カットさえ入らなければガスは多く入ってる方が冷えるんでなるべく多めに入れてしまうんだよね。

チャージ時に気温がそれ程高くなければ冷媒もいっぱい入ってしまう訳だけど、あんまりギリギリまで入れてしまうと、夏場にこういうことになる。

本当はガス圧をゲージで見ながら決まったガス圧で管理するものなんだけど、古いクルマなんかだとエキスパンションバルブなんかが詰まり気味で安定せず(大してガスを入れていないのに高圧側ばかり上がってしまう)圧だけで管理できないようなクルマも多い。

結果、風に手を当てて冷えを見ながら目一杯入れてやる・・・というスタイルになってしまう。


まぁ、クネGDBは確実にトラブってるので要修理なのだが、問題は原因が何かという事だ。
単にベルトが古くて切れてしまったというだけなら、新しいベルトで張り直せばいいだけだが、最近のVリブドベルトが切れるって話は殆ど聞かない。

交換して最初の3~4年は滑りもしない。
5年くらい使って漸く発進時にキュルキュル滑るようになり、張り直しても直ぐに滑るようになる。

調子に乗ってどんどん張りを強めていくとそこで漸く切れるという事例が発生する訳だが、本来はそういうものではなく、キュルキュルと不快な音を放った時点で要交換である。


普通は切れない。


詰まり、どこかプーリーがロックしてしまっているのである。

話を聞く限り、張り調整用のアイドラープーリーがいけない事になってる様なので十中八九間違いないと思うけど、コンプレッサーのプーリーがロックする事もあるので、これだと大きめの工事になる。


深夜にクネガレに駆けつけてマシンの状態を確認。

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やっぱりアイドラーがおかしな事になってる!

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ありゃりゃ・・・グズグズ溶けちゃってますね。

これはアイドラーが先に逝きましたね。
ベアリングがロックしてプーリーが回らなくなり、ベルトとの摩擦熱で溶けてしまったという事でしょう。

クネがクラッチが滑ったような変な臭いがしたと言っていたんですがコレの臭いだね。


割と熱に強いファイバー系の材質だからでしょうね。
ドロドロに溶けましたけど^^;


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タイベルのカバー側はそれ程被害はないね。
カスがいっぱい飛び散って、エキマニの遮熱板にいっぱい付着してしまったけどこれはもう仕方がない。


ベルト二本とアイドラーが準備してあったんだけど、アイドラーを嵌める中心のフォルダーみたいなのもちょっと溶けてて、これが再利用出来るかギリギリのラインでしたね・・・。
GCだと金属の部品なのでノーマークでしたが、交換すべきでした。

なんとか削ったりして使用可能な状態にし、組み戻せました。


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エアコンも問題なく使えるようになり一安心。



しかし、オルタもトラブってるらしく、バッテリー新しいのに数日で上がってしまう模様。
発電はしてるけど停止中に放電してしまう。

これも近日中に交換ですね。


もう15年ですからね、逆に良く持ったほうかな。


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alt翌日も早いのでさっさと帰ります。







Posted at 2018/08/23 06:41:58 | コメント(2) | トラックバック(0) | 人のクルマも直します | クルマ
2018年07月07日 イイね!

ようやくタイミングベルト

ようやくタイミングベルトクランクプーリーが取れなくていちいちストップしていたBNR34。

色々準備してようやく作業再開。
とにかく鬼のトルクで締まっているクランクプーリーボルトは何とか緩めて終わっていたので、問題なのはシャフトからの抜き取りと、最後の締め付けくらい。

タイベルの交換自体はとてもオーソドックスで単純だ。


結構大変なプーリーの抜き取り。
これはこれで適当な道具が無いと何だかんだでどうにもならなかったりする。

ホールドプレートによる作業失敗によって、正面の6ミリのネジ山を破壊してしまっていたので、8ミリで切り直しました。

そうは言っても、ドリルなどがそのまま入るスペースは無いので、6.35ビットを咥えられる9.5のソケットに7.5ミリのドリルビットを取り付けてエアラチェで穴あけしました。

アングルドリルって高いんだものw

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これでホールドプレートのプーラー機能で問題なく抜き取り出来ました。


