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2024年06月30日 イイね!

ロングブロック

ロングブロックヤベエな・・・もう7月になっちまった。


あとはシリンダーヘッドだけなんだけど、ヘッドなんて、オーバーホールって言ったって、ガイドやシートが駄目になってる事なんて殆ど無いので、きれいに洗ってバルブのカーボン落として組み直すだけだから、擦り合わせやバルブクリアランスの調整が面倒くさいなって位のもの。
実際に大きな意味がある事は、バルブステムシールを新品に交換してオイル下がりをリセットするって事くらいで、掃除だのシム調整だのなんて、本当は出来ればやった方が良いよ位の話で、やらなくたって問題なく走るクルマにはなる。

だから予算を限って消去法で絞って行ったら、絶対やらないといけない事なんてそれほどないのである。


結局自分で出来ないからって言ってお店に頼むから、あれもこれもやった方がいいよ、ここは強化品があるから取り換えた方が良いよとか言って、必要ないのにバルブガイド交換だのシートカットやってついでにポンカムもいいよとか言って無駄にフルコースで見積り作られちゃって、何十万円も掛かっちゃう訳。

殆どの人がそんなの必要ないのである。

シムを交換するようなタペット調整が高価だったり面倒ならば、見えてる所だけ軽く掃除して、バルブシールだけ交換すればクリアランス調整だってしなくてもいいくらいだよ。


だから「だい」は、本当に最低限の事しかやらない。
ヘッドは掃除して、シールパッキン替えて、微調整して、それで組み戻す。
腰下だったら、洗浄して、ベアリングとガスケット類交換、場合によってはピストンリングを交換する事もあるけれど殆どの場合はそれも必要ないのでは?ってくらい傷んだりはしていないのである。

基本的には掃除して点検して問題なければ消耗品だけ交換して戻す。
これだけで充分にオーバーホールと言えるのである。
これでまた10万キロ20万キロと乗り続けることが出来るのだから。

充分なのである。





やや汚れてはいるが、確か8万キロ程度使用のエンジンだったと聞いている。
綺麗な方なのではないかな?

自分のように日頃から8千回転常用みたいな使い方だと、何万キロ使おうがスラッジのこびり付きなどは殆ど無いのだが、一般的なドライバーであればこんなものだと思う。
どれだけ3千キロ毎とかコマメにオイル交換をしていても、エンジン内の汚れというのは、日頃の使い方の蓄積であって、チョイノリが多いとか回しても3千回転4千回転みたいな乗り方だと、カム周りやクランクケース内にどんどんオイルスラッジが付着していってしまう。

オイル交換だけでは防げないのである。

回せるときはしっかり回し切るという事が、エンジンの日常的メンテナンスであるという事を知っている人は少ない。



相変わらず1000円のT字ハンドルと改造ソケットで外すバルブ周り。
何ならちゃんとした専用コンプレッサーより使いやすいんじゃないかと思っている。


分解した部品は何がどこに付いていたかきちんと判るように管理する事。
バルブスプリングなんかはINとEXの違いはないが、上下はある。
バルブはできれば元位置に戻せれば、クリアランス調整が微調整で済むとか、最低限のルールを決めて自分でしっかり管理する事。



バルブステムシールプライヤー。
アストロで1000円位のものだが、これがあるかないかで、随分変わってくる。

ラジペンとかだと中々手こずって、周りを傷にしたりしやすくなる。



メタルクリーンでのドブ漬け洗浄で綺麗になったシリンダーブロック。
バルブリフターとシム以外は洗浄液に漬けて洗いました。

自分はいつも、メタルクリーンかサンエスKのどちらかを使っていますが、通っている工具屋で安売りしてる時に買い込んでるので、まちまちですが、どっちも大して変わらんです。
メタルクリーンの方が高いですが、同量での有効水量が多いので、結局同じかなと思います。



