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2023年12月30日 イイね!

冬季ルーティーン

冬季ルーティーン冬支度。

冬の帰省前にショック、スタビライザー共に純正サスペンションに戻し、春に夏用に戻すと言う毎年毎年行っている馬鹿馬鹿しい作業である。

馬鹿馬鹿しいとは思うのだが、足周りを中心に不具合の点検も出来るし、足周りを定期的に分解することで、固着も防げる。
何か理由がないと基本的に何もしないので、こういうルーティーンを決めてしまうことも自分には大事かなと思っている。


今回もクスコのスタビを外したら、ブッシュがグズグズ。
(写真右側ね)部品準備してないな。。
と思ったが、納戸を探したら中古だが形を保っているものを発見w(写真左側)

取り敢えず純正スタビには戻せるな。

ショックも後期の倒立タイプ純正へ。
先日応急処置をした燃料配管も特に問題なし。
少し気になったのは、燃料とは反対側にあるリヤブレーキの配管。
室内を通してるパイプからリヤキャリバーへ向かう配管をジョイントしている2ウェイのブロックがありますが、フルードの滲みがある。
僅かな滲みだが気になる。

だからと言って無闇に増し締めなどは危険だろうな。
明日の晩には秋田へ発たなくてはならない。
喫緊の問題がない場合、調達の間に合わない部品はノータッチが基本だ。

帰ってきたら、部品を準備して改修に着手しよう。


あとは、これも大至急と言う訳ではないが、リヤメンバーのボルト周辺の腐りが酷い。
22か24ミリ位のデカいボルトで留まっているが、外れるか怪しい雰囲気。

かなり大掛かりになるがメンバー交換を含めて、アーム類のブッシュや燃料タンク周りのリフレッシュなどまとめてやってしまおう。


今年新調したAR-1も走ってないんでまたまだバリ山。
ちゃんと室内で保管しとこう。

最近は走りのイベントも開催してないですし、全然走ってないんですが···
GCのエンジンがそろそろ限界なんでね、運動会で使ったら多分帰ってこられなくなる。
ヲレの都合で申し訳ないですが、エンジン作り直すまでちょっとまってくれい。


今回は、仕事納めから秋田帰省まで2日のインターバルがあったので、普段出来ない事をしようかなと。



先日バンパーの補修塗装をしたこともあって、ボカした所は磨いたりしないと本来のツヤは戻らない。
元来自分などは無頓着なので、クルマをそこまで綺麗にしておこうとかは思わない方ですが、

たまには綺麗にしようかな、と思って全体的にざっとポリッシャーで磨きました。



しかし、もうこのGC8も初年度から25年も経ってしまった。
壊れるところも予測が出来ない。
いよいよ面倒臭くなってきたな。

部品もかなり廃盤になっていて、ドアウェザストリップなども廃盤になってしまったようだ。(交換したかったんだけどな。)

あらゆる部品が出ないと思って付き合わないと難しくなってくる。
工夫と流用、製作でどれだけ対応出来るかが勝負になるな。


GC8も去年今年で相場が爆上がりでとんでもないことになっている。
これから買おうって奴はかなり覚悟した方がいい。
かなり大変な思いをするだろう。

オススメはしない。




楽しくていいクルマなんだけどな。
形あるものはいつか壊れる。
いつまでも同じでいられる物なんて此の世には存在しない。
ある程度のアイデアと工夫で乗り続けるには限界があるからね。

そこを越えて何とかしようとすると、割に合わない手間と費用が掛かる。

ヲレ程度の覚悟と予算ではそろそろ限界が近いと感じている。
市場に出回っている魅力的な純エンジン車もそろそろ残り物の争奪戦になる。
いいクルマを一番旬の時期に乗る。
これが一番なんだよ本当は。



色々と考える時期にきてるなぁ。



ただまぁ、最後に一回エンジンは作り直す。
気になるところをしっかり改修してから、ゆっくり考えたい。

実用的でラクなヤツから、走りのマシンに戻るかどうか。



1つのクルマを20年から乗ってしまう自分としては、向こう20年を考えたら次が最後のクルマの可能性がある。
もう70手前になるからね。
そこから次のクルマってもうガソリン車じゃないだろ。



世界のクルマは最終的にEVには移行しない。
脱炭素社会が目標と言うのなら、理論的に考えたら電気自動車じゃないのは馬鹿じゃなければ判る。
脱炭素社会という理想其の物がそもそも国家間競争の欺瞞だが、化石燃料に頼らざるを得ないEV自体が普及前にオワコンなのである。

フューエルセル車若しくは水素エンジン車の実用化が次の自動車の未来である。
水素を利用するエンジンは簡単そうで実は難しいハードルがある。
水素は金属を侵す特性があり、コーティングを施すことによって何とか水素エンジンを完成させてはいるが、摺動部分の耐久性に関してはなかなか難しい部分がある筈だ。

要するに長持ちしないのである。
エンジンオイルも従来の鉱物油では厳しい筈だ。

しかし、あと10年もあれば何とかしてくるだろうな。


そこが完成するまでガソリンエンジン車は無くならない筈なので、まだ猶予はあるが、その過渡期をハイブリッドやEVが悪戯に占拠するので、居心地の悪いガソリン車はマイノリティーになる。


色々と考えると今なんだよな···。




そんな事を考えながらの今年最後のマシンメンテナンス。
そしてこのブログを書いているのが2023年の大晦日である。
alt私はもう秋田です。みなさん良いお年を!


Posted at 2023/12/31 20:51:25 | コメント(1) | トラックバック(0) | GC8メンテナンス | クルマ
2023年12月28日 イイね!

年末のりもの運

年末のりもの運歳の瀬。
今年ももうあと僅かですね。

毎年毎年似たような事を言ってる気がしますが・・・
今年は夏ごろから転勤で本店の厚木になってしまったので、地獄のように忙しく何か考えていた事も一切出来ず終い。

でもそういう時に限って、色々あるんですよね。


スタートは妻のエブリイのパンク。
週末妻と買い物にエブリイで出掛けようとしたら、何かリヤがバタつく感じが、
加速でアクセルを踏み込むとバタバタ振動する。

何だろうと停めて確認すると、左リヤタイヤがパンクしてました。。

え~、いつパンクしたんだろう。


すると妻は、「あ~だからここ二三日変な感じがしたのか。」だって。
ずっとこの状態で乗ってたのかよ・・・

確かにフロントだとまともに舵が切れないので直ぐにパンクって判りますが、リヤだと何か振動があるなって感じだけで結構走れちゃうんですよね。
聞けば、狭い道でのすれ違いで、相手が大して端に寄ってくれないおかげで縁石に乗り上げる羽目になった事があったとの事。

オールテレーンのオープンカントリーが縁石に乗り上げただけでパンクするだろうか。

単に釘でも刺さってるのかと思い、タイヤを仔細に眺めると・・・

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内側のサイドウォールにデカい穴が開いていました・・・。
これは捨てるしかないなぁ。


