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2020年02月12日 イイね!

ソニックブルーマイカ

ソニックブルーマイカ預かって仕上げてる最中にぶつけたpon/on号。

「きれいに直るんだったら別に気にしなくていいよ。」なんて言ってくれはしたんですが、自分の責任とは言え、何ともお粗末である。
確かに自分で直せるとは言え、自分で直せるからこそ油断を生んだとも言える。

違うな、割と壊すから直せるようになったんだっけ。
ニワトリが先な訳ないよなw

・・とか何とか、訳の分からない事を言ってないでさっさと直せよって話ですので。
さっさと直します。

板金に時間の掛かりそうなリヤドアだけはヤフオクでゲットして、
ドアの付け替えと、前後パネルの凹み、その他の細かいえくぼや小傷もついでに板金していきます。

板金1日、塗装1日、組み付け1日で、3日は持ってかれるなコリャw

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サクッとドアを付け替えて、伝家の宝刀ハンター007(ワッシャー溶着機)で強めの凹みを引っ張り出します。

ちょっとしたえくぼ程度ならポリパテだけで仕上げます。

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リヤフェンダーの細い所のドア内が逝かれたので、二重構造のここも溶着機で引っ張り出してパテで造作。

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パテ付けした所はすべてサフェーサーまで入れます。
自分はロックペイントの2液のサフェーサーを使っています。


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さて、日を改めてレンタルガレージ「サンエース」。

大きめの塗装の時に利用している、横浜の山の中のレンタルガレージです。
オールペイントとか広範囲のメタリックカラーなど、気を遣う塗装の時にはブースで吹きたいですね。

野吹きでも全然決まるんですが、長時間の塗装などの時には天候の不順とか、陽当たりが変わってシンナーの特性が変わるなどリスクもある。
確実な仕事をしたい時には、レンガレ費用を払ってでもブースで吹いたりします。

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レンガレは時間貸しなので、ここでしか出来ない事以外は全部予めやってきた方が良い。
本当なら、外す部品のバラしやペーパー掛けなども済ませておいて(スモールやウインカーなど走るのに必要な保安部品だけ残して)、ドア内の面倒なマスキングも済ませておき、外側を大きく囲って塗るだけって感じが望ましいですが・・・

時間も無かったので、バラしからのスタート。

コリャ一日だな・・・
本当に大雑把なマスキングと塗装のみであれば、3時間位で退去出来ます。

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ドアノブや水切りモール、ドア内を塗る部分はウェザストリップなども外します。
水切りモールは外すときにひん曲がって再利用できない事が多いので、元々古くて交換が望ましいような車両でない場合は外さないでマスキングの方がいいですよ。

オールペイントなどは基本的に全部交換です。

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こういう箇所はウェザストリップや、当たりゴムなどが塗装面と接触するので、ドアを閉めても何も触らないように外す物を外してうまくマスキングするか、閉めないように工夫しましょう。

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4ドアはとにかくマスキングが鬼。

これだけ貼るのに、テープ付きビニールマスカーの1000ミリ幅15m、
1800ミリ幅7m、50ミリのテープ3個、30ミリ5個、12ミリ3個とかそのくらい使います。

塗装は時間と材料費が掛かる。

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先ずはドア内を先に塗装。

塗装は、どんなものを塗るにしても基本的に縁とか塗りづらい所、あまり見えない所などを先に塗ってまわり、大きな面や塗装仕上げの品質が求められる箇所を最後に塗ってフィニッシュするのが基本です。

簡単に言うと、最初の方に塗った箇所は後の方に塗った時のミストの影響でツヤや肌が一段落ちてしまう場合があるので、仕上げの優先順位の高い物を後に持ってくるという考え方です。

優先順位が無いようなものに関しては、風上から塗るのがマスト。
スプレー塗装とは周りを汚しながら端的に外観を形成していく特殊な技法なので、マスキングや塗り方などに特に気を使わないと簡単に失敗します。

知識や経験が問われる難しい技術ですよね。

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74Fソニックブルーマイカは2コートのメタリックカラーです。

基本的には色とクリヤーの2層で仕上げます。
青は染まりにくいので下地の色を揃えておくと楽ではありますが、基本的には色だけで染め切れます。

写真は2シェード目位ですがまだ全然染まっていませんね。
ここで慌てて一回で多めに掛けると流れますので、兎に角パラパラと回数で勝負します。
重ねていっても塗装が流れないように前の回の塗膜が完全に止まってから次のシェードを重ねていきます。
この間の待ち時間をセッティングと言います。

