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2024年06月16日 イイね!

オイル交換

オイル交換まだウチに来てから1000キロ程度しか走っていませんが、中古バイク屋の納車整備そのものを大して信用していないので、ここらで一発オイル交換をしておきます。

2ストの小型バイクばかり所有してきた事もあって、バイクのエンジンオイル交換をするという事自体が随分久しぶりである。
4ストロークエンジンのバイクの所有自体がそもそも30年ぶりなのだから。


ホンダ純正オイルウルトラG2と純正エレメントセット(Oリング付属)。
あとはついでにエアエレメントも交換しておこうと思い、準備。

オイルに関しては、4ストなんかクルマもバイクも一緒でいいんじゃねえかと安易に考えていたんだけど、バリオス所有時に様々なオイルぶっこみチャレンジを行っていたのり男君に事情聴取すると、「色々入れてみましたけど、やっぱりバイク用じゃないとぶっちゃけ滑りますね、クラッチ。」との事。
壊れるとかではないようだけど成分の問題なのか、高回転でクラッチが滑る症状が出たとの事。

高いオイル、安いオイルというのも関係なく、硬いとか軟らかいオイルだからというのも関係ないとの事。
クラッチを滑らせずに、エンジンやトランスミッションギヤの摺動部分を完全潤滑させるという一見二律背反の関係をバイク用のエンジンオイルは見事に解決しているという点で自動車用とは何か成分が決定的に違うのかもしれない。


ドレンボルトからオイルを抜いていきます。

見た感じ、思った程汚れている感じはない。
納車時にきちんとオイル交換はされていたようだ。



フィルターはまあまあ汚れていました。
筒と蓋に付くOリングも結構硬くなっており、これらの交換は妥当ですね。

中のオイルが落ち切るまでの間、エアクリーナーのエレメントも交換しておこう。


左のサイドカバーとリヤシートを外せば、タッピングネジを回して蓋を取ることが出来ます。
何だろうこのエアクリのカバーは、色が塗ってあるのかな。



外したエアエレメント(写真右)
ほぼ新品やん(笑)

さすがに勿体ないので、速攻で戻します。



良心的な店だな・・・エアエレメントは替えておいてくれたのか。
それとも前のオーナーの手が行き届いていたのか?

いずれにせよ、良いバイクを引き当てたなという安心材料になります。



さて新品のオイルエレメントを間違いなく取り付け、新油を入れます。
パッキンやワッシャースプリングの組み順を間違えないように。



付属のノズルが太くてそのまま刺さらないので、先っぽに折り目を入れて絞って無理やり差し込みました。

ウルトラG2スポーツ(10W-40)はホンダのメーカー推奨オイルではありますが、いっこ下のグレードのG1(10W-30)以上の物が推奨という事でした。
高級なG3までラインナップされていますが、何故かG3は0W-30と軟らかめなんですよね。
フルシンセなんだろうけど持ちも悪そうなんで、コスパのミドルグレードで行こう。


エレメント交換なのでレベルが下がると思い、2ℓほど入れた後、一旦エンジンを掛けてから継ぎ足し注油。
2.4ℓと聞いていたけど、そんなに入らなかったな。
2.2ℓくらいじゃないかなぁ。

ガソリンも公称値の16ℓなんて全然入らないし、メーカーの公称値が実際と色々と違うのっていったい何故なんでしょう。



バイクをちゃんと垂直に立てた状態でフルレベル。
オイル交換自体はこれでいい筈。


通勤などで乗ってみて思ったが、元々入っていたエンジンオイルの方がギヤチェンジはし易かったな・・・暖まると重くなる感じがある。
何のオイルを入れてくれていたのか聞いてみたい所だ。

要するに、冷えている硬い状態の方がギヤが入りやすいという事だ。

ホーネットは元々ニュートラルが入れづらいトランスミッションだが、チェンジペダルの操作が重いと繊細な操作が難しく、ニュートラルレンジを飛び越してしまいやすくなる。
バイクのギヤはドグミッション構造なので、シンクロギヤなどはないのだが、硬めのオイルの方が操作時に同期しやすいのかも知れないね。


メーカー推奨オイルなんて、「これ使っても壊れなかったよ」位の信頼性しか担保していないんだなぁ。

いろいろ試してみますかね。


altGC8は硬ければ硬い方が良いみたいな認識でしかなかったけどね。

Posted at 2024/06/28 15:59:11 | コメント(1) | トラックバック(0) | ヴァイクも直します。 | クルマ
2024年06月15日 イイね!