エブリイを買って直ぐに取り付けオープンカントリーR/T。
もう3年以上使って山もだいぶ減っていたのでね、4駆ということもあり、4本全て交換しました。

毎日妻の通勤で使い、キャンプ場への長い未舗装路や河原へも不安なく進入していけます。
ブロックタイヤにありがちなロードノイズも殆ど無いですし、
なんだこのタイヤ、凄い優秀・・・と感心しましたね。

また向こう3~4年よろしく頼むぜ。


な感じで、交換完了。



そして週明け、いつもの如くKSRでパカパカ言いながら通勤していると、
急にブスブスエンスト。
加速中の強制失火という感じだったので、無駄かとは思いましたが、キックに押し掛けにとやってみましたが火は戻らず。

停止場所も家と会社の丁度中間地点くらいで、押して行けも帰れもしない。
会社まで押せたところで帰れないのだから、先に処理しないといけません。
その場でググると自動車保険の原付用のファミリーバイク特約では、バイクのレッカーは適応されないらしいので、ココは久しぶりにジャフを呼ぶことに。

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通勤時間帯という事もあり混んでるので、一時間ほどの待機の末、引き揚げに来てくれました。

ううむ、今度はバイクか。



クソッ!原因は何だ。

止まり方としては以前あったジェネレーター不良の時と同じだ。
点火系なのは間違いないな。

この間直したジョグも何日か乗ったら圧縮が掛からなくなり再び不動。
損傷ピストンをそのまま使ったのが良くなかったようで、ピストンが割れたのかも知れません。

なので・・バイク全滅の為、すぐどちらかを直せなければ、当面クルマ通勤になってしまう。
今の通勤先は朝の渋滞がえげつないエリアで、バイクだと25分の距離ですが、クルマだと1時間以上は見ないといけません。


それは困るな。


取り敢えず今日はクルマで出直して、帰ってからマシンをバラしてみるか。
会社も多忙を極めているので、帰りも遅いです。
深残後のマシンメンテナンスは気が引けますが、直るにせよ直らないにせよ、原因だけでも特定しておかないと。

数時間の遅刻となりましたが、GC8の出動でやり過ごします。

しっかり残業して、帰宅は21時。
クルマを駐車場に駐めると、なんかガソリン臭いな・・・。
チャコールからの解放ガスにしては臭いがしっかりします。

スマホのライトでクルマの下回りを覗き込むと、明らかに液体がぽたぽたと滴っていて液溜まりが出来ている。

うわうわ
ガソリンでこの漏り方はヤバイな。
何だどのラインから漏れてんだ?と、滴ってくるホースラインを手で揺すって確認していると、何かにトドメを差したらしく、堰を切ったようにジャーと漏れ出してきました。


ヤバイヤバイ。

ホース内の残油が出て来るという感じではなく、タンクの燃料がサイフォンの原理で降りてきている感じです。
このままだとすぐ空になるな。

漏れてきているのはコネクター接続のデリバリーチューブとパイピングの接続部。
確か、燃料ポンプ側もコネクター接続だったハズ。

その場で急いでリヤシートを取って、燃料ポンプの天蓋へアクセス。
コネクターのロックを外しデリバリチューブを引っこ抜きます。
取り敢えずとめどないガソリンの漏洩は阻止する事ができました。


さてどうする。


ジョグもKSRも不動ちうなので走れる乗り物が無いw
まず、明日何で会社に行くかみたいな話で・・・KSRがすぐ直るなら、取り敢えずGC8は週末まで寝かせておいても良いのですが、

このあと仕切り直しでKSRに取り掛かって結局直らなかったら・・・からのGC8再着手は。。
流石に削られ過ぎてて想像したくない。

今この流れから、GCの応急処置を遣り切った方が方が良いと判断。
慌てると碌な事が無いので、パンタの片輪ジャッキアップみたいな事はせず、ウマとジャッキでしっかり上げて、燃料ホースのΦ数違い数種を持ってクルマの下に潜ります。

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場所はリヤシート左のお尻の下くらいの所で、燃料タンクから下りてきているホースがパイプに切り替わり、室内に引き込まれている辺り。

揺すっただけでパイプが折れてしまいました。

燃圧がもろに掛かるデリバリーラインだけゴムホースではなくてポリチューブで出来ているので、ホースバンド式ではなくカプラー接続になっています。
これに刺さっているスチールパイプがコネクター内部で腐って、崩壊してしまっています。
ホースのように切って詰めてバンドで留め直しが出来ない・・・


どうしようかな・・・と考えた結果。

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パイプの腐ってる所はきれいな所でパイプカッターでカット。
ここに内径Φ8のホースは接続できます。

反対のチューブ側はコネクターの中に腐ったパイプの残骸が齧って残ってしまい、取り出せそうもないので、潔くコネクター部はカット。
切りっ放しのポリチューブは肉厚の硬めで、先ほどカットしたパイプと同径くらい。

これを燃料ホースで接続すればいいんじゃない?

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てなわけで、応急処置完了。

ちゃんと直すならタンク降ろしてチューブ交換(やるなら他のホースも全交換)ですし、あとはカットしてしまったパイプも全交換(室内側ASSYなので大変)しないといけないので、かなり大掛かりになる。
多分年内出来ないですし秋田へも帰らないといけない。
応急処置の信頼性が求められるところです。


チューブ側もパイプ側も、フルパワーで漸く押し込める位のキツキツ具合なので、これをトライドンで締め付けとけばまず外れる事は想像できない。
燃圧なんてせいぜい3キロとか4キロ位ですからね、まず大丈夫でしょう。
多分廃車まで大丈夫そうですが・・・

ここは年明けちゃんと直しましょうね。

深残帰宅後に師走の寒空の中、漏れ出て来るガソリンと格闘しながら、23時過ぎまでクルマの下に潜っているって言う・・・

当然KSRは見てる暇ありません。


翌日も仕方が無いのでGC8で出勤。
5時に起きて弁当の準備をし、いつもよりかなり早めに出て余裕の出勤でしたが・・・


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会社まで5分という所で、前に居た産廃のトラックが坂道でゆっくり下がって来る。
渋滞で後ろは詰まってるしどうにもできない。

死ぬほどクラクションを鳴らしましたが全然気づいてないのか間に合わず、ゴリゴリ!
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バンパー逝かれました。


いや~ごめんごめんって感じで笑顔で降りてきたオッサン。
おいおいテメー笑い事じゃねーんだよ。

コッチは昨日のゴタゴタのせいで遅刻はするわ疲れ切ってるわで、これ以上の面倒は勘弁して欲しいのによ・・・。
只でさえ朝の大渋滞の最中、下らねえ貰い事故か何かで警察呼んで事故処理した挙句再び遅刻とかありえないんですよ。
オマケに、後ろにいるヲレが突っ込んだ事故みたいに見られるし最悪の極み。