ボール盤のチャックにセットしてスコッチブライトやペーパーを押し当てて焼き付いているカーボンを落とします。
この辺のカチカチの燃焼生成物は、アルカリ洗剤では殆ど落ちないので、物理処理で綺麗にするしかありませんね。

バルブのステムシール。
径は一緒ですが、インテーク用とエキゾースト用では違います。
エキゾースト用の方が熱に強いとかでしょうか、ゴム製とシリコン製と、みたいな事なのかな。

全部シリコン製でいいじゃん、という訳にはいかないのが工業製品。



同寸法なので、IN/EX間違えないように取り付けます。
パチンと嵌る所から少しぐっと押し込んで止まる所まで嵌めましょう。
嵌りが緩いと、燃焼室側にオイルが吸われます。


さてバルブクリアランス調整のインナーシム。
全て厚みを計測してから、元あった位置に戻していきます。

インテーク/エキゾーストバルブは、しっかり磨いて擦り合わせまでやったら、バルブステムがカム側にせり上がってくるので、2~3/100㎜程度狭くなってしまいます。
ただまぁ、そもそも長期使用による摩耗でバルブクリアランスは組み込み時より広がっていた筈なので、結果的には丁度いい位になってるか、やや狭くなってしまったかと言った所。

最後に測って調整しますが、今のシムの厚みが判っていれば、百分の何ミリ薄くすればいいとか厚くしたいとか準備すべきシムが導き出せます。



あとはルブを使った仮組みに留めて、シリンダーブロックとのドッキングに備えます。



そして昨日、文字通り重い「腰」を上げてエンジンスタンドにシリンダーブロックをセットします。

これが億劫だったんだよね。
納戸からエンジンスタンド引っ張り出して組み立てて、スタンドにセットする。
結構な重労働である。



忘れないうちにオイルポンプのプリロード調整。

普通はあんまりやらないけどね、社外のオイルクーラー増設などをしている場合は効果はあると思います。
奥に入ってるM6ワッシャーみたいなのを一枚二枚と増やして吐出圧を上げます。
実際ワッシャー1枚追加でコンマ5キロ位上がる感じです。
以前はアイドリングで2キロは掛けたかったので、厚み1ミリのワッシャーを二枚追加していました。


フリクションも確実に増えるので、今回は1枚追加でいいかな。


GC8のEJ207は、ピストン自体は同寸法な筈なので、ヘッドガスケットは20Kの1.4ミリでいいでしょう。
これがGDBとかVABのシリンダーブロックだったりしたら、ピストン冠面の形状が全然違うので(リセスの掘り方が全然浅い)後期の0.8ミリガスケットがいいでしょう。

がっつりブーストを掛けたいのなら、圧縮比は上げない方が良いですね。



オイルストーンとダブルアクションサンダーで死ぬほど磨き込んだヘッドとシリンダーブロックのガスケット面。
まぁ、実際はそれほど神経質になる必要はないとは思います。
ヘッドガスケットが抜けるのは、熱によるヘッドの変形によるものなので、結局使い方と言うか、オーバーヒートをさせないか否かに掛かっているものなので、丁寧に組んだからとか、社外のスゲーガスケットを使ったからとかでは防げないと思うんだよね。

オールアルミエンジンというのは、軽くて冷却に優れてはいるが、駄目になる時は一瞬という・・そういう弱さがあるよね。


なので、高いガスケットは使わずに、今回も純正のヘッドガスケットで行きます。
上側の2か所に新品のストレートピンを打ち込んで、表裏を確認してガスケットをセット。


あとはヘッドを乗せて、手順通りヘッドボルトを締め付けてヘッドを取り付けます。

何キロで締めて、もう一度何キロで締めて、一回緩めてまた何キロで締めて・・・みたいなヤツです。
もう何度も何度もやってるんで、いちいち紹介はしませんが・・・

トルクレンチ使用時に大事なのは、ボルトのネジの摩擦係数が一定である事なので、ボルトのネジ山にモリブデングリスなどをしっかり付けてからトルク締めをします。



反対側のバンクも同様に作業します。

昔は廃タイヤの上でボヨンボヨンしながら組んでたけど、やっぱり水平対向エンジンだけは、エンジンスタンドがあった方が良いね。
ぐるぐる回してヘッドを乗せる面を真上に持ってこないと、作業しづらいというのもあるけれど、ヘッドなんか横向きのままはカムを外すとエキゾースト側のバルブリフターがスー・・とかいって落っこちてくるんだよね。

