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2019年04月06日 イイね!

KSR直る

KSR直るどれくらいかなぁ・・・、半年近く放置だったかな。
KSRが調子を崩していたのは昨年のお盆過ぎ。

中古エンジンに載せ替え後、クランクベアリングのブローをきっかけにピストンの抱き付きと大端ベアリングのブローにまで発展。
廃盤部品が多く、子部品の注文だけで直らないということになり、新品のクランクシャフトASSYや、シリンダーボーリングとOSピストンを用いた完全オーバーホールと相成りました。

ところがその直後・・・怪しいストール症状に悩まされ運用復帰ならず。
暮れも差し迫り、弄っている暇も無くなったのでそのまま放置となっていました。

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クランクピンとコンロッドが廃盤の為、
初めて購入したクランクシャフトアセンブリ21300円。

贅沢な修理です。

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ヲレは何回KSRのエンジンをバラバラにしないといけないんだよ。。
ブツブツ言いながら止まっていた作業を再開します。

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新品クランクを使って丁寧に組み付けしていきます。
センター出しにシクネスゲージを使うという本気ぶりw

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クランクシャフトにギヤが入らないというマイナートラブルがありましたが、ダイスを切った時のバリのせいのようでした。(そのくらいさらってから出荷してくれよw)

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無事挿入w

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そんなこんなでクランクケース完成。


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そしてお次はシリンダーブロックです。
ボーリング屋さんに頼んでおいたシリンダーが漸く届きました。

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0.5ミリOS(オーバーサイズ)ピストンとシリンダー。
ボーリングを注文する時は使うピストンを一緒に送ってそれに合わせて掘ってもらいます。

工賃は9000円弱。(安い!)

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ピストンリングも0.5OS用となります。

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これで組み立てしてエンジンはオーバーホール完了!

エンジンも無事掛かり、明日からでも運用可能かと通勤に使ってみるものの・・・帰り道で謎のエンスト&再始動不可でジャフ帰宅。(デカいローダーに原付一台乗せて運ぶっていう・・・)

少し置くとキックでエンジンは掛かるものの、アイドリングも維持できずストール。アクセルを煽っても回転を維持できません。

エンジンOH直後ですからね・・・どうもエンジン回りを疑ってしまいます。

以前フライホイールの半月キーが潰れて回っちゃってたことがあるので外してみますが特に異常なし。
ついでにジェネレーターをストック品に交換してみますが変わらず。

社外のCDIを純正に戻してみますがこれも変わらず。
ストックのスパークプラグやイグニッションコイルを替えてみるが直らないね。

キルスイッチやイグニッション回りの導通を確認してみますが電気は平気そうなんだよな・・・。
なんかもうよく判らなくなってきた。


キック時の重さと圧縮の感じは悪くないので、エンジン内部は何の問題も無いはず。。
大体、最初は掛かって会社にも行けたんだからね。

スパークプラグの先端からはバチバチと火花は出ている。
何か火花が弱いような感じもするけど気のせいかもしれない。

エンスト後はプラグが被っている。
ビショビショである。
キャブドレンから燃料はちゃんと落ちているからコックは問題ない。

エンジンOH直後に使う混合ガソリンのオイルが多すぎたのだろうか・・・
無混合のガソリンに戻してみる。
ついでにメインジェットを#85→#77.5に戻してみる。

・・・しかし直らないんだ。

2ストロークエンジンってそんなに難しかったっけ?
逆に疑えるところが少ないから、そこじゃなった時に原因が判らない。

畜生何なんだ。
ヲレにはそんなに時間はないんだぞ。


近所のカワサキに相談に行ってみる。
もう面倒だし触ってる時間が無いので投げてしまおうと思ったんだけど・・・

内容を説明すると・・・すっごく嫌そうw

ウチでも同じチェック方法にしかならないので、ちょっと大変になっちゃうと思うんで・・・何とか自分で頑張って直してください!
とか言って断られる始末www


ちょっと見てみましょうかくらい言えねーのかよ!!