「おいオッサン!やってくれるじゃねーか!」

「いや~スイマセン・・サイドが甘かったみたいで。」

「どーすんだよこんな所で・・・その先広くなってるから取り敢えず寄せてよ。」

大渋滞の129号線の道の真ん中で事故処理なんかしてたら、空缶か何か投げつけられるだろ・・・。
端に寄せて降りてきた後も、オッサンはどうしていいか判らないようで、ヲレからのアクションを待つばかり。

「う~ん、どうしよっかな・・・。」

少し考えたが、こんなバンパーの擦り傷くらいででしっかり警察呼んで事故処理して保険屋に電話して、板金屋にクルマ預けて見積りとってあちこち何回も電話して・・・こんな師走に考えられないぜ。


「もう面倒くさいし遅刻したくないからさ、今現金渡せるんだったら、それでお仕舞でもいいぜ。」

「い、幾らですか?」

「3万。3万出せるんだったら現場示談でいいよ、今持ってないの?」

「今手持ちがないんです。」

「じゃあ、面倒でもしっかりやるしかねえかなぁ・・・ちゃんと見積り取っちゃうからそっちも保険使う事になると思うよ。」

「あ、でもこのあと取引先の事務所に行くんで、そこで借りて来られます!一緒に来てもらえれば直ぐ渡せます。」

「そんなことしてたら遅刻しちゃうからよ、ヲレの会社もこの先だからさ、後で届けてくれるんだったら構わないよ。」

「じゃあ後でお持ちします!」

「逃げたら大変な事になっちゃうからよ、ちゃんとしてね。」



相手のトラックのナンバーとオジサンの免許証だけスマホで撮影し、携帯の番号を交換。
事故からおよそ5分でその場を解散した。


警察呼んでしっかりやれば保険屋からだいぶ絞り取れたとは思うが、そこに至るまでの煩雑さが金には代えられない程嫌だった。
次の日曜日にでも半日くらい費やせば、バンパーくらい塗りなおせる。
貴重な休みを半日も持って行かれるんだ、材料費も含めて、3万じゃ安すぎる位かなと思ったが、7万だ10万だと言えば向こうもポンと出せない可能性がある。
やっぱり警察と保険屋挟んでちゃんとやりたいですと言われても面倒。

故の3万円。

別にコッチもこんな下らない所で儲ける気ないんでね。
これでいいだろう。


30分後位にオジサンはちゃんと3万円持ってきましたよw
「本当に有難うございました。」と深々と頭を下げて帰っていきました。

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日曜日は幸い暖かかったので、朝からバンパー修理。
発電機とコンプレッサーを持ち出して、一気にカタを付けます。

夕方には長男の運動靴を買いに行かないといけないので、昼過ぎには全部終わらせたい。

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サンダーで傷を均して、ついでに沢山あった飛び石の痕や汚かったコアサポートも一緒にきれいにしてしまおう。
色はだいぶ前に調色したものがまだ残ってるので問題無し。

何が面倒ってマスキングが面倒なんだよね。

研ぐのも塗るのも10分15分ですが、マスキングが1時間位掛かります。
養生がいい加減だと中にペンキが吹き込んでしまって酷い事になる。


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あとは近所の空き地をちょっと拝借して塗装。
田舎だからね・・裏の山陰に冬場は閉園している植物園の第三駐車場みたいなのがあって、囲いも仕切りも何もない只の空き地になっているんですよね。
厳密には市の持ち物なのかなぁ。

たまに一画を活用させてもらっている。


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フロントフェンダーも飛び石による欠けや、爪折りしたアーチ部の塗装割れなどがあったので一緒にぼかしで塗りました。

終わってしまえばね、手元に残るのは3万円だけ。
そう考えれば結果プラスだなw
お小遣いなどを基本的に貰っていない自分としては、手元の現金が非常に重要だったりする。


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因みにKSRは、ジェネレーターを外して点検しようとしましたら、引っ張っただけで点火系のカプラーが外れてきてしまった。。
爪があるんだから抜けない筈なんですが・・・まさか、ちゃんと嵌めてなかった?

原因はこれだけ。

しっかりカプラーを押し込んだらエンジンは問題なく掛かりましたとさ。(アホか・・・)


暮れの忙しい最中、乗り物系のアンラック連発。
ぎりぎり捌き切れる位のマイナートラブル連投で無駄に疲れましたが・・・


何とか無事年越しを迎えられそうですw

altあとはGCの冬支度と帰省前点検だけだな

Posted at 2023/12/29 18:57:02 | コメント(1) | トラックバック(0) | GC8メンテナンス | クルマ
2023年11月04日 イイね!

ふたり登山

ふたり登山本当は家族四人全員で紅葉登山を計画していたんですが、保育園6年間皆勤賞だった長男が前日から発熱でダウン。
この週で行かれないと向こう何週間かは予定が詰まっていたので、今年は中止か・・どうしようか。。
となったんだけど、折角なので次男の蓮と二人で行く事にしました。


去年の八ヶ岳から、登山なんて絶対行かねえ!とか言ってた筈なんだけど・・(スペシャルハードコースだったからね。。)今回どういう訳か、すんなり付いてきました。

子供のウエアや靴なんか、半年一年ですぐにサイズアウトしてしまうので、どんどん使わないと一、二回使って直ぐ捨てる羽目になる。
蓮のウエアも靴も長男のお下がりですが、今回行かなければ、来年の春にはもう着られないでしょうからね、服や靴が勿体ないから登山に行く訳ではないですが・・・でもまぁ、勿体ないから行くのかなww

今年の紅葉も観ないと勿体ないし、ウエアも登山靴も使わないと勿体ない。
動ける人間だけで行きましょう。


蓮くらいであれば、山岳でのフィジカルは最早自分と大差ないのですが、子供は長時間だとメンタルが持たないので、割と近所で紅葉が見ごろで3~4時間で回って来られる様なコースに絞った結果、山梨の大菩薩峠に決定。

昔、上日川峠というクルマで行ける登山口くらいまでドライブがてら行った事はあるけれど、実際に登るのは自分も初めてです。

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大菩薩峠と言ったら、登山ルートのディズニーランドみたいなもので、紅葉の時期などは恐ろしく多くの登山客で賑わいます。
自分たちも、それ程出遅れた積りは無いのですが、登山口直近の第一、第二、第三駐車場は既にいっぱいで駐められず、山道を歩いて10分程行った所にある大菩薩湖畔の第四駐車場に漸く案内されました。

臨時の警備員というか案内のおじさんみたいな人が、来るクルマ来るクルマに、殺気立った状態で地図のチラシを渡しながら案内していて、「話を最後まで聞けば質問は一切しなくていい筈だから。」と言うと第四駐車場までの道のりとこの登山口まで戻ってくるルートとを簡潔に説明されました。


