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2023年11月04日 イイね!

ふたり登山

ふたり登山本当は家族四人全員で紅葉登山を計画していたんですが、保育園6年間皆勤賞だった長男が前日から発熱でダウン。
この週で行かれないと向こう何週間かは予定が詰まっていたので、今年は中止か・・どうしようか。。
となったんだけど、折角なので次男の蓮と二人で行く事にしました。


去年の八ヶ岳から、登山なんて絶対行かねえ!とか言ってた筈なんだけど・・(スペシャルハードコースだったからね。。)今回どういう訳か、すんなり付いてきました。

子供のウエアや靴なんか、半年一年ですぐにサイズアウトしてしまうので、どんどん使わないと一、二回使って直ぐ捨てる羽目になる。
蓮のウエアも靴も長男のお下がりですが、今回行かなければ、来年の春にはもう着られないでしょうからね、服や靴が勿体ないから登山に行く訳ではないですが・・・でもまぁ、勿体ないから行くのかなww

今年の紅葉も観ないと勿体ないし、ウエアも登山靴も使わないと勿体ない。
動ける人間だけで行きましょう。


蓮くらいであれば、山岳でのフィジカルは最早自分と大差ないのですが、子供は長時間だとメンタルが持たないので、割と近所で紅葉が見ごろで3~4時間で回って来られる様なコースに絞った結果、山梨の大菩薩峠に決定。

昔、上日川峠というクルマで行ける登山口くらいまでドライブがてら行った事はあるけれど、実際に登るのは自分も初めてです。

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大菩薩峠と言ったら、登山ルートのディズニーランドみたいなもので、紅葉の時期などは恐ろしく多くの登山客で賑わいます。
自分たちも、それ程出遅れた積りは無いのですが、登山口直近の第一、第二、第三駐車場は既にいっぱいで駐められず、山道を歩いて10分程行った所にある大菩薩湖畔の第四駐車場に漸く案内されました。

臨時の警備員というか案内のおじさんみたいな人が、来るクルマ来るクルマに、殺気立った状態で地図のチラシを渡しながら案内していて、「話を最後まで聞けば質問は一切しなくていい筈だから。」と言うと第四駐車場までの道のりとこの登山口まで戻ってくるルートとを簡潔に説明されました。


こちらからは一言も発するんじゃないというオーラが凄かった。
朝早くから何百台と相手にしてきてるんだろうけど・・・ボランティアではないんだろうし、もう少し愛想良くしても良さそうですけどね。

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紅葉としては、時期的に麓付近が真っ盛りという感じでしたので、上の方はほぼ終わってるかな?
個人的には低山の広葉樹林帯が色付いているのが好きなので、一番いい時期です。

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案内のおじさんの言う通り、第四駐車場から10分程度山を登ると、元来た登山口へ到着。

案内おじさんもどんどん来てしまう駐車場待ちのクルマに詰み始めてるようで、ほんの僅かでも意にそぐわない動きのクルマがあると怒声のような声が聞こえてきます。

駐車場にいく訳ではない客降ろしだけのマイクロバスが、駐車場案内の列で後ろを止めちゃってたら、「何やってんだよ!こんなところで、後ろがつかえてるだろ。少し考えてくれないとこっちは戦争なんだからよ!」と大声で怒られてましたww

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「あのおじさんまた怒ってるよ。」蓮はニヤニヤ。
「怖いねえ、戦争なんだって。」というと、「戦争・・。」と苦虫を噛み潰したような顔をしてはにかんでました。


定番ルートの「登山口→福ちゃん荘→唐松尾根→雷岩→大菩薩峠→富士見山荘→福ちゃん荘→登山口」で戻ってくる登山。
たらたらやっても四時間弱のルート。
登山というよりややアップダウンが大きいハイキングと言った感じです。
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蓮は2015年の11月に生まれたので、今月で8歳になりました。
今年からサッカーを始めたので、地元のチームに入って活動的に過ごしています。
土日にある練習試合の送り迎えなどが大変だが、長らくやりたいことが見つからず、ゲームだけに明け暮れていた蓮が自分からやりたいと言い出したのだから、やらせない訳にはいかない。

物怖じはしないが、子供のくせにデリカシーがあるというか、理解しつつも余計な
事は言わないタイプなので、何だか昭和的である。
黙って意地と根性で攻略していくので、子供ながらに安心感がある。

漢らしい少年である。


何故、ヲレや妻の遺伝子からこんな男前が生まれてきたのかは不明。
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年がら年中グミばかり食っている。
今回の登山でもハリボーを手放さない。

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身長も漸く120センチを超えたばかりなので、二年生にしては鬼チビであるw

なので、すれ違う登山者が居るごとに、あんなに小さい子が・・・という目で見られるのだが・・それが気に食わないらしく口には出さないが、「小さいからって馬鹿にしないで欲しい」という顔をしている。

早く大きくなりたい、大人になりたいという願望が強いんだなぁ。

漫画が好きで、アニメよりもコミックスを好んで読んでいる。
鬼滅の刃に始まり、呪術廻戦、東リベにと、全巻揃える羽目になった。
ヲレ、小学校二年生でそんなに漫画読んでたかなぁ・・・。
四年生くらいになってから、北斗の拳とか聖闘士星矢とか読み始めた記憶はあるけどね。

読むのも速くて、一冊10分位で読んでいる。
大して漢字も知らないくせに流し読みなのだろうと思っていると、一言一句憶えているのか、漫画の内容をランダムに質問しても前後のあらすじ付きでしっかり説明してくれる。

好きなものに対する集中力が凄いな。


ジョジョの奇妙な冒険みたいな大人が読んでも割と難解な漫画でも、きちんと憶えていて説明してくれる。

「なぁ、蓮、結局プッチ神父って誰が倒したんだっけ?」
最後が難しい第6部である。

「エンポリオだけ生き残ってウェザーリポートのディスクを持ってたんだよ・・・忘れたのお父さん。」
忘れる前にちゃんと理解してなかったわw

変な子供である。


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山頂が近づいて樹々が疎らになると、山なみの向こうに立派な富士山が。

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蓮もこれは凄いという顔をしている。
またグミをひとつ口に放り込んで、いひひと笑った。

今回は蓮にも結構しっかりと荷物を背負わせた。
荷物も無くただ歩くだけの登山なんて誰にでもできるからね。
自分の物は自分で持つ。

そういう当たり前のことを少しづつ憶えていけばいい。


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ひとしきり登り風景が開けてくると、雷岩という稜線上のひとつのピークに到着する。
西側にはかつての塩山市であった(現在は甲州市)市井が広がっているのが見える。

標高が2000メートルに迫ると広葉樹林は少なくなり、まばらに生えるカラマツなどの針葉樹とカヤトの野原が殆どになる。
黄金色のススキが秋の陽光の中で揺れている。


蓮が黙って岩場の最も高いところによじ登ると、ごろんと仰向けに寝転んだ。
いつでもどこでも寝っ転がって、衣服が汚れる事を全く気にしない子である。

11月の登山の割りに暖かい日で、一応持ってきたダウンジャケットをザックから出すことは一度も無かった。

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日本百名山のひとつ大菩薩嶺(れい)の三等三角点はあとほんの僅かに進んだ林の奥ですが、特に眺望が良い訳ではなく。
最も近接したこの雷岩という所が、大菩薩嶺登山のひとつの要所となっているようだった。

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富士山が見える斜面に、勝手にエアを吸って膨らむロールマットを敷いて休憩。
お湯を沸かしてコーヒーを淹れて飲む。


本当はラーメンでも作って食べる予定でしたが、朝持たされたおにぎりと、ちょいちょい食べていたお菓子などで全く空腹なしw
これ以上食ったら登山なのに太って帰るようだよ。