ヲレはバイクは詳しくないんだよ・・・
症状診てパッと原因が浮かばないから虱潰しになる。

だからプロなら判るかなと思ったのによ。


仕方ねぇ・・・暮れで忙しくなってきたので取り敢えず眠らせて、
時間が出来たらゆっくりトラブルシューティングするか・・・。

みたいな感じになってました。


その間、タイヤを新調したり、スプロケやチェーンを交換したりと、直らなかった時の事をまるで考えない投資を続けながら冬を越し、新年度を迎えました。
通勤にインプを使っていましたが、タイヤは減るわ燃料費はヤバイわで、代わりの足としてジョグアプリオを購入W

サブのサブを買うという愚かな構図にwww

アプリオもなかなかの年代物なので、ちょいちょいトラブりましたが、その都度簡単に復帰。
走っててエンジンストールというKSRに似た症状が出ましたが、放置バイクだったこともあり、簡単にキャブレターの詰まりを予測。

掃除で簡単に直りました。



キャブか・・・


KSRってキャブちゃんと見たんだっけ?
日頃キャブを頻繁にバラしてジェットを替えたりしていたけれど、この時ばかりは真っ先に点火系を疑ったりしてスローの詰まりとかちゃんと見たか怪しい。

もう一度バラシて掃除してみるか・・・
ついでにプラグとプラグコードも新品に替えてみよう。


それでダメならメインハーネスの交換を試してみるしかない。


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久々のKSRトラブルシューティング。
インプの脇に停めてバッテリーをジャンプコードで充電しながら作業を進めます。

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買ったころから使い続けている社外のハイテンションコードを新品に付け替え、スパークプラグも新品に交換します。

火花が弱いような気がしていたからね・・・コイルじゃないなら最後はこの辺しかない。

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キャブレターも全バラにして隅々まで清掃。
スローが#25のままだったので、純正の#30に戻しました。

詰まってるか太陽に透かしてみましたが、老眼が進んでよく見えない・・・。
近くの物が良く見えないんだよな。
細いニードルで掃除をしたりしながら、キャブレターを丁寧に組み立てます。


あれだけロクに再始動も出来ない状態で終わっていたKSRが、何事も無かったように復活しました・・・。

畜生・・・例の如くなんだったんだ。

キャブだったのか?プラグコードだったのか?

スパークが弱くて着火せずストールしてたような気もするし・・・
単純にスローが詰まっていて回転を維持できず、アクセルを煽った時にメインジェットで湿らせてストールな気もする。

皆さんだったらどっちだったと思いますか?


有識者の意見が聞きたいものです。



また通勤中に再発しても面倒なので、近所を結構な時間ウロウロ。
あちこち走り回って、止まって冷やして再始動してまた走って。

とりあえず大丈夫そう。


alt当分はバイク2台体制がいいかもなぁ

Posted at 2019/04/07 13:45:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | KSR生活 | クルマ
2018年06月20日 イイね!

クランクベアリング

クランクベアリング最近は子供の寝かしつけで22時には一緒に寝てしまっているだ い ですw

見たいドラマも録画で見る日々ですが、楽しみだった「おっさんずラブ」も「ブラックペアン」も終わってしまい、長澤まさみが好きなので見ていた「コンフィデンスマンJP」も終わり、あとは「花のち晴れ」の最終話を残すのみ。
40過ぎのオッサンが「花のち晴れ」ってwww

新しいドラマでこれは間違いないってヤツありますかね・・・。


まぁ、それはいいんだけど・・・
エンジンの調子がイマイチ良くなかったヲレのKSRたん。

そもそもは今年の暖かくなり始めくらいの時期に、上でババババ言って吹けなくなる症状が出てキャブとかニードルを色々弄って様子を見ていた。

しかし、走れない事もないので毎日通勤に使っていたのだが・・・

どうも低回転でのゴロゴロ音が酷くなってきた。
毎日乗っているとね、少しずつ酷くなっていく異音のようなものに気付き難い。
2ストなんてこんなもんだよなぁ、なんて言ってそのまま行ってしまうことも多い訳だが、


そういうレベルをとっくに通り越してヤバイ音がするようになり、遂にはアイドリングが難しくなってきた。

煽ってないと止まってしまう。

これはもうセッティングが・・・とかそんな問題ではなくて壊れていると気付く。


ガラガラゴロゴロと、軸ぶれのような音が凄いのでまたフライホイールのナットでも緩んでしまったかとジェネレーターハウジングのカバーを取って点検。

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ナットが取れて半月キーがブッ飛んでいるという事は無さそうだが・・・

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フライホイールを外してクランクを揺すってみると、・・・
あり得ない程ガタガタになっていました。

なんだよ、クランクベアリングか・・・。


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再びギヤオイルを抜いてみると、やはり鉛色。
最初はLLCでも混ざって乳化したのかと疑ったりもしましたが、単純に摩耗紛でしたね。


もっと早くに気付くべきだった!


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もう続投は出来ないので、直すか載せ替えるかするしかないな・・・
とっととエンジンを降ろします。


デトネーションでブッ飛んだサブの72㏄を直すのが早いか、コイツのクランクベアリングを入れ替えるのが早いか・・・どっちだ?