こちらからは一言も発するんじゃないというオーラが凄かった。
朝早くから何百台と相手にしてきてるんだろうけど・・・ボランティアではないんだろうし、もう少し愛想良くしても良さそうですけどね。

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紅葉としては、時期的に麓付近が真っ盛りという感じでしたので、上の方はほぼ終わってるかな?
個人的には低山の広葉樹林帯が色付いているのが好きなので、一番いい時期です。

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案内のおじさんの言う通り、第四駐車場から10分程度山を登ると、元来た登山口へ到着。

案内おじさんもどんどん来てしまう駐車場待ちのクルマに詰み始めてるようで、ほんの僅かでも意にそぐわない動きのクルマがあると怒声のような声が聞こえてきます。

駐車場にいく訳ではない客降ろしだけのマイクロバスが、駐車場案内の列で後ろを止めちゃってたら、「何やってんだよ!こんなところで、後ろがつかえてるだろ。少し考えてくれないとこっちは戦争なんだからよ!」と大声で怒られてましたww

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「あのおじさんまた怒ってるよ。」蓮はニヤニヤ。
「怖いねえ、戦争なんだって。」というと、「戦争・・。」と苦虫を噛み潰したような顔をしてはにかんでました。


定番ルートの「登山口→福ちゃん荘→唐松尾根→雷岩→大菩薩峠→富士見山荘→福ちゃん荘→登山口」で戻ってくる登山。
たらたらやっても四時間弱のルート。
登山というよりややアップダウンが大きいハイキングと言った感じです。
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蓮は2015年の11月に生まれたので、今月で8歳になりました。
今年からサッカーを始めたので、地元のチームに入って活動的に過ごしています。
土日にある練習試合の送り迎えなどが大変だが、長らくやりたいことが見つからず、ゲームだけに明け暮れていた蓮が自分からやりたいと言い出したのだから、やらせない訳にはいかない。

物怖じはしないが、子供のくせにデリカシーがあるというか、理解しつつも余計な
事は言わないタイプなので、何だか昭和的である。
黙って意地と根性で攻略していくので、子供ながらに安心感がある。

漢らしい少年である。


何故、ヲレや妻の遺伝子からこんな男前が生まれてきたのかは不明。
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年がら年中グミばかり食っている。
今回の登山でもハリボーを手放さない。

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身長も漸く120センチを超えたばかりなので、二年生にしては鬼チビであるw

なので、すれ違う登山者が居るごとに、あんなに小さい子が・・・という目で見られるのだが・・それが気に食わないらしく口には出さないが、「小さいからって馬鹿にしないで欲しい」という顔をしている。

早く大きくなりたい、大人になりたいという願望が強いんだなぁ。

漫画が好きで、アニメよりもコミックスを好んで読んでいる。
鬼滅の刃に始まり、呪術廻戦、東リベにと、全巻揃える羽目になった。
ヲレ、小学校二年生でそんなに漫画読んでたかなぁ・・・。
四年生くらいになってから、北斗の拳とか聖闘士星矢とか読み始めた記憶はあるけどね。

読むのも速くて、一冊10分位で読んでいる。
大して漢字も知らないくせに流し読みなのだろうと思っていると、一言一句憶えているのか、漫画の内容をランダムに質問しても前後のあらすじ付きでしっかり説明してくれる。

好きなものに対する集中力が凄いな。


ジョジョの奇妙な冒険みたいな大人が読んでも割と難解な漫画でも、きちんと憶えていて説明してくれる。

「なぁ、蓮、結局プッチ神父って誰が倒したんだっけ?」
最後が難しい第6部である。

「エンポリオだけ生き残ってウェザーリポートのディスクを持ってたんだよ・・・忘れたのお父さん。」
忘れる前にちゃんと理解してなかったわw

変な子供である。


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山頂が近づいて樹々が疎らになると、山なみの向こうに立派な富士山が。

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蓮もこれは凄いという顔をしている。
またグミをひとつ口に放り込んで、いひひと笑った。

今回は蓮にも結構しっかりと荷物を背負わせた。
荷物も無くただ歩くだけの登山なんて誰にでもできるからね。
自分の物は自分で持つ。

そういう当たり前のことを少しづつ憶えていけばいい。


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ひとしきり登り風景が開けてくると、雷岩という稜線上のひとつのピークに到着する。
西側にはかつての塩山市であった(現在は甲州市)市井が広がっているのが見える。

標高が2000メートルに迫ると広葉樹林は少なくなり、まばらに生えるカラマツなどの針葉樹とカヤトの野原が殆どになる。
黄金色のススキが秋の陽光の中で揺れている。


蓮が黙って岩場の最も高いところによじ登ると、ごろんと仰向けに寝転んだ。
いつでもどこでも寝っ転がって、衣服が汚れる事を全く気にしない子である。

11月の登山の割りに暖かい日で、一応持ってきたダウンジャケットをザックから出すことは一度も無かった。

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日本百名山のひとつ大菩薩嶺(れい)の三等三角点はあとほんの僅かに進んだ林の奥ですが、特に眺望が良い訳ではなく。
最も近接したこの雷岩という所が、大菩薩嶺登山のひとつの要所となっているようだった。

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富士山が見える斜面に、勝手にエアを吸って膨らむロールマットを敷いて休憩。
お湯を沸かしてコーヒーを淹れて飲む。


本当はラーメンでも作って食べる予定でしたが、朝持たされたおにぎりと、ちょいちょい食べていたお菓子などで全く空腹なしw
これ以上食ったら登山なのに太って帰るようだよ。

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しかし美しい稜線だね。
この南北に連なる長大な稜線は大菩薩連嶺と呼ばれ、奥秩父山塊の南端に位置する。

特に大菩薩嶺から大菩薩峠の区間は開けていて眺望が良く人気の区間の為、紅葉の時期などは信じられない程のハイカーが訪れる。
平日のディズニーランド位と言ったら判りやすいだろうか。

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常に見えている富士山ももうすっかり冬の装いである。

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休憩の度に片手を差し出してスマホを貸しての合図。
ちょっとの合間でもスマホのゲームをやりたがる。

子供なんてそんなもんだよな。


殆どの人がここから南側の大菩薩峠方面へ稜線歩きをする為、一旦北側へ上る大菩薩嶺のピークは踏まない人が多いようです。
かく言う私たちも別にリザルト的な事は気にしないので、百名山大菩薩嶺を登頂することなく、大菩薩峠を目指します。


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まぁ、キャンプだ登山だと色々アウトドアのレクリエーションを体験させてきてはいるが、これらは単なる親側のエゴでありヲレのやりたいことにただつき合わせているだけである。
大人になるにあたって何かいい影響があるのでは?というような遠回しな画策も特にない。
悪い影響はないだろう、とは思っているが。