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しかし美しい稜線だね。
この南北に連なる長大な稜線は大菩薩連嶺と呼ばれ、奥秩父山塊の南端に位置する。

特に大菩薩嶺から大菩薩峠の区間は開けていて眺望が良く人気の区間の為、紅葉の時期などは信じられない程のハイカーが訪れる。
平日のディズニーランド位と言ったら判りやすいだろうか。

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常に見えている富士山ももうすっかり冬の装いである。

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休憩の度に片手を差し出してスマホを貸しての合図。
ちょっとの合間でもスマホのゲームをやりたがる。

子供なんてそんなもんだよな。


殆どの人がここから南側の大菩薩峠方面へ稜線歩きをする為、一旦北側へ上る大菩薩嶺のピークは踏まない人が多いようです。
かく言う私たちも別にリザルト的な事は気にしないので、百名山大菩薩嶺を登頂することなく、大菩薩峠を目指します。


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まぁ、キャンプだ登山だと色々アウトドアのレクリエーションを体験させてきてはいるが、これらは単なる親側のエゴでありヲレのやりたいことにただつき合わせているだけである。
大人になるにあたって何かいい影響があるのでは?というような遠回しな画策も特にない。
悪い影響はないだろう、とは思っているが。

ただまぁ、今の内から経験させておけば、もう少し大人になってからも抵抗なくヲレの趣味に付き合ってくれるかなと思っているだけである。



子供たちには子供たちの考えがあり、好きなものがあり、やりたい事があるだろうし、それは止められない。

どんなに蝶よ花よと育てたって、途中まではまともだなと思わせておいて、ヲレのように単車だクルマだとただの爆走族になってしまったりする。
どれだけ周りから白い目で見られたって、それを止める手立てなんて無かった。
馬鹿馬鹿しい事ではあるが、それがその頃のヲレの人生のハイライトであり、生きる理由だったのである。


何かを好きだという事はそういうことなのだ。



人生というのは、こういう馬鹿馬鹿しい事が一番楽しいのである。
人は皆おろかなのだよ。


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ハイカーで渋滞している・・・
凄いなぁ。

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大菩薩峠に到着。

柳沢峠が開通するまではここが青梅街道の要所であり、最大の難所だったらしい。
読んだことは無いが、中里介山の大河小説「大菩薩峠」や日本赤軍の大規模な軍事演習が行われていた事で有名な「大菩薩峠事件」など、様々な歴史の舞台と成った大菩薩峠。

初めてだが来て良かったな。
割と楽な登山なので達成感はそれ程ではないが、素晴らしい眺望と美しい紅葉、子供を連れての適度な登山。
人気のスポットなのも頷けます。

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マユミかな?可愛らしい実をつけている。


さて、あとは下るだけ。
1時間半も下れば、元の登山口まで降りられるはず。


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峠の山荘で買ってやったピンバッジ。

七宝焼きのようにカラフルできれいなのを自分で選んで、陽の光にあててきらきら光るのをいつまでも眺めていました。

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そんなに気にいったか。

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いい時期に登ったね。

なかなか二人だけで出掛ける事ってないから、何かいつもと違う表情を見せるかなと思ったけれど、別にいつもと変わらず。
こいつはいつも周りに気を遣う事も遣わせることも無く、マイペースでいるだけだった。

急に思い出したように学校であった面白かった話だとか、好きなユーチューバーの話だとか、漫画のネタバレの話だとか、はなし始めると止まらない。



「こんな風にお父さんと二人で出掛けるの久しぶりだよな。」そういうと、
「え~この間小さいおばあちゃんちに二人で行ったじゃん、帰り渋滞すごくて。」

小さいおばあちゃんというのはヲレの母親の方のおばあちゃんで、飼ってた犬が亡くなった時に確かに蓮を連れて行ったが・・・忘れてたよ。


もう3年も前の話なんだがな。

子供ってのは何ひとつ忘れてないんだなと思った。


何となく感慨深くなって、
「今日の事も一生忘れないんじゃないか?」そういうと、

きらきら光るピンバッジを陽に翳しながら「たぶんね」とだけ言った。


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駐車場に着くと、左手を出してスマホスマホという仕草をしている。

お前はゲームばっかりだな・・・まあいいや。
今お湯沸かすから、ラーメンだけ食ったら帰ろうぜ。


GC8の脇でザックの中身を広げて、
30年使っているプリムスのワンバーナーを取り出し、再びお湯を沸かした。

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帰り道はスイスイ帰りたかったので、確実に渋滞に嵌まる中央道には乗らずになるべくマイナーな山岳路だけを使って家路へ。



「おい蓮、この先まあまあブッ飛ばすけどよ・・・お父さん馬鹿だけど、クルマの運転だけは上手だからさ、まあ安心して乗っとけよ。」


「うん知ってるよ。」



知ってるってどっちをだよ・・・と思ったが、ヲレの息子だからな、どっちもか。


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ちょいちょい停まってパチコパチコ撮りたいけど、追い抜かれたクルマはまた必ず追い越すことになるのでそれは面倒。
なので、後続車とのアドバンテージを数分とりたいが為に鬼チャージで走るw


それはもう、言葉では表現できないようなとんでもない勢いで、紅く染まった黄昏の峠を走り抜ける。
先の分からない落ち葉で滑るブラインドを、ややドリフト気味にミドルラインで走り抜ける。


クルマってのは不思議なもので、どれだけ滑る路面でも、手前から向きだけ変えておけば、ちゃんと曲がってくれるものである。
右に左にヨーモーメントを途切れさせずに繋げながら、全てのタイヤグリップをコーナリングフォースに換えて旋回していく。
それほどガチの全開という訳でなくとも、操作のタイミングとヨーの使い方だけで、上手くコントロールゾーンに入れる事も出来る。


・・懐かしいなぁ。


昔はこんな風に毎週毎週日曜日にクルマで出掛けて、帰りに交通の少ないマイナーな峠を選んで鬼のようにかっ飛ばして帰る・・・ていうのを繰り返していたね。
まだ明るいからね、一般車も沢山居る、人だって歩いているかも知れない。


そんな中で無様な事故をしないで走り切る為の完璧なリスクマネジメント。
不確定要素の処理能力が公道ランナーに最も必要な要素だと信じて、鍛えて鍛えて鍛えぬいてきた・・というのが、自分の走ってきた道だと思う。

もうゾーンに入ってくると、想像力による予測だとか危険予知というレベルを超えて、この先で何があるか何が起こるか分かるようになってくる。
もう感覚的なものなので、理論的に上手く説明は出来ないが、何故かもう手に取るように判るようになってくる。


意識がゼロポイントフィールドに高次元に接続して、その場所場所での未来の記録を読みだしているかのような、そんな不思議な万能感に没入する事があるのだ。

30年近くもずっと変わらずに、見えないコーナーの先を見抜いてやろうと意識を集中させ続けてきたのである。
良く判らんがそれなりに何かが見える様にもなるんだろうな。


「何かジェットコースターよりヤバいんですけど。」


隣でパウンドケーキをボロボロこぼしながら食べている蓮が、ニカっと笑った。
あ~あ、想像以上にこぼしてるな。。。
ていうか、笑っちゃう程こぼしている・・・そこまでこぼすか。

ちょっとどこかで停めて掃除をしないと・・・
そう思いつつちょうどいい所が無い。
たまたま遅い車をパスしたばかりだし、もう少し下って開けた所があったら端に付けようかな。


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もう数分下ると、もの凄い黄色い塊がある。


「凄いな・・・銀杏か。」


向かいの路側帯に停車して蓮に降りる様に促そうとすると、既に寝入っていました。
衣服もシートもケーキのスポンジだらけである。


「全く汚い小僧だな・・・。」


蓮を抱え上げて、衣服のカスを軽くはたき落とし、リヤシートに放り込む。
疲れているのか、全く起きる事は無かった。
シート座面のカスも車内用の小さい箒と塵取りで掃除しました。


巨大な黄金色の樹を見上げて、何だか今日はいい一日だったな・・・そう思った。




銀杏を前にパチリと1枚収めたら、丁寧にカメラを仕舞った。
あとは家までノンストップで帰るだけである。
alt小二の息子と二人旅

Posted at 2023/12/03 13:27:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | Nature's | 旅行/地域
2023年10月22日 イイね!

