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2018年07月22日 イイね!

FREITAG

FREITAG先日自分が誕生日だったこともあって、湘南のららぽーとにあるフライターグを扱うセレクトショップへ。
10年ぶりくらいに財布を買ってもらいました。

フライターグはスイスのメッセンジャーバッグのメーカーで、トラックの幌やシートベルトなど自動車の廃品からカバンや財布を製造しています。

ブランド的にはそれほど有名ってものじゃないけれど、
同じものが一つもないとか、とにかく丈夫だとか、そういう拘りがいいですね。
こういうの好きです。

日本のSEALみたいなもんですかね、自分も昔ひとつ買いました。

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カバンもかっこいいなぁ。
幌の広告の柄がそのままデザインになっていますね。

初めからクタッとした使用感があるのが逆にお洒落です。

かっちょいい~。

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久々に長財布にしました。

大してお金は入れないけれどね・・・(汗
また10年位使えるかな。


しかし、暑いよ今年の夏はちょっと異常だ。
屋内とは言え、空調ナシの職場なので40度になることもありました。

40度ってなんだよ・・・

本気でヤバイ暑さだ。。。



帰ると思考停止、何もやる気が起きない。

早くお盆休みになってくれないかな。



ここの「ららぽーと」は日産の工場跡地で始めたショッピングモールなので、フードコートなどにミニカーが飾ってあったりするんだけど、

沢山ある中からようやく見つけたよ。


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ヲレが乗ってた角目のイチサンだなぁ。


altそろそろカローラレビンを出せばいいのに。





Posted at 2018/08/03 03:45:36 | コメント(1) | トラックバック(0) | days | 日記
2018年07月14日 イイね!

錆落とし

錆落とし久しぶりにクネと「お山に行こっか」みたいな話をしていた。


お互いタイヤを新調したりしていたのに、ここの所ロクに走っていない。

まぁ、小さい子供がいる40過ぎのお父さんなんだから、そんなの当たり前なんだけど・・・
それでもね、なかなか暇が無いってだけで、あとはタイミングとかの問題だ。


クネも、暇なくせにモチベーションを単独で維持するのが難しいらしく、「ヲレの人生はもういつ終わっても悔いが無い」的な解脱に到達しようとしていた。

電話すれば庭のメダカの話ばかり。
おじいちゃんかよ。


やはりヲレが走らないとダメか・・・

自分も若干落ち着いていたので・・・3連休前の金曜日。
仕事帰りに電話をしてみる。


「おう、帰ってるか。」

「もうハイボール二本目だよ。」

「馬鹿か、まだ6時だぞ・・早ぇーよ。」

「飲まない理由が見つけられない。」

「まぁ、こんだけクソ暑ければ仕方ねーか・・ヲレも今日これから飲むなって言われたらちょっと厳しいぜ。」

「連休だし行こうかとは思ってたんだけど・・・。」

「明後日はダメだからよ、タイミング的に明日だな。」

「よし判ったよ、川沿いのコンビニに11時で行こうか。」



久々にクネ太郎とお山の約束。
クネのメンタルケアを考えたら、他の連中を誘わない方がいいかもな。

連休だからクルマ多そうだし、盆前にクルマ壊すと面倒なので流すだけだしな。。


みたいな感じ。



いつもノーメンテ突発で出ると、くだらない見落としでクルマ壊したりするんで、
水やオイル減ってないかとか、漏れてないかとか、色々見とこう。

翌日朝からマシンチェック。

そういや、左後ろのサイドスカートの端から浮き錆が見えてたな・・・
と思い出し、処置をしておこうとスポイラーを外すと。


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あれ・・・これちょっとヤバくない?

