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2013年07月26日 イイね!

テラリウム

テラリウム七月に連休があったので、オールペンが終わったら一泊程度でキャンプに行こうと思ってたんだけど、二回目の梅雨が来たかのように雨ばかり。

予定の初日が完全に悪天候だったので、急遽予定変更。

ちょっと日をズラして、日帰りで何かしようって事になったんだ。


今回も、昔からの旅の相棒コウヘイに任せてしまった。
暑い夏はやはり高原がいい。

北八ヶ岳にある、標高2000メートルを超える国道・麦草峠。

ここから少し分けいったところに、白駒池という美しい湖があり、
ここを3時間程度で周回できるハイキングコースがあるというのだ。


普通の森とは違う、特殊な趣があるらしい。


いよいよ山に入っていきます。

クルマを降りた途端に、ヒンヤリとした空気だった。
動いていないならウインドブレーカーがないと寒い。


意外に急な登攀が続く。
ハイキングというよりは立派なトレッキングコースだね。

ま、僕が勝手にハイキングだと思っていただけで、れっきとした登山のコースだと思う。

最初の登りは、去年登った瑞牆山(みずがきやま)に近い感じだ。
ただ、違うなと思ったのは・・・身体がやたらと軽い。
そりゃそうだ、自分の標準体重より5キロも減らしてしまっているのだから。。。

全く息が上がらないし、軽いからかトルクを掛けるような踏み込みが必要ない。

軽さに勝るチューニングはないとは、よく言ったもんだ。


身をもって知るのであった。





もう一つ違うな、と思ったことがある。


この森は・・・苔だらけだということだ。



苔、こけ、コケ・・・兎にも角にも苔だらけなんだ。
非常に濃密なシラビソの緑色、若草色の新芽、そして、森を征服するかのように蔓延る様々な種類の苔たち。






これには、何度も立ち止まって呆然と見渡してしまう。

もののけ姫や、ナウシカの世界に入り込んでしまったかのような美しく鮮やかな下生えの世界。


ここは苔の森なんだ。




(こんな森があるといいな)
そんな風に頭に思い描く理想の森。

いや、それ以上かもしれないような深淵で緑豊かな森のイメージが具現化されたようなんだ。


こんな風景に出会うために、これまでも沢山の旅をしてきた。

それは、僕の中にある理想の世界・美しすぎる自然環境との邂逅を求めるが故だ。

最初にイメージがあるんだ。
そして、それと同等かそれ以上のものを目的としている。




何故ひとは自然に惹かれ、美しいと感じるのか。

あまりきちんと説明はできない。

空が青くてきれい、とか、夕日が赤くて凄い、とか、
誰もが感じる単純な感覚の延長線ではあると思うけれど、


何故それを求めるのであろうか。




それを求め、目の当たりにすることで、身体や精神の隅々まで満たされていくような感覚がある。
途方もなく広く、美しい世界と一体になるような感覚。

深い安堵。


原初的欲求という言葉を使ってもいいだろうか。





少し登ると、昼下がりでも気温は19度。

北八ヶ岳には、趣のある山小屋が多く存在する。
「山小屋銀座」と呼ばれているそうだ。

お洒落なカフェのようなところもある。


少し酸っぱいコケモモジュース。
アセロラとも違う不思議な味が心地よい疲労感に染み込んでゆく。


ゴールデンウィークには藤井フミヤも来たそうな。





ゴツゴツした頂からは、目指す白駒池が見える。
何て清々しい見晴らしだろう。

気持ちのいいコースだな。


コウヘイもよくこういう所を見つけてくるな・・・。

最近は劇団の連中なんかを連れて山登りに行くようになったらしいけど、
今年は八ヶ岳を狙っているらしく、色々リサーチをしていたらしい。

みんながみんな、それに挑めるモチベーションがあるんだろうか・・・


仲間内の楽しいイベント感覚で舐めてると、山は危険だからね。


自分も、走る連中と少し山をやるようになったけれど、
誰でもおいでよ、とは言えないのが登山。


目の当たりに出来る美しさと引き換えに、とてもストイックな世界だもの。

それらを苦にせず、逆に楽しめる精神がないと厳しい趣味だよね。




みんなはこういう山奥を歩きながら、木々やコケ、吹き抜ける風の音を、
美しいと感じるんだろうか。





清冽な水をたたえる白駒池。
一周1キロあるかないかのきれいな山上湖です。

ここまで来るだけなら、逆回りで国道からすぐなので、軽装のオバちゃんなんかもカメラ片手にやってきている。

でもね、こういうのは2、3時間歩いて来るからいいんだよね。


バーナーとコッヘルを引っ張り出して、ラーメンやらコーヒーの準備。
涼しい高原で、自分で淹れるコーヒーは別格なんだ。





雑誌や新聞などでも、「苔の森」として紹介される北八ヶ岳山麓。

ふかふかしていて栄養価の高い土壌はたっぷりと水分を含んでいる。
涼しく、湿潤な気候も手伝って、コケが育つのに非常に適しているという、とても特殊な環境のようだった。