好きなように仕上げる。

好きなように仕上げる。少しづつ気になる所を作り直しているホーネット。


バーハンドルに戻し、バックステップの調整を前寄りにしたりしてかなりポジションは好みの感じになってきた。
ミラーも何だか似合わないトゲトゲしたのが付いてたんで、ショートタイプのスクエアに交換し、見やすさとすり抜けのし易さを獲得。
あと気になるのは、タンクの僅かな凹みと、自家塗装がイマイチのフェンダーとリヤカウルくらいかな。

クルマの見た目はそれ程気にしてはいないのだが、単車に関しては、見た目が非常に大事だと思っている。
これもまぁ、とても主観的な部分ではありつつも、洋服とかと一緒でダサいのは嫌なのだ。

自身の美的感覚(自己満足)が如何に客観的に評価されるか、という部分で非常に試される部分である。


ま、他人が他人のバイクなんて大して見ちゃいない、なんて事くらいはヲレだって充分判ってはいるが、ヲレが見ているくらいには他人だって見ているだろうとは思っている。
そんな程度の意識レベルの中にあっても、すれ違っただけの奴にダセーバイクだなとは決して思われたくないではないか。

お金こそ掛けるつもりはないが、ひとつひとつの部品を自分のセンスで選び仕上げていくオートバイというものは、自分の美意識の分身のようなもの。
バイクを馬鹿にされるということは、自分の半身を馬鹿にされるようなものなので、仕上げ方には細心の注意が必要である。

そんな風に思っていると、タンクのちょっとしたエクボなんかもとても気になってしまうのだ。


扉の写真はタンクから燃料を抜いている所。
負圧コックなので、注射器でバキュームして燃料を落としています。


綺麗なタンクなんだけどね、セパハンのバーエンドが届いた跡がある。
軽く転んじゃったんだろうね。


旧くて汚いタンクパッドを剥がしたら、塗装まで剥がれましたw

左ほどではないが、右にも小さなエクボがあるし、よく見ると膝が当たる辺りにも凹みがある。
全部板金して綺麗にします。





タンクの凹みは、パテ盛るだけじゃイマイチだったので、ワッシャー溶着機で引っ張り出したんですが、しっかり溶着し過ぎてブチ切れた時に穴が開いてしまいました・・・タンクって案外鉄板薄いんだな。
アーク溶接機じゃ穴が広がるだけな気がしたので、半田で補修w
その上からアルミベースのエポキシパテで曲線を復元し、ポリパテで仕上げました。

テールカウルは社外品で、純正タンデムグリップの取り付け穴を埋めた痕が上手く埋められていないのと、缶スプレーの自家塗装が汚かったので、タンクと一緒に板金して塗り直します。



発電機やらコンプレッサーを担いで裏山の空き地へ、部品を塗装します。
少し趣の違うシルバーにする積りなのですが、スリーコートなのでまずはベースのブラックを塗装し、乾かしてから意匠のマスキングを施し、再びメタルシルバーを塗付。
再び乾くのを待ってマスキングを剥がし、ホンダのデカルを貼ってからクリヤー塗装という手間のかかる工程となります。



意匠のマスキングというのは黒のストライプを入れたかったというもので、フロントフェンダーからタンク、リヤカウルまで通しでマスキングをし、その上からシルバーを塗装。
クリヤーを入れる前にデカルを貼るのは剥がれや劣化防止の為。


クルマと違って塗るものが小さくていいやね。


買ったときにはチェーンカバーというものが付いていなくて、まぁ、無い方がカッコいいというような理由で外されたのかなとは思いますが、実際危ないですし、チェーン注油後に飛び散ったりするんでね・・・中古で買って、無難にガンメタリックに塗装して付けました。


タンクなんかと一緒に汚かったメーターフードもブラックに塗装し、艶を出すためにクリヤーを入れました。


行程が掛かるタンクなどが終わるまでの間、お気に入りのダブルアールズのマフラーを磨いておこう。
アルミ素地の部品は、手間を掛ければ鏡面にまで磨けるからね。


サンダーと電動ポリッシャーで一気に磨くので、1時間程度頑張ればこの輝きw
まるで新品だなおい!(新品が鏡面かは知らないが)


新品ステッカーを取り寄せて貼り直しました。
元々は大きめのステッカーでしたが、小さい方に変えました。




3:1のクリヤーは乾きが遅いので、一週間ほどしっかり乾かしてから車体に組み付け。
メタル調のシルバーは陰影が深く、元々立体的なホーネットのタンクは殊更迫力が増しました。
メカメカチックにしたかったので、思惑通りですね。



マジかよ・・・カッコいいなヲレのホーネット・・・w


あとは万が一の保険と見た目のカスタマイズ、エンジンを犠牲にした独自技術バックボーンフレームの弱い所を補うべくサブフレーム付きエンジンスラッシュガードの取り付け。


ただまぁ、ブランド品は3万円も4万円もするので、バッタもんの7千円シリーズみたいな奴ですww
しっかりは作ってありますが、安物なんで若干合わなかったり、取り付けのボルトがそもそも付属してなかったりと下準備は必要な代物。
仮合わせをしてどういったボルトが必要か計測し、合わない部分は曲げたり削ったりして一発で取り付け出来る様にしておきます。
思ったよりは小加工で付きましたw