どうも見えていたのは氷山の一角と言うヤツだったようです。


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ちょっとツンツンしたらごそっと崩れてきた・・・これはガチでヤバいやつだ。

この間のバックパネルといい・・・
流石に見なかった事には出来ないな。


これは昔、クネと雪山で遊んでた時に、
雪の中の隠れ落石みたいなのがヒットして板金した所だな・・・

もう10年くらい前の話です。

Bピラー交換の時の溶接の継ぎ目もこの辺だし・・・
何にしても、溶接や溶着をして焼けた所を裏から防錆出来ない部分だから、腐りやすい所です。

サイドスカートなんかも後から取り付けて、水が入りやすくなってしまったのか。


今のうちにきちんと処置をしておかないと、捨てるクルマになってしまう。


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点検ハンマーで崩し、深刻な部分を金切りバサミでチョキチョキします。

酷いのはサイドシルパネル側で済んでそうだな。
フロアーパネルまでは進行していない。


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表面のちょっとした錆はベルトサンダーなどで極限まで削り取り、
家にあった適当な錆処理剤などで化学処理をします。

大きく穴が開いたので中まで突っ込んで充分に置換剤を吹き付けます。

置換剤の上からも、チッピングなどでトップコートを施して水分と酸素の浸潤を防げば、新たな錆はだいぶ防げます。

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タイヤハウス側の継ぎ目のシーラーも痩せちゃって切れてるね・・・20年の歳月を感じます。
こういう所からも水は中に入ってしまう。


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せっかく化学処理や塗装までしても、溶接で焼いてしまうと台無しになるので、
こういうものを使って穴を塞ぎます。

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ステンレスパネルでサイドシルのカタチにパッチを作って、リベットとパネルボンドで塞ぎます。

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タイヤハウス側も、新しくシーラーを入れてチッピング処理。
サイドシル下側のミミの所も隙間が出来てたりすると水が入るので、シーラーを充填します。

とにかく、水が入る所をなくすことが大事。

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どうせ隠れちゃうからそのままでも・・・と思ったけど、よく見るとギリギリ隠れない部分がある。
そりゃそうだよ、はみ出した浮き錆で気付いたんだから。

そこだけパテ付けもおかしいんで、全体的に大体カタチにはしておきました。

塗装は適当。


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よし何とかなったな。。


「今晩ちょっと行こうか」とか言ってるのに、簡単なマシンチェックのつもりが、板金塗装に・・・。

殺人的な猛暑と保育園のお迎えの時間が迫る中、ギリギリまでGCの改修となってしまったな。
でもまぁ、今日気付いて良かった。

こうやってポッと時間が出来ることは少ない。
後回しにしたらいつ出来るか判らないからね~。



オイル量もフルレベルでしたが、500㏄位多めに入れとこう。
走る時はちょっと多めがいい。

これをちゃんとやっておいて壊れたことは今までに一度もないんだ。


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昔は、こうやってしょっちゅう待ち合わせして峠に繰り出してた。
ホントに昔。
もう15年も20年も前の話である。

クネと連むようになったのは確かヲレが23の頃、
無茶が過ぎて免許が取り消しになり、欠格期間1年が明けて再び免許を取得し、最初の一年が明けた頃だったと思う。

青春真っ只中だったこともあり、失恋のダメージを走りにぶつけたりしていた時期だ。
免許再取得の反動もあり、正にクレイジーを絵に書いたような走り方だった。

当時ドリフトかグリップかと、二極化していた峠の走り屋の中で、ヲレにはドリフトでグリップを超えるという課題があった。
いつ何時でもドリフト。
気合を入れてドリフトとかではなく、息をするようにドリフトすることが命題になっていた。
エキマニと直管マフラーの入ったヲレのハチロクの爆音は凄まじく、ヲレが走ることそのものが新手の「潰し」なんじゃないかと言われたりもした。

その頃にクネと道の駅で出逢ったんだ。

ということは、もう18年も前の事なんだな。


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当時は白黒のハチロクと、GC8のバージョンⅡのコンビだったが、20年後もこんな風に走ってるなんて想像できたかな。
あの頃にとってのハチロクより、今のGCの方が古いっていう・・・


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ホームを経由して聖地っていう、結局いつものコースになってしまった。
ホームはクネ先行、聖地はヲレ先行がいつものスタイル。
クネも結構踏んでたし、204の足回りと、新しいタイヤで漸く全開で走れたんじゃないかな?

