雨の日曜日。
予定していた知り合いのクルマの作業が、
部品入らずで中止。
急遽ハブガタでSOSのクネGDB作業となりました。
クネガレは随分久々な気がするな。
ま、基本的に真夏は緊急性がない限り作業はしないことにしてたんで、時期的には丁度いいかな。
ジャッキアップでタイヤガタガタだって言うんで、ハブなのは間違いなかったんだけど、アクスルナットが緩んでたね・・・。
ハブベアリングがイカレだすと、インナーレース(ナットとドライブシャフトで挟み込むセンターのカラー)が潰れてクリアランスが増え、テンションの解けたアクスルナットが緩んでしまう。
当然ポンチで緩み止めを潰してあるんだけど、それすら押し返してちょっとずつ回ってしまっている。
クネのGDBは、最近何を思ったのか、サイドブレーキに延長レバーなんぞを取り付けて、頻繁にサイドターンなんかを練習しているらしく、その影響でやたらと左リヤに負担が掛かったとみられる。
ロクすっぽ荷重移動もしないで、強引にサイドでタイヤロックなどさせてしまうとかなりの負担がハブに掛かる、PCD100のチンケなベアリングを使ってるからね・・・
ジムカーナなんかでも、助走距離が短くきちんと荷重移動ができないままに強引にサイドブレーキなどでタイトターンを繰り返すと、一気にハブガタが出ることが多い。
レバー比を上げてしまえば、小さな力で強く引けるから、サイドターンやドリフトのきっかけ作りには向いていると言えるけれど、ちゃんとした荷重移動をしようと心がけなくなる事と、逃げ場がなくなることによるメカニカルへの負担は覚悟しなければならないと言える。
インプのサイドなんて小細工しなくたって鬼効きなんだから、
みんなは普通に練習しようね。

手で揺するとミリ単位でガタが出ていた。
これでは、ブレーキもキーキーなる訳だ・・・。
ここまでガタガタだとハブフランジの再生も怪しいもんだが、今回は中古ナックルへの単なる交換なので、とりあえずオーバーホールは保留。
しかし・・・

毎回頭を悩まされるのは、
ブレンボ問題。
かなりの確率で、ボルトが緩めで齧ってしまうのだ。
結局、片側一本づつボルトは折損。
ナックルの足を貫通して、キャリパーのネジ山に固定されているボルトの頭に、キャリパーのアルミ素材が焼きついて、、、
ネジ山をすべて傷ませながら何とか抜き取るか、途中で齧って折損か・・・
スバルのブレンボは兎に角このパターンが多い!
本気組のクルマだけにみられる症例なのだが、これはブレーキローターの発熱によるものである事が殆どだ。
住友4ポッドでは見られない症状なので、キャリパーのメネジの問題だろうね。
ブレンボ(スミンボだけど)はアルミのケースに穴あけしてタップ立てただけだけど、
スチールリコイルが打たれている住友4ポッドは優秀。
なんだよ~単なるリヤナックル交換だと思ってたのに、また持ち越しかよ。。。
しかも、シューホールドスプリングドライバー忘れて、パーキングブレーキ組むの大変だったし・・・
クネに手伝ってもらったよ。
ボルト抜くのが大変なのだぁ。
やっぱり首が痛い。
Posted at 2012/09/26 07:40:04 | |
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