メッキなのでそのままでもいいですが、教習車感が出そうなのと、安いメッキなんてどうせすぐ錆びてくるだろうと思ったので、コイツも塗装しちゃいます。




エンジン周りと同化するようなシルバーで塗装。
乾くまで放っておいて、後日取り付けでもいいのですが、丁度空いている午後の時間に取付したい・・・。

ので、30分程軒先で乾かしたら、未だに仕舞っていないかったコタツの中で2時間ほど強制乾燥。


午後には取り付けしました。




ボルトなども事前に準備しておいたので、一発取り付け。

危惧していた教習車感は塗装色のお陰か全くなく、タンクに比べて少しシュッとし過ぎていたエンジン周りのボリュームがさり気なく増したような雰囲気。



外観的にはだいぶ仕上がってきたな、ヲレの骨子ちゃん。

欲を言えば、ライディングポジションと言うか、ハンドルがもう少し手前かアップタイプだとベストな気がする。
オジサンだからね・・・もう少し背中が立ってる方が長時間運転では楽なんだよ。
ハンドル替えるか、アダプターで上げるか、

色々考えて、少しづつ自分のバイクなっていくのが楽しいね。


alt燃料残り5ℓくらいでリザーブ切り替えなんだけどこんなもんなんだろうか??
Posted at 2024/06/22 03:08:46 | コメント(2) | トラックバック(0) | ヴァイクも直します。 | クルマ
2024年05月04日 イイね!

クネと走る

クネと走るMC31ホーネット。

大阪の店が出していたヤフオク出品車だが、ヲレの目利き通り調子のいい個体だった。
エンジン、駆動系は調子が良く、ショックやブレーキなども気になる点はない。
年式は古いが、定期的にきちんとメンテナンスされていた印象。
ただヲレがそれを引き継いでいけばいいだけで、乗り出しで大きな整備が無いだけでもアタリというもの。

何と言ったって28年前のバイクなのである。

若干カスタムがされていて、素人には敬遠されそうな個体だったことと、最前期型というところ、距離が5万キロ走ってる所などが重なって、相場よりもかなり安く買えたという感じである。
メチャクチャ掘り出し物じゃねえかよ・・・。
普通に考えたら、この年式のバイクが30万円て高いとは思うけど、結局相場なんだよね。

4発の250㏄なんて今はニンジャの25Rくらいしか新車で売ってないわけだし、カッコいいネイキッドで4発なんてどこ探してもない訳。
2発で良ければCBRだとかR25だとか、ニンジャ250のちょっと古いのが捨て値で幾らでもある訳だけど、何かな・・・
通勤専用の安い奴って割り切るなら、それでいいと思うんだけど、
まぁ、それだけならリードでいいわなw


どうせ買うなら、
進んで乗りたいと思うバイクを買おうと思ってしまったのだ。

ただまぁ、やはりと言うか・・・セパハン、バックステップは腰痛と腱鞘炎持ちのヲレには想像より厳しかったので、ハンドルだけ替えて、素人弄りの怪しい配線などの細かいところを小改修して普通に乗れるようになりました。
alt



あいつが単車を買い戻してから5年間ずっと誘われてきた。


初年度「だいちゃんそろそろバイク買って走りに行こうぜ。」
   ああ、まぁそのうちな。

翌年「だいちゃんそろそろバイク買ったか?」
   馬鹿か、まだ免許も戻ってきてねぇよ・・・。

三年目「だいちゃんそろそろバイク乗らないと50になっちゃうよ。」
   おう、免許今通ってるからよ、そろそろな。

四年目「だいちゃんバイク買ったか?」
   今の時期まだバイク高いからよ、もうちょっと寒くなったらな・・・。

今年「だいちゃんバイク・・・」
   ・・・おい買ってきたぞバイク。



「え・・・マジで?」

バイク買う買う詐欺だと思っていたクネが逆に驚くって言う・・・

alt
ETCも付いてるし、高速乗ってクネと暴走半島へ。


ほぼほぼ30年ぶりだし、感覚も全然戻ってない。
殆ど素人と変わらんだろ・・・と思ってクネに引っ張ってもらいましたが、高速渋滞スラロームも峠も案外イケるな。

180サイズのリヤタイヤが一番端まで接地してましたw

ホーネットの限界が判らないので、コーナーで半分お尻落として身体入れ込んでしっかり荷重移動したり、色々試しながらクネのケツを追っかけてました。
進入のブレーキで2輪ロックが二回くらいあったんですけどww

この日だけでだいぶホネ子ちゃんの事が判った気がします。



身体で覚えてる事って忘れないんだね。
バイクなんて正味、十代の頃に数年乗ってただけで19で直ぐにクルマに移行してしまった訳だけど、あの頃の2年3年ってのは、今の10年分位の経験なんだろうと思う。

クネには30年ぶりの走り方じゃねーだろって言われたけど、まぁ普段もKSRで通勤してるからね。

alt
いやいや、それにしても楽し過ぎるだろ。

友達とつるんで山道走って、15000rpmまで回すとか・・・。
脳から何かが出てるのが判る。


十代の頃と違うのは、色々と判っているという事。
「好事魔多し」という言葉を知っている。
俯瞰で見る自制心がある。
クルマで培ってきた経験がある。
絶対に出来る事しかしないという一線を超えない強さ。


「この辺までだろ・・・。」とやめることが出来るw




ヲレがバイクを買うなんて・・・ジジイになった証拠だな。
alt
altさすがホンダあれだけ回しても20㎞/L以上走るんですけど。

Posted at 2024/05/06 11:45:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | RIDE! | クルマ
2024年04月27日 イイね!

