自分やクネを中心に、自然に集まるようになった走り屋コミュニティー「ぺったんこ組」
ま、チームみたいにしっかりしたものではない。
クロカン屋の泥んこ組と区別する為にそう呼んでただけなんだけど、あれよあれよと変なのが集まるようになってしまった。
そんな連中の中で、何故か山登りやアウトドアを専門とする輩だけでワンダーフォーゲル部みたいなものが出来上がってしまった。
「ぺったんこ組ワンダーフォーゲル部」
もう正直何屋なのか判らないwww
ヲレはもともとそういうことが好きでやってきたんだけど、
クルマの連中とは分けて考えてたんだよね。
クルマ好きな奴なんてオタクが多いだろ。
人種が違うと思ってたんだよね。
ヲレはたまたまクルマもやるようになっただけで、
元来キャンプ張ったり、登山したり、スタンド・バイ・ミー派なんだ。(ま、オタクはオタクだけどな。)
本当にやりたい奴が勝手にやるようなことなんで、
絶対自分から声をかけたりしないんだけど、
意外と、連れってってくれという話が多いことに驚く。
一昨年くらいからキャンプをしたりというのはあったが、
昨年の富士登山隊編成が大きな発端だろうか。
そして
瑞牆山(みずがきやま)登山で確信に変わる。
「意外とこいつらマジだな。」
登山口を8時スタートの予定だったので、談合坂に6時集合。
4時半に起きたよ。
レーサーの402と自分のGCの2台乗合で、5名が参加。
登り始めは深い霧。
本当は台風の影響で延期かと思ってたんだけど、長野には日が差す予報。
気象庁を信じてのスタートだ。
寒くなく、暑すぎず、いい気候だ。
相変わらず霧が続くけど、まだ麓付近だからね。
傾斜もなだらかで、身体を少しづつ慣らしていくのにちょうどいい。
山も少しずつ色づいてきているよ。
1800メートル付近。
約300メートルくらい上がってきたのかな。
ここからあと700メートルは登らなければなりません。
霧が少しずつ晴れてきている。
幻想的な木漏れ日に一同息を呑む。
太陽が近くなってきているよ。
カラマツはまだ紅葉が始まっていないけど、黄や赤がちらほら。
真っ青な空の色も映えるね。
やや調子が出ないクネがようやく上がってくる。
振り向いたらすごいぞ・・・
2000メートル辺りを境に、下界は雲がびっしり。
僕たちはその上に出ました。
雲海の向こうには、南アルプス連峰が。
しばしの休憩タイムでりょーちゅ君が魅せるw
東には世界遺産登録となった富士山も見えています。
いずれはペッタンコ組パーティで再チャレンジしないとね・・・。
混雑しない時期に、うまく登りたいものだ。
植生がカラマツからハイマツに変わり始め、傾斜が一気にきつくなる。
各々の運動性能がパワーウエイトレシオで量られ、クルマに例えられ出す。
軽量ボディーで、パワーもそこそこのヲレはハチロクで例えられ、余裕の先頭をひた走る。
この夏で絞られたボディ-は56.5キロで安定していた。
自分でも判るくらい登攀はラクで、ストライドも大きく取れる。
レーサーは自らをレガシィーツーリングワゴン(ターボ無し)と自覚。
フットワークは悪くないけど、いかんせんパワー不足なあたりが実に妥当w
三番手のりょーちゅくんを例えるなら、NCのロードスターって感じかな。
もともと良かったのに、ちょっと見ないうちにずんぐりしちゃった感じ。
でも、動きは悪くない。
クネがやや遅れてくる。
去年までは、81マークⅡのターボ位のパフォーマンスがあったのに、急にマークXくらいになってしまった・・・。
パフォーマンスの回復が待たれている。
係長などと呼ばれてしまっているwwwww
HIKO君はまんまGT-Rといった雰囲気。
パワーに任せて始めはガツガツ来ていたが、重量がネックになって後半はタイヤがたれてしまっている印象。
最後はみんな無事登頂。
八ヶ岳連峰最南端、編笠山(あみがさやま)標高2524メートル。
きちんと名前がつく主峰を日帰りでピストンできるコースの中で、面白そうな所を探したらここになった。
小淵沢ICからクルマで約15分の観音平から登り始め、
高低差960メートル、標準行程6時間の素人向けコースだ。
想像ほど長くはなかったけど、山頂直下の岩なだれの急登はかなり堪える。
権現岳や、赤岳、阿弥陀岳などの主峰を一望できる山頂は清々しく、
これは登った甲斐があったぞ!
山頂の天気が良くてよかった♪
最近は専用のスカートを履いた山ガールが沢山いるんだよ。
かわいいなぁ・・・
どうにかなんないものだろうかwww
昔は、汗臭いだけの男の世界という感じだったが、時代は変わったのだ。
目の保養というより、むしろ目の毒という気もする・・・。
もうひとつの楽しみは、バーナーなんかを出して作る昼食。
お湯を沸かして、ラーメンやコーヒーを作る。
真っ青な空や、険しい向こうの峰々を眺めながら、マグカップを啜ったりするわけだ。
登山の醍醐味は、この一瞬の為。
と言っても過言ではないような、至福の時間である。
山頂で2時間も過ごしてしまった。
予定よりも早くに着いた事もあるけれど、ついつい長居をしてしまう。
顔がサングラス焼けを起こしてしまった・・・。
またゴロゴロとした岩場を下って、観音平を目指す。
やたらと写真に映り込むのは、二番手を歩くレーサーだ。
走りとカネと名誉をこよなく愛するw変わった若手の一人だが、不思議なことに登山登山と言ってくる。
登山といえば、清貧とストイシズム・・・な印象があるんだが、
彼の中では方針と矛盾しないようだ。
このガレ場の下りは大変だったな・・・
でも、ダイナミックで面白いコースだと思う。
大気が澄んでいて、日差しが痛いほどだよ。
クネは前回までの登山靴が足に合わず買い直した。
ヲレのと同じキャラバンのC1というシューズで、ピンクをチョイスw
それぞれの靴で、土でグリップしないとか、岩場だと滑るとか、特性が顕著に出て面白い。
自分のC1は、特筆すべきところはない代わりにオールマイティといった感じで、安定感はあるかな。
当分はこれで行こうっと。
紅葉は、赤もきれいだけど、実は黄色の方がきれいだったりする。
カラマツ林なんかは真っ黄色になるもんね。
紅葉シーズンにも何処かへ行きたいもんだ。
何か、麓直前でレーサー達以降が何故か別ルートに・・・
気がついたらひとりって・・・
合流路があったから良かったけれど、地図があるのはヲレだけなんだから、勝手に冒険してはダメ。
最後は予定の時間に降りてこられたね。
かなり休憩を取ったのに、これは優秀といえるレベル。
今回はメジャーで素人向けのコースにしたけれど、もう少し攻めたコースでも大丈夫かもしれないね。
選択肢の幅が広がるな。
帰りは小淵沢のスパ施設で露天風呂に入って、軽くゴロゴロしてから家路へ。
うーん、楽しいね・・・こういう遊びは。
誰かひとりでも無理してるとか、付き合いで来てるとか、
そういうのがあると一気につまらなくなるからね。
気を使わない連中が集まって、こんなふうに旅ができる。
気の合う仲間がいてこそだよね。
これも、満足度の高いクルマ遊びの一つだよ。
とっても贅沢だと思うんだ。 (*´∀`*)
帰りはレーサーとキャノンボール・・・