揃えてある部品は、ピストンセット2組と、大小コンロッドのベアリング、クランクベアリング。
どっちも行けるけど・・・

ストックのサブを引っ張り出して何がダメだったか確認する。
ピストンはブッ飛んでるのピストンセットだけで行ければサブの方が早いな・・・とか思いながらピストンを取ると、コンロッドがガタガタ。

デトネの衝撃でコンロッドの大端が逝かれてるんだった!

あ~、これは面倒くさいやつだ。


ウチのプレスじゃ大端のウェブのピンが抜けないし、今日明日でどうにもならないか・・・

どっちにしろケース開けるんだったら、クランクベアリングだけで行ける現エンジンの方が早いか。
クランクベアリングはストックがあるし、直ぐ付け替えれば今日中に行けるな。


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パカっとカチ割りしてクランクシャフトを摘出します。

80エンジンの方のクランクケースを割るのは初めて。
やっぱり中古で買ってきたエンジンなんて、そのまま使ってもダメだな・・・
格安エンジンだったから仕方がないけどね!


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これでコンロッド大端まで終わってたら笑っちゃうところでしたが、ガタは無し。
セーフ!って感じです。


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あれ・・・これはヤバイ。

ジェネレーター側のベアリングの規格が違う・・・

50エンジンのクランクは確かに左右で同じだったはず。
クランクケースは同一品番な筈なのでこの辺は全く同じなのかと勝手に思っていたが・・・

そういえば、80用フライホイールは少し重めだったな。
スピンドルの径も少し大きくなっていたか・・・。


色々考えてみましたが、どーやっても本日中の復活が不可能になりました。


仕方がないな・・・数日空いてしまうが、近所のナップスで部品を注文してきました。。

そしてなか一日で部品入荷。
仕事帰りに部品を受け取って、寝る前にエンジンを作ろうと思っていましたが・・・子供と一緒に就寝w
その翌日も、朝まで就寝ww

翌々日くらいで漸く朝3時に起床出来たので、エンジン組み立てが出来ました。


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右が新たに注文したクランクベアリングジェネレーター側。

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6205C3で注文できれば純正品でなくてもいいかな。
C3は守らないとダメ。


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以前焼き嵌めを守らないでクランクケースを割ってしまったことがあります。

ヒートガンで充分に炙ってやると、
手から落とすだけでスコンとベアリングは入りました。

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ミッションを間違えないように立ててやります。
シフトドラムの位置関係を見ながら、ニュートラル辺りで組んでおくとシャフトの動きやら色々確認しやすいです。

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今度はベアリングを温めて、クランクシャフトを組み付けます。
これまたスコッと入りました。

ヒートガンで1分くらい炙る感じですかね。

液体ガスケットを塗ってクランクケースを閉じる準備をし、今度は蓋になる側のクランクベアリングを温めて、一気にケースを閉じてしまいます。
ま、ここはぶっちゃけ炙らなくても入りますけどね。

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クラッチやらジェネレーターやらを組み付けする前に隙間をみながら芯出し。
そんなに強く叩かなくても動きますよ。

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漸く腰下が完成しました。
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あとは腰上のみ。
ピストンは何を叩いたんだか、トップがザクザク。
抱きつきは殆どないので磨けば使えそうだけど、新品あるのでね。

割れると評判の当時ものの桜ピストンと言うヤツなので、この際入れ替えます。

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今新品を取るとART製のものが来ます。
組付けの時にピストンピンのサークリップをクランクケースの中に落とす自信があるので、ウエスで塞ぎながらピストンを取り付けます。

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スパークプラグも久々に新品。

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よしよし、数日眠っていたKSR。
いよいよ復活ですよ。

殆ど旧車なのに、実用重視で毎日使われている2ストエンジンのKSR。

休む暇などありません。
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合間見てサクッと搭載。

LLCとギヤオイルを入れて、オイルポンプからのチューブもエアが噛んだので燃料も若干混合に。
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これで試運転。

しかし、カッコいいなヲレのKSR!

不調時に詰めたキャブセッティングが
スロー#25のメイン#85

若干スローが小さい事もあって、アイドリング音がパラパラと軽いです。
ピストン替えたのでまだ慣らし運転ですが、今までで一番調子がいい感じ。
こりゃ速くなるぞ~!!!

alt運動会とか言ってたけど思ったより暇にならんな・・・


Posted at 2018/06/27 14:59:52 | コメント(3) | トラックバック(0) | KSR生活 | クルマ
2017年09月06日 イイね!