タイヤの上なんかで良くやってたな・・・と今となっては思うけれども、
結局やる気の問題だよね、若い頃は金も準備も整ってないけど、やる気だけはあるみたいな感じだったから、工具も設備もないんだけど勢いでやれちゃうんだよね。

こうした方が良いとかああした方がいいというのはあるけれど、こうしなきゃダメだ!ってのは意外とないのが自動車整備。


「やるかやらないか」だけだよなw





やってやれない事は無い。


反対側も手順通りヘッドを取り付けして、一度カムキャップの締め付けまでしっかりやります。

そうしたら、シクネスゲージでバルブクリアランスの計測。
各々、カムとバルブリフターの隙間を測って数値を出します。

自分のバルブクリアランスの目標値はインテーク0.20ミリ、エキゾースト0.25ミリ(広い方へは1/100ミリまで許容)というもので、それよりも狭ければシムを薄くし、広ければシムを厚くして目標値を追い込むというもの。


何度も何度もやってるので手持ちのシムが結構ある。


DOHCなので、再びカムシャフトを外し、シムの計算表を元にシムを交換していきます。

インテークのクリアランスが0.18ミリでシム2.52の所があったら、2.50のシムに取り換えれば、0.20ミリになる。
エキゾーストで0.31ミリのクリアランスでシム2.43だとしたら、0.06減らしたいのでシムは逆に増やして2.49のものと置き換えれば目標の0.25ミリになるというもの。

これを16バルブ全部で実施する訳だが、うまいこと無調整で行ける所が3~4か所はあるので、まぁ12~3箇所を入れ替えと交換でどこまで行けるかみたいな話です。
ここを潔癖でやると手持ちのシムじゃ絶対足りなくて買う羽目になるんですが、1/100ミリ広い分にはOKとしているので、何とか手持ちの分で調整し切れましたね。

幾ら完璧に合わせたって、どうせ使ってるうちに狂っていきます。
最初くらいは合わせたいと思うのも判りますが、それほど結果に結びつく訳でもない重箱の隅をつつくような話なので、ほどほどでいいでしょう。



そういえば、わざわざ準備したGDBF型以降用のバルブリテーナーはバルブスプリングの径が違って使えませんでした。

よくよく考えたらそりゃそうだよなと。
そもそもGDBのシムレスリフターもEJ20Kには使えませんから、それが判ってる時点で気付けよって感じですけど・・・
GC8後期のEJ207から、シリンダーヘッド自体は全く異なっていて、バルブリフター径がひと回り大きくなっています。
バルブスプリングくらいは同じかなと思い込んでいたんですが、
違いましたよって話ですw

ただ、クリアランス調整用のインナーシムは、20Kも207(シムレスリフター以前の)も同じですので、20K用で検索して廃盤だ・・・\(^o^)/オワタ
ってなってる人も、GC8後期のシムが使えますので、まだ買えますので慌てないように。(”24.7現在)

イマドキEJ20Kをイチからしっかりやり直そうという奴も少ないとは思うが、まだギリギリ何とかなる状況。
のんびりしていると1、2年後にはもはや判らないので、調子悪いエンジンは今のうちに一発やっとこうぜ!

タイベルや、細かいホース類はひと通り揃えてあるので、あとは汚いインマニをどうするか~って所ですけど、もう結晶塗装は焼き付けが面倒くさいしまた剥がれてくるので、ウレタンで塗り直すだけでいいかなと思っています。

あ、エンジンマウントも買わないとだ。



altくそ!エンジンの載せ替えが真夏になっちまった!
Posted at 2024/07/04 19:35:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | EJ20壊して直す | クルマ
2024年06月16日 イイね!

