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2014年05月02日 イイね!

手術入院顛末記

手術入院顛末記五月連休の直前、急遽肩の手術で入院が決まってしまった。


診察による骨折の発覚が、ずいぶん遅れた事が原因なんだけど、連休直前ということでその先生も首を捻る。

場合によっては、自然療法(何もしない)も有りだというんだけど・・・痛みが残ったり後遺症が残る可能性が高いという。
連休前だから面倒なんだろうな、とは思ったけど・・(^^;;
いやいや・・自分にとっては、連休前だからとかそんな場合じゃなく、どんな予定をひっくり返したって完全に修理したいです・・・一生の問題なんで。


という積極的なアピールの末、なんとか月内の30日に手術を取り付けました。


先生は元々東京医科大学の准教授らしく、
現在は医師不足に悩む地方の赤字病院に力を貸すべく、派遣医師として茨城の鹿島労災病院で副院長として尽力されている方だった。
週に一回だけ、診察の手助けで多摩の病院にいらっしゃっているらしく、
それでたまたま診てもらえた事が不幸中の幸いだったんだと思う。

手術となると、茨城の病院でないといけないので、
・・・で、どうする? という話だったのだ。

行きますとも行きますとも。
手術だけの話なんだから、千葉でも茨城でもどこでも行きますとも。



28日からの入院。
祝日を挟んでいるせいで、入院が一日早まってしまった。

人生初の入院生活が始まったのである。


これまで、手術だ入院だなんてのはただの一度たりともない。


「先生、結構厄介な手術なんでしょうか・・・。」

「症状を把握するのが難しいだけで、手術自体は訳ないよ。」

「でも全身麻酔なんですよね。」

「実際、やっちゃえば1時間ちょっとじゃないかな、ちょちょっとやって直ぐだよ。」


なんだよ~、手術なんて初めてだからちょっと構え過ぎたかな。

検査のために前入りして手術。
あとは、術後の経過診ながら数日入院するだけでしょ。


これまで忙しくしすぎてたから、強制的に一人で過ごす休暇をポンと貰ったようなもんかな。
iPadとか、読んでなかった文庫本とか持っていこう。

京極夏彦の百物語シリーズ、読みかけのがあったな・・・。



怪我人のくせに、割り切りすぎて逆に楽しみだったり、呑気なもんである。
まぁ、アトで大恐慌に陥るわけだけど・・・。


鹿島労災病院は、茨城県神栖市の一番銚子寄りに位置した海岸線にほど近い大型病院だった。
自動車で行くと、下道を走る時間が長く、地図で見るより遥かに遠い。

電車バスでうまく乗り継いでも4時間という。


関東の最僻地ではないだろうか。


肩の手術ということだったので、公共の交通機関も考えたんだけど、
先生ですら、クルマで来た方がいいよ~と仰る始末。


「最寄りの駅からすら、すんなり来られないからね・・・、オートマでしょ?」

「マニュアルなんです・・・。」

「マニュアルか・・・。」

「無理してクルマで来ない方がいいかも・・・。」

「・・・。」



まぁ、昔にちょっと左手を怪我したときにも、右手でシフトチェンジしてた事があるし、
電車バスで4時間の凡雑さを考えたら、クルマ以外の選択肢はなかった。


入院当日、川崎からアクアライン経由で向かったのは失敗だったかも知れない。

大型連休初日ということもあり、首都圏を高速で抜けるのは危険な気がしたからなんだけど、