ついに

ついに何か違うなと気付くw

こんにちは。
KSR1.5ですが、またまたエンジンブローです。

お盆前くらいかな?ボアアップ後快調に走っていたと思われたんですが、暖機もそこそこに登りで全開スロットルくれたらバスー!と抜けました。

もう面倒になってきたな・・・


チャンバーを外して中を覗き込むと、ピストントップがヤバそうです・・・。
ポルナレフの頭みたいになってますね。



うわうわ、こんななる?


酷い事になってんな・・・見慣れたけどw



さて~どうしたもんかな・・・。



またピストン買ってきて組み直しても、またすぐ壊れるのは目に見えてるな。
現状の構成が悪いという事だもの。


ちょっと整理していくと・・・

燃料は被る一歩手前くらいの濃い目のセットアップですし、点火時期は特に弄ってない。
まぁ、CDIを変えてるから若干早めてると思うけど、ハイオクを入れるほどではないんだ。
吸排気はノーマルですし、スパークプラグもノーマル番手。

もう、問題がありそうなのは圧縮比くらいしかないんだな。


オートボーイのキットをそのまま組むよりは遥かにローコンプな筈なんだけど、計算上1:9.0以上にはなってる訳で、ちょっと気になってはいた。

50のノーマルが1:7.0、80のノーマルが1:7.9

やはりナーバスなKSRにはハイコンプ過ぎたのかも知れない。


つまり、出来ることがあるとすれば、燃焼室をもっとザクザク加工するか、ベースガスケットを更に増やして燃焼室容積を増やさないといけない。



シリンダーには縦に深い傷が入ってしまったので、金属パテ「コンクエスト」で補修。
イケるのかどうかは知らないw


ピストンとピストンリング、ベースガスケットを少し多めに注文し、ヘッドガスケットも重ねよう。


これで組んで、コンプレッション計測。



約6キロ。

下がり過ぎたか?



前回の組み立て直後で約8キロ位だったので、2キロも下がってしまった。
標準がいくつか判らないので何とも言えないが、普通は7キロ前後ではないかなという気がする。

低すぎて壊れるという事は無さそうなので、一回これで行ってみよう。


ただ、ちょっと気になったのは、キックでどこかがカタカタ言ってる感じ。
こんな音したっけ?


エンジンは無事掛かったが、どうもカチカチ音がするな・・・どっかベアリングが逝かれてたのかな。


その前に、5000rpm以上が全く吹けない。
低圧縮にしたから、ジェットが濃くなったか・・・これじゃ全然走れない!


急いでMJを#90→#77.5へ変更。

上まですっかり吹け上がるようになりました。



そして、翌日通勤に使うと、やはり走行中のカチカチ音がヤバイ。

これ会社まで持つかな・・・と思いながら、あとちょっとの所での登りでスロットルを多めに開けると、


がほー!


とか言って終了しました。

今度は「がほー」か・・・



「クソが!」そう言いながら、10分ほど会社まで単車を押しました。

軽トラで通勤してる会社のひとに家まで単車を送ってもらい、再びシリンダーを外します。




新品ピストンが一発でお釈迦に・・・


しかも酷いよ、スカートがクランクシャフトに衝突しています。

クランクのビッグエンドのベアリングがあり得ない程ガタガタになってました・・・。
ビッグエンドが終わってる時点でピストンだけ買っても無駄だったな。
突貫でピストンだけ替えたから、ちゃんと確認しなかったわ・・・

因みに気になっていたコンクエストのシリンダー内壁補修は全く問題なく、そのまま残ってましたw
(イケるんだw)



アホらしい一万円ほどの出費に萎えます。


もうKSRのエンジンバラすの飽きて来たし、なんだかもういいやという気分。

・・・を通り越して、一周回ってなんだか楽しくなってきたので。



「わははは」と言いながら、もう一基エンジン購入。



80㏄のエンジン到着ですw


ただの80cc化が決定しましたw


早速ヘッドばらして使えるエンジンか確認します。



水路は汚いが、シリンダーとピストンは比較的きれい。
抱き付いた形跡もありません。



これはイケるな。




ボアアップなどもされていませんので、新品ピストンで組み直すことも出来そうです。



ブローしたエンジンと並べて比較しています。
シリンダーのボアが広がってる事を除けば見た目は全く一緒。

実際トランスミッションは一緒なので、クランクシャフトとコンロッド、ピストンシリンダーに、ヘッド。
あとは、オイルポンプと、ジェネレーターのフライホイールが違う位です。