アプリオを直してた。

アプリオを直してた。実は去年の暮れ、うちのジョグアプリオ君のエンジンが死亡しまして、直そう直そうと思いつつ、合間合間でちょっとづつやってたら一年経つ所だった。

アプリオは通勤の為に2万円で引っ張ってきた50㏄の2ストのジョグである。
CDIとチャンバーとプーリーだけ替えて毎日通勤で快走していたが、帰り道の長い下り坂での強烈なアクセルオフでエンジンブロー。
ピストンが無くなっちゃったんじゃないかというようなすっぽ抜け感と共に死亡した。
数日前にクラッチのガバナスプリングが片方切れてしまっていたんだが、それが原因で回り過ぎてしまったのかも知れない。

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ベルトだけならいいな・・・という淡い期待は見事に裏切られ、コンロッドはしっかり折れていましたw

全くクソがよ!


2ストの50㏄なんて、大体2~3年くらいで壊れるイメージだな。
・・・って会社のバイク好きの人に話したら、「なかなかない事ですよ・・」って言われた。

ただただヲレが壊してるだけなんだな・・・。


昔は、ヤフオクなんかでも優良な中古エンジンが沢山出ていたので、直すよりもポンと載せ替えた方が早かったので、きちんと直した事なんて無かった。
なので、今回も1万5千円位の赤フィンの3KJを購入。
もうタマ数があまり無いので選ぶ余地はあまりなかった。

「走行はしていませんが初爆は確認しています」みたいな文言に釣られてポチったものの、全くクランキング出来ず。
キックペダルもも全く動かず・・ステップペダルかと思った。

これクランク完全に固着してるな・・・。

よく見れば埃まみれだし、各部の錆が酷い。
近年まで使われていた雰囲気ではない事が判った。

初爆確認済とか嘘つきやがってよ・・・屑鉄じゃねーかクソがよ。


購入後、載せ替えまで数か月経っているので、クレーム言った所でだな・・・。
しかしまあ、こんな按配じゃあ買い直したところで、似たり寄ったりだろうな。
よほど間違いない良品じゃ2~3万しそうだし。
もう1万5千円出してしまっているので、出してもあと1万円までだな。
それ以上掛かるなら捨てようと思った。

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クランクやピストンが生きてれば、ベアリングとか小部品だけで復活できるだろと思ったので、取り敢えず殻割りしてみる。

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クランクベアリングがガチガチに錆びて全く動く気配がありませんが、コンロッド大端の動きはスムース。
ピストンやシリンダーは問題なさそうだったので、このエンジンは生きてるな・・・もしかして当たりじゃねーか?(当たりではない)

取り敢えず最後までバラしていって、そのまま使えそうなものと処置が必要なものとで見分しながら仕舞っていきます。


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バチクソに錆びているクランクベアリング。
数日間ラスペネ漬けにして、

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ギロチンプレスで分離します。
ホント、メインの改修箇所はここだけですね。
あとはそのまま組み直すだけでも走るようにはなるでしょうが、

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ガスケットとか、オイルシールとか、ピストンリングくらい交換しておきますかね・・・占めて7500円くらい。
ピストンリングが地味に高いんだよね。

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新品のクランクベアリングを組み込んで殻を戻します。
確か、そのままだと真芯が出てないから、センター出しをしないといけないんだよね。

昔、リードかなんかのエンジンを直した時にやった気がする。

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シクネスゲージをカウンタウェイトの両側に刺して測りながら、クランクピンを左右から叩いて同じ隙間になるように調整します。


だいたい揃ったね。

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大丈夫そうな気もしたけど、ピストンリングも交換。
小端のベアリングも新品にしました。


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あとは新品のガスケット類を付けて組んでいくだけですね。

カンタンカンタンなどと高を括って組んでいるので、大事な事を見落としている事にこの時は気付いていません。。

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ヘッドさえ付けてしまえば、主機はお仕舞。
あとはジェネレーターやらオイルポンプやらの補機類の取り付けです。


CDIを換えたくないので、ジェネレーターを壊れたエンジンから移植したかったのですが、フライホイールが逆ネジ切ってないタイプのエンジンで、叩こうが炙ろうが、プーラー掛けようが何しても外れないほど固着しており、どうにもならないので、全く同じジェネレーターをヤフオクで購入して装着・・・と思ったら、同じ4極でもカプラーがちょっと違った・・・。
3KJとか4JPとかこの辺のジェネレーター、種類が多過ぎて良く判りません。

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ので、カプラー繋ぎ替えで使う事にします。
一本だけ配線色違いましたが、そのまま繋いでいってみます。

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次はオイルポンプの装着。
元々のアプリオのエンジンは新しめなので電磁ポンプなんですが、買った3KJは古いヤツなので機械式になります。

樹脂への攻撃性の少ないリチウムグリースを充填しました。
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ガスケット、ジェネレーター、フライホイールと装着すればエンジン周りはほぼ終了。

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セルクランキング用のギヤは錆が酷かったので、は元のエンジンから移植。
小さいスプリングとか無くなってしまいそうな小部品が多いので注意です。

セルモーターも新しい方を付けました。

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エンジン完成。

実は忘れててあとで苦労したんだけど、エンジンを車体に取り付けするハンガーを殻を戻すときに嵌めなければならなかったのを忘れていて、また全バラかよ・・・と思いましたが、ハンガーのベアリングを分離してエンジン上で組み戻しました。
口で言うのは簡単だけど、物理的に大変だった・・・(汗

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あとは暇を見つけてエンジンを搭載し、火を入れたら完成だとセルを回すが一向に掛からない。
バッテリーも弱ってきておかしいな・・・とプラグを磨いたりしてクルマのバッテリーからジャンプさせてクランキングするがやはり掛からない。

え~、なんか間違ってるかな~

接続するものなんて燃料のホースとカプラー三つくらいしかないので、良く判らない。

半年以上放置していたから、キャブレターが詰まってしまったかも!
と、ジェットをホジホジしたりして燃料の供給を確認。
エアクリーナーの入り口やマフラーの出口に地蜂が巣を作ってる塞いでる事もあるので、諸々確認。

異常なし。

でも掛からない。


F○CK!!!