多少渋滞しても、首都高湾岸線から東関道を抜ける方が早かったかな。


木更津から千葉の山の中を縦断して、茂原を経由して九十九里。
四時間近く掛かってしまった・・・。

渋滞は全然ないけれど、タラタラと下道だけでいくのは思いのほか時間がかかったな。



行きだけは嫁が一緒に乗ってきたので退屈はしなかったけど、
保育園の時間もあるので、結局すぐ帰すことになってしまった。。

四時間も掛かったからな・・・


やっぱり時間というものは、金やスピードで買うものだなと改めて思ったのだった。



手術前の29日は、お菓子を沢山買ってクネがお見舞いに来た。

ちょうど祭日だったこともあるけれど、まさかこんな関東の最果てにまでわざわざ来るとは思っていなかったから少しびっくり。

嫁さんと娘は、海に寄って海岸線に置き去りにしてきたという・・・。

別に、連れてくればよかったのに。


クネは昔から、自分にとっての大事なものを、他の事と一緒くたにしない所がある。
別に、角が立ちそうな事でもなさそうなことでも、計画的に分けていく。

ヲレなんかには判らないけれど、誰かに気兼ねして言えないことがあったり、気遣いを両立できなくて、どちらかを蔑ろにすることがあったら嫌なんだろう。


細かい性格だな・・・


しかし、脱臼の手術くらいで、こんな所まで来るなんてな。

友情を超えた何かを感じるな・・・。



他愛も無い話をしただけで、30分程で帰って行ったけど、
何ていうのかな、義理堅いというのとは違う。
義理だけで来られてもヲレは多分返せないから。

肉親に向けたそれに近い。


あたりまえのように来る。



日中寝過ぎてたり、何もしていないこともあって全然眠れない。
手術前夜は、ひたすら本を読んで過ごした。


手術に対する怖さはもちろんあったけれど、とても漠然としていたので、
不必要にうろたえはしなかった。


いたずらに怖がったって怖がらなくたって、どうせ避けることは出来ないのである。

ギリギリまでのんびり過ごして、気がついたら終わってたってのが理想だった。



手術前、点滴が始まった。
前夜から飲み食いが禁止されていたので少し喉が渇いている。

前のオペが押しているらしく、予定の時刻になっても手術室が空かなかったが、
30分遅れくらいで看護婦さんが呼びに来る。


手術台までは自分の足で歩いて行った。


普段見慣れない物々しい設備や機材が並んでいた。
やはりどきりとした。
これから切り刻まれて、骨をドリルで穴あけしたり金具で留めたりするのだ。

強がって考えないようにしていただけのハッタリ根性が、本当に観念した瞬間だった。


二三人くらいでやるもんだと勝手に思っていたんだけど、
七八人だったかな、思いの外スタッフが多くて逆に縮み上がる。

二トリルゴムの手術グローブを着けた両手を、肩くらいの高さで中空にかざす仕草は、ドラマなんかで見るそれと一緒だった。


自分でも滑稽だと思う程、深々とお辞儀をして"よろしくお願い致します"と言った。


手術台に促され身体を固定されると、透明のマスクを装着された。

"これが麻酔なんだっけ"と思いながら、二回目まで大きく吸い込み、
三回目までに意識を失ったと思う。




手術後1~2時間で目は覚めたと思うけど、
余りの術創の痛みに身体も気持ちも萎縮し過ぎてしまい、翌日の朝くらいまでの殆どの事を思い出せない。
夜中に一度だけナースコールを押して、痛み止めを追加してもらった事だけは覚えている。