「久々に踏んでたな・・・追っかけるだけで水温が100度超えたぞ。」

「あんなに踏んでGCよく壊れないな~と思って見てたよ。」

「ちょいちょいストレートで休まないと壊れそうだよ。。。」


途中、カップホルダーのコーヒーがこぼれて短パンの足にびしゃびしゃ掛かったりしてw


「悪ぃ、ちょっと停まって!カフェラテこぼれて冷てー・・・。」

「また壊れたのかと思ったぞ。」

「ヲレも壊れるんじゃないかと思って走ってるから、反射的にLLCか何かかと思ったw」

「クーラントじゃ熱々だろうよ・・・。」


こういう無駄な掛け合いを20年ほど続けてきてしまった。



NGOを一発走ったら汗だくになってしまった。
DCCDをフリーのまま走ってきたからか・・・でも久々にバンバン流して面白かったな。

山の上なのに外に出ても大して涼しくない。
ここで20度以上じゃ、下は熱帯夜だろうなぁ・・・。

今年はなんて暑いんだ。。
真夏はクルマへの負担がでかいので、走るのはソコソコでいいな。

東屋で適当にくつろぐものの、だれもこのドライブインには入ってこない。


たまにラリー仕様のミラージュとか爆音のハチロクとか、懐かしいクルマがいい音をさせて目の前を走り抜けていく。
まるであの頃のヲレたちのようだね。


クルマも人間も歳をとる。

まぁ要するにボロくなっていく訳だ。
でも定期的にそういう錆落としをして、またここに戻ってくる。

ただただぼんやりと歳をとるだけじゃダメなんだな。



ヲレたちは変わらないぜ。

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alt運動会はお盆のあとがいいかな。







Posted at 2018/07/18 06:39:56 | コメント(5) | トラックバック(0) | GC8メンテナンス | クルマ
2018年07月07日 イイね!

ようやくタイミングベルト

ようやくタイミングベルトクランクプーリーが取れなくていちいちストップしていたBNR34。

色々準備してようやく作業再開。
とにかく鬼のトルクで締まっているクランクプーリーボルトは何とか緩めて終わっていたので、問題なのはシャフトからの抜き取りと、最後の締め付けくらい。

タイベルの交換自体はとてもオーソドックスで単純だ。


結構大変なプーリーの抜き取り。
これはこれで適当な道具が無いと何だかんだでどうにもならなかったりする。

ホールドプレートによる作業失敗によって、正面の6ミリのネジ山を破壊してしまっていたので、8ミリで切り直しました。

そうは言っても、ドリルなどがそのまま入るスペースは無いので、6.35ビットを咥えられる9.5のソケットに7.5ミリのドリルビットを取り付けてエアラチェで穴あけしました。

アングルドリルって高いんだものw

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これでホールドプレートのプーラー機能で問題なく抜き取り出来ました。


あとはどんどんファンベルトやカバーを取っていって、タイミングベルトやスプロケットを外すんですが、まずタイベル交換の基本として、バラす前に1番気筒の圧縮上死点を出すという事。


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どんな車でも、必ずクランクに上死点を見る合いマークがある筈なので、プーリーを取ったシャフトにボルトを仮付けしてスピンナーなどで回し、印を合わせます。

クランクシャフト1回転でカムシャフトは半周しかしません。
時計回りにどんどん回して行って、クランクの合いマークを合わせ、カムスプロケの合いマークが合っていれば圧縮上死点。
半周ズレて合っていなければ排気上死点となりますので、クランクをもう一周させて全ての印を合わせます。


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スプロケの印を合わせたら、どんどん部品を外していきます。

左側中央のスタッドボルトはテンショナーの軸で、これも交換。
隣のアイドラーはボルトで留まっていますが、ここのボルトも交換です。


各アイドラーの支持点が高く、長く使うと折れてしまう事があるらしい。

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ウォーターポンプは少し高いN1用を準備してきた模様。
3万円以上するらしい・・・。

確かに羽根の形状が違う。
高流量でキャビテーションが出にくい形状なんだとか。

フリクションはデカそうだなw


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クランク回りはかなりオイルで汚れていたので、きれいに洗浄しウォーターポンプの取り付け。
部品としてガスケットの設定はなく、液体ガスケットでの取り付け。

しかし、ウォーターポンプがファンベルト駆動ってクルマ自体が久しぶりで、むしろ新鮮。


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あとはもうただひたすら組んでいくだけですが、一つ問題が発生。
クランクのシールの打ち込みがなかなか上手くいかない。

部品屋が気を利かせて社外品のオイルシールを準備したんだと思いますが、内側のリップ部分が柔らかすぎて、捲らずに挿入できないと言えばいいのかな。。

カムシールは規定内径での突出部分が長いので、捲れないように修正しながら挿入し、スプリングの位置も確認してから座面まで着床出来るので問題なかったが・・・

クランク側は、既定の内径になる段差を越えてから取付座面までが浅すぎて、捲れを修正しながら入れられない。
押し込んだ瞬間にプリっと捲れてしまう感じ。
しかも捲れた時点で中でスプリングが外れてる可能性が高く、上手く外からつついて修正したところで上手くいってる確証がないという危険。


ここは純正でないと駄目だ。。。


何度もトライしているうちにシールも傷んできて、どの道使えない事が確定。
再び頓挫か???


