
「最近PCXとかその辺に千切られるのがちょっとね。」
と文句を言うアドレスオーナー。
アドレスがPCXとかに負けるかなぁ。
150㏄とかのがあるからその辺のクラスじゃないかなぁ・・・。
何か、もう少し速くならないかな?ということで、
ぶっちゃけ4ストの125なんて弄っても大して速くならないし、元々遅い中でのドングリの背比べでしかない中で、唯一の小型ボディであるアドレスは軽さで群を抜いているのである。
ライダーがやや重すぎる・・・事を除けば、出来ることはそれほどないのだが。
まぁ、ベルトやウェイトローラーも摩耗してきてるだろうし、ギヤオイルもそろそろ交換時期。
基本的な定期メンテナンスをやるついでに何か出来ないかな?
という事だった。
エンジンのボアアップと言ったベースの底上げ以外で少しでも変わるかもしれないのはスクーターならではのプーリーの変更くらいかなぁ。
マフラーを換えたって、エアクリーナーを換えたって、CDIを換えたって4ストは速くならないのだ。(封印されているようなポテンシャルがないのだ。)
プーリーもややギャンブルである。
ギヤが一段増えたって、そこまで持って行ける底力があってこその話。
良くても、下トントンの上が5~10キロ伸びるようになったかな?が御の字であろうな。
ま、10キロ伸びたらだいぶ違うけれどね。

横綱とか使わないでちゃんとデイトナのセットを使います。
ベスト重量のウェイトローラー付きでセッティングの必要ナッシング。

さすがに外径デカいな。
ただ、アドレスはケース自体が小さく、内容物がギリギリで納まってる感があるのでこの辺が限界と言った感じ。

新品ベルトとの差は2ミリ位かなぁ。
それだけでも最高速が5~10キロは落ちていたと思われる。
ベルトは値段が変わらないからと言って強化ベルトというものが準備されていましたが・・・、こういう物の強化品って意味があるのだろうかと思ってしまう。
摩耗は普通にするんだろ?

ベルトとプーリー組み込み完了。

あとはケースを開けた時にしか交換できないギヤオイルの交換と、
車高調整やらサイドスタンド取り付けやらこまごまとした整備を済ませ、若干面倒な依頼内容へ。
冬場だった事もあるだろうが、長いとひと月近く乗らない事もあるらしく、バッテリーが弱ってセルスタート出来ない事があるとか。
まぁ、そういう事もあるだろうな・・・
バッテリーのマイナス端子を外しておけば?
と、言っておいたんだけど、それはそれで工具使うのが面倒だとか、スイッチみたいなので何とかならないかなぁ・・みたいな話だったので、
マイナスのケーブルを切って適当なスイッチでも付けとこうかと思ったんですが、思いの外ケーブルが太い。
工具箱のトグルスイッチじゃ直ぐに焼けてしまうかも。
バッテリーのカットオフだからリレーってのも違うしな、
とにかく定格のデカいスイッチは何かないかな、って見つけたのが・・

なんかのクルマから外したイグニッションスイッチw
これなら容量的に何の問題も無いでしょ。
コイツをバッテリーのマイナスケーブルに割り込んで、ON/OFF出来るように作りました。

オプションでシガーソケットを取り付ける用の穴が元々開いてたので、そこからメットインに引き込み、邪魔にならなそうなところで固定。
イグニッションスイッチなので、当然OFF→ACC→ON→STARTとありますが、ACCすっ飛ばしてONで導通です。
鍵の先っぽで適当に操作してもらいましょう。
この形状なら、誤操作もないでしょうし安全ですね。

最後に経年で色褪せしたフェンダーやら錆などが目立ってきたマフラーなどを簡単にタッチアップ。

取り敢えず、3年分くらいのアンチエイジングと、プチチューンを済ませました。
全体的に小ぎれいになりましたね。
今考えるとこのアドレスも人のバイクとは言え色々やったな・・・
速くなるチューン的なのは初めてだけど、オールペンに全ライティングLED化に、ジェネレーターの全波整流化、グリップヒーター・・・
まずマフラーだのエアクリだのって所に行かないのが大人の仕様。
(まぁ、無駄な事はしないってだけですが)
アドレスV125、きれいに乗っていればまだまだ古さは感じさせないですね。
また密かに巻き起こるバイクブーム。
Posted at 2019/05/10 05:53:34 | |
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ヴァイクも直します。 | クルマ