辛かったな・・・


あそこまで痛いもんだとは思っていなかった。


ボキリと折れてしまっていた肩甲骨はチタニウムのボルトで貫通固定され、
それだけだと強度的にイマイチなので、鎖骨も橋渡しでプレートでつないで補強。

肩の中は金具だらけになってしまったからね・・・




ちょっと身じろぎするだけで、体の芯から響くような激痛が走り血の気が引いて、震えが来る。
ショック症状に近い状態になり、体温が上がってしまう。


肩って色んな神経や、靭帯、筋肉が複雑に集中してるから、手術はやっぱり痛いらしい。


次の日の夕方くらいでやっと痛み止めが効くようになってきて、
いつまでも続くかのように錯覚した苦しみの無限ループから、漸く抜け出せた。


なるほど・・・手術とはこういうことか・・・



その翌日、手術から二日後には予定通り退院しました。

MT車を自分で運転ですからね。
もう少しループ脱出が遅れたらちょっと厳しかったな・・・




折角こんな所まで来たのだから、真っ直ぐ帰ってしまうのは勿体無い・・・
などと思ってしまうヲレ。

クルマの運転もやっとな病み上がりのくせに、根っからの旅猿が疼いてしまうのだ。


よしよし、ちょっとだけ・・・犬吠埼だけ観て帰ろう。



銚子の駅前の通りを行くと、程なくして線路を渡る。
その先の畑の中の長い一本道を走り切ると、犬吠埼はすぐだった。



入院中の窓からは、殆ど灰色の空しか見えなかったけれど、
久しぶりに突き抜けるような晴天に。


真っ青だなぁ。


こんな日にクネを連れてきてやりたかったな。





外洋からの波濤を受けて白波砕け散る荒磯というイメージでしたが、この日は穏やか。
風光明媚という言葉がふさわしい素晴らしい見晴らしでした。




白亜の犬吠埼灯台と、郵便ポスト。



各地で真夏日を記録したこの日。

砕け散った波飛沫は、そのまま水蒸気の粒になって熱気と共に崖を駆け上がってくる。
Tシャツ一枚でも汗ばむほどの陽気でした。





岬の風景です。

何だか、三浦半島と雰囲気が似てるかな。




さてさて、暗くなる前に帰りたいからね、出発しないと・・・


利根川ののどかな水郷ラインをゆっくり抜けて、香取市の里山の脇道をはいってゆく。

馬頭観音のある分岐を曲がる。

起伏のある土手を越え、鎮守の森の木陰を抜けたら、インターまでの県道に出た。

五十年くらい変わっていなさそうな里山の風景が、そこかしこにあって、
いちいち立ち止まってしまいたくなるのを堪えて走った。






また来てゆっくり廻って、写真でも撮りたいな。


手術入院の帰りであることも忘れて、すっかり旅気分になってしまったよ。


右手シフトチェンジでヒール&トゥw


Posted at 2014/05/04 01:53:26 | コメント(12) | トラックバック(0) | far away | 日記
2013年11月24日 イイね!

初冬の秋田へ

初冬の秋田へ遂に、秋田にいる妻子を迎えに行く日が来た。
実は色々あっただけに、ガラにもなく緊張の再会である。

ぎりぎりまで家の片付けが大変だった。

嫁と息子の為に、嫁の部屋を、やや広かった自分の部屋と入れ替える。
タンスやクローゼット本棚やスチールラックを移し替え、片付け直す。


 仕事が忙しかったので、日曜しか休みが時間がない中、
合間合間で引越しレベルの重労働だった。



正直終わりきらなかったが、大物の移動は済ませた。
荷物は一旦ダンボール箱にまとめてあるので、あとで少しづつ片付けられる状態にはなったな。


行きはいつもの深夜移動。
最後に数時間仮眠を取ってから出発しようと思ったのだけど、何だか寝られなかったな。



深夜はスイスイ行くからね、数時間集中すれば、明け方には秋田だ。











早朝の山間部を走り抜ける。

ぎりぎりまで高速で行かず、宮城で降りて山道をショートカットするんだ。

時間と高速代の節約もあるんだけど、単純に山道を走りたいだけだよ実際。


高速道路は実質4時間程。
下道の山道で1時間ほど走ります。


当然かも知れないけれど、うちの親も向こうのご両親も、長時間運転だからととても心配する訳なんだが、実はそんな心配は全く必要ないのがヲレ。


何故なのか判らないけれど、運転疲れというものが殆どない。


眠くなったり、トイレが我慢出来なくならない限り、幾らでも運転し続けられるので、ガス満出発で、
次のストップが給油ということは割と普通だったりする。

15時間走って、ストップが給油の10分間だけということもありました。


昔からフルバケットシートだから運転姿勢に無理がないからかも知れないけれど、
同じ姿勢でいることがそれほど苦でないというか、割と何時間でも平気なのだ。


フィジカル万全で挑めば、6~7時間の連続運転は何の問題もない。


「だいたい集中力が・・・」


とよく言うんだけど、きちんとした集中が5時間も10時間も持つ訳はないので、

そもそも、大して集中はしてないのかも知れない。

ポイントを絞って小出しにしているんだろうと思っているんだけど、
意識的にしているわけではないので、他の人との違いは全く判らないし説明できない。


視覚的部分からレーダーのように全体観測していて、
異変や違和感を感じ取った時だけ集中しているんだと思うけど、
普通の人より相当に目がいい(恐らく視力2.0以上)ので、