RETURNS

RETURNS30年ぶりに単車を買ってしまった。
MC31ホーネット250である。
高校生の時に買ったゼファー400以来の中型バイク購入。


戻ってきてしまった。


通勤用でずっと原付には乗っていたけど・・・
ジョグなんて追い込むとすぐ壊れちまうし、だからって弄らないと遅いし・・・
KSRも立派に単車ではあるけどね、50㏄だ80㏄だで結局原付だし、古いから常に壊れる心配がある。

止まってばっかじゃ会社にも迷惑掛かるし、やっぱりもうひと回り大きいエンジンで、走りにも余裕があれば、バイクだってそうそう壊れるものじゃない。

ま、そんな理由から、一台買おうと決めてはいた。



クネが250を買い戻してブンブンやってる影響も大きい。
どうせ通勤用だし何だっていいや、安いの買おうと思っていたんだけど、奴がアホみたいに単車に入れ込んでる所を見てると、こっちまでどうせ買うんだったらという気になってくる。



「クネだったら単車でも気が合うかもな。」


ヲレはバイクでツーリングみたいなことをしない。
てか、した事が無い。
みんなでツルんでトロトロ流すだけで、海鮮丼でも食べて帰ろうぜ!
みたいなことが想像出来ない。

そういう事が好きな人は沢山居るだろうし、寧ろそういう人が殆どじゃないかなと思うので、否定する訳じゃない。
気の合うみんなでツーリング、素晴らしいいい趣味だと思う。

でもヲレは馬鹿なので、もっとしっかり走りたいと思ってしまう。
「走る」乗り物オートバイをわざわざ引っ張り出したのならば、もっと楽しみたい、もっと回したい、もっと倒したいなどと思ってしまう。
ただヲレがジャンキーなだけなのである。

別に峠やサーキットをガチで攻め倒したいとかって訳じゃない。
「夜に峠を攻める」は、バイクではナシだと思っているので、日中しか乗らない時点でストリートでガチはないのだけれど・・・
基本的にどこでも回せるところは回して、追い越せるところは追い越して、リーン出来る所はリーンする。
バイクならではのフットワークを最大限に生かし、逆にバイク側が求めてくる要求にこちらが応えていく作業。
それこそがバイクとの対話=ライディングだと思っているので、そういったものが趣旨に無いのであれば、そもそもバイクなんぞ出さないのである。


ま、簡単に言うと、カーン!と飛ばして、
どんどん追い抜いて、どんどん先に行きたいのに、それに合わせて一緒に走れそうな人が全然いなかったのである。

またコイツはゼロか100かみたいなこと言ってんな・・・
と、思った方も多いかとは思うが、
クルマはクルマ、バイクはバイクとして、「走る乗り物」として芯から楽しみたいだけだ。

中途半端な付き合いだけなら危険なだけであり、
真剣に向き合い取り組むからこそ、本当の安全と愉しさがある。
それがクルマであり、オートバイなんだろうと思っているのだ。


昨今のオートバイ事情も昔とはずいぶん変わってしまっている。
公道自体がコンプラ重視の監視社会のようになってしまっているからかも知れないが、誰も追い越しをしないし、すり抜けをしないし、特に回すような事も無く、ずっとクルマの間に挟まって走っている。


・・・別に自由だけどさ・・・ヲレには何にも言えねえ。


昔は、峠でも幹線道路でも、バイクであれば車種を問わずバチバチだった。
NSRみたいなレーサータイプは勿論、オフ車もネイキッドも関係なかった。

朝の通勤時間帯の国道246の信号待ちでは、停止線の前にあれよあれよとすり抜けてきたバイクがずらりと並び、信号が変わるのを待つ。
ブリッピングでけん制している者もいる。

そして、青信号を合図に十何台かが横並びで全力ダッシュするのである。

峠で速いのは言うまでもなくレプリカだが、市街地ではオフローダーが速かった。
上手い奴が多いという感じ。
あとはフリーウェイなどといった中型スクーターも意外と速く、低速のダッシュ力と取り回しの良さがあって混雑時のすり抜けなどは無敵の機動力を誇っていた。
ネイキッドはどちらにも振り切っていないので、性能は中途半端だが、むき出しの機械感と美しいスタイリングの機種が多く、「単車」って感じで好きだった。

各々がそれぞれの持ち味を100%出し切ってバイクを使っていた。


みんなが自分のマシンと技術に自信を持っており、「いつでも相手になるぜ」と背中で語っていた。
通勤だと毎日秒単位で同じヤツと出くわすので、ここから信号二区間だけ、みたいなバトルが毎朝行われていた。


