
午後から雨が上がった日曜日。
シルビアは足回りをイジイジしました。
今回は、もともと入っていた
ハイパーマックスだかなんだかを売っぱらい、
純正ダンパーとコイルスプリング、
スタビのセッティングのみでやってみる。
最初はこれで充分なんだ。
当然アシは軟らかくなる。
しかし、これでいいんだよ。
誰が硬いアシがいいって言った?
そりゃ、ドコまでもフラットで、200キロも300キロ出すステージなら
15キロだ20キロだのスプリングレートも致し方ないかと思うけれど、、
軟らかくいなしながら、路面に追従するサスの方がいい場合も多い。
特にストリートメインであるならば、路面の継ぎ目や、浮き砂利、
落ち葉や、不意のウェット路面など、あらゆる路面に対応しなくちゃいけない。
硬い足ってだけで、何だか姿勢が安定するような気がするけれど、
それは気のせいw
クルマを曲げたり、タイヤをグリップさせようとしたら、
ピッチングも必要だし、ロールもさせなきゃいけない。
サスをストロークさせて、タイヤの性能を使い切るには必要なことだ。
サスセッティングの理想は、
フルブレーキング時、限界コーナリング時、フル加速時に、
ギリギリフルバンプ手前ってのがいい。
サスがショートストローク過ぎてタイヤが路面から離れてしまったり、
タイヤのグリップをフルに使用している時の底付きなどは、
挙動が一気に乱れてしまう原因。
タイヤのグリップを有効に使えるのは、サスがストロークしている真っ最中だけなのだ。
だからこそ、サスセッティングは、乗り方によっても、ステージによっても、
ベストは変わってくる。
ストリートのような、刻々と変わる路面に対応するには、
割とマルチな特性にする必要がある、
硬いか軟らかいか、ベストから外れてしまうなら、
入門者には、一気に飛ばない軟らかい足のほうがいい。
しっかりピッチングさせ、ロールをGと共に感じつつ、
荷重移動を立体的にイメージしながら、ヨー慣性にステアリングを乗せる。
硬い足では、短いストロークの中でその全てをやり切らなければならない。
正直、上級者でなければ難しい作業なのだよ。
最近の吊るしの車高調なんかも、スプリングの設定が硬すぎるものが多過ぎる。
車高が落とせて、そこそこ硬いほうがクルマが変わった感じがして、
チューニングしたぁ!とユーザーに思わせる率が高いからだろう。
どうせ使いきれる奴なんか100人にひとり位。
売上げに繋がるイメージ作りが最優先なのだよ。
数ある雑誌も、大切なスポンサーをけなす事なんかしないからね。
車高調入れたけどホームでのタイムは伸びないなぁ・・・
むしろ落ちたなぁ・・・
限界が上がって使いこなせてないんだなぁ・・・
そんなドツボに諸君は飲み込まれないようにwww
使いこなせるウデとステージがあれば車高調もいいですよ。
Posted at 2010/03/01 21:52:26 | |
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