ただまぁ、今の内から経験させておけば、もう少し大人になってからも抵抗なくヲレの趣味に付き合ってくれるかなと思っているだけである。



子供たちには子供たちの考えがあり、好きなものがあり、やりたい事があるだろうし、それは止められない。

どんなに蝶よ花よと育てたって、途中まではまともだなと思わせておいて、ヲレのように単車だクルマだとただの爆走族になってしまったりする。
どれだけ周りから白い目で見られたって、それを止める手立てなんて無かった。
馬鹿馬鹿しい事ではあるが、それがその頃のヲレの人生のハイライトであり、生きる理由だったのである。


何かを好きだという事はそういうことなのだ。



人生というのは、こういう馬鹿馬鹿しい事が一番楽しいのである。
人は皆おろかなのだよ。


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ハイカーで渋滞している・・・
凄いなぁ。

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大菩薩峠に到着。

柳沢峠が開通するまではここが青梅街道の要所であり、最大の難所だったらしい。
読んだことは無いが、中里介山の大河小説「大菩薩峠」や日本赤軍の大規模な軍事演習が行われていた事で有名な「大菩薩峠事件」など、様々な歴史の舞台と成った大菩薩峠。

初めてだが来て良かったな。
割と楽な登山なので達成感はそれ程ではないが、素晴らしい眺望と美しい紅葉、子供を連れての適度な登山。
人気のスポットなのも頷けます。

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マユミかな?可愛らしい実をつけている。


さて、あとは下るだけ。
1時間半も下れば、元の登山口まで降りられるはず。


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峠の山荘で買ってやったピンバッジ。

七宝焼きのようにカラフルできれいなのを自分で選んで、陽の光にあててきらきら光るのをいつまでも眺めていました。

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そんなに気にいったか。

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いい時期に登ったね。

なかなか二人だけで出掛ける事ってないから、何かいつもと違う表情を見せるかなと思ったけれど、別にいつもと変わらず。
こいつはいつも周りに気を遣う事も遣わせることも無く、マイペースでいるだけだった。

急に思い出したように学校であった面白かった話だとか、好きなユーチューバーの話だとか、漫画のネタバレの話だとか、はなし始めると止まらない。



「こんな風にお父さんと二人で出掛けるの久しぶりだよな。」そういうと、
「え~この間小さいおばあちゃんちに二人で行ったじゃん、帰り渋滞すごくて。」

小さいおばあちゃんというのはヲレの母親の方のおばあちゃんで、飼ってた犬が亡くなった時に確かに蓮を連れて行ったが・・・忘れてたよ。


もう3年も前の話なんだがな。

子供ってのは何ひとつ忘れてないんだなと思った。


何となく感慨深くなって、
「今日の事も一生忘れないんじゃないか?」そういうと、

きらきら光るピンバッジを陽に翳しながら「たぶんね」とだけ言った。


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駐車場に着くと、左手を出してスマホスマホという仕草をしている。

お前はゲームばっかりだな・・・まあいいや。
今お湯沸かすから、ラーメンだけ食ったら帰ろうぜ。


GC8の脇でザックの中身を広げて、
30年使っているプリムスのワンバーナーを取り出し、再びお湯を沸かした。

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帰り道はスイスイ帰りたかったので、確実に渋滞に嵌まる中央道には乗らずになるべくマイナーな山岳路だけを使って家路へ。



「おい蓮、この先まあまあブッ飛ばすけどよ・・・お父さん馬鹿だけど、クルマの運転だけは上手だからさ、まあ安心して乗っとけよ。」


「うん知ってるよ。」



知ってるってどっちをだよ・・・と思ったが、ヲレの息子だからな、どっちもか。


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ちょいちょい停まってパチコパチコ撮りたいけど、追い抜かれたクルマはまた必ず追い越すことになるのでそれは面倒。
なので、後続車とのアドバンテージを数分とりたいが為に鬼チャージで走るw


それはもう、言葉では表現できないようなとんでもない勢いで、紅く染まった黄昏の峠を走り抜ける。
先の分からない落ち葉で滑るブラインドを、ややドリフト気味にミドルラインで走り抜ける。


クルマってのは不思議なもので、どれだけ滑る路面でも、手前から向きだけ変えておけば、ちゃんと曲がってくれるものである。
右に左にヨーモーメントを途切れさせずに繋げながら、全てのタイヤグリップをコーナリングフォースに換えて旋回していく。
それほどガチの全開という訳でなくとも、操作のタイミングとヨーの使い方だけで、上手くコントロールゾーンに入れる事も出来る。


・・懐かしいなぁ。


昔はこんな風に毎週毎週日曜日にクルマで出掛けて、帰りに交通の少ないマイナーな峠を選んで鬼のようにかっ飛ばして帰る・・・ていうのを繰り返していたね。
まだ明るいからね、一般車も沢山居る、人だって歩いているかも知れない。


そんな中で無様な事故をしないで走り切る為の完璧なリスクマネジメント。
不確定要素の処理能力が公道ランナーに最も必要な要素だと信じて、鍛えて鍛えて鍛えぬいてきた・・というのが、自分の走ってきた道だと思う。

もうゾーンに入ってくると、想像力による予測だとか危険予知というレベルを超えて、この先で何があるか何が起こるか分かるようになってくる。
もう感覚的なものなので、理論的に上手く説明は出来ないが、何故かもう手に取るように判るようになってくる。


意識がゼロポイントフィールドに高次元に接続して、その場所場所での未来の記録を読みだしているかのような、そんな不思議な万能感に没入する事があるのだ。

30年近くもずっと変わらずに、見えないコーナーの先を見抜いてやろうと意識を集中させ続けてきたのである。
良く判らんがそれなりに何かが見える様にもなるんだろうな。


「何かジェットコースターよりヤバいんですけど。」


隣でパウンドケーキをボロボロこぼしながら食べている蓮が、ニカっと笑った。
あ~あ、想像以上にこぼしてるな。。。
ていうか、笑っちゃう程こぼしている・・・そこまでこぼすか。

ちょっとどこかで停めて掃除をしないと・・・
そう思いつつちょうどいい所が無い。
たまたま遅い車をパスしたばかりだし、もう少し下って開けた所があったら端に付けようかな。


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もう数分下ると、もの凄い黄色い塊がある。


「凄いな・・・銀杏か。」


向かいの路側帯に停車して蓮に降りる様に促そうとすると、既に寝入っていました。
衣服もシートもケーキのスポンジだらけである。


「全く汚い小僧だな・・・。」


蓮を抱え上げて、衣服のカスを軽くはたき落とし、リヤシートに放り込む。
疲れているのか、全く起きる事は無かった。
シート座面のカスも車内用の小さい箒と塵取りで掃除しました。


巨大な黄金色の樹を見上げて、何だか今日はいい一日だったな・・・そう思った。




銀杏を前にパチリと1枚収めたら、丁寧にカメラを仕舞った。
あとは家までノンストップで帰るだけである。
alt小二の息子と二人旅

Posted at 2023/12/03 13:27:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | Nature's | 旅行/地域
2023年10月22日 イイね!

