
めずらしく、旧い友人と旅にでる時間が出来た。
春のこの時期に、
桜を巡る旅に出られることは学生の時分以来かな。
友人の愛車ヴィッツで出かけます。
甲斐の国、山梨県へ。

武川村の実相寺にある老桜「山高神代桜」。
日本最古といわれる樹齢2000年の古木です。
もう、そのいでたちは「神様」でしかありません。

うつくしい境内。
全国からたくさんの人が訪れます。

ローライフレックス、ゼンザブロニカ、
いい歳をした大人たちが、大人げないカメラを持ち込んで、無心にシャッターを切っていましたよ。

こちらは、山高より少し歩いた真原(さねはら)の桜並木。
背景には残雪輝く甲斐駒ケ岳。

これ以上のシチェーションがあるだろうか・・・。

ヴィッツを少し北に走らせる。
NCP13ヴィッツRS
型式で勘違いしやすいけど、1500㏄のツインカムモデルです。
速いし、曲がるし、燃費もいい、おまけに室内広い。
最高のコンパクトマシンだと思う。
遠征でインプ出す気にはなりませぬ(笑)
「神田(しんでん)の大糸桜」樹齢400年の枝垂れ桜。

「老獪」そんな雰囲気を醸し出す樹容。
幾多の延命治療によって、なんとか今年も花を咲かせます。
400年前といえば、安土桃山時代から江戸時代に移ったばかり。
江戸時代の甲斐の国を丸々見てきた計算です。
台風から守る為の防風ネットが、撮影に少し邪魔だったんですが、
これは致し方ないでしょう。
ところ変わって韮崎市を見下ろす段丘にある一本桜「わに塚」
見事なエドヒガンという品種です。

現実離れした空気感が漂っています。
日本武尊(やまとたけるのみこと)の王子武田王の墓と言われており、
樹齢も300年と推定される孤高の桜。
段々畑の真ん中に鎮座し、八ヶ岳の眺望が素晴らしい。
黄昏の夕日のなか、沢山のカメラマンが遠巻きに撮影していました。
本日最後は、わに塚から少し下ったちいさな神社。
夜桜と、気の利いたライトアップが人を集めていましたよ。

日没直後の刹那のブルーを捉える事が出来ました。
世界は美しいと、
そう言わざるをえない深イイ旅となりました。
←写真ばかりで携帯の方ゴメンナサイ。
Posted at 2009/04/12 18:12:26 | |
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桜を追いかけて | 日記