メタリックであればシンナーが飛んで半艶になってくるのが合図ですかね。
そもそもメタリックはクリヤーでツヤを出す塗料なので、塗りでツヤツヤに仕上げてはいけません。

この日は寒い日でしたので、シンナーが標準では遅かったですね。。
なかなかシンナーが飛びません。
こういう日は冬用の速乾シンナーを使うべきです。

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5~6回重ねていくと下地との色の違いが判らなくなってしっかり染まってきます。
メタリック塗装は、染める以外にもムラ取りと言って最後の2シェード位は若干シンナーを足した塗料でパターンを広げてエア全開で均等に塗っていく作業があります。

色によっては大変難しく、メタリック塗装の大きな難関となる部分。

最近の1液塗料のメタリックでは、ウェットで塗るだけで勝手にメタリックが並ぶという簡単な材料が主流のようです。(誰でも塗れる!)

いい時代だな・・

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74Fはそれ程難しくないので、昔ながらの2液塗料です^^;
ただ、きちんと塗れれば2液の方が対候性など塗膜の耐久性は高いと思います。

1液が主流になっているのは硬化剤などに含まれる有害物質などに対する各メーカーの環境対策の問題で、やはり2液塗料の方が強いというのが本当。

そうは言っても、仕上げのクリヤーは必ず2液の塗料ですので、程度問題なんですけどね。

1液ってのはそれだけだと弱いって事です。

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表面が乾いてきたら、
3:1のロックペイントのクリヤーで塗装してフィニッシュです。
厚塗り出来るので、1.5回で決まる塗料です。

1.5回とは、最初様子見でパラパラと掛けて、最後に一回しっかり掛けたらOK。

昔は普通に三回くらい掛けないと決まらなかったけどね、
今はとにかく材料が格段に良くなっていて、失敗しにくく短時間で仕上げられるようになってきています。

塗料の伸びが良く、艶が出しやすいのに垂れにくいとか、メタリックがムラにならないとか、塗り重ねる回数が少なくて済むだとか、びっくりするくらい材料が進化している。


誰にでも簡単に塗れる!は言い過ぎかもしれないが、
あんなに苦労していた20年前の板金塗装がウソのようにラクチンになってしまっている。

科学の進歩とはすごいなぁ、と純粋に思ってしまう。

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元色よりかなり青みが深いロックペイントのデータカラー。
色褪せなどの関係もあるが、元はかなり薄めの青でした。

ちゃんと調色して合わせようかとも思ったんですが、何れどこかでオールペイントをする計画だった事を思い出し・・・

左側面全部塗ったら、オールペンの約4割みたいなものですからね。
これを期に一気に全部塗る事になるかも・・・
どうせ塗り直すなら、色褪せの無い深い青の方がいいと思うだろうと勝手に画策し、ぼかさずに無調色で塗り切りましたww

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そして後日、
案の定今回の補修塗装を生かし、オールペイントになりましたとさ。

良かった!今回の失敗が無駄にならなかったぁ!!
そうは言っても大変だけどね・・・


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alt転んでもタダでは起きないのだww
Posted at 2020/02/26 21:25:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | 人のクルマも直します | クルマ
2020年02月08日 イイね!

何てコッター!

何てコッター!ここの所色々と問題を起こす11スズスポアルトワークス。

マフラーから白煙が出るようになり、オイルを大食いになったとか・・再び事故を起こして右前をぶつけてきたとか・・・。
緊急で色々とやらねばならない。

そもそも、エンジンは一昨年に軽くOHした中古エンジンに載せ替えているんだけど、症状的にオイル下がりっぽい白煙なんだよね。
バルブシールは交換しているんだけどなんだろうね。。

インテークバルブのガタが大きくなってしまったかな。

面研もしてないのでガスケット抜けも考えたけど、油路はウォータージャケットの外側なのに水は減らないので可能性としては低い。

インマニ負圧のバラツキもないので、シリンダーの損傷も違うかな?
やはりヘッドを疑います。

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ナプレックにお願いして最小面研(ヘッドの歪みを取るだけの最低限の面研)で0.08ミリフライスしたストックヘッド。
元々付いていたエンジンのヘッドである。