そんなバイクは「走る」が当たり前の時代。
それが90年代である。


そして現在、特に交通法規の面では、改正などでオートバイの自由が奪われたという事もない。
この場合のすり抜けはアリかナシかみたいな所は、グレーゾーンとして残されており、まぁ要するに「やり過ぎるなよ」みたいな感じで、各自のモラルに託されている領域が未だにある。


だが誰もやらない。
言われるまでもなくやらないのである。

だから、どんどんすり抜けて走っていると何だかヲレが間違っているような気になってくる。(間違ってます)
馬鹿が一人ではっちゃけちゃってる感じになっちゃうのである。(感じじゃなくてそうなんだけどw)


だからね、単車なんて買い戻してもつまんねえと思ってたんだよ。
クルマだってそうだったけどよ、やっぱ一緒に走る奴が居るから面白いしちょっとやってやろうかという気になってくる。



やっぱりクネが買い戻した事が大きいのかな。

あいつは多分馬鹿だからよ、ヲレと同じタイプだろ。
ヲレがKSRのレストア始めてちょっと遊び始めてた頃には、バイクには絶対戻らねえみたいな事言ってたくせによ、気が付いたらテメエの方がしっかり戻っちまってるじゃねえか。


「だいちゃん、乗るんだったらもう今しかないよ!」


やっぱりジジイになると変わってくるんだな。
残り時間を数えるようになるからさ、心残りと言うか、やり残しが無いような考え方になる。

ヲレもクネももう50手前だが、中型以上のバイクなんか転がせるのはいいとこ70歳位までだろ。
正直70まで行けるか判らん。
ずっと乗り続けてれば行けるかも知れないが、途中で辞めてたらもう乗れないだろうね。

そういう風にいろんな事を考えてると、リミットは向こう20年くらいだと判る。
それなりに走れるように感覚を取り戻すのにも少し時間が掛かりそうだし、年齢的にもまだ身体が動くのは今が最後って感じだろ。
正味な所は十何年か、だろうね。


「今やらないなら確かにもう出来ないだろうな。」単純にそう思った。


クルマを弄るのが大変になってきた事も関係している。
体力は人よりある方だと思うけど、それでも昔のようには出来なくなってきている。
ちょいちょいエンジンを降ろしてバラして、今週中に元に戻そうみたいな事はそろそろ出来なくなってきている。
クルマバイクの修理だ弄りだなんて、くたびれるし下らねえと思ってたんだけど、いざ、だんだんやらなくなってくると、物足りないなとか思ってしまう。
何かやっぱり常に直していたいんだろうね。

だから、もっと気軽に弄れる手頃なエンジンの乗り物が、老後に向けて欲しいという他人には良く判らないであろう目的もあるのだ。



alt
さぁ、前置きは長くなったが、MC31ホーネット。
1996年にホンダが発売した250㏄のネイキッドバイクである。
ずっとオートバイは川崎か山葉を推してきた人生だったが、人生で初めて購入するホンダである。

元々ネイキッドが好きなんだけど、バイクで大事なのはやはりエンジン。
結局色々考えたが旧くても、250㏄の4発になってしまった。
最近の250㏄や400㏄は単気筒や2気筒が主流で、低速トルクはあるが、高回転まで回らないので物足りないんですよね。
音もでっかいカブみたいだし、回らないんだったら2ストの方が楽しいです。

やっぱり4サイクルなら当時のバイクに乗るしかない。

ホーネットの原動機はMC19型CBR250Rに搭載されていたMC14E。
これをややハイコンプにして低回転寄りに振ったエンジンだが、それでも15000回転まで淀みなくふけ上がり、F1サウンドと呼ばれた超高回転ゾーンは充分に堪能することが出来そうではないか。
ホーネットは当時でも新し目のバイクで、後方排気と極太リヤタイヤが格好良かったので、乗ってみたいバイクのひとつであった。

こんな風に、絶頂期だった当時に憧れていたが選択しなかったものを、KSRの時もそうだったが、今になって一つづつ取り返していくっていう事そのものが楽しいのかも知れない。


ただね、今はこの頃のバイクが高いんだよ。
当時買うよりも高い。
ホーネットなんか、初期型は新車で50万円しなかったのに、今店頭で買おうとすると60万~みたいな価格になってる。
値段は上がり続けてる模様。

バイクが安くなる12月~3月の間でマシンを探し、やや距離を走っていながらも問題が無い状態を維持し、一般には敬遠されがちなカスタムされてる様な個体をネット上で隈なく探す。
マフラーみたいにあとから買うと高いが、入っていたら有難い物もあるしね。

3月中に見つからなかったら今年は買わないと決めていたんだが、大阪の店が出品している最初期型、5万キロ走行のチョイカスタムみたいなのが30万円。
これが気になった。
個人出品車は然ることながら、店出品であってもノークレームノーリターンを謳うヤフオク出品車の中、ばっちり「整備済み」を謳って30万円か・・・。

ヤフオクの闇なんて言われてるけど、
何か落とし穴があるかな?
わざわざ悪くして出す出品者なんて居ないだろうから、結局個体で判断するしかない。出品車両の写真と雰囲気で見るしかないのだ。