と思ったが、HIKO君があちこち電話を掛け捲って日曜に対応してくれる共販を探し出しました。


「オイルシールあるみたいです!これから取ってきます!!!」

相模原の部品共販まで走るHIKO君。


そうか、あったか。
なら何とかなるかな。


出来る事を進めておこう。

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オイルシールが来るまでのあいだ、超大変なサージタンクの取り付け。

セルモーターを先に取付し、新品ガスケットをセット。

苦戦するかな~と思いましたが、外すときに要領を理解していたので、どうにもならない部分はありませんでしたが・・・首振り系の小さい工具を駆使しまくって約1時間半w


まぁ、こういう部分は気力と集中力の問題だよね。。
1日の最後の方で暗い中でやると3時間掛かったりする。


面倒な部分はフィジカル万全で挑みたい。


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ちょうどいい具合にオイルシールをゲットしてきたHIKO君到着。
何の問題もなく一発挿入ですw


リップ部分に厚みがあって硬く、捲れない構造になっている。

やっぱこの手の絶対に失敗したくないマシンのタイベル交換とかは、極力純正部品を使うべきだとつくづく思う。
特に、オイルシールとかの安い部品ほどね・・・


何百円のシールをケチってジェネリック使ったら、失敗とかアホらしい・・・。


こういう部品は確かに規格ものだから、基本的に純正も社外品も同じじゃないかなとは思う。
ただ、純正だと車種ごとの独特の条件に合わせて進化している部品もあるので、汎用品の社外ではそれを満たしていない事もある。

社外品は安い分だけ、賭けになる部分があるという事だね。


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再び合いマークを確認しながら、新品のタイミングベルトを張っていきます。
(当然純正品ていうか同等品w)

よくタイミングベルトも強化品が使われたりするんだけど、殆どの人には必要が無いと思うんだよね・・・

特殊アラミド繊維がどうのこうのと、その強靭さを謳っていたりするんだけど、そもそもカムをクランクに同調させているだけなので、そんなに負荷が掛かる部分ではないし、たとえ600馬力出したって純正のタイミングベルトが切れたりコマ飛びするなんてことはない。

交換サイクルが伸びる訳ではないので、長く使える訳でもない。
ブローすれば強化品だって一発で切れるし、値段が2倍も3倍もする強化品を入れるメリットって何なんだろうね。


まぁ、1000馬力出してドラッグレースに使うっていうんじゃ判らないけどw


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カムスプロケの合いマーク。
(回してしまったので、ベルトの印はズレています)

クランクを何周かさせてベルトを馴染ませてから、テンショナープーリーのナットを締め付け。
各部を締め付け確認をしたら組み戻してタイミングベルト交換終了。


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クランクプーリーのボルトの締め付けは約500Nm。
800Nmまで締められるトルクレンチを知り合いから借りてきましたよ。


5速ギヤに入れてサイドブレーキ鬼引き。

それでも動きそうだったので、HIKO君にクルマに乗ってもらってフットブレーキを踏んでもらいながら、体重をかけながら一気に締め付けてようやくカチンまで行きました。

しかし、あとちょっとという所で・・・
何故か、パワステポンプの配管フランジの部分からオイル漏れが発生・・・


おいおい何でですか。

ポンプのベルトを張ろうとしただけなのに・・・。


どうもパッキンが痩せすぎてて限界だった所で、色々ゴツイ作業をした為に耐えきれずお漏らしをしたようです・・・。

わざわざクランクのオイルシールを取りに行ってまで間に合わせたのに、作業は中断。
これは改めて部品を取るしかないなぁ。


この日の作業は終了。

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どちらが駄目でもいいように、配管とパッキンは両方交換。
ついでにクタクタだったラジエターのブッシュも注文しました。