アプリオを直してた。

アプリオを直してた。実は去年の暮れ、うちのジョグアプリオ君のエンジンが死亡しまして、直そう直そうと思いつつ、合間合間でちょっとづつやってたら一年経つ所だった。

アプリオは通勤の為に2万円で引っ張ってきた50㏄の2ストのジョグである。
CDIとチャンバーとプーリーだけ替えて毎日通勤で快走していたが、帰り道の長い下り坂での強烈なアクセルオフでエンジンブロー。
ピストンが無くなっちゃったんじゃないかというようなすっぽ抜け感と共に死亡した。
数日前にクラッチのガバナスプリングが片方切れてしまっていたんだが、それが原因で回り過ぎてしまったのかも知れない。

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ベルトだけならいいな・・・という淡い期待は見事に裏切られ、コンロッドはしっかり折れていましたw

全くクソがよ!


2ストの50㏄なんて、大体2~3年くらいで壊れるイメージだな。
・・・って会社のバイク好きの人に話したら、「なかなかない事ですよ・・」って言われた。

ただただヲレが壊してるだけなんだな・・・。


昔は、ヤフオクなんかでも優良な中古エンジンが沢山出ていたので、直すよりもポンと載せ替えた方が早かったので、きちんと直した事なんて無かった。
なので、今回も1万5千円位の赤フィンの3KJを購入。
もうタマ数があまり無いので選ぶ余地はあまりなかった。

「走行はしていませんが初爆は確認しています」みたいな文言に釣られてポチったものの、全くクランキング出来ず。
キックペダルもも全く動かず・・ステップペダルかと思った。

これクランク完全に固着してるな・・・。

よく見れば埃まみれだし、各部の錆が酷い。
近年まで使われていた雰囲気ではない事が判った。

初爆確認済とか嘘つきやがってよ・・・屑鉄じゃねーかクソがよ。


購入後、載せ替えまで数か月経っているので、クレーム言った所でだな・・・。
しかしまあ、こんな按配じゃあ買い直したところで、似たり寄ったりだろうな。
よほど間違いない良品じゃ2~3万しそうだし。
もう1万5千円出してしまっているので、出してもあと1万円までだな。
それ以上掛かるなら捨てようと思った。

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クランクやピストンが生きてれば、ベアリングとか小部品だけで復活できるだろと思ったので、取り敢えず殻割りしてみる。

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クランクベアリングがガチガチに錆びて全く動く気配がありませんが、コンロッド大端の動きはスムース。
ピストンやシリンダーは問題なさそうだったので、このエンジンは生きてるな・・・もしかして当たりじゃねーか?(当たりではない)

取り敢えず最後までバラしていって、そのまま使えそうなものと処置が必要なものとで見分しながら仕舞っていきます。


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バチクソに錆びているクランクベアリング。
数日間ラスペネ漬けにして、

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ギロチンプレスで分離します。
ホント、メインの改修箇所はここだけですね。
あとはそのまま組み直すだけでも走るようにはなるでしょうが、

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ガスケットとか、オイルシールとか、ピストンリングくらい交換しておきますかね・・・占めて7500円くらい。
ピストンリングが地味に高いんだよね。

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新品のクランクベアリングを組み込んで殻を戻します。
確か、そのままだと真芯が出てないから、センター出しをしないといけないんだよね。

昔、リードかなんかのエンジンを直した時にやった気がする。

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シクネスゲージをカウンタウェイトの両側に刺して測りながら、クランクピンを左右から叩いて同じ隙間になるように調整します。


だいたい揃ったね。

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大丈夫そうな気もしたけど、ピストンリングも交換。
小端のベアリングも新品にしました。


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あとは新品のガスケット類を付けて組んでいくだけですね。

カンタンカンタンなどと高を括って組んでいるので、大事な事を見落としている事にこの時は気付いていません。。

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ヘッドさえ付けてしまえば、主機はお仕舞。
あとはジェネレーターやらオイルポンプやらの補機類の取り付けです。


CDIを換えたくないので、ジェネレーターを壊れたエンジンから移植したかったのですが、フライホイールが逆ネジ切ってないタイプのエンジンで、叩こうが炙ろうが、プーラー掛けようが何しても外れないほど固着しており、どうにもならないので、全く同じジェネレーターをヤフオクで購入して装着・・・と思ったら、同じ4極でもカプラーがちょっと違った・・・。
3KJとか4JPとかこの辺のジェネレーター、種類が多過ぎて良く判りません。

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ので、カプラー繋ぎ替えで使う事にします。
一本だけ配線色違いましたが、そのまま繋いでいってみます。

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次はオイルポンプの装着。
元々のアプリオのエンジンは新しめなので電磁ポンプなんですが、買った3KJは古いヤツなので機械式になります。

樹脂への攻撃性の少ないリチウムグリースを充填しました。
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ガスケット、ジェネレーター、フライホイールと装着すればエンジン周りはほぼ終了。

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セルクランキング用のギヤは錆が酷かったので、は元のエンジンから移植。
小さいスプリングとか無くなってしまいそうな小部品が多いので注意です。

セルモーターも新しい方を付けました。

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エンジン完成。

実は忘れててあとで苦労したんだけど、エンジンを車体に取り付けするハンガーを殻を戻すときに嵌めなければならなかったのを忘れていて、また全バラかよ・・・と思いましたが、ハンガーのベアリングを分離してエンジン上で組み戻しました。
口で言うのは簡単だけど、物理的に大変だった・・・(汗

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あとは暇を見つけてエンジンを搭載し、火を入れたら完成だとセルを回すが一向に掛からない。
バッテリーも弱ってきておかしいな・・・とプラグを磨いたりしてクルマのバッテリーからジャンプさせてクランキングするがやはり掛からない。

え~、なんか間違ってるかな~

接続するものなんて燃料のホースとカプラー三つくらいしかないので、良く判らない。

半年以上放置していたから、キャブレターが詰まってしまったかも!
と、ジェットをホジホジしたりして燃料の供給を確認。
エアクリーナーの入り口やマフラーの出口に地蜂が巣を作ってる塞いでる事もあるので、諸々確認。

異常なし。

でも掛からない。


F○CK!!!

