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売却が決定していたノリさんのＦＤ３Ｓ。
きれいにしなきゃ売れないよ。

割れてたカウルや、雪山で軽くヒットさせてたクォーターなどを板金し、補修塗装で対応する積もりだったけど・・・色が全くわからない。
レクサスのブラウンパールで塗ってもらったとの事だったんだけど、これかなって色をデータで作っても全然違う。
色が合わないってレベルじゃなくて全く違う色だ・・・。
ある色からギリギリまで頑張ってみたけど・・・ダメだ、ぼかせるレベルにも近づかない。

コレを塗った板金屋・・・
多分丸塗りだからってちゃんと作らなかったな？

困ったな、原色も全部揃えてる訳じゃないから、データからしかおこせないよ。


そんな訳でのオールペイント。
どうせなら、人気色で塗ってしまえば売りやすいからね。

マツダのピュアホワイト（Ａ３Ｄ）で塗ることになりました。



今回は、横浜にある時間貸しのガレージを借りての作業です。
塗装ブースを持っている珍しいレンタルガレージだよ。

現在自分の下で塗装屋修行中のノリさん。

勉強なので、自分でやらせてみます。
手順と、マスキングの仕方、サンディングの方法などを仕事より厳しく指導しています。
一日で終わらせないといけないので、時間との勝負。


塗装開始！
ほらほら悩んでる時間無いぞ～。



あ～・・・テンパり過ぎてガンのペンキこぼしたな・・・。

だめだめ落ち着いて。

こっからが勝負。
こっから落ち着けるかどうかがプロとの境目なのだ。


最後怪しかったんでちょっと手を貸したけど、うん・・・

キレイに塗れたよ。



走れる状態にしなきゃ帰れないからね。
フードにバンパー、リトラカバーにテールランプ、ミラーとドア内装を１時間で組んで、漸く終了！

ホワイト。

いいね、ＦＤに似合うよ。
たまたまだけど、ホイールにもマッチしてるなぁ・・・。

もったいないけどね、これで漸く手放せる状態になりました。


次のオーナーも決まってるけれど、自分の友達ですよ。



め～ぐる～め～ぐる～よクルマ～はめぐる。

生まれかわって歩きだ～すよ～。




初めての大仕事にノリさんも満足そう。

これではインプの巣だな。

つーか、ＧＤＢ多過ぎだろ。
まったく、保険料率高くてやってらんないってトコロだろう。

しかし、ＧＤＢは壊れないからイイネ。
エンジンもトランスミッションも丈夫だよ。

ＧＣじゃ心配になって抜いちゃうトコロでも踏み抜けるってだけで、重量差を帳消しにする以上のメリットだねぇ・・・。


あんなにイカツくなければ乗り換えたいクルマだけど・・・
ちょっと乗れないなｗ


ヲレには当分コイツでいいや。
コンパクトで控えめで、ヲレのスタイルにぴったりだから。

コイツが来て早８年になるところだけど・・・早いもんだなぁ。
そろそろ２回目のタイベル交換が迫ってます。


ポンポンのＧＤＢも大事に乗ってるよね。

リアル戦闘機が長く生き残るってのは大変なことなんだ。
壊しても、後回しにせずその都度きちんと直し、潰すほど無茶はしない。

やり過ぎない勇気が無いと、長くは続かないもんだ。



のだめってぃーのＧＤＢもこの間の塗装の仕上げで、ゴミ取りとポリッシュ。

１０万キロオーバー車で購入してるけど、全然ヘタってない。
要のエンジンや駆動系が強いから、ハコが傷んでないなら、まだまだこれからだよ。


うーむ・・・ＧＤＢはＣ型位でホントに完成されてるなぁ。


丈夫なＥＪ２０５にアイシン６速＆フロントトルセンデフ、ＤＣＣＤ、リヤ機械式ＬＳＤってのが鬼。



勿論燃費も鬼ｗ


ま、ハンデがあるほうがクルマは楽しい。

チョイチョイ、翌週持ち越しなどの追加作業が入りましたが・・・

向こう１０年乗る為の大型整備だからね、
むしろスンナリいった方だよ。

エンジン降ろして全ベルト、全パッキン・シール、ウォーターポンプやベアリングローラーを交換し、クラッチ周りとエンジンミッションマウント、ピッチングストッパー、シフトリンケージなどを新品に。