あとはどんどんファンベルトやカバーを取っていって、タイミングベルトやスプロケットを外すんですが、まずタイベル交換の基本として、バラす前に1番気筒の圧縮上死点を出すという事。


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どんな車でも、必ずクランクに上死点を見る合いマークがある筈なので、プーリーを取ったシャフトにボルトを仮付けしてスピンナーなどで回し、印を合わせます。

クランクシャフト1回転でカムシャフトは半周しかしません。
時計回りにどんどん回して行って、クランクの合いマークを合わせ、カムスプロケの合いマークが合っていれば圧縮上死点。
半周ズレて合っていなければ排気上死点となりますので、クランクをもう一周させて全ての印を合わせます。


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スプロケの印を合わせたら、どんどん部品を外していきます。

左側中央のスタッドボルトはテンショナーの軸で、これも交換。
隣のアイドラーはボルトで留まっていますが、ここのボルトも交換です。


各アイドラーの支持点が高く、長く使うと折れてしまう事があるらしい。

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ウォーターポンプは少し高いN1用を準備してきた模様。
3万円以上するらしい・・・。

確かに羽根の形状が違う。
高流量でキャビテーションが出にくい形状なんだとか。

フリクションはデカそうだなw


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クランク回りはかなりオイルで汚れていたので、きれいに洗浄しウォーターポンプの取り付け。
部品としてガスケットの設定はなく、液体ガスケットでの取り付け。

しかし、ウォーターポンプがファンベルト駆動ってクルマ自体が久しぶりで、むしろ新鮮。


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あとはもうただひたすら組んでいくだけですが、一つ問題が発生。
クランクのシールの打ち込みがなかなか上手くいかない。

部品屋が気を利かせて社外品のオイルシールを準備したんだと思いますが、内側のリップ部分が柔らかすぎて、捲らずに挿入できないと言えばいいのかな。。

カムシールは規定内径での突出部分が長いので、捲れないように修正しながら挿入し、スプリングの位置も確認してから座面まで着床出来るので問題なかったが・・・

クランク側は、既定の内径になる段差を越えてから取付座面までが浅すぎて、捲れを修正しながら入れられない。
押し込んだ瞬間にプリっと捲れてしまう感じ。
しかも捲れた時点で中でスプリングが外れてる可能性が高く、上手く外からつついて修正したところで上手くいってる確証がないという危険。


ここは純正でないと駄目だ。。。


何度もトライしているうちにシールも傷んできて、どの道使えない事が確定。
再び頓挫か???


と思ったが、HIKO君があちこち電話を掛け捲って日曜に対応してくれる共販を探し出しました。


「オイルシールあるみたいです!これから取ってきます!!!」

相模原の部品共販まで走るHIKO君。


そうか、あったか。
なら何とかなるかな。


出来る事を進めておこう。

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オイルシールが来るまでのあいだ、超大変なサージタンクの取り付け。

セルモーターを先に取付し、新品ガスケットをセット。

苦戦するかな~と思いましたが、外すときに要領を理解していたので、どうにもならない部分はありませんでしたが・・・首振り系の小さい工具を駆使しまくって約1時間半w


まぁ、こういう部分は気力と集中力の問題だよね。。
1日の最後の方で暗い中でやると3時間掛かったりする。


面倒な部分はフィジカル万全で挑みたい。


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ちょうどいい具合にオイルシールをゲットしてきたHIKO君到着。
何の問題もなく一発挿入ですw


リップ部分に厚みがあって硬く、捲れない構造になっている。

やっぱこの手の絶対に失敗したくないマシンのタイベル交換とかは、極力純正部品を使うべきだとつくづく思う。
特に、オイルシールとかの安い部品ほどね・・・


何百円のシールをケチってジェネリック使ったら、失敗とかアホらしい・・・。


こういう部品は確かに規格ものだから、基本的に純正も社外品も同じじゃないかなとは思う。
ただ、純正だと車種ごとの独特の条件に合わせて進化している部品もあるので、汎用品の社外ではそれを満たしていない事もある。