何だか良く判らないが兎に角掛からないので、日も暮れてきたし終了。


取り敢えず不貞腐れて数日放っておいたんですが、組み立て作業の写真なんかをぼんやり見返したりして、あれ、もしかして・・・という箇所に辿り着く。
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ピストンの矢印が上を向いてしまっている。

いつもの癖で、矢印は上とか前だろという常識で何も考えずに組んでしまっていましたが、2ストロークエンジンのピストンの矢印は排気の流れる方向だった気がする。

ググって調べてみると、やはり矢印を排気ポートの方へ向けるとある。

ああ~やっぱりそうだよ・・なんで忘れてたんだろう。
組みながら思い出しもしないなんて。
原付のエンジンなんて、機械を触る男の子が初めて組むエンジンだろうし、その頃はちゃんと調べて作業していたんだろうな。。。

KSRは排気の方向がフロント側だから知らなくても間違えなかった訳だw


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取り敢えず腰上だけの問題なので、車上でバラして組み直します。
しっかり上を向いている矢印。

2ストロークエンジンは吸排気バルブというものが無く、リードバルブという負圧で開くフラップのようなものがついているだけなので、スカートの片側だけにあるサイドホールを排気ポート側に向けて効率的に排気しないと吸排気の流れが生まれないんだそうな。

それを逆向きに付けちまったらそりゃあエンジンは掛からないわな。

ただ、問題が一つあって、写真を見ると判りますが、トップリングが無くなっている。。。
ピストンを逆に付けてしまうとピンで位置決めされている合口が排気ポート側になってしまい、リングが開いて破損してしまうのだそう。
知らないで長めにクランキングしてしまったからな・・・

ピストンにはやや傷がはいっていましたが、圧縮には関係無さそうな箇所で、シリンダーは無傷で済みました。
ピストンリングが無い・・・と思いましたが、コンロッドの折れたピストンからトップリングを移植w

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無事組み戻せましたwww
(無茶苦茶だなおい)

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バッテリーをしっかり充電し直して・・・

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諸々組み戻して・・・エンジン掛かるか?
緊張の一瞬。

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少し長めのクランキングののち、無事エンジン始動となりました。

久々のチャンバー着用のジョグ・・・しかしうるせーなw
アラフィフの乗り物ではないな・・・。

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あとはイグニッションスイッチパネルを作り直しました。
※キーシリンダーはいつだったか壊れて回らなくなったので外して捨てました・・まさか鍵がないとは誰も思わないようで、罠感も凄く誰も盗みませんw
メットインはスイッチを見えない所に移してあります。

まぁ、鍵付きの家の駐輪場と会社しか往復しないんでね。
怖い時はいちおう自転車用のワイヤーロックを掛けます。


試運転して問題なかったので、通勤に使ってみましたが快調。

ただ、ウエイトローラーがまだ少し重いかな?
もう1グラム軽くしてみようかな。
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altそろそろ単車欲しいんで売ろうかなと思っていますが、普通の人にはハードル高いかw
Posted at 2023/11/01 06:42:38 | コメント(1) | トラックバック(0) | JOGがやってきた | クルマ
2023年08月11日 イイね!

夏を振り返って

夏を振り返って漸く夏が終わった。

ホントに先週位まで食い下がる様な真夏だった感じだが、10月に入って漸くトドメを差された今年の夏であった。
7月、8月の暑さ・・・会社の忙しさがピークを迎えていた事も相まってフィジカルが限界ギリギリだったな・・・。
会社と家との往復だけで終わる日々であった。

あっという間に9月、10月である。


でもGCの整備はしっかりしておいたので、お盆は何の不安も無く秋田へ帰省できました。


4年ぶりの夏の秋田。
広大な水田地帯と広い空、これが見たかったんだよなぁ。

長時間の運転でもチェックランプの点灯なども無く、失火による加速不良も完治してました。

タイヤも新品ですし言う事ないな。




でも今年はコロナ騒動明け最初の夏休みという事もあって、道路が凄かったな。
いつもなら5時間程度の道程ですが、9時間も掛かってしまった。
夜中の2時に出たのに、首都高の川口線の時点でのクルマの台数が過去イチ。

この雰囲気では、7時前に福島を抜けられないだろうな・・・そう思いながら東北道に入った。
大型連休の高速道路は、6時台のうちにあらかた走り抜けておかないとマズイ。
案の定那須を過ぎた辺りからノロノロ運転になる場所が増え始め、国見や菅生の辺りでも大渋滞が発生することが予想できたので、福島市からE13東北中央自動車道という米沢、山形、新庄と経由して湯沢から秋田県に入るルートを選択。

震災後に13号線沿いに出来た新しい道路で、混まない上に恐ろしくスピードが出せるワープゾーン。
親の仇のような素晴らしい速力で距離を稼ぎ、福島市の分岐から僅か1時間足らずで湯沢市に入れたのはお義父さん達には内緒の話である。




実家の裏山の高台から鳥海山を眺める。

秋田富士と呼ばれる鳥海山。
いつも遠くから眺めるばかりでまだ登った事はない。


今度来た時こそ!と毎回思うものの、結構ガチ登山になるので、しっかり準備してくるのが面倒くさいんだよね。
GCじゃ、これ以上荷物積めないからね・・・エブリイで帰ることになったりしたら登山の準備もしてこようかな。



裏山の高台にはおにやんま君・・じゃなくて本物のオニヤンマが沢山飛んでいました。
スズメバチさえ捕食する日本の昆虫界最強のドラゴンフライオニヤンマ。
今はおにやんま君という虫よけ用のブローチが流行っているそうですよ。


付けようと思っていたマフラーがガラガラ言ってたので、GDB純正マフラーのままだったヲレのGC8。
別に抜けも悪くならないし、このままでもいいかな・・・
カーステレオの音楽も良く聞こえるしw

タコ足やメタルキャタライザーの効率化も別にスポイルしてないし、つくづくマフラーって音だけだなと思う。

ま、その音が大事だったりするんだけどね。




夜になると降り注ぐような星空がヤバイ。
もやもや煙のように立ち上がってるのが天の川です。
実家の家の前でこの銀河。

やっぱり空が澄んでるんだなぁ。

家族みんなで少し見上げていただけですが、結構ヒュンヒュンと流れ星が。
田舎の夜空は普通に凄いなと思っていましたが、あとで調べたらたまたまペルセウス座流星群が最接近していただけでしたww


ひとつだけ捕まえられました。



午前中は宿題をして


お昼には感動的に美味しい白飯を食べて


午後にはお寺にお墓参りにいきました。




今年から地元のサッカーチームに入った次男のれん。
アホみたいにこんがり焼けてすっかりスポーツ少年になってしまった。

かつての我が家系には存在しなかった種類の人間である。

自分も含めて、極めて個人的な趣味に没頭するタイプが殆どのウチの家系から、サッカー少年が生まれるとは思ってもいなかった。
何をやらせても直ぐに出来るし、フィジカルも抜群にいいので向いてるかもな。