何だか良く判らないが兎に角掛からないので、日も暮れてきたし終了。


取り敢えず不貞腐れて数日放っておいたんですが、組み立て作業の写真なんかをぼんやり見返したりして、あれ、もしかして・・・という箇所に辿り着く。
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ピストンの矢印が上を向いてしまっている。

いつもの癖で、矢印は上とか前だろという常識で何も考えずに組んでしまっていましたが、2ストロークエンジンのピストンの矢印は排気の流れる方向だった気がする。

ググって調べてみると、やはり矢印を排気ポートの方へ向けるとある。

ああ~やっぱりそうだよ・・なんで忘れてたんだろう。
組みながら思い出しもしないなんて。
原付のエンジンなんて、機械を触る男の子が初めて組むエンジンだろうし、その頃はちゃんと調べて作業していたんだろうな。。。

KSRは排気の方向がフロント側だから知らなくても間違えなかった訳だw


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取り敢えず腰上だけの問題なので、車上でバラして組み直します。
しっかり上を向いている矢印。

2ストロークエンジンは吸排気バルブというものが無く、リードバルブという負圧で開くフラップのようなものがついているだけなので、スカートの片側だけにあるサイドホールを排気ポート側に向けて効率的に排気しないと吸排気の流れが生まれないんだそうな。

それを逆向きに付けちまったらそりゃあエンジンは掛からないわな。

ただ、問題が一つあって、写真を見ると判りますが、トップリングが無くなっている。。。
ピストンを逆に付けてしまうとピンで位置決めされている合口が排気ポート側になってしまい、リングが開いて破損してしまうのだそう。
知らないで長めにクランキングしてしまったからな・・・

ピストンにはやや傷がはいっていましたが、圧縮には関係無さそうな箇所で、シリンダーは無傷で済みました。
ピストンリングが無い・・・と思いましたが、コンロッドの折れたピストンからトップリングを移植w

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無事組み戻せましたwww
(無茶苦茶だなおい)

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バッテリーをしっかり充電し直して・・・

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諸々組み戻して・・・エンジン掛かるか?
緊張の一瞬。

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少し長めのクランキングののち、無事エンジン始動となりました。

久々のチャンバー着用のジョグ・・・しかしうるせーなw
アラフィフの乗り物ではないな・・・。

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あとはイグニッションスイッチパネルを作り直しました。
※キーシリンダーはいつだったか壊れて回らなくなったので外して捨てました・・まさか鍵がないとは誰も思わないようで、罠感も凄く誰も盗みませんw
メットインはスイッチを見えない所に移してあります。

まぁ、鍵付きの家の駐輪場と会社しか往復しないんでね。
怖い時はいちおう自転車用のワイヤーロックを掛けます。


試運転して問題なかったので、通勤に使ってみましたが快調。

ただ、ウエイトローラーがまだ少し重いかな?
もう1グラム軽くしてみようかな。
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altそろそろ単車欲しいんで売ろうかなと思っていますが、普通の人にはハードル高いかw
Posted at 2023/11/01 06:42:38 | コメント(1) | トラックバック(0) | JOGがやってきた | クルマ
2023年08月11日 イイね!

夏を振り返って

夏を振り返って漸く夏が終わった。

ホントに先週位まで食い下がる様な真夏だった感じだが、10月に入って漸くトドメを差された今年の夏であった。
7月、8月の暑さ・・・会社の忙しさがピークを迎えていた事も相まってフィジカルが限界ギリギリだったな・・・。
会社と家との往復だけで終わる日々であった。

あっという間に9月、10月である。


でもGCの整備はしっかりしておいたので、お盆は何の不安も無く秋田へ帰省できました。


4年ぶりの夏の秋田。
広大な水田地帯と広い空、これが見たかったんだよなぁ。

長時間の運転でもチェックランプの点灯なども無く、失火による加速不良も完治してました。

タイヤも新品ですし言う事ないな。




でも今年はコロナ騒動明け最初の夏休みという事もあって、道路が凄かったな。
いつもなら5時間程度の道程ですが、9時間も掛かってしまった。
夜中の2時に出たのに、首都高の川口線の時点でのクルマの台数が過去イチ。

この雰囲気では、7時前に福島を抜けられないだろうな・・・そう思いながら東北道に入った。
大型連休の高速道路は、6時台のうちにあらかた走り抜けておかないとマズイ。
案の定那須を過ぎた辺りからノロノロ運転になる場所が増え始め、国見や菅生の辺りでも大渋滞が発生することが予想できたので、福島市からE13東北中央自動車道という米沢、山形、新庄と経由して湯沢から秋田県に入るルートを選択。

震災後に13号線沿いに出来た新しい道路で、混まない上に恐ろしくスピードが出せるワープゾーン。
親の仇のような素晴らしい速力で距離を稼ぎ、福島市の分岐から僅か1時間足らずで湯沢市に入れたのはお義父さん達には内緒の話である。




実家の裏山の高台から鳥海山を眺める。

秋田富士と呼ばれる鳥海山。
いつも遠くから眺めるばかりでまだ登った事はない。


今度来た時こそ!と毎回思うものの、結構ガチ登山になるので、しっかり準備してくるのが面倒くさいんだよね。
GCじゃ、これ以上荷物積めないからね・・・エブリイで帰ることになったりしたら登山の準備もしてこようかな。



裏山の高台にはおにやんま君・・じゃなくて本物のオニヤンマが沢山飛んでいました。
スズメバチさえ捕食する日本の昆虫界最強のドラゴンフライオニヤンマ。
今はおにやんま君という虫よけ用のブローチが流行っているそうですよ。


付けようと思っていたマフラーがガラガラ言ってたので、GDB純正マフラーのままだったヲレのGC8。
別に抜けも悪くならないし、このままでもいいかな・・・
カーステレオの音楽も良く聞こえるしw

タコ足やメタルキャタライザーの効率化も別にスポイルしてないし、つくづくマフラーって音だけだなと思う。

ま、その音が大事だったりするんだけどね。




夜になると降り注ぐような星空がヤバイ。
もやもや煙のように立ち上がってるのが天の川です。
実家の家の前でこの銀河。

やっぱり空が澄んでるんだなぁ。

家族みんなで少し見上げていただけですが、結構ヒュンヒュンと流れ星が。
田舎の夜空は普通に凄いなと思っていましたが、あとで調べたらたまたまペルセウス座流星群が最接近していただけでしたww


ひとつだけ捕まえられました。



午前中は宿題をして


お昼には感動的に美味しい白飯を食べて


午後にはお寺にお墓参りにいきました。




今年から地元のサッカーチームに入った次男のれん。
アホみたいにこんがり焼けてすっかりスポーツ少年になってしまった。

かつての我が家系には存在しなかった種類の人間である。

自分も含めて、極めて個人的な趣味に没頭するタイプが殆どのウチの家系から、サッカー少年が生まれるとは思ってもいなかった。
何をやらせても直ぐに出来るし、フィジカルも抜群にいいので向いてるかもな。



久しぶりに訪れた法体(ほったい)の滝園地。
真夏でも完全入水には相当の根性が要る、超冷水の子吉川擁する河川敷である。



めちゃくちゃ泳ぐなw

自然を舐めてはいけないが、水の事故を恐れるばかりで自然と触れ合えない子供にはなって欲しくなかった。
その辺はもう大丈夫と言っていいだろう。





それにしても綺麗な水だなぁ。
飲めるのでは?ってくらい清冽である。

都会で育ったヲレは、子供の頃ドブ川みたいな所に居るオタマジャクシを見つけるだけで大騒ぎをしていた。

たまにテレビなどで見る四万十川や長良川の清流。
川が蒼く透き通っているなんて信じられなかった。
まるで外国の話のように真実味が無い話だったんだ。

こんな美しい川が日本にもまだあると知って、高校生になって川を歩く旅をした。
ただただ綺麗な川が見たかった。

特に魚類が好きだったからね・・・
こんな川面の下にはアユカケが居そうだな・・・とか、
この水系ならオヤニラミが居るかも知れないな・・・とか、
自然豊かな環境にしか生息していない憧れの魚や、生物の生息を夢想しているだけで幸せだった。