大概のことが見てから間に合う。


ということに頼り切っているんだろうね。

F値が小さいのか夜もとても目が利くし、動体視力も多分人並み以上なので、
兎に角、メガネがないと生活できないという人たちの気持ちが全くわからない。

やたらと目がいいということが、ヲレの唯一の身体的な自慢なんだw



見えるから気を使わないで済むので、結果的に疲れないのかも知れない。



ヲレの身体的特徴をかなり色濃く受け継いでいる”彼”
しかし、子供の頃のヲレと比べてもかなり目が大きいな。

ヲレよりワンランク上の視野でこの世界を見るのかも知れない。


「もう帰るんだよ。」


秋田のおじいちゃん おばあちゃんは寂しそうだったから忍びなかったけど、
どうせまた事あるごとに来るんだし、

新しい生活が待ってるからね。


なんだよニコニコじゃねえかよ。


相変わず、クルマではご機嫌だね。


⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡ドタバタ





Posted at 2013/11/28 02:39:45 | コメント(7) | トラックバック(0) | far away | 日記
2013年10月14日 イイね!

三連休

三連休息子が産まれて早ひと月。

流石に、嫁が帰ってくるまで会えないとか無理なので、三連休で三度秋田へ行ってきました。
ふた月で秋田3回往復・・・


流石にそろそろオイル交換しないとな・・・
6000キロは走ってますw

ま、少し硬いの使ってるし、オイルクーラーで容量も増えてるから実際は10000キロくらい平気だけどね。

意外とオイルの交換時期に無頓着なヲレ。


距離というよりは、時期で交換が多いかな。
そろそろ冬前だし換えとくか~みたいな。

・・・で、計算してみると結構走ってたな・・・てな感じで。


実際年二回だな、春先と、冬前。


充分じゅうぶん、何の問題もナシ。


高速代を浮かせたいので、基本は深夜移動です。
5割引は大事。

東北道上で夜明けを迎えます。




ひと月でずいぶん変わるな・・・
しかもなんだろ、結構笑うんだよね。

笑うわけはないんだけど・・・


顔が結構しっかりしてきたよ。
髪もフサフサだし、最初から完成度高いなw


ヲレが来る前の日までは、毎晩グズってお母さんを困らせていたようだけど、
自分が来た日から、夜はぐっすり眠ってずいぶんいいコw

まったくいいコにしてろって言ったのによ・・・。



仕方ねえから風呂に入れてやるか。

なんだよチクショー、可愛いな。


うりうり動くけど、気持ちが良さそうにしてるな。


ひと月過ぎると、大人と同じ風呂でいいらしいので、
子供風呂に入れてあげるのはこれが最初で最後か・・・残念。

おむつの交換に、お風呂に着替え、抱っこしてあやして、一緒に寝る。

土曜の朝から、月曜の夕方までこの繰り返しだけだったので、
全くどこにも出かけなかったな・・・



あっという間だった。

忙しいと時間なんて一瞬だね。


今度会えるのは、正式に迎えに来る約一ヶ月後だよ。
その間は、仕事と家の片付け頑張らなきゃ・・・

玄関のエンジンも片付けなきゃ・・・



火曜から仕事なのに、月曜の夜7時まで秋田に居るっていう・・・www


もう慣れたもんだよ、(家↔嫁実家)片道6時間も。

前は道程が長いので、色々買い込んでから高速に乗ってたけれど、
今となってはブラックの缶コーヒー一本で到着。

最近は無駄に飛ばさないので、ガソリンもだいぶ浮くようになってきたしね。
(それでも9.6km/L)


栃木あたりまで戻ってきたトコロでレーサーからライン受信




全く、仕事の前の日までパトロールかよ。
忙しいヤツだなぁ・・・。



午前1時自宅着。
2時就寝。



これでいつもどおり。

何だかんだ新幹線で往復するよりは安上がり。



Posted at 2013/10/18 01:21:04 | コメント(3) | トラックバック(0) | far away | 旅行/地域
2013年10月06日 イイね!