カスタムと言ってもセパハン、バックステップ、マフラー位で、あとはリヤカウルが社外でディオランプ仕様になってる位。
ホーネットホーネット!って探してる人には敬遠されそうな弄り方をされている事と、ド前期、5万キロ走行を含めての評価が30万円って感じなんだろう。
程度やメンテに関しては寧ろいい方ではないかと推測できた。
ディオのテールランプも小僧っぽいかと思ったが、実際はきれいに収まっていて悪くない。
別にオリジナルに拘りは無いので、機械に不具合が無ければ全然アリである。
気に入らなければ全部戻せるしね。

良く判っていない素人がノーマルで乗りっ放しノーメンテって車両よりは、好きそうな奴が出来る範囲でもちゃんとメンテして弄りながらも面倒見てきました、みたいな車両の方が、エンジンやシャーシの状態が良い事が多い。


これ、安いけど実はいいかもな。
正直なところを聞き出すべく店に直接電話を掛け探りを入れ、致命的な問題点が無さそうだと判断。
購入を決断しました。

自賠5年とナンバー取得、ETCの取り付けまでやってもらい、横浜のデポまで送ってもらいました。
諸費用10万円弱。

総額40万円の買い物です。



横浜のデポ(上星川)まで取りに行って、片道30分を乗って帰ってきて判った事は・・・まずセパハンが無理ww
ネイキッドバイクのセパハン、バックステップ仕様が、見た目以上に無理って事が判った。
タンクがシュッとしちゃってるので、前傾姿勢になると下半身が固定出来ない。
ブレーキを掛けると、全体重をハンドルで押し返すようなGが掛かる。
電信柱を逆さになって降りてんのか!ってくらい疲れた。
(降りたことないけど)


・・・これは駄目だな。。
ハンドルは速攻でバーハンに戻さないとだな。
バックステップは、ハンドル戻してどうかに依るのでそっから考えよう。


あとはヘッドライト不灯ww

整備済じゃなかったのかよ。
結構大事なトコだろ・・・まぁ、スイッチボックスが純正じゃなかったり、灯火類で色々小細工してるっぽいので、素人配線がどっか悪さしてるんだろう。
まずはその辺の手直しからだな。。


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配線図がネットで引っ張れなかったので、一本一本どれが何の配線かチェックしながら、ヘッドライトの電源がどこで途切れているのか確認。

どうも常点のライトをON/OFF出来る様に加工した配線の途中で電源が途切れていまして、ヘッドライトのお椀の中まで手繰って漸く見つけました。
エレクトロタップでの接続部分が焼けていましたよ。

H4の60Wを赤いタップだけの接続じゃちょっと無理があるだろ。

配線を繋ぎ直すとヘッドライト復旧。
この他、使わずに束ねてあるだけの追加配線がいろいろとあったので、要らなそうなものは間引き、使いそうなものは長さを揃えて束ね直し、とにかく配線をきれいにまとめ直しました。

汚く束ねてあったのはウインカースモールの線か・・・日中ヘッドライト消して走ってる時にもデイライト感があっていいかもな。
ただ、フィラメント球で常点にすると熱持ちそうなので、運用するならLED化してからの方が良いかもね。

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あとはハリケーンタイプのセパハンだな。

・・・格好いいけど無理だよ。

幸いブレーキラインやクラッチラインは短くされてなかったので、バーハンだけポチって秒で交換です。

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トップブリッジを外さないと脱着出来ないセパレートハンドル。
なぜみんな挙って付けたがるんだろう。。。

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無事ノーマル(風)ハンドルになりました。


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これで試運転。

うわうわ、めちゃくちゃ乗りやすい。
ていうか、ようやく落ち着いて普通に乗れるようになった・・・。
ハンドルだけ戻したら、バックステップは別に気にならなくなりました。
ちゃんと走ったら、こっちの方が良いかも知れないしな、当分これはこのままでいいかな?


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あとは、破れてこそいないが固くなって滑りやすく、色褪せやシミが目立つシート表皮の張り替え。
滑るからお尻の座りも悪いんだよな。


alt
ノンスリップタイプの生地に貼り替えて、リフレッシュ!


よしよし!
またちょっと乗りたくなったぜ。

ヘッドライトバルブも余り物のLEDバルブに換えたので、光軸とリヤショックの調整も兼ねて試運転だな。

alt
とか言って、近所をしょっちゅう単車で走り回ってるだ い 。
久々に童心に還ってるな^^;

最近こんな事ばかりやってるので部屋でやりっ放しのEJ20のオーバーホールが全然進まないんですけど・・・。
まぁ、腰下はもう完成してるんであとはヘッドをやり直すだけ。
やっちゃえば直ぐだろ。

30年越しに単車を購入し、見事にリターンライダーとなっただ い 。
250なんて、音ばっかりで速くないけれど、それでも通勤にも走るのにも十二分である。
飛ばし過ぎないで済むのでむしろ安全ではないかw

オジサンはもうそんなに飛ばさないので、音だけで充分なんだよ。
だからこその250㏄4気筒。
15000回転以上のF1サウンド!