オイル交換

オイル交換まだウチに来てから1000キロ程度しか走っていませんが、中古バイク屋の納車整備そのものを大して信用していないので、ここらで一発オイル交換をしておきます。

2ストの小型バイクばかり所有してきた事もあって、バイクのエンジンオイル交換をするという事自体が随分久しぶりである。
4ストロークエンジンのバイクの所有自体がそもそも30年ぶりなのだから。


ホンダ純正オイルウルトラG2と純正エレメントセット(Oリング付属)。
あとはついでにエアエレメントも交換しておこうと思い、準備。

オイルに関しては、4ストなんかクルマもバイクも一緒でいいんじゃねえかと安易に考えていたんだけど、バリオス所有時に様々なオイルぶっこみチャレンジを行っていたのり男君に事情聴取すると、「色々入れてみましたけど、やっぱりバイク用じゃないとぶっちゃけ滑りますね、クラッチ。」との事。
壊れるとかではないようだけど成分の問題なのか、高回転でクラッチが滑る症状が出たとの事。

高いオイル、安いオイルというのも関係なく、硬いとか軟らかいオイルだからというのも関係ないとの事。
クラッチを滑らせずに、エンジンやトランスミッションギヤの摺動部分を完全潤滑させるという一見二律背反の関係をバイク用のエンジンオイルは見事に解決しているという点で自動車用とは何か成分が決定的に違うのかもしれない。


ドレンボルトからオイルを抜いていきます。

見た感じ、思った程汚れている感じはない。
納車時にきちんとオイル交換はされていたようだ。



フィルターはまあまあ汚れていました。
筒と蓋に付くOリングも結構硬くなっており、これらの交換は妥当ですね。

中のオイルが落ち切るまでの間、エアクリーナーのエレメントも交換しておこう。


左のサイドカバーとリヤシートを外せば、タッピングネジを回して蓋を取ることが出来ます。
何だろうこのエアクリのカバーは、色が塗ってあるのかな。



外したエアエレメント(写真右)
ほぼ新品やん(笑)

さすがに勿体ないので、速攻で戻します。



良心的な店だな・・・エアエレメントは替えておいてくれたのか。
それとも前のオーナーの手が行き届いていたのか?

いずれにせよ、良いバイクを引き当てたなという安心材料になります。



さて新品のオイルエレメントを間違いなく取り付け、新油を入れます。
パッキンやワッシャースプリングの組み順を間違えないように。



付属のノズルが太くてそのまま刺さらないので、先っぽに折り目を入れて絞って無理やり差し込みました。

ウルトラG2スポーツ(10W-40)はホンダのメーカー推奨オイルではありますが、いっこ下のグレードのG1(10W-30)以上の物が推奨という事でした。
高級なG3までラインナップされていますが、何故かG3は0W-30と軟らかめなんですよね。
フルシンセなんだろうけど持ちも悪そうなんで、コスパのミドルグレードで行こう。


エレメント交換なのでレベルが下がると思い、2ℓほど入れた後、一旦エンジンを掛けてから継ぎ足し注油。
2.4ℓと聞いていたけど、そんなに入らなかったな。
2.2ℓくらいじゃないかなぁ。

ガソリンも公称値の16ℓなんて全然入らないし、メーカーの公称値が実際と色々と違うのっていったい何故なんでしょう。



バイクをちゃんと垂直に立てた状態でフルレベル。
オイル交換自体はこれでいい筈。


通勤などで乗ってみて思ったが、元々入っていたエンジンオイルの方がギヤチェンジはし易かったな・・・暖まると重くなる感じがある。
何のオイルを入れてくれていたのか聞いてみたい所だ。