社外品は安い分だけ、賭けになる部分があるという事だね。


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再び合いマークを確認しながら、新品のタイミングベルトを張っていきます。
(当然純正品ていうか同等品w)

よくタイミングベルトも強化品が使われたりするんだけど、殆どの人には必要が無いと思うんだよね・・・

特殊アラミド繊維がどうのこうのと、その強靭さを謳っていたりするんだけど、そもそもカムをクランクに同調させているだけなので、そんなに負荷が掛かる部分ではないし、たとえ600馬力出したって純正のタイミングベルトが切れたりコマ飛びするなんてことはない。

交換サイクルが伸びる訳ではないので、長く使える訳でもない。
ブローすれば強化品だって一発で切れるし、値段が2倍も3倍もする強化品を入れるメリットって何なんだろうね。


まぁ、1000馬力出してドラッグレースに使うっていうんじゃ判らないけどw


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カムスプロケの合いマーク。
(回してしまったので、ベルトの印はズレています)

クランクを何周かさせてベルトを馴染ませてから、テンショナープーリーのナットを締め付け。
各部を締め付け確認をしたら組み戻してタイミングベルト交換終了。


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クランクプーリーのボルトの締め付けは約500Nm。
800Nmまで締められるトルクレンチを知り合いから借りてきましたよ。


5速ギヤに入れてサイドブレーキ鬼引き。

それでも動きそうだったので、HIKO君にクルマに乗ってもらってフットブレーキを踏んでもらいながら、体重をかけながら一気に締め付けてようやくカチンまで行きました。

しかし、あとちょっとという所で・・・
何故か、パワステポンプの配管フランジの部分からオイル漏れが発生・・・


おいおい何でですか。

ポンプのベルトを張ろうとしただけなのに・・・。


どうもパッキンが痩せすぎてて限界だった所で、色々ゴツイ作業をした為に耐えきれずお漏らしをしたようです・・・。

わざわざクランクのオイルシールを取りに行ってまで間に合わせたのに、作業は中断。
これは改めて部品を取るしかないなぁ。


この日の作業は終了。

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どちらが駄目でもいいように、配管とパッキンは両方交換。
ついでにクタクタだったラジエターのブッシュも注文しました。


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元々パワステポンプ周りのオイル滲みが激しかったんだけどここだったのかも知れないな。

このクルマもひと通りメンテしてそろそろ完封かと思っていたけど、
やってない部分はとことんダメだな・・・。


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無事エンジンも掛かり、LLCとパワステオイルのエア抜きも完了。

シールや脱着した配管などからオイルや水が漏れていないか充分に確認して終了・・・

あ~、まだ残ってた。


エアコンのガスが少ないとかって話だった。

少ないって事はどこかからか漏れてるって事で、20年も経ってるクルマなんでそりゃ仕方がない事なんだけど、今回は原因を究明してしっかり直すと予算オーバーらしいので、補充でやめときます。



漏れ留め剤入りのオイルを注入後、2缶補充。
低圧はほぼゼロだったな・・・


ま、シューシュー漏れてる訳ではないので、今年の夏くらいは大丈夫でしょ。
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altこれでお盆に熊本まで自走で帰るんだって!




Posted at 2018/07/10 04:57:48 | コメント(2) | トラックバック(0) | 人のクルマも直します | 日記
2018年06月24日 イイね!

3/4の30ミリ

3/4の30ミリ今回めでたく二回目のタイミングベルト交換を迎えたHIKO太郎の34GT-R。

ヲレたちが乗ってるようなクルマは、10年10万キロがアタリマエだね!なんて話をよくしていたものだが、20年20万キロ時代に突入しだしたと言っても過言ではなくなってきた。

ヲレのGCもこの34と同じ平成10年車だから丁度20年。
クネのGDBだってもう初年度から16年経っている。
あらためてまたGC買ってくるヤツもいるし、今更16系のアリスト買ってくるヤツもいるし・・・


みんなこの辺のクルマが好きなんだな~としみじみ思う。


もともと材料屋さんのHIKO君は、いつも自分で部品やら何やらを揃えてくるので、
随分以前から何が必要なのかを聞いてくる。

「スプロケの裏のオイルシールも替えるから用意してね~」とか「ウォーターポンプは絶対一緒に替えた方がいいよ~」とか、「アイドラーだけじゃなく取付のボルトも替えようね。」とかそんなやり取りである。


