
恐らく、現行車種を含めた上で鑑みても、軽自動車ナンバーワンの戦闘力を誇るであろうアルトワークス。
アルト全般、ジムニーやカプチーノに積み込まれるF6A&K6Aターボエンジン。
どちらも世界最強の66三気筒エンジンであろう。
故に・・・ブレーキが止まらない。
「だ い さ~ん、ブレーキが余りに効かないんですが何とかならないですかね・・・?」
「そんな、買ってきたままの状態で効く効かない言えないなぁ、キャリパOHとか、ローターやパッド交換してどれだけ良くなるかじゃないかな?」
そもそも効かないアルトのブレーキ。
完璧な整備と、パッドのチョイスでどうしても満足できなければ、システムのグレードUPを図るしかないのだ。
「自分、バイクとかは弄るんですけど、クルマは全然判らないんで教えてもらいたいんです、ブレーキのOHとかやってみたいんです・・・。」
うーむ・・・エライ!
最近の若造にはないDIY精神。
大事に育てなければ・・・w
よっしゃ、教えてやるから自分でやってミソ。

ワークスは4輪ディスクブレーキ。
キャリパは立派だし、効きそうな感じはするけれど、フロントが13インチソリッドディスクってあたりがちょっとイタいが。
手順と要領を教えながらやらせてみる。
「クルマも、こうやって自分で何でも出来たら楽しいですね・・・。」
ふっ、泣かせるじゃないか・・・。
「こんなのはちょっと大きいプラモデルみたいなもんだよ、単車が弄れるなら、クルマだって一緒一緒、やれば出来るよ。」
こうやって、自分で触ってメカニズムを知る事は、速く走るうえでも大切な事だ。
構造を知り、走ってるときに頭に思い描く。
どう走るとドコにどう負担が掛かるのか、次はドコがダメになりそうか、大体判ってくる。
行くところと退くところの線引きがはっきりしてくる。
クルマの労わり方もわかってくるよ。
そして何よりも、自分で一通り触ってはじめて自分のクルマになった様な気がする。
彼女が出来たって、肌を合わせるまでは自分のオンナになったような気がしないのと同じだ。
チガウカw
「クーラントって交換サイクルってどの位?」
とユイマル君。
「そうだな~、二年毎くらいが妥当じゃないかな~。」
LLCを買ってエボ9が到着。
歩道の段差がキツイのにガツンとリップを擦ってきやがった・・・。
もうこんなガリガリにしちゃって・・・
「また頼むわ。」
あした筑波だという彼は、LLC交換が終わると、日没と共に帰っていった。
典型的なB型人間
アルトワークスは、マスターシリンダーの方までリペアが済んで一安心。
エアクリーナーをむき出しタイプの社外品なんかにしたって、ロクな事ないからやめな~なんて話しながら、たまにエアーガンでゴミでもトバしとけばジューブンだろ~なんてボックスを開けると・・・
ナンダコレ。
「何なんだこの手作り感イッパイのオカルトチックなパーツは・・・」
「いや、自分はじめて開けたんでワカンナイですぅ。」
マイナスイオンとか、トルマリンwとかの祈祷系パーツの手作りバージョンだろ。
宇宙のパワーが込められているのかも知れんナwww
「どうする?戻すか???」
「勘弁してくださいよぉ~」
←ポチっとすいません。
Posted at 2008/10/12 12:10:06 | |
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