苔ってこんなにも綺麗なんだね。




ひとえに、これ以上があるだろうかというような満足。

経済的な価値も、名誉や見栄もない。
いいクルマもいい時計も、ここでは無粋なものになってしまうだけだ。


ここでの緑が、吹き抜ける風が、飛び跳ねる木漏れ陽が、
幼い子供が高いブランド品を喜ばないことと同じ理由で、そこに輝いている。
ここに持ってくるべきなのは、それらを素直に受け止められるこころだけ。

本当の贅沢とはこういうものなんだ。





美しさとは、そのものの価値のことではなく、人の心を揺さぶる感動のことだと思う。

森の中で輝く苔たちが、人の原初的欲求を揺さぶる感動ならばそれは美しく感じるんだろう。
人間の本質的なところに響く何か理由があるんだろう。


理由は判らない。


判らないが、それはとても自然な事のように思えた。





うん、やっぱいいな・・・こういうの。


みんなも森へおいでよ。



Posted at 2013/07/31 07:16:18 | コメント(6) | トラックバック(0) | Nature's | 旅行/地域
2013年06月08日 イイね!

蛍光

蛍光また千葉の奥地で蛍を見てきました。
3回目くらいだと思ってたけど・・・

調べたら今年で4回目かぁ・・・。

ずっとクネと話してたんだ、3回目位じゃん?いや4回目だよ、みたいな。

もうちゃんと思い出せないんだな・・・



2010
2011
2012



今季は時期が読みづらいなぁ・・・

去年の夏くらいから、季節が例年より二週間は早いようなタイムラインだった。
冬も早く訪れたし、明けも早く、桜も早かった。

しかし、桜の時期が長かったんだ。


この辺で、早送りだった季節が是正されたような気がする。

梅雨なんか無駄に遅れてるしね。
まだちょっと明けも読めなくなってきてるし・・・

でも、雨は普通に降ってくれなきゃだよね・・・野菜もお米もまた高くなっちゃう・・・。


そろそろ、いつも通りになって欲しいです。




去年も一昨年もこの格好じゃなかったかな・・・。

クルマで2時間、歩いて20分。



ホタルの里。




雨こそ降っていないが、ジメジメ・・・蛍にはうってつけの天候だけど、
何かいつもより暖かい気がするな。

上着を着てると暑い。


もしかして時期的に遅かったか?

なんて心配しつつ待つ・・・





「だ い ちゃん~カメがいるよ~。」

「ウヲ、ホントだカメだ・・・今そこ通ったのに気づかなかったな。」


口の周りに赤いものくっつけて、何か喰ってやがったな?
と思って周りをよく見ると・・・

スズメの死骸・・・
別に不思議なことではないけれど、結構シュールな絵だな。


「そうか、肉食ってたのか・・・正直スマンかった・・・。」



星が出だしたね。
ジメジメしてて、割と明るい空なんだけど、よく見ると満天というような星空。


結構凄いなぁ・・・。





この時期はゲンジボタルだね。

ゲンジにしては数が多い方だったかな。
でも、あと一、二週間早いくらいがピークだったのかなって気がする。

奥の藪にはもうヘイケボタルが飛んでたし、そろそろ切り替わりの時期って感じだった。



来週、再来週はヘイケボタルの乱舞かな?

ヘイケは数飛ぶので見ごたえはあるけどね・・・
ゲンジばかりが何百っていう乱舞をみてみたいなぁ。


でも、今年もきちんと見られたよ~(´∩ω∩`*)

PLフィルター外し忘れてて、まともに撮れたの何枚もないわ・・・。













Posted at 2013/06/12 01:00:51 | コメント(4) | トラックバック(0) | Nature's | 日記
2013年03月11日 イイね!

届け

届けあの日からようやく2年。

ちょうどこんな陽気だった気がする。

毎日毎日、テレビの報道を見ては涙が止まらなかった。

自然の驚異の前には、人なんて為す術もないけれど、それでも僕らは自然と共にあるしかない。
自然のあり方には、常に結果があるだけだ。
偏った繁栄を許さない相対性理論こそが自然の摂理。