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元々パワステポンプ周りのオイル滲みが激しかったんだけどここだったのかも知れないな。

このクルマもひと通りメンテしてそろそろ完封かと思っていたけど、
やってない部分はとことんダメだな・・・。


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無事エンジンも掛かり、LLCとパワステオイルのエア抜きも完了。

シールや脱着した配管などからオイルや水が漏れていないか充分に確認して終了・・・

あ~、まだ残ってた。


エアコンのガスが少ないとかって話だった。

少ないって事はどこかからか漏れてるって事で、20年も経ってるクルマなんでそりゃ仕方がない事なんだけど、今回は原因を究明してしっかり直すと予算オーバーらしいので、補充でやめときます。



漏れ留め剤入りのオイルを注入後、2缶補充。
低圧はほぼゼロだったな・・・


ま、シューシュー漏れてる訳ではないので、今年の夏くらいは大丈夫でしょ。
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altこれでお盆に熊本まで自走で帰るんだって!




Posted at 2018/07/10 04:57:48 | コメント(2) | トラックバック(0) | 人のクルマも直します | 日記
2018年06月24日 イイね!

3/4の30ミリ

3/4の30ミリ今回めでたく二回目のタイミングベルト交換を迎えたHIKO太郎の34GT-R。

ヲレたちが乗ってるようなクルマは、10年10万キロがアタリマエだね!なんて話をよくしていたものだが、20年20万キロ時代に突入しだしたと言っても過言ではなくなってきた。

ヲレのGCもこの34と同じ平成10年車だから丁度20年。
クネのGDBだってもう初年度から16年経っている。
あらためてまたGC買ってくるヤツもいるし、今更16系のアリスト買ってくるヤツもいるし・・・


みんなこの辺のクルマが好きなんだな~としみじみ思う。


もともと材料屋さんのHIKO君は、いつも自分で部品やら何やらを揃えてくるので、
随分以前から何が必要なのかを聞いてくる。

「スプロケの裏のオイルシールも替えるから用意してね~」とか「ウォーターポンプは絶対一緒に替えた方がいいよ~」とか、「アイドラーだけじゃなく取付のボルトも替えようね。」とかそんなやり取りである。


ひと通り部品も揃ったという事なので、タイミングベルトの交換作業に行ってきました。

34は初めてだけど、32だか33だかで一度二度はやったことがあるRB26。
タイベル回りそのものは非常にオーソドックスなただのストレート6だ。

結局、過度なチューニングやレースシーンなどでの酷使を前提としたためか、34GT-Rまでに可変バルタイすら付けずに進化し続けたある意味特殊なエンジンである。


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ただ、・・・ベルトになかなか辿り付かないのである。

エンジン前面の配管やラジエター、カップリングファンもさることながら、大きな難関がひとつある。


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クランクプーリーである。

5速ギヤに入れて単管で延長した工具で挑むもののビクともせず。。
カチっと止まらないので緩むようなトルクが掛けられないんだよな。

上からだと振り幅も小さいので思い切りいけないというのもある。

セルモーターでのクランキングでも全然ダメ。
完全にモーターが負けちゃってます。

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タイミングベルトは一度交換歴があるので、初めてではないはずですが・・・
とにかく硬いな。

クランクプーリーのホールドプレートを準備して大型スピンナー2本掛けで固定し一気に挑むものの・・・

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3/4→1/2の変換アダプターがねじ切れました。。。

うーむ、ダメか。



そもそも3/4スクエアの30ミリってソケットが無かったよ。
ヲレが持ってるのは32ミリからだった。

30ミリくらいだったら大体1/2で事足りるよな・・・


近所のアストロに駆け込んでみたが、3/4の店頭のラインナップ自体が33ミリからだったな・・・
アストロじゃポピュラー過ぎてダメか。

ストレートしかないな・・・



横浜の店舗に電話してみると、在庫有りとの事。


「スタンダードのソケットの他にインパクト用の6角のヤツもあります?」

「ありますよ。」

「ただ、回り止めのホールドプレートのセンターホールが40ミリなんで外径がそれ以下じゃないと使えないんですよ。」

「あ~、インパクト用だと46ミリありますね、スタンダードなら39ミリですけど咥えは12角です。」

「そもそも使えないんじゃ一択ですね・・・。」

「一発勝負かも知れませんが、新品なら大丈夫じゃないですかね。」

「・・・ですね、それで行きましょう。これから伺います~。」



さすが都筑の店舗だな・・・
あの辺は車屋ばっかだから、この位置いてないと話にならないんだろうな。


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結局ストレートでは3/4は22ミリからラインナップしてあった。
ちょうど2000㏄位のクランクプーリーに多いサイズだな。