ひと通り部品も揃ったという事なので、タイミングベルトの交換作業に行ってきました。

34は初めてだけど、32だか33だかで一度二度はやったことがあるRB26。
タイベル回りそのものは非常にオーソドックスなただのストレート6だ。

結局、過度なチューニングやレースシーンなどでの酷使を前提としたためか、34GT-Rまでに可変バルタイすら付けずに進化し続けたある意味特殊なエンジンである。


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ただ、・・・ベルトになかなか辿り付かないのである。

エンジン前面の配管やラジエター、カップリングファンもさることながら、大きな難関がひとつある。


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クランクプーリーである。

5速ギヤに入れて単管で延長した工具で挑むもののビクともせず。。
カチっと止まらないので緩むようなトルクが掛けられないんだよな。

上からだと振り幅も小さいので思い切りいけないというのもある。

セルモーターでのクランキングでも全然ダメ。
完全にモーターが負けちゃってます。

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タイミングベルトは一度交換歴があるので、初めてではないはずですが・・・
とにかく硬いな。

クランクプーリーのホールドプレートを準備して大型スピンナー2本掛けで固定し一気に挑むものの・・・

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3/4→1/2の変換アダプターがねじ切れました。。。

うーむ、ダメか。



そもそも3/4スクエアの30ミリってソケットが無かったよ。
ヲレが持ってるのは32ミリからだった。

30ミリくらいだったら大体1/2で事足りるよな・・・


近所のアストロに駆け込んでみたが、3/4の店頭のラインナップ自体が33ミリからだったな・・・
アストロじゃポピュラー過ぎてダメか。

ストレートしかないな・・・



横浜の店舗に電話してみると、在庫有りとの事。


「スタンダードのソケットの他にインパクト用の6角のヤツもあります?」

「ありますよ。」

「ただ、回り止めのホールドプレートのセンターホールが40ミリなんで外径がそれ以下じゃないと使えないんですよ。」

「あ~、インパクト用だと46ミリありますね、スタンダードなら39ミリですけど咥えは12角です。」

「そもそも使えないんじゃ一択ですね・・・。」

「一発勝負かも知れませんが、新品なら大丈夫じゃないですかね。」

「・・・ですね、それで行きましょう。これから伺います~。」



さすが都筑の店舗だな・・・
あの辺は車屋ばっかだから、この位置いてないと話にならないんだろうな。


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結局ストレートでは3/4は22ミリからラインナップしてあった。
ちょうど2000㏄位のクランクプーリーに多いサイズだな。


よく判ってるな・・・。

この内容なら、イレギュラーな工具を今日中に欲しいって場合でも、大概は何とかなるな。


さて、ボックスが揃った所でクランクプーリーボルト再挑戦。
3/4用の鬼ラチェにセットして単管で延長して一気に回すと、


ギッ!

と、緩む直前の強烈な摺動音が鳴り響いた直後、


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ホールドプレートの固定のネジ山が負けて外れてしまいました。
プーリーのサービスホール死亡。



・・・おいおい、惜しかったな。
あとちょっとだったのによ。

だいたい、26クラスのクランクプーリーのサービス用のネジ穴が6ミリってどういう了見よ。


ネジ山も3.5山くらいしか掘れてないし、外させる気ねーだろコレ。
そもそもプーラーでの引き抜き専用なのかも知れないな・・・

26のクランクプーリーをホールドプレートでの固定って概念がそもそも間違いだったって事か。


ギヤに入れて固定もダメ。

セルクランキングアタックもダメ。

ホールドプレートによる固定もダメ。


こうなると残された道はただ一つ。



直視すら難しい位置にある取り外しそのものが難儀なセルモーターを撤去して、フライホイールのリングギヤを固定するしかない。

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下から色々外して苦労してセルモーターを取り、人間工学的にかなり無理な体勢を強いられながら手探りでリングギヤに適当なボックスを挟んでロックする・・・

