
ブローブロックの検証解体。
今回も4番コンロッドメタルの終了でした。
これまでのブロー歴を見ると、3番が1回、4番が2回ということになる。
だいたい3番か4番で流れるのは後ろの方なのだな。
やはりオイルポンプから遠くなるに連れ、油圧の供給力が不利になっていくんだろう。

流れなかった3番メタルと比べて、流れた4番は酷いことになっている。
すっかり潰れて広がってしまっている。
コンロッドも歪みが出ているせいで、キャップを外すのに一苦労だった。
そりゃそうだろう、広がったクリアランスのお陰でインパクトレンチのようにカチカチと打音がするのがメタルブロー。
この音が出た時点で、クランクシャフトとコンロッド一本は完全に終了なのである。
つまらないマイナートラブルを喫しながらも何とか息を吹き返し、
連休には家族で旅行に行くことも出来た。
3週間もあれば何とかなるもんである。
しかし、その後もちょこちょこと気になるトラブルが露呈し、シューティングに追われることとなる。
先ず、スピードメーターの死亡。
そして程なくしてのエンスト症状。
信号待ちなどで停止した直後にすとんと止まってしまう。
最近のクルマのアイドリングストップみたいである。
エンジンチェックランプも点灯したので、カプラーつないでダイアグ掛けてみる。
履歴の読み出しで、
24番ISCV。
現状の読み出しで、
33番車速センサーと、51番ニュートラルスイッチ

覚悟を決めて、ISCVとニュートラルスイッチを交換。
ISCV3万8千円ですよ・・・。
今回で一番高い部品だ。
どちらもアイドリングに関わってきそうな部品なので、同時に交換。
・・・するも、エンスト症状直らず。
マジか・・・まぁ、ISCVは元々調子悪くて、冬場のハンチングを長年我慢してきたので、年貢の納め時って感じかな。
車速センサーは、ミッション側のナイロンギヤの可能性があったので、
4輪ウマで揚げて駆動チェックしてみることに。
エンジン掛けて1速あたりで駆動させながら、センサー穴に指を突っ込んでメカニカルの動きの確認をするんです。
センサー穴の奥に、マイナスドライバーが噛み合うような溝が切ってある回転部があって、そこが回ってなかったり、指で軽く抑えられるようなら、ミッションバラシ確定。
実際触ってみると、グルグルと力強く回転していて抑えられるような感じじゃない。
車速センサー本体確定!
良かったぁ・・・これでミッションまで降ろして開けろとか言われたらマジ泣きするところだった。。。

これで漸くスピードメーター復活。
オドメーターも回ってなかったんで、慣らし運転の距離が測れなくて困ってたんだよね。
良かった良かったと思っていたら、エンスト症状も直ってしまった。
別々に考えていたんで意外だったな。
車速センサーってマニュアルでも結構色々な制御に関係しているんだなぁ。

あとは、ガラガラビビリ音が凄いので、
度々ダメになるタービンサポートの遮熱板を溶接で付け直し再塗装。

10年使ってバリバリのマッドフラップも、EVAシートを買ってきて作り直したり・・・
普段なら後回しにしそうな細かい作業にも着手。
簡単な作業だけをのんびりこなしながら、ゆっくりしていると・・・BHレガシーからGC8インプに買い換えたという
スバル大さんから連絡があり、これから行くんでちょっとクルマ見て欲しいとの旨。
元々GC8に乗っていたらしいんだけど、結婚して家族が増えたんでレガシィーに乗り換えたものの・・・別にレガシィーである必要が無かった・・・
みたいな経緯で、GC8を買い直したようである。
何もGC8でなくても・・・w
F型のVリミテッドだかRAリミテッドだかよく判らないけれど、
DCCDとフロントデフ、ルーフベンチとパワーウインドウが付いたWRブルーの限定車である。
18万7千キロとか言って、ヲレのマシンと変わらないじゃんwwwww
ちょっと乗ってくれと言うんで、近所の山道を軽く乗り回してみる。
クラッチとブレーキがかなり怪しいが、エンジンは調子いいな。
ヘタってて怪しいところの改修を進めながら、壊す前にエンジンを組み直した方がいいな。
メタルやり直せば、向こう10年は攻められる。
もし壊しちゃったら、クランクがなかなか見つからない関係でエンジン買い直しになるだろうから高くつく。
ラジエターとかオイルクーラーとか担保は付けといた方がいいな。
これから必ず訪れる数々のイベントを楽しんでくれたまえ!
ヲレのGCも一段落だな。
Posted at 2015/10/05 02:22:15 | |
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EJ20壊して直す | クルマ