コイツを最低限のOHとポート加工を施して付け替える計画です。

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メタルクリーンに漬け置きしても、全くきれいにならなかったカーボンてんこ盛りのエキゾーストバルブ。

エンジンオイルや燃料に入れる訳の分からん添加剤では、絶対に取ることが出来ない強固な付着物です。

コイツをドリルチャックに装着してペーパーを押し付け、削り取ります。

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すっかり付着物が取れたバルブ。

ただ、傷というか腐食なのか、巣のようなものは残ってしまいます。
シートとの当たり面がきれいなら良しとしましょうか。

インテークバルブは、ステムの減りからくるオイル下がりを想定して新品に交換します。
ガイドよりステムの方が材質的に負けてくれるようなので、バルブ交換で及第点となるかな~。(ステム交換は高くつくので・・)

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ガスケットとの段差やバリが凄いインテークポート。
ここをガスケットにピッタリ合わせて削り、ポート内部のボコボコも極力削り取ってなだらかにします。

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かなり削りましたね。
ここまでやれば想像以上の違いが出るでしょう。

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これでガスケットとピッタリになりました。

因みに、内壁鏡面加工などという手間のかかる作業は致しませんw
100が105になるような割のいい加工はしますが、
1000が1005にしかならないような作業には興味が無いのです。

もともと鋳造梨地なんだから、最初よりは全然良いのだ。

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まぁ、そういうノリでエキゾーストポートも同じようにやっちゃいましょう。
笑っちゃうほどガスケットと合っていないポート形状。

この余肉の多さはチューニング前提なのか???

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ただフランジを合わせるだけではなくて、内壁もかなり削りました。
これだけでも荒々しい咆哮が想像できますね~。

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以前エキゾーストマニホールド側はフランジのバリ切削をしています。
純正のバリがかなり酷いからね。

あれだけでもかなりトルクが上がったんですよね。

それが今回はヘッドのインテーク側にエキゾースト側に、とやって、ここ最近でマフラーも変わってるしタービンもリビルト交換しているのでトータルでは恐ろしく変貌するはず。

プロフェックも装着してブーストコントロールするので、ヤバイです。

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あとはバルブをパチパチスリスリして組み付けするんですが・・・問題発生!










スプリング飛ばしてコッター無くしました(汗


ヲレのゴチャゴチャした工具棚だらけの部屋でコッター二つ飛ばしたらそりゃ見つかりませんよ・・・。

アッパーシートは見つけたんだけどね。。

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この週で載せ替えの予定だったんだけどね・・・コッター注文で予定変更です。


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この間直したばかりなのに、再びぶつけてきた右前。
今回は軽いんで、後回しにしようかと思っていましたが、エンジンも組めないんで先に板金しちゃいましょうか。

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小規模なんで、クルマのバッテリーでも回せる小型コンプレッサーと追加タンクでやっちゃおう。

最近家の前の道路でやってると、自治会の役員だとかっていう暇なジジイがごたごた言ってきて喧嘩になるんで駐車場でやるわw

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ヲレが持ってるデコデコは3.8Aが限界なので、アストロのチビコンなら回せます。
ダブルアクションはエアをかなり使うので、小規模板金しか無理ですね。

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手のひらサイズくらいのパテ研ぎなら全然イケます。

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バキっと割れていたバンパーも、アルミ板で裏板を作ってエポキシパテで接着。
ガッチリと復元できました。

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駐車場で塗装をすると怒られそうなので、近所の空き地で塗装。
青空が美しいよw

まぁ、そうは言ってもこの日本、誰の土地でもない場所なんてそうそうない(河川敷くらいか)ので・・・瞬間設営、迅速作業、即時撤収が基本。

普段は殆ど使われることのない、見回りも無い公園の第三駐車場みたいな所。

エンジンルームや細かい所(走行に支障が無い箇所)などのマスキングはあらかじめしておき、あとは現地でざっくり外側のマスキングだけやったら塗るだけ!という状態で挑みます。

現着から塗装までおよそ30分w

そしてもう30分程乾燥時間を取り、その間に片付けなどの撤収準備を進めます。
あとはマスキングを取って都合1時間程で撤収。

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あとは自宅に戻り、充分な乾燥時間を取ってから組み付けをしていきます。
叩く所から始めた板金塗装・・何とか一日で終わったな。

余ってた色も使い切ったし、
次の外装はまた色から作らないといけないので、当分はぶつけないように。

26Uはデータが全然合わないから、調色大変なんだよ~。

取り敢えず次は、作ったヘッドに付け替えてひと段落かな。


今週末出来るかな~、でも土曜日飲み会がやるんだった。
何人来るんだっけ、早く店予約しないとな・・・。

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alt畜生、作業のクルマが全然捌けない。。

Posted at 2020/02/18 01:11:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | 人のクルマも直します | クルマ
2020年02月02日 イイね!

