
先週より作業中のクネGDB。
ただのリヤナックルの交換で済むはずだったのに・・・
ブレーキキャリパーのネジ山トラブルでストップ。
キャリパーは持ち帰って手直しすることになりました。
二つのキャリパーでそれぞれ一本づつ折れ残ってしまったボルト。
やはり、これを抜き取るのが大変だった。
折れてしまったボルトを抜き取る方法は幾つかあるが、
ひとつは、残っている部分が咥えられるなら、バイスなどで回して外す。
奥の方で残ってしまっている場合は、ドリルで中心に穴あけして、逆タップを立てる。
それでダメなら、ボルトに空けた穴をどんどん拡大して、
薄皮一枚にして弱くなったところをむしり取る。
締め過ぎで頭を飛ばしてしまった場合などは、うまく回せれば割と簡単に取れる場合が多いが・・・
ネジが途中で齧って折れた場合などは・・・
咥えられようが、逆タップ立てようが、回らないものは回らない。
ボルトで回らないで折れるんだから回せるわけない。
要するにこのパターンだと、ぶっ壊して揉むしかないってコトだ。

そんなこんなでボルトを何とか抜き取って組付となりました。
少なからずネジ山も損傷してしまうので、
一度ボルト単体でトルク掛けてみて、何とか止まったので、今回はそのまま使ってみることに。
しかし、締め込んだ感じがカチっとしてないので何度も持ちそうもない雰囲気。
ところが、一回コッキリで送り出したつもりの試運転で、どうしようもない程の
異音が発生!
なんでやねんな・・・
凄まじい擦過音が・・・バックプレートが擦れているような音だが・・

おかしいな~・・・
組み間違いは考えられないんだけど・・・とバラしていくと、中古ナックルのバックプレート不良。
サイドシューのセット面が歪んでいて、ブレーキローターの内側の縁が擦っていました。
しかも左右・・・
詳しくはコチラ。

頑張って板金して再組み付け、イヤイヤ外したブレーキキャリパーの最後のボルトを締め付ける際・・・グニって感触が。
あ、もうこれダメだわ。
再び頓挫。
キャリパーは再び持ち帰りに。
リコイル加工しまつ。。。
もうホント、ブレンボとかありえない。
Posted at 2012/10/01 00:21:58 | |
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