クラッチも違うかな?
見た目にはちょっと判りません。



兎に角、重要なのはこのヘッドだという事が判りました。

全然掘りが違うな・・・ベースガスケットやヘッドガスケットを一枚増やしたとかでは追いつかない程容積がデカかったです。

ヘッドだけでも最初に準備しておけば、全く壊れなかったんだろうなぁ・・・



細かいオイルシールなどを交換し、取り敢えずヘッドを戻してエンジンを積み換えてみます。


いざ試走~と思っていたんですが、クラッチワイヤーが臨終寸前。


部品を注文になったので、一緒にピストンリングやらコンロッド小端ベアリング、ベースガスケットなども頼みます。

終わったエンジンも再生しておきたいので、クランクベアリングと大端のベアリングなども頼んじゃいました。


取り敢えず積み換えたということもあって、エンジンを掛けようとしたんですが、最初だけ初爆があったものの、すぐにエンスト。

あとはカシャカシャ言うばっかりで掛かりません。



おかしいな・・・ハズレエンジンだったか?

クランクの動きは悪くなったんだけどな・・・クラッチが張り付いているのか、中で何か起こってる?
大枚叩いて買ったエンジンまで使えないとなると、もう流石に捨てたくなります。


イチからOHも面倒くさいなぁ・・・もう大端ベアリング交換とか当分やりたくないんだけど。



またバラシて細部を確認します。

こうして手で触るとそんなにおかしい所はないんだよな・・・何なんだろ。
クランクも手でクルクル回ります。


力が掛かると齧るのかな・・・クランクベアリング辺りがおかしいのかも知れない・・・


そんな風に思いながら、仕方なくクラッチハウジング辺りから分解していきます。

クラッチの張り付きも特にないなぁ・・・内部も特に汚くなかった。
ハウジング内の部品を全て取り出して並べます。

あとはジェネレーター側もバラさないとクランクケースを割れないので、
ジェネレーターカバーを外して、フライホイールに手をかけます。


あれ、カタカタしてる・・・


ナットが緩々です。
あれれ、ヲレ閉め忘れたのかな・・・


恐る恐るフライホイールを外してみると、位置決めの半月キーが折れてフライホイールが空回りしていました・・・。
そりゃ点火しないよ・・・。


全波化したステーターコイルを移植したので、その時にキーがちゃんと嵌まっていない状態でナットを閉めちゃったんだろうね・・・

通常は、締め付けて行けばキーは溝に勝手に入っていくはずなんだけど、バリとか切子で齧っちゃったのかも知れない。

ちゃんと確認しなったヲレのミスだな。



通勤車だから明日にはバイクで行きたいな~と思ってしまうけどね・・・
やっぱり突貫で慌ててやるのは良くないね。



でも良かった!
クランクケース割りと腰下OHは今回は見送れる!!

あとは丁寧に組み戻すだけです。


ブローエンジンから半月キーを拝借。
80ccクランクが逝かれなくて良かったよ。



クラッチ側は開け損かと思いましたが、ドレンボルトがおかしなことになってるので、直すことに。


なんだよこのカラーみたいなのは・・・
と思ったら、どうもネジ山舐めてしまってM10が掛からなくなったので、ケース内の奥をほじくってタップを立て、長いボルトで届かせようとしたんだけど丁度いい長さが無かったみたいな感じか。

長すぎてカラーで調整したんだろう。


もうちょい他にやり方なかったか。


ここの規格はリコイルがあったので、ネジ山を修正。


本来のドレンボルトを付けられるようにしました。

M10のPT1.5 やっぱりリコイルって凄い!



フライホイールは、やはり80㏄用は若干重くて一回り大きいです。
50㏄用を使えばレスポンスが良くなりそうですが、点火時期が同一かちょっと未確認だったので、今回は見送り。

まぁ、耐久性重視の80㏄フルノーマル仕様で行きたいので、流用はしないかな。




シリンダーは軽くホーニングをしてクロスハッチを付け直しまして、
小汚かった外側は塗装し直し。

汚かったウォータージャケットも真鍮ブラシで磨きました。


ピストンも磨き上げて、リング新品交換。
コンロッドの小端ベアリングも一応交換しました。

大端のガタもしつこく確認しましたが、大丈夫そう。


つまりエンジンは何の問題もなかったって事。
エンジンの出品者にクレーム付けなくて良かったよw



よっしゃ!完成だ~。

今度は流石に行けるだろ。


これでダメならもう捨てる!流石に捨てる!!!