PCVバルブ

PCVバルブN岡君改め、なげ君のGDBFインプレッサ。

昨年のタイミングベルト交換に始まり、向こう10年乗るための機関改修を進めている。
鷹目のF型とは言え、もうすぐ初年度より13年とかになるのかな?
幾らGDBは丈夫とは言え、ノントラブルでいられるのは年式相応のメンテナンスをしてこそのもの。

以前からエキマニでオイルが焼ける臭いがするというので、お次は定番のヘッドカバーパッキンの交換と相成りました。

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特に訳はない。
数えきれないほどやってきた作業だ。

バッテリーやエアクリーナーボックスを外し、リレーボックスを若干退かすくらいで、パッキンの交換は全て上から作業できる。

首振りのショートのラチェットだとか、若干特殊な工具があると良かったりするが、特段難しいという事は無い。
面倒なだけだ。

ついでにスパークプラグも、半端なイリジウムなどではなく純正のプラチナプラグで交換し、向こう10万キロを約束する。

何のことはない筈だった。



しかし、後日・・・再びオイル漏れが再発したという。。
なんだ、パッキン交換シクったのか?

結構丁寧にやったつもりだったんだけどな・・・


と言う事で、もう一度部品を取って再交換。
外した部品を確認してみましたが、パッキンに傷などもなく問題なく取り付け出来ていたのにどうして漏れたんだろうと疑問が残る。

ジャッキアップしたまま長めのアイドリングで漏洩がないかチェック。
これで大丈夫だろうと再び帰します。


・・・ところが。
またまたオイル漏れが再再発。。。

なんのこっちゃ判らん。
そんなにシビアな部分じゃない筈なんだけどな。

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確かにたくってきてるな。。

しかも一ヶ所じゃない。
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右はブローバイホースの繋ぎ目から漏れてきていて、左バンクはプラグホールのパッキンから漏れている。

おいおい訳が分からんぞ!

パッキンなんて溝に挟まってるだけのものなんだから、丁寧に作業すればまず失敗は無い。
液体ガスケットの塗り方云々なんてのは殆ど気休めでしかないのだ。
塗らなくたって漏れはしない。


そこで疑ったのが、社外品パッキンの品質。

少しでも安く済ませようと、部品代が2/3程度で済む純正同等品を使っている。
今までこれで漏れたりしたことはないのだけど・・・
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仕方がないので、完全な純正品のパッキンをとり直し三度交換。

ついでに左右のブローバイホース4本と、
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パッキンだけが出ないという事で、片側5000円もするカムセンサーを左右で交換。

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クランクケースの気密に関する部品は全て交換したのでは?
という位、一通り交換しました。






しかし、再々再発の連絡が・・・

ちょっと度を超えている。
これは最早パッキンの問題じゃないなと漸く考えるようになる。

アイドリングで漏れてこない事を考えると、負荷運転時にのみクランクケースの圧力が異常に高くなっていると思われる症状である。
滅多にない事だが・・PCVバルブの異常しか考えられない・・・


クランクケースの内圧と言うのはクランクケースブリーザーと言って、基本的には極端に上がらないような構造になっている。
燃焼室から吹き抜けたブローバイガスは、常にヘッドカバーのニップルからインテークの幾系統かへ吸い出されているのだ。
サージタンクへ接続されたブローバイホースは、PCV(ポジティブ・クランクケース・ベンチレーション)バルブという1WAYバルブを介して掃気される。

ターボ車ではサージタンクは過給時に正圧になるので、クランクケースへ逆流しない為のチェックバルブなのである。


ここに(閉じ切らないなどの)不具合があるとターボ過給が逆流してクランクケース内が正圧になる。
それ程高い内圧を想定していないヘッドカバー周りのパッキングでは抑えきれず、あらゆる継ぎ目から噴いてしまうだろう。


そこで最後のダメ押しでPCVバルブの交換をしてみる。
幾らもしない安い部品である。

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PCVバルブはスロットルの真下くらいにあるので、インタークーラーは外します。
きわどい位置にありますが、19のメガネでどうにか取り外し出来ました。