水周りのホースも全て交換して、ラジエターも社外品に。
ついでに燃料フィルターにエアーエレメントも取り替えて・・・

他にやることあるかね？ｗｗｗ


って位リフレッシュしたクネＧＤＢ。
二年越しの計画がようやく結実しました。


インプレッサで初めて壊れたエキゾーストのフレキシブルボールジョイントのガスケット。
一週間空いたので新品頼めました。


ラジエターもアルミ２層一体形成品に交換。
これでパンクの心配はないかな。

昔は７、８万したけどね・・・ブリッツが新品で￥２９.８００-だってｗ


２００万チョイで購入のインプレッサを、峠にサーキットに雪山に・・・で
２０年乗れたら・・・


なんて安いクルマなんだｗ

３５０万のプリウスを５年おきに４回買い替えるのと、どっちがエコかな。
下取り差し引きで考えても、差額が８００万てトコか。

プリウスの燃費とインプの楽しさを大好きな相対性理論で相殺したら、
８００万どこかで回収できるだろうか。

・・・出来ないな、プリウス買ったら不良債権確定だ。


ヲイヲマエラ！インプ長く乗った方がいいぞｗｗｗｗｗ


お金をかけず、無駄なく楽しみ切る。
これがヲレたちのエコ、ヲレたちの美学。


究極のカーライフなのさ。


どうだい、エコだろう～？

さてさて一週間後。

持ち帰ったカムシャフトは肉盛りして切削加工。
チコっと形が違っちゃったけれど、元々加工が雑な部分だし、それほど寸法の精度が求められている部分ではないので、充分でしょ。

部分溶接も気をつければ、歪ませないうまいやりかたがあるんだ。
結構肉盛りしたけれど、全然大丈夫だったね。



カムも買えば高い部品だし、クリアランス調整もやり直しだしで面倒なことばかり。
修理で済んでよかったなぁ。



あとはオイルシールを交換して、丁寧にスプロケやベルトを組んでいきます。

アイドラーやテンショナー、ウォーターポンプ、これらを全部交換すると結構な部品代になりますが、
通常は全て交換しますね。

因みにヲレは１回目の交換時、アイドラーとテンショナーは再使用しますたｗ


搭載前に下準備。

レリーズベアリングとフォークのセット、燃料フィルターやヒーターホースなどの交換を済ませてしまいます。



あとはマウントを新品にして、エンジンを積み戻します。

いやいや・・・マウントが競ってなかなか水平が出せず、ちょっと苦戦したなぁ。
フロントのメンバーを下げれば良かったんだけど、足回りが狂うのが嫌でね・・・。

ちょっと頑張ってそのままブチ込みました。

燃料系やオイルクーラーのサンドイッチ、など漏洩が不愉快な部分だけ接続して今日はおしまい。


ちくしょう、やっぱちょっと疲れたな・・・。
腰が痛くなっちゃったよ。


さてさて残りは次回・・・なんてやってると、あの坊主が邪魔しに到着。


うーむ・・・暇になったら遊んでやろう。

クネ太郎の愛機イプ美。

ＧＤＢ型インプレッサのアプライドＣで、初年度登録は平成１５年。
もう来年で１０年目になってしまうのだ。

ついこの間出たばっかりだと思っていたのに、もう１０年オチなのか！
そうだよな、ヲレのＧＣがもう１５年オチなんだもの。

新型機が魅力的でなくなったこの昨今。
この辺りのクルマが、ヲレ達にとって最後のスポーツマシンとなっている事実。

パワーとトルクを上げてタイヤの幅を増やせばサーキットのタイムは上がるかもしれないが、そういう速さは魅力的なクルマの究極型ではない。

軽さとパワーのバランス、素直で楽しいと思えるドライバビリティ。

このラインから外れたら、只の速いクルマってだけであって、スポーツカ－でも何でもないんだよな。

いつだったかのブログにも書いたけれど、この辺りのクルマが公道マシンのアペックスだよ。
これ以上速くたって、もう楽しいクルマでも何でもない。

安全と速さと楽しさのバランスに黄金比なんてないけれど、
ヲレの偏見に満ちた常識や経験に照らして鑑みると、平成１０年から１５年当たりに製造された国産スポーティーカー辺りが、頂点ではないかと考えている。