要するに、冷えている硬い状態の方がギヤが入りやすいという事だ。

ホーネットは元々ニュートラルが入れづらいトランスミッションだが、チェンジペダルの操作が重いと繊細な操作が難しく、ニュートラルレンジを飛び越してしまいやすくなる。
バイクのギヤはドグミッション構造なので、シンクロギヤなどはないのだが、硬めのオイルの方が操作時に同期しやすいのかも知れないね。


メーカー推奨オイルなんて、「これ使っても壊れなかったよ」位の信頼性しか担保していないんだなぁ。

いろいろ試してみますかね。


altGC8は硬ければ硬い方が良いみたいな認識でしかなかったけどね。

Posted at 2024/06/28 15:59:11 | コメント(1) | トラックバック(0) | ヴァイクも直します。 | クルマ
2024年06月15日 イイね!

好きなように仕上げる。

好きなように仕上げる。少しづつ気になる所を作り直しているホーネット。


バーハンドルに戻し、バックステップの調整を前寄りにしたりしてかなりポジションは好みの感じになってきた。
ミラーも何だか似合わないトゲトゲしたのが付いてたんで、ショートタイプのスクエアに交換し、見やすさとすり抜けのし易さを獲得。
あと気になるのは、タンクの僅かな凹みと、自家塗装がイマイチのフェンダーとリヤカウルくらいかな。

クルマの見た目はそれ程気にしてはいないのだが、単車に関しては、見た目が非常に大事だと思っている。
これもまぁ、とても主観的な部分ではありつつも、洋服とかと一緒でダサいのは嫌なのだ。

自身の美的感覚(自己満足)が如何に客観的に評価されるか、という部分で非常に試される部分である。


ま、他人が他人のバイクなんて大して見ちゃいない、なんて事くらいはヲレだって充分判ってはいるが、ヲレが見ているくらいには他人だって見ているだろうとは思っている。
そんな程度の意識レベルの中にあっても、すれ違っただけの奴にダセーバイクだなとは決して思われたくないではないか。

お金こそ掛けるつもりはないが、ひとつひとつの部品を自分のセンスで選び仕上げていくオートバイというものは、自分の美意識の分身のようなもの。
バイクを馬鹿にされるということは、自分の半身を馬鹿にされるようなものなので、仕上げ方には細心の注意が必要である。

そんな風に思っていると、タンクのちょっとしたエクボなんかもとても気になってしまうのだ。


扉の写真はタンクから燃料を抜いている所。
負圧コックなので、注射器でバキュームして燃料を落としています。


綺麗なタンクなんだけどね、セパハンのバーエンドが届いた跡がある。
軽く転んじゃったんだろうね。


旧くて汚いタンクパッドを剥がしたら、塗装まで剥がれましたw

左ほどではないが、右にも小さなエクボがあるし、よく見ると膝が当たる辺りにも凹みがある。
全部板金して綺麗にします。





タンクの凹みは、パテ盛るだけじゃイマイチだったので、ワッシャー溶着機で引っ張り出したんですが、しっかり溶着し過ぎてブチ切れた時に穴が開いてしまいました・・・タンクって案外鉄板薄いんだな。
アーク溶接機じゃ穴が広がるだけな気がしたので、半田で補修w
その上からアルミベースのエポキシパテで曲線を復元し、ポリパテで仕上げました。

テールカウルは社外品で、純正タンデムグリップの取り付け穴を埋めた痕が上手く埋められていないのと、缶スプレーの自家塗装が汚かったので、タンクと一緒に板金して塗り直します。



発電機やらコンプレッサーを担いで裏山の空き地へ、部品を塗装します。
少し趣の違うシルバーにする積りなのですが、スリーコートなのでまずはベースのブラックを塗装し、乾かしてから意匠のマスキングを施し、再びメタルシルバーを塗付。
再び乾くのを待ってマスキングを剥がし、ホンダのデカルを貼ってからクリヤー塗装という手間のかかる工程となります。