外したバルブを口で吸ったり吐いたりしてみると、固着こそしていませんでしたが、結構強く吹かないとチェックバルブが閉じません。
新品はビードロみたいに簡単にピコピコ開閉します。

この動きの差だけで、あれだけの漏れに繋がるんだろうか・・・
あまり検証したことがなかったので半信半疑でしたが、





結果





完治しました。

やはりPCVバルブだったんだな~。

色々やってもヘッドカバー周りのオイル漏れが止まらんらんと困ってるアナタ。
PCVバルブも疑ってみてくださいね。

10万キロかそこらでダメになるクルマが有るのなら、
ヲレのGCの25万キロ無交換なんてどうなのよ?

と思い、自分のGCのも交換しようと思うだ い なのであった。

altヲレのGCのオイル大食いも直ったりしてw
Posted at 2020/02/07 00:43:23 | コメント(1) | トラックバック(0) | 人のクルマも直します | クルマ
2020年01月18日 イイね!

トラブル続き。

トラブル続き。ポンさんGC8。
あれもこれもおかしいとの事で、整備が続いています。

先ずはスピードメーターが動かないなどの症状が出たようなので、車速センサーの交換。

EJ20Kの時は、信号待ちでアイドリングしないなどの症状が出ましたが、後期のEJ207ではレブ縛りなどのフェイルセーフが入る模様。
いろいろ変わってるな。

先日、ちょっと寄った時にさくっと替えてやろうと思い、ショートのスパナで回そうとしたら粉々に砕けてどうにもならない状態に・・・

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バージョンⅣのセンサーはアルミボディだったから、こんなことはなかったけど・・・これは酷いな。

大人しく諦めてフロントパイプを外すことに。

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素直に緩めばこんな事にはならないのに。。
スバルの原価低減の煽りを食っています。

普通のポンチをハンマーでコンコンやってもどんどん砕けていくだけだったのでw
先端面積のやや広いピンポンチに持ち替えて、
逆時計方向にコンコン叩きます。

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何とか外れました。。
樹脂なんだから緩み止め要らないでしょうよ。

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次外れないと面倒なので、軽くクックッと締め付けるのみにしておきました。

試走でスピードメーターは無事動き、問題解決と思っていると、後日再び不調の連絡が。。

流石はGC8、畳み掛けて来るなw
しかしこの位では全く驚かない、20年選手とはこういうものである。

今度は加速時に息継ぎ症状が出るらしい。
こういった症状は、O2センサーかエアフロメーターが多いですね。

リードメモリーを実行してもらおうかと思いましたが、ポンさんクルマしまう時いつもバッテリーのターミナル外しちゃうんだよね。
ログが全部消えますね。


車速センサー交換時にフロントパイプの脱着をしてるんで、O2が怪しい事を伝えましたが、関係しそうなところは全て予防交換したいとの事なので、エアフロメーターとノックセンサーは純正品を注文。O2センサーは純正の代替品をネットで準備してもらいました。

以前からチェックランプが点いたり消えたりしていましたからね、何れかのセンサーは死亡寸前だった可能性がでかいです。

センサーの他にもリヤ廻りのリンク交換だとか色々頼まれてしまったので、作業量が多い。

自分の時間も飛び飛びでしかないので、預かって自宅で合間合間でやることにしました。

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まずセンサー。
O2にしろノックにしろ、インタークーラーが邪魔なので取り外し、一つづつ片付けていきましょう。

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O2センサー。
純正は高いのでデンソーの代替品です。

ここも、外すだけでもネジが舐めたり工具の掛け代が潰れたり舐めて掛かると5分が3時間とかになり兼ねないので、慎重にいきましょう。

これまで外されたことがない等だとかなり硬いので、メガネなど完全なボックスの工具で作業しましょうね。

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さてお次はノッキングセンサー。

ヲレはコイツが不良での不具合が出たことがないので、実感としてはよく判らないのだけど、チョコチョコチェックランプが点灯するってのはコイツの責任という報告例がある。

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インタークーラーの真下。
ミッションとの接合部付近にM8で留まっています。
外縁部の樹脂が劣化で割れていますね。