ワンダーフォーゲル

ワンダーフォーゲル自分やクネを中心に、自然に集まるようになった走り屋コミュニティー「ぺったんこ組」
ま、チームみたいにしっかりしたものではない。
クロカン屋の泥んこ組と区別する為にそう呼んでただけなんだけど、あれよあれよと変なのが集まるようになってしまった。

そんな連中の中で、何故か山登りやアウトドアを専門とする輩だけでワンダーフォーゲル部みたいなものが出来上がってしまった。

「ぺったんこ組ワンダーフォーゲル部」


もう正直何屋なのか判らないwww


ヲレはもともとそういうことが好きでやってきたんだけど、
クルマの連中とは分けて考えてたんだよね。

クルマ好きな奴なんてオタクが多いだろ。

人種が違うと思ってたんだよね。


ヲレはたまたまクルマもやるようになっただけで、
元来キャンプ張ったり、登山したり、スタンド・バイ・ミー派なんだ。(ま、オタクはオタクだけどな。)


本当にやりたい奴が勝手にやるようなことなんで、
絶対自分から声をかけたりしないんだけど、


意外と、連れってってくれという話が多いことに驚く。


一昨年くらいからキャンプをしたりというのはあったが、
昨年の富士登山隊編成が大きな発端だろうか。

そして瑞牆山(みずがきやま)登山で確信に変わる。


「意外とこいつらマジだな。」



登山口を8時スタートの予定だったので、談合坂に6時集合。

4時半に起きたよ。


レーサーの402と自分のGCの2台乗合で、5名が参加。



登り始めは深い霧。

本当は台風の影響で延期かと思ってたんだけど、長野には日が差す予報。
気象庁を信じてのスタートだ。





寒くなく、暑すぎず、いい気候だ。

相変わらず霧が続くけど、まだ麓付近だからね。
傾斜もなだらかで、身体を少しづつ慣らしていくのにちょうどいい。


山も少しずつ色づいてきているよ。



1800メートル付近。
約300メートルくらい上がってきたのかな。

ここからあと700メートルは登らなければなりません。


霧が少しずつ晴れてきている。



幻想的な木漏れ日に一同息を呑む。


太陽が近くなってきているよ。






カラマツはまだ紅葉が始まっていないけど、黄や赤がちらほら。
真っ青な空の色も映えるね。


やや調子が出ないクネがようやく上がってくる。
振り向いたらすごいぞ・・・


2000メートル辺りを境に、下界は雲がびっしり。
僕たちはその上に出ました。


雲海の向こうには、南アルプス連峰が。




しばしの休憩タイムでりょーちゅ君が魅せるw



東には世界遺産登録となった富士山も見えています。
いずれはペッタンコ組パーティで再チャレンジしないとね・・・。

混雑しない時期に、うまく登りたいものだ。




植生がカラマツからハイマツに変わり始め、傾斜が一気にきつくなる。

各々の運動性能がパワーウエイトレシオで量られ、クルマに例えられ出す。


軽量ボディーで、パワーもそこそこのヲレはハチロクで例えられ、余裕の先頭をひた走る。
この夏で絞られたボディ-は56.5キロで安定していた。

自分でも判るくらい登攀はラクで、ストライドも大きく取れる。


レーサーは自らをレガシィーツーリングワゴン(ターボ無し)と自覚。
フットワークは悪くないけど、いかんせんパワー不足なあたりが実に妥当w


三番手のりょーちゅくんを例えるなら、NCのロードスターって感じかな。
もともと良かったのに、ちょっと見ないうちにずんぐりしちゃった感じ。
でも、動きは悪くない。


クネがやや遅れてくる。
去年までは、81マークⅡのターボ位のパフォーマンスがあったのに、急にマークXくらいになってしまった・・・。
パフォーマンスの回復が待たれている。
係長などと呼ばれてしまっているwwwww


HIKO君はまんまGT-Rといった雰囲気。
パワーに任せて始めはガツガツ来ていたが、重量がネックになって後半はタイヤがたれてしまっている印象。



最後はみんな無事登頂。

八ヶ岳連峰最南端、編笠山(あみがさやま)標高2524メートル。
きちんと名前がつく主峰を日帰りでピストンできるコースの中で、面白そうな所を探したらここになった。

小淵沢ICからクルマで約15分の観音平から登り始め、
高低差960メートル、標準行程6時間の素人向けコースだ。


想像ほど長くはなかったけど、山頂直下の岩なだれの急登はかなり堪える。



権現岳や、赤岳、阿弥陀岳などの主峰を一望できる山頂は清々しく、
これは登った甲斐があったぞ!