それを憎むのも自由。

慈しむのも自由。


でも、みんなが憎んでいるのは本当は自分たちであり、人のありかたなんだと思う。

もっとこうすれば良かったね、
自分がこうしていなかったら・・・、
誰々がこうしたから、

何か判りやすいもののせいにしないと、やってらんないからね。


「僕たちはもっとこう出来た筈」とか・・・


高々ニンゲンに何ができると言うんだ、神様にでもなった積もりかな。


人はやっぱりおこがましいと思う。

でも、達観せずに憤り、次はきっとうまくやるって・・・それがひとなんだと思う。
そうであって欲しいとも思う。


自然はそれを静かに見守っているだけ。





午後2時46分からの一分間、裏山の高台で黙祷しました。

防災のスピーカーからも、市から黙祷を促す放送が流れていましたね。
僕はたまたま今日は仕事じゃなかったんだけど、みんなも黙祷したのかな。


ちょうどあの日の夜も、この裏山から停電で真っ暗の街を見下ろしたっけ。






人生や運命には「たら・れば」は無い。

自然と同じくして、厳しい結果のみに基づいて積み重なっていく。
だからこそ尊く、片時も気が抜けない。

どれだけレールを引っ張ってお膳立てをしたところで、いつまでも安心できる保証された人生などありえないのだ。


人の強さとは、どれだけ蓄えたかではなく、

いつでもゼロから立ち上がれる鋼のこころ、

自分が何を成すかではなくて、どうあるべきかなんだと思う。


自然は無駄に蓄えたりしない、
その時その時を精一杯生きるだけ、あるべき姿でいるだけだ。






科学と資本主義の風で育った僕らは、なかなかそういう概念にたどり着かない。
物質至上で、どうしても一時間幾らだとか考えてしまう。

それでも、人は忙しく生きていかなければいけないからね。。。




でもね、暖かい春の訪れが本当に人にもたらすものは何なのか、

たまには木漏れ日の中でゆっくり考える時間があってもいい。




春は必ずみんなのもとに平等に訪れるのだから。

いち早い被災地の復興をお祈りしています。
Posted at 2013/03/12 03:13:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | Nature's | 日記
2013年03月10日 イイね!

夏日の日曜日

夏日の日曜日びっくりするほど暑かった日曜日。
久しぶりに愛犬イヴを連れて、近所の公園へ。

天気はいいんだけど、風が強い。
何だか空の色も鈍色で、清々しくない。

それでも公園は賑わっていて、たくさんの人の憩いの場となっていました。




イブも目線が低いから、砂ぼこりが大変そうだなぁ・・・。
それでも、普段は連れてきてもらえない環境にはしゃいでるよ。

イヴももう、ウチに来て3年にもなるんだなぁ。








池があって、鴨や鯉、カメがいて・・・梅林で昼寝する人あり、鳩に餌をあげてる人あり、
とってもオーソドックスな公園なんだけど・・・

最近こういうベタな公園がブームなんだろうか、
子供の頃遊びに来た頃は、こんなに賑わってる印象なかったな。

お金はかからないし、犬は連れてこられるし、
子供の情操教育にもとてもいい。

行き帰りで渋滞にハマりながら、御殿場あたりの遊園地とかへ行ったら、疲れる以外に何があるんだとか思ってしまう。


多くの人が、刺激よりも安らぎを求めだしているのかも知れないね。



何かいるような気がして、公園のはずれの棚田を覗き込むと、目があった。

「何見てるんだよ。」



うーむこっちにも・・・

この時期産卵期のヒキガエルさん達でした。
小さな池に十数匹いたかなぁ。

普段は雑木林などの陸上に住んでいるんだけど、
毎年毎年、自分の決めてる池まで1キロも2キロも歩いてくるんだよ。

細長いゼリー状のうどんみたいな卵を産んで、再び山に帰っていきます。


カエル合戦って言うんだよ。



なんじゃこの空ぁ~!

Posted at 2013/03/12 01:37:19 | コメント(2) | トラックバック(0) | Nature's | 日記
2012年11月25日 イイね!

初冬

初冬すっかり寒くなったなぁ。
朝と寝る前は石油ストーブを炊いてしまうよ。

寒くなる前の今くらいの時期が一番、クルマの作業に向いてたりするんだけど、体の調子が良くなかったので、全く活用しなかったなぁ・・・。

マイコプラズマめ・・・。

正直まだ、喉が痛いし・・・抗生物質も全然効いてないな・・・コレは。


本当は、紅葉を観にドライブにでも行きたかったなぁ。


ちくしょうちくしょうと呟きながら、天気も良かったんで、
中庭や、裏の公園を散歩したり、きれいに色づいてたね。



















今年はこれで我慢かな。


さて・・・年内巻き返さないと。


Posted at 2012/11/27 21:40:45 | コメント(2) | トラックバック(0) | Nature's | 日記

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「[整備] #その他 HA11S アルトワークス 社外ラジエター装着 https://minkara.carview.co.jp/userid/271921/car/262720/7405733/note.aspx
何シテル?   06/30 04:17
だ い です。空白が二つですw 板金塗装と整備をちょこっとかじってマス。
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2009/09/13 00:37:18
 

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