そのままだと真っすぐアクセス出来ないので、周辺の配管のステーやら若干外してどかし、若干首振りのついたエクステンションなどを駆使して作業。

こいつも無事交換完了。

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そして最後にエアフロメーターのセンサー。

バージョンⅣまでの本体丸ごとではなく、センサーのみ交換出来るようになっています。
コレのお陰で、部品代5万円のところが2万円しない位に出来る訳。

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トルクスの乳首ありじゃねーか。。

エンジンルームのこの部位を、こんな盗難抑止的なレアネジ使う必要があるんだろうか・・・。
こんなの普通の人の工具箱に入ってないと思う。



ヲレの車載工具箱には入ってるけどw


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さて翌日。
リヤサスのアーム類全部ピロリンク化です。

リヤスタビリンクってどうやって付けるんだよ・・・と思ったら、ナックル側のボルトにブラケットを共締めで取り付けしてGDBみたいな取り回しにするんだね。

コの字ではなく、ストレートの調整式スタビリンクになります。

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先ず純正のサスペンションリンケージを全て取り外します。
ラテラルリンク4本、トレーリングアーム2本、同時にスタビライザーリンクも左右外れてきます。

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一つづつ並べて、間違ったものがないか確認。

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スタビリンクブラケットが別体なので、ラテラルリンクは4本全て同じ物なのかと思ったら、ボルト穴の内径が違うものがある。

どうやらラテリンのフロント側のメンバー側のみ、小径ボルトになっている模様。

これは憶えておかないと、ブッシュ交換の打ち込みの時に間違えそうだなw
アームを付けようとして付かなくてキレるっていう・・・


みたいなことをヲレならやりそうだww


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この辺を替えると随分やった感が出るなぁ・・・w

ラテリンは全てターンバックルになってるので、初めは純正と同じ長さから始めて、走りながら微調整していくのがいいと思う。
ブッシュの捩れが無い分だけ、1Gでのジオメトリーも若干違うんじゃないかな。

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交換前はややテールが出やすいみたいな事を聞いていたのですが、乗り方は人それぞれですからね、ヲレが乗ってどう思うかは参考にならない事も多い。

弄る前と弄った後でどう変わったかという評価というか、感想位の事しか言えないのが実情である。

チューニングと言うのは、全てにおいて良くなるという弄り方が存在しない。


エンジンがパワーアップして下から上まで淀みなくトルクフルになって、乗り心地を一切犠牲にしない感動の乗りやすさなのに峠でも最高速でも無敵クラスの最高の足だとか・・・

そんな都合のいいものはこの世に存在しない。



何かを棄てて何かを取る。

人だってそうだろう?

人生にも何度も訪れるような苦渋の決断を、クルマに対して執り行っているだけなのだ。




その昔、AE86では・・下はスカスカで全く話にならないけれど、超ハイカムを入れて6千回転からが勝負の最高の高回転型のエンジンを作った。

足回りだってそうだ、お世辞にも乗り心地がいいとは言えなかったけれど、ショートストロークカートリッジのダンパーと自由長の短い硬いスプリングで低く構え、狭い峠でパキパキと向きを変えながら旋回する超クイックなドリフトマシンを作った。

今のヲレのGCだって、当時の攻め方と比べたら随分とマイルドと言うか、角が取れたと言うか、真ん中を執った仕様に落ち着いてしまったが・・・

それでも色々と棄てている。


インプレッサとしてはデフォルトではあるが、全開時の燃費が3㎞/Lを割ってしまうようなハイパワーターボ+4WD。

只でさえ無い低速を更に犠牲にして上を取る等長エキゾーストマニホールドに、メタルキャタライザー、ストレート形状マフラー。
街乗りではハッキリ言って煩いだけである。

大容量ラジエターや大型コアのオイルクーラーでエンジンの基礎体温を大幅に下げて、燃費も大幅に下げてしまっている。

保護の為の超高粘度オイルをエンジン、ミッション、デフに採用し、メカニカルフリクションは大幅にアップして更なる燃費性能の低下を招く。

車庫入れなどの小旋回で苦労するLSDの強化。

高硬度サスペンションブッシュやボディ補強に伴う静粛性や耐久性の低下。


こうして羅列していくと、
一般的な尺度から見て、笑ってしまう程いい事なんて一つもないのである。



そうまでして我々は一体何を得たいのか。

答えは一つしかない。



非常識なまでに無慈悲な全開走行に伴う官能性と耐久性である。


これだけの為に我々は走っている、と言っても過言ではないだろう。

どうしても壊れてしまうから、
どうしても足りないから、
追加し、強化し、補強する。

それだけの事なのだ。



壊れないし、足りているのなら、弄る必要は全くない。
それならノーマルが最も良いのだ。

我々にとって、見た目だけの為に弄るなど愚の骨頂なのである。


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さて、足回りの取り付けも済んだので、ウマから降ろす前に最後の仕事。
トランクの補強ブレースの取り付けです。