クラッチワイヤーも交換し、さくっと搭載。




あっけなくエンジンはスタートしました。

へんな異音や被りもなく、力強く走り出します。
慣らしをしたいので、当分おとなしく走りますが、一発目の出足でトルクがあるのが判ります。


やっぱり違うね、80は。



所有3年目にして、結局ただの80㏄になってしまいました。

いつかはとは思っていましたが、狙ってというよりは仕方なくなってしまったという感じです。
このパフォーマンスで白ナンバーは流石におかしい・・・

最近流行りの4ストの125なんて全く相手になりません。


逆に全開にする必要が無いので、エンジンを温存しながら走れます。
これで壊さないで済むかな・・・


吸排気ノーマル。
キャブセッティングMJ77.5 SJ30(完全ノーマル)。
ニードルど真ん中。
スパークプラグ標準。
ポッシュレーシングCDI。
スプロケット15の40


慣らしが終わったら、混合ガソリンをやめて分離に戻します。
オイルポンプは若干多めに調整しておこう。




黄色ナンバーにしないとな。








Posted at 2017/09/10 05:50:00 | コメント(5) | トラックバック(0) | KSR生活 | クルマ
2017年07月15日 イイね!

KSRの電装系修理

KSRの電装系修理エンジン系の改修も終わり、快調に走っているヲレのKSR-1.5。


実はその後一回だけ軽く棚落ちしそうになって、バラシてピストン磨いて圧縮比調整をしたりはしたんだけど、好調ではあるw

ハイコンプなのに暖機もそこそこに全開くれてしまったのが原因だろうね。。

何だかんだナーバスだけど、
やっとエンジンの気持ちが判るようになってきたって感じかな。


・・みたいな生意気を呟いていた矢先。

家路を急ぐ真っ暗な夜道・・
ヘッドライトのローハイ切り替えのスイッチを弄った途端、突然の消灯。

オンオフスイッチ付きの多車種用?を流用しているので、間違えて切ってしまったのかと思ったけど、その後いくら操作しても照明は戻らなかった。


これは意外に恐ろしい。


小さな原付にとって、夜道でのヘッドライトは生命線である。
センターラインのない見通しの悪い道路では、無灯火では突然対向車に跳ねられても文句の言いようがないだろう。

取り敢えず自分の存在をアピールできるものがウインカー位しかないので、
左ウインカーを明滅させたまま家路につきました。



取り敢えず時間も無いので、数日はLEDの懐中電灯や自転車用の明滅灯を括りつけて前照灯代わりにしました。

無いよりは遥かにマシ。


ヘッドライトのLEDキットが逝かれたのかと思ったけど、よく見てみるとテールランプのスモールも点いてない。
LEDバルブは単体チェックでは光ったので、ライティング系の主電源が逝かれたのだと判りました。


まず何処が逝かれたんだってハナシ。



数日懐中電灯で乗っていて、最初は元気だったウインカーが段々元気が無くなってきた。

KSRのようなジェネレーターが半波整流の車両だと、ヘッドライトやテールランプ等はバッテリーを介さず、ジェネレーター→レギュレター→灯火類と電気が流れますが、
ウインカーはバッテリーを介しているので、別系統。

ウインカーの元気がないってことはバッテリーの電気がないって事なので、発電してないか、バッテリーが完璧に死亡しているかのどちらかな訳です。


まぁ、スイッチも介しているので、これも怪しいんだけど・・・


取り敢えずバッテリー電圧を計測すると10.5V。
エンジンを掛けても上がる気配なし。



ううむ、充電してないぞ。



発電してないのかな?

でも、点火系は問題なく作動している。

どうもステーターコイルではなくて、レギュレター後が全て死んでる感じです。


取り敢えず会社で適当に充電したら、10分で爆発するのか!ってくらい膨らんで変形してしまった。
1A以下とかで何時間も充電しないといけないんだけど、15Aくらいぶっこんでしまったよw


死んだかな?