ちくしょう!ヲレの人生の後半戦が色付いてきやがったぜ。


頼むぜ相棒!

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alt馬鹿だなぁ・・
Posted at 2024/04/28 15:44:56 | コメント(4) | トラックバック(0) | ヴァイクも直します。 | クルマ
2024年04月20日 イイね!

シリンダーブロック組み上げ。

シリンダーブロック組み上げ。単車を買ったり、GDBオイルパンを流用するか検討したり、色々と迷ってたおかげで遅々として進んでいないエンジンオーバーホール。

ぼんやりしていたら、夏までに載せ替えられないな。
お盆までにはNEWエンジンの慣らしまで終わらせて、秋田へ帰省したい。
今回のゴールデンウィークは、中3日平日だったので子供たちは学校。
4日間で秋田は流石にゆっくり出来ないので、家で過ごしました。


それでも何とか合間を見つけて腰下くらいは完成させたので、まとめておきましょうか。


今回使うEJ207のオープンデッキシリンダー。

ガスケットは抜けるわメタルは流れるわで、20年間大変楽しませてもらった本来搭載のEJ20Kには退役してもらって、強度があるというEJ207の腰下を譲り受け、作り直しています。



何が具体的に違うのか、後で検証しようと思いジャケットの深さなど簡単な計測。
ボルトの取り付け座面は全てガスケット面から80ミリ。
底の方はうねうねしており、40ミリなど浅いところもあります。



対してこちらは昔降ろしたEJ20Kのシリンダーブロック。
ベランダのコンテナから引っ張り出しました。
場所取るだけで使うことないからな・・・処分だろ。


20Kもボルトの取り付け座面は80ミリでした。


EJ20Kのウォータージャケット全景。
明らかに207よりすっきりしていてジャケットが深い。



ボルトの座面以外は一様に深く、207のように浅い所が無い。


こちらは再びEJ207。
写真では判りにくいが、大小のリブが追加されており、部分的に40ミリまで浅くなっている所が出来ている。


オイルパン側はリブが一本づつ追加されている。


上面側は太いリブが入り、フロント側はそのまま浅底になっている。
成る程、浅底オープンデッキだ。



ぱっと見同じで代わり映えしないと思っていたので、強度アップも半信半疑でしたが、ようやく腑に落ちました。

最強はセミクローズドデッキは間違いないでしょうが、これだけメーカーが意識して対策してきているのだから、ただのEJ20Kよりは遥かにいいでしょう。
極端なパワーアップを求めない限りこれで充分なのかも知れません。




シリンダーにピストンを押し込む前に、ピストン合口の位置関係や、レールの返しなどが溝に合っているか再度確認。


シリンダー内壁にたっぷりとアッセンブリールブを塗り付けて・・・


ウチで20年選手のアストロ製リングコンプレッサーを使い、ピストンをどつき込みます。
普通はブロック同士接合した後、最後にピストン挿入かな?
ま、先に入れても変わらないかと。


メーンベアリングやブロック間のOリング、ジャケット内締結ボルトのシールワッシャーなどを準備してシリンダーブロック接合の最終確認。
液体ガスケットは家にあったロックタイトですが、条件を満たしていれば何でも大丈夫だと思う。


締結ボルトもウォータジャケット内で留まるものとそうでないものがあるので、シールワッシャーの必要なボルトを間違えないように。


クランクベアリングだけで3種類。
溝あり幅広2か所、細身プレーン2か所、溝ありスラストベアリング付き1か所。


スラストベアリング付きは一番リヤ側に。


あとは細身と溝ありが交互に来ます。



分解時の元々のベアリングが流れかけていたのが気がかりですね。
瞬間的に油膜切れが起きたことが原因だと思います。
やはりシリンダーブロック自体の強度は上がっていても、ベアリングが流れる事とは原因が別なんですね。
オイルクーラーやら、オイルパン、バッフルの形状など、個別に対策しなければ抜本的な解決にはならないでしょう。
やっぱりオイルポンプはテンションスプリングのプリロード調整もした方が良いな。(アイドリングで温間時2キロ近くあると安心)


GC8は、サイドターンからの全開立ち上がりなどでのメタルブローが多い。
小旋回での高G状態によるポンプの空吸いが原因である。
なので、なるべく油面を高く保つために、問題が生じない範囲で多めにオイルを入れておいたり(規定量より500ml程度は大丈夫)、硬めのオイルを使用したり(夏場20W-60冬場15W-50など)油温が高くなり過ぎないようにオイルクーラーなどで冷やす(サラサラだと偏りやすくなる)。
油温計を付けて110℃未満を保てるようにコントロールする。
バッフルスチフナなどで、オイルの片寄りを物理的に抑える。
などが効果的である。




メーンベアリングとジャーナル部分にはたっぷり組み付け油を塗付して、


丁寧にクランクシャフトアセンブリをどちらかのブロックに乗せます。
乗せたシリンダーブロックの気筒を担当するコンロッドを下にぶら下げ、残りの2本を上に立たせておきます。
大小4か所のOリングを乗せておき、合わせ目に液体ガスケットを塗っていきます。