山頂の天気が良くてよかった♪



最近は専用のスカートを履いた山ガールが沢山いるんだよ。

かわいいなぁ・・・

どうにかなんないものだろうかwww


昔は、汗臭いだけの男の世界という感じだったが、時代は変わったのだ。
目の保養というより、むしろ目の毒という気もする・・・。



もうひとつの楽しみは、バーナーなんかを出して作る昼食。
お湯を沸かして、ラーメンやコーヒーを作る。


真っ青な空や、険しい向こうの峰々を眺めながら、マグカップを啜ったりするわけだ。


登山の醍醐味は、この一瞬の為。
と言っても過言ではないような、至福の時間である。



山頂で2時間も過ごしてしまった。
予定よりも早くに着いた事もあるけれど、ついつい長居をしてしまう。


顔がサングラス焼けを起こしてしまった・・・。




またゴロゴロとした岩場を下って、観音平を目指す。
やたらと写真に映り込むのは、二番手を歩くレーサーだ。

走りとカネと名誉をこよなく愛するw変わった若手の一人だが、不思議なことに登山登山と言ってくる。
登山といえば、清貧とストイシズム・・・な印象があるんだが、


彼の中では方針と矛盾しないようだ。



このガレ場の下りは大変だったな・・・
でも、ダイナミックで面白いコースだと思う。

大気が澄んでいて、日差しが痛いほどだよ。




クネは前回までの登山靴が足に合わず買い直した。
ヲレのと同じキャラバンのC1というシューズで、ピンクをチョイスw

それぞれの靴で、土でグリップしないとか、岩場だと滑るとか、特性が顕著に出て面白い。

自分のC1は、特筆すべきところはない代わりにオールマイティといった感じで、安定感はあるかな。
当分はこれで行こうっと。


紅葉は、赤もきれいだけど、実は黄色の方がきれいだったりする。
カラマツ林なんかは真っ黄色になるもんね。


紅葉シーズンにも何処かへ行きたいもんだ。



何か、麓直前でレーサー達以降が何故か別ルートに・・・気がついたらひとりって・・・

合流路があったから良かったけれど、地図があるのはヲレだけなんだから、勝手に冒険してはダメ。




最後は予定の時間に降りてこられたね。
かなり休憩を取ったのに、これは優秀といえるレベル。

今回はメジャーで素人向けのコースにしたけれど、もう少し攻めたコースでも大丈夫かもしれないね。


選択肢の幅が広がるな。

帰りは小淵沢のスパ施設で露天風呂に入って、軽くゴロゴロしてから家路へ。
うーん、楽しいね・・・こういう遊びは。


誰かひとりでも無理してるとか、付き合いで来てるとか、
そういうのがあると一気につまらなくなるからね。



気を使わない連中が集まって、こんなふうに旅ができる。
気の合う仲間がいてこそだよね。


これも、満足度の高いクルマ遊びの一つだよ。





とっても贅沢だと思うんだ。 (*´∀`*)


帰りはレーサーとキャノンボール・・・



Posted at 2013/10/10 01:44:14 | コメント(6) | トラックバック(0) | far away | 趣味
2013年09月22日 イイね!