よく判ってるな・・・。

この内容なら、イレギュラーな工具を今日中に欲しいって場合でも、大概は何とかなるな。


さて、ボックスが揃った所でクランクプーリーボルト再挑戦。
3/4用の鬼ラチェにセットして単管で延長して一気に回すと、


ギッ!

と、緩む直前の強烈な摺動音が鳴り響いた直後、


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ホールドプレートの固定のネジ山が負けて外れてしまいました。
プーリーのサービスホール死亡。



・・・おいおい、惜しかったな。
あとちょっとだったのによ。

だいたい、26クラスのクランクプーリーのサービス用のネジ穴が6ミリってどういう了見よ。


ネジ山も3.5山くらいしか掘れてないし、外させる気ねーだろコレ。
そもそもプーラーでの引き抜き専用なのかも知れないな・・・

26のクランクプーリーをホールドプレートでの固定って概念がそもそも間違いだったって事か。


ギヤに入れて固定もダメ。

セルクランキングアタックもダメ。

ホールドプレートによる固定もダメ。


こうなると残された道はただ一つ。



直視すら難しい位置にある取り外しそのものが難儀なセルモーターを撤去して、フライホイールのリングギヤを固定するしかない。

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下から色々外して苦労してセルモーターを取り、人間工学的にかなり無理な体勢を強いられながら手探りでリングギヤに適当なボックスを挟んでロックする・・・

一番やりたくない作業だったために後回しにした選択だったが、結局遠回りしただけだった・・・。


前にやった時はこんなことはしなかった筈。
5速とかに入れてそれで緩んでたハズなんだけど・・・単なる奇跡だったか。



2柱リフトか何かで上がってればセルモーターだけ取るのもやりやすいだろうが、
ジャッキで上げてるだけだしな・・・

片手が入るのがやっとだから手鏡か何かで見ながらやるのも無理そうだし、ベルハウジングに何か落としても収拾がつかない。

時間は掛かるが上からやりたいな・・・

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オルタを取った所で前からのアクセスも不可能。
超長ロングエクステでセルモータのボルトにアクセスするのがやっとです。


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サージタンクを外しました。。


これはこれで大変だった・・・これだけで2時間以上掛かった・・・。
下からセルだけ取った方が良かったか?

いや・・・、見えない中で不確実な作業はしたくない。


手間は掛かるが仕方がない。
こうでもしないと目視も出来ないサージタンク下側の不具合チェックも兼ねていると思えばいいか。。


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サージタンク自体は6連スロットルにそれぞれにナット2つづつで固定されているうえ、でAACバルブとそのチャンバーの固定ネジ、その他燃料やバキューム配管のBKTがサージタンクの下で無数に留まっているのがヤバイ。

スタンダードな工具が一切入らないので、首振りの板ラチェとかを駆使して手探りでネジを取ります。

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コレで漸くかろうじて見える位置にセルモーターが出現し、上から取り外すことが出来ました。
ボルトを緩める方向でロックできるように、デカめのソケットなどをリングギヤにカマして回り止めをします。

やる前から判る。

コレなら確実に緩む。

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ジム通い(メタボ対策だろうけど・・・)のHIKO君本人にやってみろと単管パイプを持たせるものの・・全く緩まず。
ねじ切れるんじゃないかとビビって本気で行けないらしい。

30アタマのボルトなんて、腕力じゃ折れないから大丈夫だよ・・・。

仕方ねーな・・・ヲレがやるか。。(疲れるんで温存したかっただけw)
力任せもそうだけど・・一番力が掛かりやすい垂直角度を意識しながら、カムアウトしない程度のギリギリのオーバーラップまで単管を延長して、瞬間的に一気に引くんだよ!