自然の生き物が好きなのに、都会の貧相な自然環境で育ったことによるリバウンドがヲレの中の憧れを助長している。
そして、大人になった今もそれが変わらないんだな。




この思い出は、これから彼らの中でどう位置付けられていくんだろう。

これからどうなって欲しいとかは全くないが、自然を尊いと感じる優しい大人になって欲しいとは思う。



実写版釣りキチ三平のロケ地にもなった「法体の滝」。
落差が57mもある豪快な滝で、間近まで行くと迫力に圧倒されます。


滝壺の淵も例に漏れず清冽で深淵。
三平が狙う大イワナが本当に居そうな雰囲気ですね。




子供たちは帰るギリギリまで石を水面で滑らせる「水切り」をして遊んでいました。
あれって何なんでしょう、子供に限らずですけど必ずやりますよねw
投げ出すと夢中になってしまいます。


美しく雄大なこの鳥海エリアの自然ですが、ここから僅か数キロ下った最初の集落が5年後に完成するダム計画で沈むそうです。
この集落(百宅地区)も過疎が進み、住みやすく便利とは言えないエリアではありますが、ダム計画が推奨するような治水や農業用水の確保が必ずしも必要な環境ではないように感じます。

ダムを作って水系を寸断してしまうと、必ずその上流下流の自然環境が減衰してしまいます。
遡上系の魚類は行き来を阻まれ絶滅。
下流はダムによる停滞と栄養分の沈殿で水質が悪化。

世界遺産クラスの鳥海山のブナ原生林と湿地、伏流水によって育まれてきた唯一の自然環境がまたひとつ失われてしまうという事でしょう。
とても残念です。

一時的な雇用促進と建設系のゼネコンとの癒着によるあぶく銭の為に、あまり必要のないダム計画が全国で展開され、多くのかけがえのない自然が蝕まれてきたこの日本。

これはこれで仕方がないと思う人たちの想像力の無さ。
嘆かわしいと思うばかりです。


これだけ山奥なら大丈夫でしょう・・・
と思うような所にまで伸びる人の手による環境破壊。


ここは綺麗なまま残ってくれるのでしょうか。


いつも遊んでくれる従妹のお姉さんたち一家はコロナが出てしまい会うことは出来ませんでしたが、久しぶりに夏休みらしい夏休みを過ごせたかな?

そんなお盆の帰省でした。



キャンプにも何度か行きましたよ。

どうしても忙しい合間で行くんで、道志村とか近場になってします。
何とか土日連休を取ってバタバタ行くんで疲れてしまうかな?と思うんだけど、行くとちゃんとリフレッシュ出来ますね。
人間いろいろやるからくたびれるんじゃなくて、つまらない事をやるから疲れるんだなぁって。

自分がやりたい事、面白い事では疲れない。
達成感で満たされる充実は疲労を残さないですね。
リフレッシュとはやりたい事をする、という気分転換であって、何もしないで家に居ても達成されないですね。



でも、子供たちにとって面白いかどうかは疑問ですね。

少しづつですが道具を揃えていって、自分たちが考える理想の野営、理想の雰囲気に近づいたかどうか、そういう事へのトライ&エラーみたいな要素がある。
大人の遊びかなぁ・・と思います。

もっと料理が上手だったら、キッチン要素をもっと強化してキャンプで美味しいものを沢山作れたら楽しいかも知れないなと思いますが、ヲレも妻も大して得意ではないので簡単に済ませてしまいます。


ヲレはただただ酒を飲みながら焚火の世話がしたいだけなので、みんなが寝静まっても一人で起きて炭を転がしています。

最近のキャンプは道具がかなり変わりましたね。
何でも充電式バッテリーを用いた電気式になっている。

ランタンもLEDになって明るく、テントの中で火災の心配もない。
スマホやSwitchも不自由なく使える。
これくらいの環境が無いと子供たちは大人の遊びに付き合ってくれないのでしょうね。

現在の装備であまり不自由は感じていませんが、今年からようやくコールマンのツーバーナーをお迎えしました。
もっと早く導入すれば良かったなと思う位ぐっと料理がラクになりましたね。
ツーバーナーも色々検討しましたが、やはり道具としての可愛さ、シンプルで手入れがしやすく堅牢と、いろいろ考えるとコールマンになってしまいますね。
多分一生使えます。

バーナーなど火を使うものは相変わらずガスでやりますが、ランタンなどはLEDの物を増やそうかなと思っています。


子供たちも段々大きくなってきましたが、もう少し大きくなったら付き合ってくれなくなるでしょうし、そうすると妻と二人でキャンプになってしまうでしょうから、テントは今のもので充分かな。


スノーピークのアメニティードーム3~4人用というドが付くほどスタンダードなベストセラー商品ですが、とにかく簡単に立てられる事と、比較的に安価なのに品質が素晴らしい事とで全く不満がありません。
セール時には3万円台で買えたりするので、本当にコスパがいいテントですね。

自分はこれにヘキサゴンタープを組み合わせて使っているので、急な雨でも全く問題なく過ごせます。

昔はテントなどと云ったら10万、15万円とか当たり前だったので、安くていい物がたくさん出回る時代になりましたね。




少年たちはどんどん大きくなっていく。

これから自分たちの考えを持って行動し、これからの時代の人になっていく。
私たち親の浅はかな考えなど遠く及ばない、遥か彼方へ行ってしまう事でしょう。

それでも、誰しもがそうだったように、
いつもこころの中心にあるのは、子供の頃の思い出や憧れ。
いまスポンジのように吸収した事が人生の核になっていく。

きちんとした芯があれば、人は強くなる。

何か大きなことをする必要はないけれど、自分の大切なものを人生をかけて守っていける人になってね。


応援しています。


altヲレたち親が出来る事はその程度ですね。



Posted at 2023/10/09 02:21:49 | コメント(2) | トラックバック(0) | 旅行/地域
2023年08月09日 イイね!

11アルトワークス諸々

11アルトワークス諸々フロントブレーキをベンチレーテッドの新規格化してある11アルト。
移植当初はキットに付いていた中古ディスクと純正パッドでそのまま運用を始めましたが、それでも制動力は元の雲泥の差と言えるほど向上していました。
(各部OHしてパッドをプロμで組んだものと比較してもです)

それ位、11アルトワークスの純正ブレーキシステムは酷い物でした。

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それから2年ほど運用し、パッドやブレーキディスクの摩耗も進み、軽いジャダーを伴うようになった為、新品ディスクと社外ブレーキパッドを奢る事になりました。
漸く移植システムの本来の能力を発揮させようという事になったのです。

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今回も色々積んであるな・・・。

ブレーキローター、パッドの新調の他、ブロアファンモーターも交換。
ブロアファンはブラシが限界なのか、点いたり点かなかったりの繰り返し。
ゴンゴン叩くと回る!みたいな状態です。
新品がもう廃盤なので、中古品を購入しての交換です。

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新品ローターとパッドを交換し、ブレーキフルードも入れ換えます。
これでブレーキは現在のシステムに於ける完調の状態になりました。

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これでそこそこのタイヤに入れ換えれば、かなり良くなるぞ~。

オーナーは走り屋ではないですが、毎日通勤で使う街乗りガンガン派なので、足とかブレーキは常にしっかりしておきたいですね。
タイヤもケチるとクルマ自体が無くなるよ?と言ってあるので、減りが速くてもしっかり食うタイヤを買わせるようにしています。

まぁ、そのお陰でそろそろ所有15年になろうかという所まで来ましたね。
ヲレが近所で面倒を見ていると、どうしても乗れなくなる事が無いので、乗り換えのチャンスが巡ってこないという典型的な例ですね。

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足元から見るとこんな感じ。
配線ごちゃごちゃでやる気を失くします・・・。

手前の内外気循環切り替えアクチュエーターみたいなのを外してどかせば、何とか抜けてきそうな感じ。

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苦労して交換しましたが、これは外れだな・・・。
ゴロゴロ異音が結構目立つ。