台風のさなか

台風のさなか台風18号は各地に数々の爪痕を残しながら、関東地方を直撃した。

預かっていたバイクの納車も一日延期していて、16日夜には東北地方へ抜けて温帯低気圧になるということだったんだ。

16日は祝日だったが、出勤日だった。
強い風雨の中、合羽を着て原付通勤。


雨のバイク通勤は慣れたもんだが、見事に直撃だな・・・というのが素直な感想だった。



里帰り中の嫁から毎朝電話をもらうのが日課になっていたのだけど、
少しお腹が痛くて調子が悪いと言っていたのが気になっていた。


「あんまりおかしいようなら病院に行きなさい。」


と言ってはいたので、ちょくちょくLINEを確認していたのだが、
病院に行った結果どうやら入院になった模様。
もう赤ちゃんが降りてきているのだと。


「まさか・・・。」


最初の子供は、大体遅れるもんだと聞かされていた。
遅れないまでも、予定日頃だろうと。

予定日まではまだあと12日。

僕の覚悟より感覚的に2週間は早いんだが・・・。


嫁の妹からの連絡で、お産に入ったということが判った。



緊急出動か・・・。

職場は早退し、原付のヲレはまだ乾ききらない合羽を再び来て一回家に帰ります。
全く・・・本当に産まれちゃうのか・・・。

宿泊できる程度の簡単な支度を済ませて、インプレッサを出す。




「また、秋田までなんだが・・・頼んだよ。」




三連休の最終日の雨の首都高は通行止めだらけだった。
スマホの交通情報を自動更新にしながら、抜けられるルートを探していく。

山の手トンネルはやっぱりダメか・・・内回りも川口まで行かれそうもない。
遠回りだし板橋本町で真っ赤だけど、(5号→外環→川口)しかないみたいだな。
ここで20分ほどロス。


もどかしいが、慌てると碌なことがない。


東北道は暴風圏なのが幸いしてオールクリア。


おっと、気がつくと踏み込んでいるな。。。

いけないいけない。


速度もそうだが、周りの動きや落下物などが怖いので冷静さを欠いては大惨事だ。
確実にできることの範囲の安全運転で、全速力・・じゃなくて、全力を尽くそうw

こんな時に少しくらいトバさなきゃ、いつトバすんだよ。


只でさえ、走り屋というクズの端くれのレッテルを頂戴してきた一人。

ちょっとだけ脇を失礼して、
スピードで時間を買わせていただくよ。



踏むところは踏み、抜くところは抜く。
常に、自分をいち早く危険察知できる状態に置くことが、雨では肝心だ。

雨の高速道路で、こんなに集中したのは初めてだぜ。



すかす・・・健闘むなしく、彼は誕生してしまった。


「だ い さんにそっくりな元気な男の子が産まれました。」


嫁の妹からのLINEの報告で産まれたことを知る。
給油の休憩までは添付写真を見ないで我慢して走った。


「お前なのか・・・いきなりうおおっ!て感じの表情だな。」


台風をちぎったヲレの全力疾走が間に合わないとは・・・ 「やるな・・。」



もう慌てても仕方がないし、片側一車線の秋田道に入ったので、流れに乗るだけだ。

タイヤこそバリ溝のフェデラルだったこともあるが、危ないところはなかったな。
危険回避のための4車線スラロームが一瞬あったが、特にヒヤッとするところはなかった。

今更ながら、インプレッサってスゴイ車だね。


安全と高性能。
これらを高い次元で両立しつつ、オタク心のコチョコチョも忘れないスバル車がまた売れ出してるみたいだね。

笹子トンネルの件も無関係ではないのではないか、と言っているジャーナリストまでいるくらいだ。


うん、いい相棒だ。



病院着。
少し遅れたが、無事息子に会うことができたよ。


君なのか・・・



何故こんなに早くに出てきちまったんだ・・ましてやこんな台風のさなかに。
もうお腹の中は飽きたのか・・・

まったく・・・約束事が嫌いで、すぐに周りの思惑を裏切るところなんか、もうヲレっぽい気がする。





なんと可愛いことか・・・

自分の子供だからと、バカみたいにデレデレする親が多すぎて見苦しいなどと・・・
僕にも思っていた時期がありました。




本当にスミマセンでした。m( __ __ )m




産後、嫁は一週間入院し母子共に問題なければ退院。
それぞれ個室がもらえる病院だったので、自分も退院まで病院に泊まることにしました。





毎日自分の弁当を届けに来てくれるお義母さんを、送る帰り道。


台風のあとの秋田の空は、本当に澄んでいて綺麗だった。
鳥海山の向こうに消えゆく黄昏と、中秋の名月近い秋の空。




4日目から同室がOKとなったので、夜は息子のサイクルで過ごした。

泣くのは、おしめかおっぱいまたはミルクが理由のみ。
幾らあやしても無駄だった。



ひどい夜は1時間おきに、ぐずり出す。



自分も熟睡など出来ず、おしめを替えたり、ミルクを作ったり、寝てる暇は殆どない。

母親とは大変なもんなんだなと思った。



会社は、予め仕事を進めておいたので現場の混乱はないだろうが、思い切って一週間の休みを取っておいたので、退院までは居られる。
こういう経験は、無理をしてでもしなければいけない気がしていたので、ずいぶん前から会社には言っておいたんだ。