ガッキーーーーーン!!!
凄まじい金属音を響かせて漸く緩みました。


どんなトルクだよ・・・

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プーリーのボルトをとるだけでエライ騒ぎだな・・・。
しかしまぁ、あとはプーリーさえ引き抜ければ、難関はここだけと言う気がする。

ダンパーのゴムもヒビだらけだし、予算に余裕があったらプーリーも交換すべきだったかな。。

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しかしまぁ・・・恐ろしいボルトだったぜ。

あれだけ緩まないんじゃ、余程錆びたりして固着してるんだろうなと思っていましたが、ネジ山はきれいなものでした。

前作業者が、ラスペネか何かをくれて締め過ぎてくれちゃったのかも知れない。


クランクプーリーなんて、ファンとか補機類回してるだけなんだしそこまで過大なトルクで締めなくてもいいような気がするけどな・・・

ドでかいクランクシャフトとのバランスで、
プーリーそのものにも重量を持たせなきゃいけないから仕方がないんだろうか・・・

それにしても50キロって・・・


インプのハブの32のアクスルナットでさえ15キロ程度だからね・・・。
緩ませる人は大変だよ。

取り敢えず、プーリーのネジ山が逝かれてるから、ホールドプレートによる引き抜きは不可能。
ネジ山を修正するか、外掛けのプーラーを用意しないと外せないね。

取り敢えず今日は遅くなれないので、タイムアップ。



新たに万全の準備をして仕切り直しましょう。

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alt早くも梅雨明けってどういうことだよ・・・

Posted at 2018/07/01 02:19:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | 人のクルマも直します | クルマ
2018年06月20日 イイね!

クランクベアリング

クランクベアリング最近は子供の寝かしつけで22時には一緒に寝てしまっているだ い ですw

見たいドラマも録画で見る日々ですが、楽しみだった「おっさんずラブ」も「ブラックペアン」も終わってしまい、長澤まさみが好きなので見ていた「コンフィデンスマンJP」も終わり、あとは「花のち晴れ」の最終話を残すのみ。
40過ぎのオッサンが「花のち晴れ」ってwww

新しいドラマでこれは間違いないってヤツありますかね・・・。


まぁ、それはいいんだけど・・・
エンジンの調子がイマイチ良くなかったヲレのKSRたん。

そもそもは今年の暖かくなり始めくらいの時期に、上でババババ言って吹けなくなる症状が出てキャブとかニードルを色々弄って様子を見ていた。

しかし、走れない事もないので毎日通勤に使っていたのだが・・・

どうも低回転でのゴロゴロ音が酷くなってきた。
毎日乗っているとね、少しずつ酷くなっていく異音のようなものに気付き難い。
2ストなんてこんなもんだよなぁ、なんて言ってそのまま行ってしまうことも多い訳だが、


そういうレベルをとっくに通り越してヤバイ音がするようになり、遂にはアイドリングが難しくなってきた。

煽ってないと止まってしまう。

これはもうセッティングが・・・とかそんな問題ではなくて壊れていると気付く。


ガラガラゴロゴロと、軸ぶれのような音が凄いのでまたフライホイールのナットでも緩んでしまったかとジェネレーターハウジングのカバーを取って点検。

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ナットが取れて半月キーがブッ飛んでいるという事は無さそうだが・・・

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フライホイールを外してクランクを揺すってみると、・・・
あり得ない程ガタガタになっていました。

なんだよ、クランクベアリングか・・・。


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再びギヤオイルを抜いてみると、やはり鉛色。
最初はLLCでも混ざって乳化したのかと疑ったりもしましたが、単純に摩耗紛でしたね。


もっと早くに気付くべきだった!


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もう続投は出来ないので、直すか載せ替えるかするしかないな・・・
とっととエンジンを降ろします。


デトネーションでブッ飛んだサブの72㏄を直すのが早いか、コイツのクランクベアリングを入れ替えるのが早いか・・・どっちだ?

揃えてある部品は、ピストンセット2組と、大小コンロッドのベアリング、クランクベアリング。
どっちも行けるけど・・・

ストックのサブを引っ張り出して何がダメだったか確認する。
ピストンはブッ飛んでるのピストンセットだけで行ければサブの方が早いな・・・とか思いながらピストンを取ると、コンロッドがガタガタ。

デトネの衝撃でコンロッドの大端が逝かれてるんだった!