簡単に付くかと思ったら、バンパー外してサイドメンバーの中に当て板を入れないといけないんですね。

結構面倒くさい。

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取説のアナウンス通り内装は撤去して、バーを固定していきます。
思ったよりトランクスペースを犠牲にしない感じだな。

これだけゴツイと、
軽く追突されたくらいなら、バックパネルで済んでしまいそうですね。

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不格好なので、内装も上手くカットして取り付け。
うんうん、やっぱり内装はあった方がいいよね。


よしよし、これで取付関係は全て完了。
あとは、ウマから降ろして走りながらリヤリンクを調整していこう。

結構いい夏タイヤ履いてるし、思ったよりリヤが出ないな~。
近所の団地の合間を縫っていく峠っぽい道を、ちょっとだけブンブンする。
自分のGCの感じで乗っていくと、アンダーと言う感じではないけれど、ベタ~っとグリップしてリヤが安定している。

ピロ化したことでここまでリヤサスが動くようになるんだね。
煩くなるのかな~と思ったけど、しっとり動くし静か。
大袈裟ではなく、マルチリンクサスペンションになったような感じだな。

ただ、限界を超える瞬間のバッファの区間が狭い。
一気にスパンと持っていかれる感じがある。
早めに滑らせて向きをコントロールしていきたいヲレの乗り方では、リヤが安定し過ぎている。

ポンさんはヲレみたいに積極的に滑らせていく方ではないし、フロントを食わせて曲げていく乗り方だった筈なので、これはこれでいいのかな、

ただ、リヤのジオメトリーがカチッと決まり過ぎるので、押し出しが凄くて、フロントタイヤの安定感がかなり無くなった・・・
もう少し前のトーインを強めにして相殺しないと駄目そう。

あれもこれも一気に変わるから訳が分からなくなるな。


リヤのターンバックルチョコチョコを弄りながら何度か出走して、動きを見る。
取り敢えずポンさんの希望通り、少しリヤトーインにして滑り出しが遅い方向で調整。

ヲレはちょっと乗りにくいけどこんなもんかも知れないな。。
あとは、乗ってもらいながら前の調整とのバランスを見ながらだな。

リヤのトランクに放り込んでおいた純正のラテリンが、箱からでて暴れている音がする。
コーナーの度にゴトゴト。

まぁ、内装付けてるしいいだろw


だいたい決まったしお仕舞だな。

ちょっとクルマを降りて眺めてると・・・

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おおっと、なんだこりゃ!!!


こんな傷あったっけ?

左側面がリヤドアを中心に引っ掻いたような凹みがある。。


元からか?
いや、こんな凹みは無かったはず。

今か?今なのか???



何処でだ???


全く覚えがないだけに激しく狼狽する。
どっかで当て逃げでもされたのか???

しかし、輸送や試運転の間は何処にも寄り道をしていない。
今の試走の間で出来たとしか考えられない。

何だか狐につままれたような気持ちになりながら、試走のコースを全てトレースしてみる。
怪しいヘアピンなどをチェックしてみるが特に痕跡も無い。


ここで当ててなきゃ何処なんだよ・・・


家へと曲がる最後の信号のない交差点での左折で、怪しい痕跡を発見。
角にあるガードレールを留めているボルトの先端に青い塗料が・・・


此処で???


信じられない事だが、ここで内輪差で引っ掛けてしまった様だ。
まぁ、感心できない事だが・・・狭い道で足の動きを把握するためにブンブン振り回してるんで、ラインがシビアになる訳。

テールはやや流れるんで、イン側はフロントタイヤがギリギリみたいな通し方をしちゃうんだよね。


ポンさんのGCは、思ったよりも随分とリヤが粘る感じになっちゃったんで、フロントぎりぎりで通したら・・・まぁ引っ掛ける罠。
しかし・・・気付かないってあるか・・・?

そもそもトランクで外したサスペンションが暴れてたんで、衝撃というか、音とかで全然気が付かなかった・・・という訳か。



アホか・・・アホなのか。。



・・・これはもう、アイツに頼むしかないな。

壊れたら修理すればいいんだ。



お願い!ブライスちゃん!!!