久しぶりに訪れた法体(ほったい)の滝園地。
真夏でも完全入水には相当の根性が要る、超冷水の子吉川擁する河川敷である。



めちゃくちゃ泳ぐなw

自然を舐めてはいけないが、水の事故を恐れるばかりで自然と触れ合えない子供にはなって欲しくなかった。
その辺はもう大丈夫と言っていいだろう。





それにしても綺麗な水だなぁ。
飲めるのでは?ってくらい清冽である。

都会で育ったヲレは、子供の頃ドブ川みたいな所に居るオタマジャクシを見つけるだけで大騒ぎをしていた。

たまにテレビなどで見る四万十川や長良川の清流。
川が蒼く透き通っているなんて信じられなかった。
まるで外国の話のように真実味が無い話だったんだ。

こんな美しい川が日本にもまだあると知って、高校生になって川を歩く旅をした。
ただただ綺麗な川が見たかった。

特に魚類が好きだったからね・・・
こんな川面の下にはアユカケが居そうだな・・・とか、
この水系ならオヤニラミが居るかも知れないな・・・とか、
自然豊かな環境にしか生息していない憧れの魚や、生物の生息を夢想しているだけで幸せだった。

自然の生き物が好きなのに、都会の貧相な自然環境で育ったことによるリバウンドがヲレの中の憧れを助長している。
そして、大人になった今もそれが変わらないんだな。




この思い出は、これから彼らの中でどう位置付けられていくんだろう。

これからどうなって欲しいとかは全くないが、自然を尊いと感じる優しい大人になって欲しいとは思う。



実写版釣りキチ三平のロケ地にもなった「法体の滝」。
落差が57mもある豪快な滝で、間近まで行くと迫力に圧倒されます。


滝壺の淵も例に漏れず清冽で深淵。
三平が狙う大イワナが本当に居そうな雰囲気ですね。




子供たちは帰るギリギリまで石を水面で滑らせる「水切り」をして遊んでいました。
あれって何なんでしょう、子供に限らずですけど必ずやりますよねw
投げ出すと夢中になってしまいます。


美しく雄大なこの鳥海エリアの自然ですが、ここから僅か数キロ下った最初の集落が5年後に完成するダム計画で沈むそうです。
この集落(百宅地区)も過疎が進み、住みやすく便利とは言えないエリアではありますが、ダム計画が推奨するような治水や農業用水の確保が必ずしも必要な環境ではないように感じます。

ダムを作って水系を寸断してしまうと、必ずその上流下流の自然環境が減衰してしまいます。
遡上系の魚類は行き来を阻まれ絶滅。
下流はダムによる停滞と栄養分の沈殿で水質が悪化。

世界遺産クラスの鳥海山のブナ原生林と湿地、伏流水によって育まれてきた唯一の自然環境がまたひとつ失われてしまうという事でしょう。
とても残念です。

一時的な雇用促進と建設系のゼネコンとの癒着によるあぶく銭の為に、あまり必要のないダム計画が全国で展開され、多くのかけがえのない自然が蝕まれてきたこの日本。

これはこれで仕方がないと思う人たちの想像力の無さ。
嘆かわしいと思うばかりです。


これだけ山奥なら大丈夫でしょう・・・
と思うような所にまで伸びる人の手による環境破壊。


ここは綺麗なまま残ってくれるのでしょうか。


いつも遊んでくれる従妹のお姉さんたち一家はコロナが出てしまい会うことは出来ませんでしたが、久しぶりに夏休みらしい夏休みを過ごせたかな?

そんなお盆の帰省でした。



キャンプにも何度か行きましたよ。

どうしても忙しい合間で行くんで、道志村とか近場になってします。
何とか土日連休を取ってバタバタ行くんで疲れてしまうかな?と思うんだけど、行くとちゃんとリフレッシュ出来ますね。
人間いろいろやるからくたびれるんじゃなくて、つまらない事をやるから疲れるんだなぁって。

自分がやりたい事、面白い事では疲れない。
達成感で満たされる充実は疲労を残さないですね。
リフレッシュとはやりたい事をする、という気分転換であって、何もしないで家に居ても達成されないですね。



でも、子供たちにとって面白いかどうかは疑問ですね。

少しづつですが道具を揃えていって、自分たちが考える理想の野営、理想の雰囲気に近づいたかどうか、そういう事へのトライ&エラーみたいな要素がある。
大人の遊びかなぁ・・と思います。

もっと料理が上手だったら、キッチン要素をもっと強化してキャンプで美味しいものを沢山作れたら楽しいかも知れないなと思いますが、ヲレも妻も大して得意ではないので簡単に済ませてしまいます。


ヲレはただただ酒を飲みながら焚火の世話がしたいだけなので、みんなが寝静まっても一人で起きて炭を転がしています。

最近のキャンプは道具がかなり変わりましたね。
何でも充電式バッテリーを用いた電気式になっている。

ランタンもLEDになって明るく、テントの中で火災の心配もない。
スマホやSwitchも不自由なく使える。
これくらいの環境が無いと子供たちは大人の遊びに付き合ってくれないのでしょうね。

現在の装備であまり不自由は感じていませんが、今年からようやくコールマンのツーバーナーをお迎えしました。
もっと早く導入すれば良かったなと思う位ぐっと料理がラクになりましたね。
ツーバーナーも色々検討しましたが、やはり道具としての可愛さ、シンプルで手入れがしやすく堅牢と、いろいろ考えるとコールマンになってしまいますね。
多分一生使えます。

バーナーなど火を使うものは相変わらずガスでやりますが、ランタンなどはLEDの物を増やそうかなと思っています。


子供たちも段々大きくなってきましたが、もう少し大きくなったら付き合ってくれなくなるでしょうし、そうすると妻と二人でキャンプになってしまうでしょうから、テントは今のもので充分かな。


スノーピークのアメニティードーム3~4人用というドが付くほどスタンダードなベストセラー商品ですが、とにかく簡単に立てられる事と、比較的に安価なのに品質が素晴らしい事とで全く不満がありません。
セール時には3万円台で買えたりするので、本当にコスパがいいテントですね。

自分はこれにヘキサゴンタープを組み合わせて使っているので、急な雨でも全く問題なく過ごせます。

昔はテントなどと云ったら10万、15万円とか当たり前だったので、安くていい物がたくさん出回る時代になりましたね。




少年たちはどんどん大きくなっていく。

これから自分たちの考えを持って行動し、これからの時代の人になっていく。
私たち親の浅はかな考えなど遠く及ばない、遥か彼方へ行ってしまう事でしょう。

それでも、誰しもがそうだったように、
いつもこころの中心にあるのは、子供の頃の思い出や憧れ。
いまスポンジのように吸収した事が人生の核になっていく。

きちんとした芯があれば、人は強くなる。

何か大きなことをする必要はないけれど、自分の大切なものを人生をかけて守っていける人になってね。


応援しています。


altヲレたち親が出来る事はその程度ですね。



Posted at 2023/10/09 02:21:49 | コメント(2) | トラックバック(0) | 旅行/地域

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「[整備] #その他 HA11S アルトワークス 社外ラジエター装着 https://minkara.carview.co.jp/userid/271921/car/262720/7405733/note.aspx
何シテル?   06/30 04:17
だ い です。空白が二つですw 板金塗装と整備をちょこっとかじってマス。
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2009/09/13 00:37:18
 

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