これ以降は重量化と制御メカニズムが凄すぎて、素直に運転が楽しいと思えるクルマになってない。


それを是正する為のＦＴ８６やＢＲＺだったのかもしれない。
パワー偏重スペックオタクの走り屋もどき連中はちょっと反省すべし。

話はズレたけど、次に欲しい車も思いつかず、むしろもう、出ないであろうなどという仮設を立てるも、まんざら嘘ではなさそうだと頷くクネ。

なかなか大きなトラブルも出てこない丈夫なＧＤＢだけど、そろそろリフレッシュ時期。

乗り換えるなら直さないが、しっかりメンテしてもう１０年乗るのも悪くない。


そんな判断から、一気に手入れする事になりました。


二年越しで集めていた部品たち。

タイミングベルトセットにタペットカバーパッキンなどのエンジン周りのシール類全て。水周りのホース類全てと、軽量フライホイールを含めたクラッチＯＨ。
グラグラのシフトリンケージブッシュ全交換と、新品ラジエターへの交換。

クルマに於けるおよそ１０年を、自分は一巡と呼んでいる。
部品代だけでも相当な金額になるが、これはもう一巡乗る為の覚悟だ。

もちろん、整備に関しては、見落としの無い的確な診断が必要になるが、どれだけ面倒な作業があったとしても、ここで差し引き１５０万円の車両入れ替えをするよりは遙かに安くあがる。

軽くファインチューンを加えながら、ここで３０万でも５０万でも掛けたら、もう別のクルマってくらいシャキっとリフレッシュするからね。

気に入ってるクルマなら尚更最高だ。


タイベル交換と、タペットカバーパッキンと、クラッチＯＨ・・・

ミッション担ぎ下ろして、狭い中でベルトやパッキンを換えるんだったら、エンジンだけ降ろして
全部外でやったほうが遙かにラク。

という訳で、ＧＤＢのエンジンは吊るされることになりました。



ちょっと苦戦したのがベルハウジングの分離。
ＧＣの何倍もガッチリ嵌ってるなぁ・・・何度もボルトが残ってるのかと思って確認したよ。

ピン２本は同じなんだけど、ＧＣのものより長くて嵌りがきつい。

タガネをガンガン打ち込んで、バールで抉ってなんとかこじ開けました。



ようやく離陸。

手こずらせやがって、ざまあみろバカヤロウ！と思う瞬間ですｗｗｗ



そして、かの腕利きのプライベーターも、逆ネジかと疑うほどのトルクで締まっていると言われているカムスプロケットボルト。

あまり触りたくない部分ですが、カムシールを換えなきゃいけない関係で挑まなければなりませぬ。



なんて骨体！

右バンクのインテークカムだけレンチを掛けづらくてね・・・
ちょっと本来と違う所で咥えたのがいけなかった。

カムアングルセンサーが読み取る突起をイッコ欠いちゃった・・・。


コレダメなヤツだよ～　マイッタな。
とりあえず何とかボルトは緩められたけど・・・ちょっと下らない判断ミスに萎えるなぁ。

これで本日再搭載はなくなった・・・。

大体なんでこんなに固いんだよ畜生！
と思ってたんだけど・・・構造上オイルに浸されて乾かない部分なので、常識以上の高トルクで締まってないといけないんだね。


ふ～・・・


仕方がないので、クラッチ周りを組んだり、出来る事だけ済ませて、
カムは取り外して持ち帰り修理。


残りは来週となりましたとさ。


バンパー磨き組１３日（日）大丈夫かな？