と思ったけど、13Vまで復活。
ちゃんとウインカーを出しながら帰れましたwww



KSRの純正のレギュレターは、ほぼまともな制御をしていないゴミみたいな代物だとは聞いている。
アクセルに応じて際限なく上がる電圧の上下動を若干抑える簡易安定器のようなもの。

バッテリーの寿命は持たないし、灯火類は直ぐに切れてしまう。


カワサキも、当時はこれを問題視していたようで、より制御のしっかりしている対策レギュレターを無料で配布していた位です。

そんな対策品すら奢っていない25年前のKSR初期ロット車両。


レギュレターもレクティファイヤーも何も対策していないのに、シールドタイプのジェルバッテリーで3年も使ったので、レギュレターが死亡したと同時に芋づる式に全て死んだ可能性が高い。

バッテリーもレギュレターもレクティファイヤーもスイッチも全部怪しい。


これはもう面倒なので、イチから作り直してしまおう。


アドレス125の時にやった手法で全波整流化してしまおう。

何故なら・・・中華全波レギュレター1200円を買うだけで全て済んでしまうからである。




やっぱコスパ



ま、バッテリーは元々換えようと思っていたので買い置きのに交換するけど、
あとは改造と配線だけだろうから、

純正のレクチがダメかもしれないから交換か、とか、
カワサキの対策レギュレターを6000円位で購入とか、
スイッチも直らないなら探さないと・・・とか、


そういうの全部端折って引き直せばいいな。



部品取りのエンジンがあったので、あらかじめ加工コイルを作っておけますね。
こういうのがあると色々便利。



先ずはステーターコイルの加工。

半波コイルを全波になるように結線を変更し、独立して取り出します。
コイツを全波整流用レギュレターに突っ込めば、安定したDC12V出力の出来上がり。




一時期は、唯一の単相交流全波原付であるジョルノクレア用レクティファイヤー流用が流行り、
値段も高騰したけれど、1000円前後で買える中華製で充分になりました。


これでいいでしょ。




さぁ、あとは車両側です。

元々付いているステーターコイルを取り外し、全波コイルと取り替えます。




恐らく死んでいると思われるヘッドライト用レギュレターを取り外し、その位置に全波レギュレターを取り付けます。

そして、コイルから独立して取り出したAC出力を全波整流レギュレターへ入力し、
DC12Vとして取り出します。

これを、バッテリー介するライティングラインに入れてやると14V辺りを上限とした安定したDC12V供給が完成します。




それはいいけど、それにしても暑いなぁ・・・
一応日陰で作業しているのに、全然涼しくありません。



真夏はバイク弄りもラクじゃないなぁ。。




さてさて、ある程度の結線も済んだので、ちょっとエンジンを掛けてみよう。

タンクも付いていませんが、キャブレターの残燃料だけでパイ~ンとエンジン始動。
燃料が無くならないうちにテスターで測ってみましょう。


アイドリングでも13.7V。

とても優秀な値ではないか。



ちょっとやかましいが、回転数を上げてみても14V程度で安定。

ちゃんと仕事をしているみたいで良かったです。
中華レギュレター1200円w


しかし、ライティングラインに善良なDC12Vを投入したのに、ヘッドライトが点灯しない。



ううむ、何故!?




手繰り手繰り調べてみると・・・
手元のスイッチまではちゃんと12Vなのに、スイッチ後に4V弱になってしまっている。

LED化したヘッドランプは勿論点かないし、フィラメントバルブのテールスモールもホタルのようにぼんやりとしか点灯していない。


やはりスイッチは終わっていたか。


分解して接点のグリスアップなど簡単な改修を試みましたが、改善せずです。
全分解して磨かないと復活はしなさそうだね。

レギュレターが壊れたせいで過電流が流れたか、そもそも最新のLEDヘッドランプ機器がキャパオーバーであったか、今となっては知る由もないが、スイッチ×は想定内。


直してもまた壊れるかも知れないので、
ヘッドランプ周りは、リレーを介してバッテリーから直接流そう。

キーONで点灯、ローハイ切り替えは無しでちょうどいい所で光軸調整しとこう。




キーONでヘッドランプ点灯。

これだけで何だか今風のバイクではないかw

LEDのちらつきもなく、安定しきっている。
ローハイの切り替えが無くなってしまったので、対向車を眩惑しないギリギリぐらいの所まで光軸を上げとこう。



後ろのスモールランプへも、DC12を繋いでやります。

これで漸く、夜でも安心して乗れるバイクになりました。



最後にバッテリーも交換して、爆発寸前バッテリーとおさらばです。
レギュレターがしっかりしたから、開放型でなくても良かったね・・・これは買い置きなので想定外でしたが・・・ま、3、4年は使えるでしょう。



あとは、元通り組み戻して終わり!

チマチマと配線作業ばかりで鬱陶しかったけど、元々懸案だったからね。
今後HIDのヘッドランプ化とか、グリップヒーターを付けたりとかで選択肢が広がりそうです。

しかし、配線だらけになってしまったな・・・



タンクがちゃんと収まらないよ。



だいぶ壊れるところが無くなってきたか?







Posted at 2017/07/31 07:00:31 | コメント(2) | トラックバック(0) | KSR生活 | クルマ
2017年06月08日 イイね!