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alt3歩進んで2歩下がる。。
Posted at 2020/02/02 08:35:11 | コメント(4) | トラックバック(0) | 人のクルマも直します | クルマ
2020年01月03日 イイね!

帰省後整備

帰省後整備無事冬の秋田帰省1200キロを終え、家路に着いたGC8。
若干残している作業をしたい。

下回りのチェックと、フォグランプのHIDの交換、リヤスタビライザーを純正に戻したりとかんたんなお仕事ですが、ちゃんと枠を作らないと一向にやらないので、妻には半日クルマやるからと断って、朝から始めます。

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勇ましいクスコスタビを外して、純正のスタビライザーへ付け替えます。

そうは言ってもE型のリヤは20ミリもあるので、もっと伸びる足にしたければC型までの18ミリを流用するのがいいのかも。
まぁ、スタビライザーで大事なのは前後バランスなので、全モデルを通してフロントが19ミリのみな事を考えると、悪戯にリヤばかり食わせるのもどうかと思う。

因みにGF8は17ミリと更に細い物が使われている。


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デフメンバーが動き過ぎている事を理由にパイナップルスペーサーをブッ込んだ結果、
リヤ側のブッシュがブチ切れてましたw

しかも今気が付いたけど、ブッシュに↑がありますね。。
これって圧入時に上側を決める矢印なんじゃ・・・
打ち込む時に全然意識してなかったわw

左右は気にしたけど、上下があるとは思わなかったです。
7、8年使っての死亡案件なのでもはやどうでもいいですが。

ここを頑張って強化品に打ち換えるか、ぶっこみ強化系で行くか悩みどころですね。。
時間無いしぶっこみ系かな・・・。


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さてお次はみんな大好きお馴染みの中華キセノンキット3000ケルビン。
送料込みで3千円もしないですw

元々使っていた中華キセノンが5年程使って流石にバーナーが死んだので、一度ポン付けタイプのLEDバルブに替えてみたんですが、シェード付きランプだった事を忘れていて肝心のトップビームが死ぬっていうミスがあり、スモールランプレベルの照度しかだせないという状態に。。

この間黄色のつもりで交換したら白だったっていうアルトワークスのフォグに使う事にしよう・・・。

そんな訳で結局の中華キセノン。
このタイプも10年近いモデルライフがあるので、今や照度や耐久性には安定感がありますね。

初期不良さえなければ長く安心して使えます。

経験的に、バラストは薄型タイプを使わず旧式のデカい方を選ぶと壊れないイメージがありますね。

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最近は点灯チェックを兼ねた空焼きを出荷前に行っているらしく、全く煙は出ませんね、一応フタを締めないで15分くらい点灯させますがね。

水が回りそうなところは徹底的にシリコンシーラーで防水をして、端子接続部には全て硬めのグリースを充填してやります。
これだけで詰まらない接点不良などは殆ど起こさなくなりますね。

時間がある時にしかやりませんがw

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最後に、オイルクーラーの取り出し付近のエキマニがむき出しなので、遮熱板を作成して輻射熱を防ぎます。
こいつの設置でタイラップも溶けなくなりました。

あちこち経過観察しながら部分的に製作してきましたが、そろそろこれくらいで大丈夫そうだね。

耐熱バンテージ仕様もカッコよくていいけどね、エンジンルームを結構水でバシャバシャ洗ったり、部品の脱着などが多いヲレのクルマには余り向かないという事が判った。

下に潜ってるとチクチクが落ちてくるのも嫌。

なので、こんな弄り方がFAとなってしまったが、まぁいいんじゃないかな。
既成概念に囚われず、色々試しながら自分なりの正解を見つけていくのが自分流というか・・・ただそういう事が楽しいだけなのかも知れない。

お金ばっかり掛かるような、
有名ショップのやり方ばかりを真似することはないのだよ。



リヤデフの件だけちょっと考えよう。
そしたらGCも新しいヘッドを作って・・・

スノーシーズンが終わったらまたエンジンを降ろしてニューヘッドに付け替えだ。

オイル大食いエンジンをそろそろ直さないとね。


altもうすぐ24万キロを迎えます。



Posted at 2020/01/12 19:58:00 | コメント(1) | トラックバック(0) | 人のクルマも直します | クルマ

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