GR86の液ガス問題なんかがありますからね。
EJでも充分に同じことが起きると思うので、多過ぎず、かと言って足りないなんて事が無いようにしっかりと塗布します。
特に内側に沢山はみ出ないように配慮しました。
それでもやはり気持ち多めに付けてしまいますがね・・・。



あとは規定の方法でボルトを締め付けます。
(2キロで仮締めののち、90°の角度締め、対角順守)
外殻の細かいネジは後から付ければ大丈夫。



あとはコンロッドとピストンの結合ですが・・・
4グラム軽いGDBピストンピンを流用しようと思ったら、GCピストン用より少し長いんですね・・・これでは使えない。
GC8とGDB、ピストン寸法全く一緒ではないんだな。



コンロッドが動いてしまいやすく、なかなかピストンピンとの穴位置が合いにくいので、クランクシャフト側から適当なレバーなどでコンロッドを固定して入れました。



意外とすんなりいかないので、4か所入れるのにずいぶん時間が掛かってしまった・・・高々ピストンピンを入れるだけでこんなに苦戦したっけか。

ポカを出来ない部分なので、集中力が切れたら一旦辞めることにしています。




サービスホールのメクラ蓋のパッキンを全て新品にし、閉じる前にピストンピンサークリップが完璧に嵌っているかを再確認します。

こういう事は何度も何度も確認するんだよ。



クランクケース内のM6のネジも忘れずに取り付けし、ケースの内側の見える範囲内の液ガスのはみ出しを手で撫でつけておきます。(剥離防止)




クランクシールリヤを取り付け、
新品パッキンとクランクシールフロントを取り付けたオイルポンプこれまた液ガスで貼り付けます。(フロントのクランクシールは後でだと打ち込みづらいよ)

サーモスタットも調子良さそうなので純正の78℃をそのまま使用。
(これ以上下げると、冬場ヒーターが暖まらないです・・)



そして、悩んだ挙句購入に踏み切ったGDB等長エキマニ用オイルパンセット。

オイルパンがGC用より深くなるので、オイルレベルゲージとオイルストレーナーもGDB用を使わなければなりません。
ガイドはGC用もGD用も同じ物なので買ってません。


取り敢えずエキマニは現状のGC用シムスを続投しますが、次タービンが逝ったらGDBツインスクロールタービンとエキマニを投入予定。
後で車載でオイルパン替えるの面倒くさいからね。


中古品ですが、オイルパンバッフルもGDB用に換えます。


吸い込み口の形状が変わっており、オイルパンに合わせて少し長くなっていますね。
オイルパンをぶつけて凹ませても、底と密着しないように、イボが付いたシュラウド形状になっています。



取り付けするとこんな感じ。
ストレーナーの麓のパッキンを入れ忘れるとエア吸っちゃうので注意。


あとは忘れ物がないか確認したらクランクケース同様、液体ガスケットにてオイルパン取り付けたら腰下終了。


GC8後期型EJ207シリンダーブロック流用、ピストン再使用、GDB純正コンロッド流用、ピストンリングとベアリング類全新品、オイルストーンによるガスケット面修正、GDBオイルパン流用など。

オーバーサイズピストン使ってシリンダー掘り直して、ブロック上面面研までして~とか、社外コンロッドにバッフルスチフナに・・・お金を掛ければ幾らでももっと良くすることは出来るだろうけど、



贅沢言わなければこの辺で充分かな、とは思う。


エンジンってのは案外丈夫で、20万キロ走ったって、50万キロ走ったって、実際はメタルだのピストンクリアランスだのなんて殆ど基準値で収まってたりする。

メタルが流れたり、ガスケットが抜けたり、オーバーヒートさせたりだとか、明らかなトラブルを発生させない限り、オーバーホールなんて必要ない事が殆どである。

カムやクランクのオイルシールだとか、タペットカバーのパッキンくらい替えてオイル滲みだけ気にしておけば、大概は50万キロだって80万キロだってそのまま使えるのがエンジンなのである。



私のGC8のように、型式特有のウイークポイントがあるのに対策が不十分のまま競技レベルのシビアコンディションに持ち込んでしまうから壊れてしまうのであって、
ノーマルのEJ20Kであったって、普通の人が普通に足で使うだけならまず壊れずに何十万キロも使える筈である。
きちんとメンテナンスを怠らなければ、完全潤滑が果たされているエンジンというものは恐ろしく頑丈なものである。
10万キロ乗ったから、20万キロ乗ったからと言って、トラブルの出ていないエンジンをフルオーバーホールする必要など全くないのだ。

チューニング系の雑誌やらショップのいう事なんて鵜呑みにしてはいけないよ。
知らないからって大袈裟に言ってる事が殆ど。



実際は壊れてから直せばいいのだ。


alt浅底オープンデッキ。
Posted at 2024/05/05 23:08:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | EJ20壊して直す | クルマ

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何シテル?   06/30 04:17
だ い です。空白が二つですw 板金塗装と整備をちょこっとかじってマス。
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2009/09/13 00:37:18
 

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