意匠のマスキングというのは黒のストライプを入れたかったというもので、フロントフェンダーからタンク、リヤカウルまで通しでマスキングをし、その上からシルバーを塗装。
クリヤーを入れる前にデカルを貼るのは剥がれや劣化防止の為。


クルマと違って塗るものが小さくていいやね。


買ったときにはチェーンカバーというものが付いていなくて、まぁ、無い方がカッコいいというような理由で外されたのかなとは思いますが、実際危ないですし、チェーン注油後に飛び散ったりするんでね・・・中古で買って、無難にガンメタリックに塗装して付けました。


タンクなんかと一緒に汚かったメーターフードもブラックに塗装し、艶を出すためにクリヤーを入れました。


行程が掛かるタンクなどが終わるまでの間、お気に入りのダブルアールズのマフラーを磨いておこう。
アルミ素地の部品は、手間を掛ければ鏡面にまで磨けるからね。


サンダーと電動ポリッシャーで一気に磨くので、1時間程度頑張ればこの輝きw
まるで新品だなおい!(新品が鏡面かは知らないが)


新品ステッカーを取り寄せて貼り直しました。
元々は大きめのステッカーでしたが、小さい方に変えました。




3:1のクリヤーは乾きが遅いので、一週間ほどしっかり乾かしてから車体に組み付け。
メタル調のシルバーは陰影が深く、元々立体的なホーネットのタンクは殊更迫力が増しました。
メカメカチックにしたかったので、思惑通りですね。



マジかよ・・・カッコいいなヲレのホーネット・・・w


あとは万が一の保険と見た目のカスタマイズ、エンジンを犠牲にした独自技術バックボーンフレームの弱い所を補うべくサブフレーム付きエンジンスラッシュガードの取り付け。


ただまぁ、ブランド品は3万円も4万円もするので、バッタもんの7千円シリーズみたいな奴ですww
しっかりは作ってありますが、安物なんで若干合わなかったり、取り付けのボルトがそもそも付属してなかったりと下準備は必要な代物。
仮合わせをしてどういったボルトが必要か計測し、合わない部分は曲げたり削ったりして一発で取り付け出来る様にしておきます。
思ったよりは小加工で付きましたw

メッキなのでそのままでもいいですが、教習車感が出そうなのと、安いメッキなんてどうせすぐ錆びてくるだろうと思ったので、コイツも塗装しちゃいます。




エンジン周りと同化するようなシルバーで塗装。
乾くまで放っておいて、後日取り付けでもいいのですが、丁度空いている午後の時間に取付したい・・・。

ので、30分程軒先で乾かしたら、未だに仕舞っていないかったコタツの中で2時間ほど強制乾燥。


午後には取り付けしました。




ボルトなども事前に準備しておいたので、一発取り付け。

危惧していた教習車感は塗装色のお陰か全くなく、タンクに比べて少しシュッとし過ぎていたエンジン周りのボリュームがさり気なく増したような雰囲気。



外観的にはだいぶ仕上がってきたな、ヲレの骨子ちゃん。

欲を言えば、ライディングポジションと言うか、ハンドルがもう少し手前かアップタイプだとベストな気がする。
オジサンだからね・・・もう少し背中が立ってる方が長時間運転では楽なんだよ。
ハンドル替えるか、アダプターで上げるか、

色々考えて、少しづつ自分のバイクなっていくのが楽しいね。


alt燃料残り5ℓくらいでリザーブ切り替えなんだけどこんなもんなんだろうか??
Posted at 2024/06/22 03:08:46 | コメント(2) | トラックバック(0) | ヴァイクも直します。 | クルマ

プロフィール

「[整備] #その他 HA11S アルトワークス 社外ラジエター装着 https://minkara.carview.co.jp/userid/271921/car/262720/7405733/note.aspx
何シテル?   06/30 04:17
だ い です。空白が二つですw 板金塗装と整備をちょこっとかじってマス。
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2009/09/13 00:37:18
 

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