一番やりたくない作業だったために後回しにした選択だったが、結局遠回りしただけだった・・・。


前にやった時はこんなことはしなかった筈。
5速とかに入れてそれで緩んでたハズなんだけど・・・単なる奇跡だったか。



2柱リフトか何かで上がってればセルモーターだけ取るのもやりやすいだろうが、
ジャッキで上げてるだけだしな・・・

片手が入るのがやっとだから手鏡か何かで見ながらやるのも無理そうだし、ベルハウジングに何か落としても収拾がつかない。

時間は掛かるが上からやりたいな・・・

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オルタを取った所で前からのアクセスも不可能。
超長ロングエクステでセルモータのボルトにアクセスするのがやっとです。


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サージタンクを外しました。。


これはこれで大変だった・・・これだけで2時間以上掛かった・・・。
下からセルだけ取った方が良かったか?

いや・・・、見えない中で不確実な作業はしたくない。


手間は掛かるが仕方がない。
こうでもしないと目視も出来ないサージタンク下側の不具合チェックも兼ねていると思えばいいか。。


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サージタンク自体は6連スロットルにそれぞれにナット2つづつで固定されているうえ、でAACバルブとそのチャンバーの固定ネジ、その他燃料やバキューム配管のBKTがサージタンクの下で無数に留まっているのがヤバイ。

スタンダードな工具が一切入らないので、首振りの板ラチェとかを駆使して手探りでネジを取ります。

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コレで漸くかろうじて見える位置にセルモーターが出現し、上から取り外すことが出来ました。
ボルトを緩める方向でロックできるように、デカめのソケットなどをリングギヤにカマして回り止めをします。

やる前から判る。

コレなら確実に緩む。

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ジム通い(メタボ対策だろうけど・・・)のHIKO君本人にやってみろと単管パイプを持たせるものの・・全く緩まず。
ねじ切れるんじゃないかとビビって本気で行けないらしい。

30アタマのボルトなんて、腕力じゃ折れないから大丈夫だよ・・・。

仕方ねーな・・・ヲレがやるか。。(疲れるんで温存したかっただけw)
力任せもそうだけど・・一番力が掛かりやすい垂直角度を意識しながら、カムアウトしない程度のギリギリのオーバーラップまで単管を延長して、瞬間的に一気に引くんだよ!


ガッキーーーーーン!!!
凄まじい金属音を響かせて漸く緩みました。


どんなトルクだよ・・・

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プーリーのボルトをとるだけでエライ騒ぎだな・・・。
しかしまぁ、あとはプーリーさえ引き抜ければ、難関はここだけと言う気がする。

ダンパーのゴムもヒビだらけだし、予算に余裕があったらプーリーも交換すべきだったかな。。

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しかしまぁ・・・恐ろしいボルトだったぜ。

あれだけ緩まないんじゃ、余程錆びたりして固着してるんだろうなと思っていましたが、ネジ山はきれいなものでした。

前作業者が、ラスペネか何かをくれて締め過ぎてくれちゃったのかも知れない。


クランクプーリーなんて、ファンとか補機類回してるだけなんだしそこまで過大なトルクで締めなくてもいいような気がするけどな・・・

ドでかいクランクシャフトとのバランスで、
プーリーそのものにも重量を持たせなきゃいけないから仕方がないんだろうか・・・

それにしても50キロって・・・


インプのハブの32のアクスルナットでさえ15キロ程度だからね・・・。
緩ませる人は大変だよ。

取り敢えず、プーリーのネジ山が逝かれてるから、ホールドプレートによる引き抜きは不可能。
ネジ山を修正するか、外掛けのプーラーを用意しないと外せないね。

取り敢えず今日は遅くなれないので、タイムアップ。



新たに万全の準備をして仕切り直しましょう。

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alt早くも梅雨明けってどういうことだよ・・・

Posted at 2018/07/01 02:19:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | 人のクルマも直します | クルマ

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「[整備] #その他 HA11S アルトワークス 社外ラジエター装着 https://minkara.carview.co.jp/userid/271921/car/262720/7405733/note.aspx
何シテル?   06/30 04:17
だ い です。空白が二つですw 板金塗装と整備をちょこっとかじってマス。
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2009/09/13 00:37:18
 

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