あ~、これは面倒くさいやつだ。


ウチのプレスじゃ大端のウェブのピンが抜けないし、今日明日でどうにもならないか・・・

どっちにしろケース開けるんだったら、クランクベアリングだけで行ける現エンジンの方が早いか。
クランクベアリングはストックがあるし、直ぐ付け替えれば今日中に行けるな。


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パカっとカチ割りしてクランクシャフトを摘出します。

80エンジンの方のクランクケースを割るのは初めて。
やっぱり中古で買ってきたエンジンなんて、そのまま使ってもダメだな・・・
格安エンジンだったから仕方がないけどね!


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これでコンロッド大端まで終わってたら笑っちゃうところでしたが、ガタは無し。
セーフ!って感じです。


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あれ・・・これはヤバイ。

ジェネレーター側のベアリングの規格が違う・・・

50エンジンのクランクは確かに左右で同じだったはず。
クランクケースは同一品番な筈なのでこの辺は全く同じなのかと勝手に思っていたが・・・

そういえば、80用フライホイールは少し重めだったな。
スピンドルの径も少し大きくなっていたか・・・。


色々考えてみましたが、どーやっても本日中の復活が不可能になりました。


仕方がないな・・・数日空いてしまうが、近所のナップスで部品を注文してきました。。

そしてなか一日で部品入荷。
仕事帰りに部品を受け取って、寝る前にエンジンを作ろうと思っていましたが・・・子供と一緒に就寝w
その翌日も、朝まで就寝ww

翌々日くらいで漸く朝3時に起床出来たので、エンジン組み立てが出来ました。


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右が新たに注文したクランクベアリングジェネレーター側。

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6205C3で注文できれば純正品でなくてもいいかな。
C3は守らないとダメ。


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以前焼き嵌めを守らないでクランクケースを割ってしまったことがあります。

ヒートガンで充分に炙ってやると、
手から落とすだけでスコンとベアリングは入りました。

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ミッションを間違えないように立ててやります。
シフトドラムの位置関係を見ながら、ニュートラル辺りで組んでおくとシャフトの動きやら色々確認しやすいです。

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今度はベアリングを温めて、クランクシャフトを組み付けます。
これまたスコッと入りました。

ヒートガンで1分くらい炙る感じですかね。

液体ガスケットを塗ってクランクケースを閉じる準備をし、今度は蓋になる側のクランクベアリングを温めて、一気にケースを閉じてしまいます。
ま、ここはぶっちゃけ炙らなくても入りますけどね。

alt
クラッチやらジェネレーターやらを組み付けする前に隙間をみながら芯出し。
そんなに強く叩かなくても動きますよ。

alt
漸く腰下が完成しました。
alt
あとは腰上のみ。
ピストンは何を叩いたんだか、トップがザクザク。
抱きつきは殆どないので磨けば使えそうだけど、新品あるのでね。

割れると評判の当時ものの桜ピストンと言うヤツなので、この際入れ替えます。

alt
今新品を取るとART製のものが来ます。
組付けの時にピストンピンのサークリップをクランクケースの中に落とす自信があるので、ウエスで塞ぎながらピストンを取り付けます。

alt
スパークプラグも久々に新品。

alt
よしよし、数日眠っていたKSR。
いよいよ復活ですよ。

殆ど旧車なのに、実用重視で毎日使われている2ストエンジンのKSR。

休む暇などありません。
alt
合間見てサクッと搭載。

LLCとギヤオイルを入れて、オイルポンプからのチューブもエアが噛んだので燃料も若干混合に。
alt

これで試運転。

しかし、カッコいいなヲレのKSR!

不調時に詰めたキャブセッティングが
スロー#25のメイン#85

若干スローが小さい事もあって、アイドリング音がパラパラと軽いです。
ピストン替えたのでまだ慣らし運転ですが、今までで一番調子がいい感じ。
こりゃ速くなるぞ~!!!

alt運動会とか言ってたけど思ったより暇にならんな・・・


Posted at 2018/06/27 14:59:52 | コメント(3) | トラックバック(0) | KSR生活 | クルマ

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何シテル?   06/30 04:17
だ い です。空白が二つですw 板金塗装と整備をちょこっとかじってマス。
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