自分のアバラが折れてることもあったし、一週間ヲレが入院して休養を取ると思えばいいかな。


初めは嫁の実家から通うつもりだったけれど、
ストレッチャーで良ければ病室で寝泊まりしていいとのことだったので、最終日までストレッチャーで寝ました。





お義母さんを送る時だけが、病院の外に出る時間でした。


相変わらずの夕日。

秋田富士と呼ばれる鳥海山。

秋田っていいところだな。

何だか、こんなふうにじっくりと夕日を見るのは久しぶりな気がします。


頑張ってくれるGC8インプレッサ。

この間のお盆で16万キロを超えたけど、
オイルも替えてないのに再び秋田とかホントに済まないな。
帰ったらきちんと面倒見てやらないとね。


ハチロクを3台乗ったあとに乗り換えたGC8。
ハチロク命だった自分としては、四枚のセダンに乗り換えるのは随分な決断だった。

でも、当時で既に25は過ぎてたし、彼女ともいずれ結婚するだろうから、ドアが二枚じゃ困っちゃうなと思い・・・最低でも4枚で、5人は乗れないとマズイなと。


元々、ファミリーカーを意識してのGC8だったんだ。



当時は、ヲレも丸くなったな・・・と思ったwww




あれから10年。

ちょっとファミリーが増えるのに時間がかかっちゃったけど、漸くリヤドアが意味を成すことに。
サスを硬めてこなかったのも、こういうことの為だよ。(それでも硬いほうだろうけど。)


一週間は早いね。
病院に缶詰とはいえ、暇ではないからね。

時間が経つのが早い。


最後黄疸のチェックで引っかかりそうになったけれど、セーフだと。

 母子ともに無事退院となりました。


子供の世話とは大変なものだということがわかったよ。
産まれてすぐの子供って、一週間でこんなに変わっていくんだって思ったよ。


一週間会社を休んで、子供の面倒を見る。
一生でもそうあることじゃないね。


とても大切な経験をした気がします。



GCにとっても、息子にとっても、初めてのチャイルドシート。
なんでこんなに嬉しそうなんだwww


新生児対応品なのだけど、小さすぎて無理があるな・・・。

「横手→湯沢」間、日中じゃちょっと掛かる距離なんだけど、一回もぐずらなかったな。



クルマ好きなのかな。(´∩ω∩`*) あんまりいいことじゃないけどw


寂しいけれど、ヲレは日曜日のうちに帰らなくちゃ。
月曜日からはまた、仕事に戻らないといけないからね。


最後の退院日は、息子にとってのひいおばあちゃんやら、仙台のおばちゃんやら、嫁の妹夫婦やらが実家に集合していました。

嫁と息子も、産後休養が済めば、二ヵ月後には東京に戻ってきますが、
それまでは秋田で面倒をみてもらいます。
息子にとっては第二のふるさと。


たくさんの家族に愛されて、産まれてきたんだな、お前は・・・。


お祖父ちゃんや、お祖母ちゃん、お母さんたちに良くしてもらうんだぞ。
あんまり迷惑をかけないでいい子にな。




Σ(゚д゚lll)えっ、マジかオヤジ。

もう帰っちゃうのかよ・・・。




とは思ってないだろうけどw
いつも寝てばっかりなのに、目がパッチリ開いてキョロキョロしてたな。



帰り道。

林檎畑の中から見えた夕日。



なんだか見たことがないような美しい黄昏だった。



台風に満月に、見たことがないような美しい空。
何だか、自然も祝福してくれているような気がした。



ヲレの子だもん、


きっと自然が好きな子になるな、


いろんな所に連れてってやるからな。


 こんな夕日を、同じ気持ちで一緒に見られる日が来るならば、





ヲレはもう何もいらないよ。


帰りはおとなしめに帰ったので、無給油で500キロ走ってくれました。












Posted at 2013/09/29 18:05:01 | コメント(28) | トラックバック(0) | far away | 日記

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だ い です。空白が二つですw 板金塗装と整備をちょこっとかじってマス。
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