外してバラしてみましたが軸の支持にベアリングを使っていないので、軸そのものの摩耗ブレによるブラシのアタリ不良って感じでしょうか。
ブラシの長さは充分でしたので、音さえ気にしなければ送風は出来る。
この時期エアコン無しは厳しい筈なので、取り敢えずコイツで一時的に運用するしかないなぁ。

このまま装着します。
中古品の品質が悪くなったなぁ・・・。

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さて後日。

今度は、随分以前より相談されていた前照灯のアップデート。
バルブをLED化してもぼんやりするばかりでグレアが酷くなるレンズカットタイプの純正ヘッドライト。
これを汎用丸型のマルチリフレクタータイプにしたいというものだった。

確かに旧式のレンズカットのランプにHIDやLEDのバルブは相性が悪い。
明るくはなるものの明確なカットラインが出ることは無く、グレアが酷くて対向にも迷惑ななんとも無様なロービームとなる。
見た目にも前時代的な感じがしまして、これが好きな人も居るかとは思いますが、やはりクルマはヘッドライトが外観の要といいますか、ここがキリっとしてるだけでクルマがきれいに見えたり締まって見えたりしますね。


それほど古いクルマでなくても、ポリカ素材のヘッドランプが経年劣化で曇ってるのを見ると、とにかく古臭く見える・・・磨くなり交換するなりすればいいのにと思ってしまう。

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純正ヘッドランプも、汎用丸型のように光軸調整ネジによる3点支持は似ていますが、位置関係が同じではありませんのでそのままでは付きません。

調整ネジをベースから移動させるのはなかなか面倒ですので、汎用丸型ランプ側の固定穴を開け直す方がラクという発想から、固定具のライトリングを既に加工してあるキットというものが販売されていたようで、今回はそれを購入してありました。

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なので、バンパーを外しこそすれ、車体側で大きな加工はありません。
ただ、長年使ってきたHIDのリレーキットやバラストなどの配線が張り巡らせてありますが、もう使わなくなるので全て撤去しました。

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PIAAの丸形ヘッドライトは新品ですが、ライトリングは中古品の加工品。
しかも、見た目に判るほど加工が雑ですね・・・。

この加工クオリティーで、製品価格プラス二万円程度で販売とは恐れ入りました。
せめてライトリング新品ならあとはアイデア料ってことで納得しても良かったが、リング中古のサビサビの奴で穴あけ加工雑、最後に缶スプレーでシューってやってあるだけでした。

そのまますんなり着くか不安ですが、取り敢えず何とか取り付け。

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矢張り案の定ポン付けとはいかず、殆ど全ての穴を拡大したり、長穴にしたりして漸く取り付け出来たという感じ。
本当に何とかです・・・。

本来上から穴を合わせて押し込み、ぐいと捩じるだけで脱着できる筈のヘッドライトですが、大きく穴開けし過ぎてる所などがあり、光軸ネジを一度根元から取り外し、ワッシャーで押さえて固定しないと取り付け出来ない箇所などがありました。

何かヤフオクとかで販売してるくせに、素人が頑張って加工しました、ちょっと失敗しちゃったけど何とか取り付け出来る事は出来ます!くらいの仕上がりです。。


随分追加工を強いられましたね。


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光軸調整ネジまわりもクリップが割れてたりクタクタだったので、この辺のリフレッシュも兼ねて、新品リングできれいに作り直した方が良いかも知れません。


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点灯チェックは問題なかったので、フロントバンパーを取り付けして違和感がないか外観チェック。

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純正ヘッドライトがバンパー形状に合わせた形になっているのに対して、汎用丸型は垂直に取り付けとなるので、バンパー穴からややオフセットしたような取り付けとなります。
隙間が大き過ぎておかしくないか心配していましたが、全然おかしくないな。
確かに、下の方はややクリアランスがあるけど、元からこんなもんだよと言われれば気にならなくなるレベル。

多分このままでいいな。

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マルチリフレクターも思ったより違和感ないな。
まるで純正のように納まっている。
そしてこのランプ、ポリカーボネートではなくてガラスなのが良い。
紫外線劣化による変色が出ないのがいいね。

加工リングのキットは作りが悪く、無駄に散財した感はあるが、今回の流用アイデアそのものはなかなか良かったのではないだろうか。

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あとは、一度ハズレを引いたブロアファンの再交換。
今度はモーター単体で作動音をチェックしてからの作業です。
バッ直12Vをコネクターの2極間にブッ込むと、静かに勢いよく回る事を確認。

「よし、今度は大丈夫!」

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あとはいつ壊れてもおかしくない25年無交換のリレー三兄弟と、バッテリー横のメインヒュージブルリンクを全交換。
ヒューズ等の金属エレメントは銅や亜鉛、錫などを用いた合金で、長年使っていると緑青などの酸化作用が出てきます。

切れない限り使えるような気がしてしまいますが、抵抗値が徐々に増えてきますので、20~30年に一回くらいは交換しましょうw
(共感性の低いスパンだな・・・)

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あとは室内側足元のヒューズボックスも全部新品に取り換えて、リレーやヒューズ関係のリフレッシュ完了。

色々換えたからと言って体感できるような事ではなく、あくまで保険です。
転ばぬ先の杖。
ヒューズはともかく、古いリレーが怖いんでね。
このバルクヘッドの3連リレーは、右からラジエターファン、コンデンサーファン、EPI(インジェクター)の三つ。
全て品番は一緒です。


あと、失念していたけど、室内側にもウインカーリレーやフューエルポンプのリレーもあったね。
ウインカーはLED対応の物に交換しているので、フューエルポンプのリレーを交換すれば、この辺りは完封かな?

エアコンのブロアファンは良品だったらしく、静かですが風量がかなりアップしました。
そもそもこれまで使っていた物がそうとうヘタっていたらしく、風量最大でもそよ風程度だったんですが、少しづつ弱っていくと気付かないものですね。

風量が正常に戻ったら大分エアコンが効くようになりましたね。
コンプレッサーも昨年新調してますし、本当はエバポの詰まりを予想してエバポ自体も部品は準備していたんですが、ここは大掛かりになるんでね、欠陥が無いなら先送りでもいいかな。


ま、色々やってますが、
古いクルマならではのリフレッシュメニューでした。


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これも随分温めていた部品。
社外のアルミ一体型ラジエター。

結構弄り倒してパワーも出てるエンジンなのでね、街乗りですら結構厳しい水温を何とかコイツでコントロール出来る様にしたい。
純正のラジエターも古いんで、いつパンクするか判らないしね。

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alt
オーナーはモンスターの1.3kpaのキャップを準備していましたが、怖いのでラジエター付属の1.1kpa
のキャップを付けることにします。



LLCの全量は1L弱増量。
元々全量で3L程度なので、これだけでもかなりのカロリーアップです。

これは走って走行風を当てたら結構冷えそうですね。

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それはいいけど、新品なのに漏れが発覚。
ほんの僅かだけどね・・・漏れは漏れです。

上から伝ってきてないから、アルゴンの繋ぎ目に巣があるんだな。
アルミ一体型では割とよくある事なので、組み付け時によく見ておく必要があるんだけど・・・
購入してから一年以上経ってる物なので、保証は効かなそうだなぁ。


結局純正ラジエターに戻し、メーカーに相談すると、保証期間は過ぎてしまっているので無償という訳にはいかないが、2000円程度で修理してくれるとの事。
しかも戻しの送料も負担してくれるようなので、これは対応が良い方ですね。
かなり良心的。

ま、時間が経ってるとは言え初期不良ですからね。

メーカーに送って戻ってくるのを待ちます。


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そして、修理されて戻ってきたラジエターに再び交換します。

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今度は大丈夫!
という事で無事社外ラジエターを装着して、ついでにフォグランプもLEDの巻き型全周発光タイプに交換。
新しいマルチのヘッドランプと併せて、かなりのアップデートになりました。


この状態でオーナーには自分で継続検査に行かせましたが、車検には無事合格。
LEDのバルブもそのままで通検出来ましたね。


「無事車検受かったぜ!」


夜にわざわざ報告にきたオーナー。
そうかそうか、ラジエターは大丈夫だったか?と、ボンネットを開けて軽くチェックしようとすると・・・

何かシュー!とかいって湯気が出てきた!