キャブセッティングと減速比変更

キャブセッティングと減速比変更エンジン再生後、今の所絶好調のヲレのKSR1.5。
ハッキリ言ってゼロハンの速さではない。
(まぁ、もうゼロハンではないんだけれど)

下で若干だけど濃い感じがあるのと、パワーアップのお陰でトップギヤが直ぐに吹け切ってしまうのとで、快適に乗るためにはあとちょっとという感じ。


まずはキャブレターの低速を詰めよう。

パイロットジェットを、ノーマルの#30から#27.5という番手に落としてみます。


これで乗ってみると・・・

早めにスロットルを開けると淀みなく一気にふけ上がり、クラッチが抑えきれないで若干滑るほど。
だらだらゆっくり開けると気持ちゴボつきが残る雰囲気。



最早完成ではないでしょうか。



今は夏場ですからね、冬に気温が低くなって、空気が乾燥したときに、薄くなり過ぎないくらいのゴボつきが残ってる位がマルチでベストかな。

この手の小排気量は気温とか湿度でセッティングが全然変わってしまうので、今ベストを詰めてもまた変わってきてしまうからね・・・



あとは、タンクが外れてるついでにエースウェル配線の防水処理をしました。

常時電源関係に水が掛かると、キーオフで止めてる時に液晶がぼんやり光ってる時があったんだよね・・・カプラーの所の水をエアで飛ばしたら消えました。


写真には撮らなかったけど、カプラーの端子の穴を全てシーラーで埋めて、ハーネスの束を、テープですっかり被覆しました。2段階やっておけばかなり安心でしょ。




よしよし、細かい所が煮詰まってきたぞ・・・

時間もないので、残りは朝にでもやるか。




で、朝。


保育園の送りの前にスプロケだけ替えてやろう思い、急いでリヤホイルを外します。
去年の暮にスプロケとチェーンは新品に交換した筈なのに、もうドリブンのスプロケは結構減っています。

逆転側が減ってるからエンブレで減るのか・・・


ドリブンはノーマルの49丁から80㏄向けの40丁に交換します。


これだけだと(15-49 3.267)から(15-40 2.666)となり、
1速下げてもちょっとハイギヤードになり過ぎて、坂道登らなくなりそうなので・・・



ドライブスプロケットは15丁から14丁に戻します。

これで(14-40 2.857)となり、計算上は約1000rpm程守備範囲が下がります。
よしよし、これで同じ速度域の1速下げで丁度よさそうだぞ。



・・・で、組んでいくと、チェーンが強烈に余ってしまった。



そりゃそうだよな・・前後共にスプロケの丁数が減る方にしか変わってないもんな。

作業をやめなきゃいけない時間まであと15分。


急いでポータブルタンクにエアを充填し、
ベルトサンダーでリンクのカシメを飛ばしてチェーンを詰めます。


チェーンを6リンク程詰めました。

リヤホイルの取付に手間取りながら、予定時間より5分遅れで組み立て完了。
取り敢えず小僧どもを着替えさせて保育園に送りに行きます。



送りから戻って、チェーンにグリスだけくれてそのまま通勤に投入。



あ、違和感がない。

今まで走り出しの一瞬で吹け切って使えていなかった1速が2速の守備範囲まで広がっていて、そこから先のギヤチェンジのタイミングもそれ程変わっていないからか、

まるっきり上に1速増えただけと言った感じ。



これはいいぞ。



クルマの流れが60~70キロっていう、比較的速度域が高い幹線道路では、
トップギヤに入れなくても、パワーバンド一歩手前という巡行が可能になっている。


これは楽だな~。


6速9000rpmで約100キロなので、頑張って11000rpm位まで引っ張れば120キロ手前くらいではないかな。(ただ、風圧が凄いので、かなり距離が無いと届かないね)

出せるところないけどね・・・。


タコメーターがついてから、9000rpmシフトを守るようになったので、もうそんな無茶はしません。


一番使う70~80キロ付近が苦しくなくなったのがいいね。
キャブのセッティングも悪くないし、ほぼベストに近い。




取り敢えず3年の自賠が切れたので、気合の5年契約。
まぁ、乗るでしょw


それよりも、早く黄色ナンバーで乗れるようにしないと免許が無くなってしまいそう・・(汗


しかし・・今は原付2種ブームなのかね。調べたら種類がいっぱいあるよ。



















Posted at 2017/06/15 06:49:00 | コメント(2) | トラックバック(0) | KSR生活 | 日記

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