「は



クーラント吹いてるんですけどww

よく見ると、アッパーホースのラジエターとの繋ぎ目の部分で亀裂が発生し、霧のように噴いている。
ホントに、今のアイドリングでの待ち時間で噴いた模様・・・
何度も何度も脱着してるもんだから、ホースが傷んじゃったんだなぁ。

幸いホースバンドの所だったので、切って詰めて事なきを得ましたが、ホースももう古いかもね。
前回換えたの何時だろうな・・・ヲレが憶えてない位だから10年くらい経ってるかもしれないなぁ。


ちょうどそんなこんなをしてる時だよ、マッキーが通りかかって管巻いてたのは。

「まぁ、切って詰めたから2~3年は大丈夫じゃね?」
「いやいや・・もうダメでしょ、もう結構ブヨブヨじゃないですか。」
「なんかツチノコみたいに変形してるな。」
「もう直ぐにでも交換した方が良いっすよ!
「そうかなワハハ!


結構テキトーなヲレ。

基本出たとこ勝負で駄目なら速攻で対応。
みたいなやり方で来たので、使えるものはギリギリまで使う習性がある。
心配なものをその都度全交換してたら結局クルマ取り換えた方が早いみたいな極論に達してしまうからね。

本当にヤバイ所だけは専守防衛整備で、あとはトラブルが出てから的な感じで軽く構えてないと、古いクルマなんて心配で所有できないです。
ま、水回りは本当にヤバイ部分なので早めに交換した方がいいのは確か。


でもね、まだまだ全然乗れるね、25年落ちの11アルトワークス。
色々考えながら、少しずつ作り直していく楽しみみたいなものはあるね。
等身大の大人のプラモデルですね。


alt別に自分のクルマではないんだが、これだけ面倒見てると愛着はあるな。

Posted at 2023/08/20 14:20:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | 人のクルマも直します | クルマ
2023年07月30日 イイね!

帰省前メンテナンス

帰省前メンテナンス毎年毎年・・無駄に思う事がある。

「日本の夏ってこんなに暑かったっけ?」

いつの頃の記憶と相反するからなのか定かではないが、昔はこんなに暑くはなかったろうと毎年思ってしまう。
去年も一昨年も、暑くてあり得ないなどと文句を言い続けてきた筈だが、「今年は特に暑いなぁ」などと繰り返している。

幼い頃の夏の記憶、
夏の夜も網戸と扇風機で充分に過ごせたあの頃を思い出して、いつまでも比べてしまう。

熊谷だの館林だのと数年おきに観測史上最高気温を更新したりはしているので、確実に昔よりは徐々に暑くなってしまってはいるんだろうが、近年の十数年程度は毎年こんなもんだろう。

「今年は殊更にキツイ」とか「もう無理だ・・・」と思うのは、
加齢によるフィジカルの低下が原因なんだろう。


今年が我慢できないのは、要するに齢なのである。
ジジイなんだなぁ。


夏場になったら、昼も夜も家に居る限りはエアコンはつけっ放し放し。
こりゃ、今家の外に出たら死んじゃうかもしれないな・・・などと呟きながらカーテン越しに炎天下の外を眺めたりしてるのが基本になってしまった訳だが、やはりどうしてもやらなければならない時がある。

お盆の帰省前である。
初年度登録より25年目となるGC8の不安要素をなおざりには出来ない。

家族や多くの荷物を載せて走る往復1300キロを、何事もなく走り抜けなければならない。


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エンジンオイルと今回はミッションオイルも換えておこう。

ヲレはオイルはあれが良いとか、これが駄目だとか特別なこだわりはない。
シビアコンディションでの耐久性を考えて硬めの物を入れるようにしている位である。

エンジンオイルは15W-50とか20W-60というようなまるでハチミツのような硬いものを入れているので、放熱性の悪さから油温は高めとなるが、油圧も高めを維持してくれるので問題はない。
古い上にビッグボアエンジンなのでクリアランスシール性を重視しているのだ。

燃費が・・・とかほざく奴はそもそもスバルには乗らない方が良いだろう。
物事を突き詰めるにはには割り切りが肝心なのである。


ミッションオイルなどもオメガだモチュールだと高いものを入れたからと言って手放しで良くなるという事は無い。
高い添加剤が沢山入っているからと言ってそんなに変わるものではないのだ。

トランスミッションのシフトフィーリングは乗り手の感覚によってまちまちなので自分に合ったものを見つけるべきとは言えるが、殆どは基本的な硬さの選択で充分な結果が得られるはずである。

自分は今回はコスパ重視でトヨタの85w-90ハイポイドを使用。
4L缶で3490円。
ギヤオイルの指定は75W-90の場所ですが、人よりハードに使うので保険です。
(ホントは足りない位ですが・・・上は120位欲しい所です。)

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レベルゲージ穴からシュコシュコポンプで注油。
デキシロンのような真っ赤なオイルですね。
ていうか、これデキシロンじゃないかなぁ・・・他メーカーがデキシロンと混同しやすくなるような赤にわざわざ着色するメリットが判らないので・・。

まぁ、表示の硬さに準拠していれば何でもいいさ。

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長年無交換できたクランクとカムのアングルセンサー。

こんなものは突起を読んでるただのマグネットセンサーなんでね、壊れるようなものじゃないしダイアグにも出てないんだけど、壊れるとエンジンが掛からなくなる重要なセンサー。
流石に25年モノなので換えておきます。


近年は色々と不可解な不具合を解消すべく、各センサー類を徐々に取り換えています。
alt
アイドリング不調や長時間走行でたまにボヤンと点灯するチェックランプ。
ダイアグはISCVを示すものの、ISCV自体は点検で不具合が無いという泥沼症状。
「ニュートラルスイッチではないか」という指摘が以前あったので、今回ついでに替えてみよう。
昔壊れて一度替えた記憶があるが、8~9年前の話である。


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クランク/カム角センサーは上から見えるので交換は訳ないが、ニュートラルスイッチはミッションの脇に付いてるので潜らないとダメ。
だがまぁ、外は37℃オーバーの気温・・クルマの下に潜ってる方がラクである。
ややクルマの外に出ているくるぶし辺りがジリジリと焼けるのが不愉快に感じる位である。


工具は19のスパナとかで充分交換出来ます。
ついでに隣のバックランプスイッチも交換すれば良かったな。
これも廃盤になると面倒な部品で、壊れて部品が手に入らないと適当な代替手段がない。
その昔、バックランプの点かない(インヒビタースイッチも手に入らない)アメ車を通検させなければいけなくて、バックランプスイッチなるものを作った記憶がある。

バックに入れたらスイッチを押さなくてはいけないなんて馬鹿げているww


汗が滝のように噴き出してくる。
30分おきに家に帰ってアイスを食ったり麦茶を飲んだりしてフィジカルを立て直さなければ続けられない。

オイル2種にセンサー3つなど直ぐだろうと高を括ったが、屋根下駐車の妻のクルマと入れ替えて作業すれば良かった。

ダメージが大きすぎる・・・今日はもう出来ない。


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まだ交換部品が残っているので、翌週の日曜日も作業。
再び地獄の炎天下で・・は、やめとこう・・・天気が怪しい。
熱中症になる様な炎天下かと思えば、急に滝のようなゲリラ豪雨が降ったり極めて不安定な天候です。

素直に妻のクルマと入れ替えて屋根下の駐車スペースで作業します。

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因みにこの日は午前中は下の子のサッカーの試合があり、午後イチで予約していたタイヤの交換。
前回に引き続きAR-1の続投です。

鬼グリップでいかにも持たないようなタイヤパターンのAR-1ですが、自分のライフスタイルで3年持ちましたね。
それでもまだ食ってる感じではありますが、山が3分を切った辺りからタイヤノイズがかなり大きくなってきます。

ゴーゴーと、ハブでも逝ったのかなという感じの騒音が出始めますね。
交換の合図といった感じで判りやすいですw

前回は225/45R17と、幅重視でGDBと同様のサイズを使ってみましたが、やはりややハイギヤード化してしまい、2速メインのテクニカルのコースで失速。
コーナーは踏ん張れるけど立ち遅れるみたいな微妙なセッティングになってしまった。

やはり純正クロスを活かすには標準サイズだなぁと実感しました。

なので、今回は215/45R17これで2速ドンピシャが戻れば羽根も帰ってくるかな?(云う程走ってないんだけどね。。)


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まぁ、帰省にタイヤも大事なんだけど、
そろそろ特に心配だったのがフューエルポンプ。

記録では前回の交換は12年前で、14万キロ時に中古のGDBポンプに交換している。
確か2~3万キロ程度使用のポンプを11万キロ使った訳だからまたまた14万キロ程度使った訳だね。

そろそろ怖いです。

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久々に開けたら埃だらけ。
燃料タンクにゴミが入っても嫌なので、きれいに掃除をしてから交換作業に入ります。

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室内用のほうきで大分きれいになりました。

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ホース類を外す前にフューエルコックを緩めて内圧を逃がしておきます・・・と思ったけど、最近緩める時にシュッって言わなくなったな。
ホース、もしくはパッキン類の気密が保てていないんだろう。

ポンプ天蓋のパッキンでなければ、給油口とタンクを繋ぐホースかもしれない。。

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久々対面GDBCフューエルポンプスペックC旋回チャンバー付き。

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ゴミや部品を燃料タンク内に落とさないように慎重に作業。

言うまでもなく火気厳禁。
静電気でも引火するので、充分にボディーアースを意識し、出来る事なら冬場は避けた方が無難。

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社外の安い高流量ポンプは数多あるが、まずストレーナーを新品にしたい事と、社外品のストレーナーが旋回チャンバーに適合するかという問題があり、面倒を避けるために同じGDBC純正燃料ポンプを新調しました。

信頼の純正部品。
取り敢えず次回があるなら40万キロあたりまで無交換で行けるでしょう。
(ホントにありそうだな)


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EGRのホースなんて蒸気しか通ってないので取り敢えず無視。(タンク降ろさないと交換できなさそう)
カプラー接続の圧送側のホースも特殊なんで、そのままポンと交換できるリターンホース(Φ8)だけ換えてポンプを元に戻します。

交換できなかったホース類はその内部品を揃えておいて、タンクを降ろして交換するようですね。
フューエルコックも汚いし気密が怪しいから新品にしたいな。


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午後3時から始めて、何とか2時間以内に終わったな・・・

日曜日はロピアに買い物に行かないといけないんだよ。
5時前に行かないといつも買ってるウインナーが無くなってしまう。。

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途中から強烈な土砂降り。
屋根下でやってて良かったぁ~(それでも結構吹き込んで来たけど)


最後にエンジンを掛けて漏れなどがないかチェックしてから、室内側の上蓋を閉めます。雨の吹きこみやや濡れてしまったリヤシートを拭きあげながら元通り装着し、この日の作業も終了。


この後も帰省数日前に、自宅前で11アルトのラジエターホースの水漏れを対応している時に久々に通りかかったマッキーと雑談。

道端でいろいろ益体もない事を話していたが、GC8の高負荷時の失火症状の話になった。
本当に全開くれた時にしか出ないので大して困らないが、流石にあれでは走りには行けない。
黒煙が出るので点火系だと踏んで、点火を司るセンサー類も色々換えてみたが症状変わらず。
色々換えて一時直ったように見えたが、気のせいだったな。
やはりまだ失火するんだよ・・と。

センサー類ならやはり自己診断で出るだろうから、違うんだろうな・・・プラグもイグニッションコイルも替えたし、イグナイターも良品に換えたが変わらずだ。


点火じゃないのかもと思い、丁度潮時だったフューエルポンプもこの間の日曜に換えたばかりだが、全開チェックはしていないのでまだ判らん。

「だいさん、やっぱりそれ点火系だと思いますよ~、知り合いのGC8も似たような症状でトラブルシュート半ば諦めてて数年放置だったんですけど、スパークプラグの交換で直りましたよ。」

「そうだよな・・黒煙出るなら失火だよな。。」

「ターボ車って、ブースト掛かった時にあり得ない程燃焼室が燃料でびしょびしょになるんで、点火が弱いとカブったみたいになって失火するんですよね~」

「だよな・・・でも他に点火系で疑わしい所って何処だ・・・?替えてない所って言ったら・・・もうあとはプラグコードくらいか・・・」





最近ではないが、いつだったかNGKのハイパフォーマンスケーブルに交換していたもんだから、候補には入れてなかった。
それがいつだったかと調べてみると、軽く10年以上たっている事が判った。
候補から外せない位古いな・・・。


取り敢えず、最後まで特に問題なく使えていた純正のプラグコードを引っ張り出してきて交換してみる。


あれ???

明らかに何か違うな。


重だるく回るのが当たり前だと思っていた低回転域が全体的にシャキッとしたような明瞭なふけ上がり感。
しかし失敗したな・・・フューエルポンプ交換時にアイドリングの確認だけで負荷運転をしていない。

こう明らかに違った時にどちらの交換で変わったのかが判らない。
でも燃圧の低下だけでは、足りてる領域での明らかな違いは判らんか。
やはりプラグコードの劣化によるリーク、もしくは抵抗の増大による点火不良を引き起こしていた可能性の方が大きいな。

ていうことはもしかすると・・・


ここ最近失火症状は悪化していて、ちょっと大きめにガバッとアクセルを開けるとすぐバババッと失火して吹け上がらなくなっていた。
確実に症状が出るような踏み方をしてみる。


しっかりブーストが掛かり、澱みなくなくふけ上がっていく。

あ、直ってる。


プラグコードだったのかよ!


何度も似たような条件で全開で踏んでみたが、症状は出なかった。
完治したものと思われる。
何ならたまに出るハンチング症状も収まっている。(たまになんで判らんが。)

ううむ・・・灯台下暗しというか・・・
なまじっか知識がある分だけ、振り回されてしまういい例だな。
ダイアグに出ないものを一生懸命疑って掛かって、結局ECUは正しかったことになる。

要するにもっと簡単なアナログな部分から攻めていけば早かったのだ。

チェックランプで管理していないスパークプラグ、プラグは替えて間もないならプラグコード、と順に見て行けば良かったのだ。
イグニッションコイルから上流は全てECUが検閲をしている。

点火が原因でアイドル不調などになれば、ISCVやエアフロメーターなどがダイアグで誤検出される。
そんなことは散々これまで経験して知っている筈なのに、随分と遠回りしてしまった。

やはり機械とは素直な物なのだ。


たまたまとは言え、マッキーと話をしていなかったらもしかしたらと思わなかっただろうから、もう少し気付くのが遅れていたかもな、GJだぜマッキーwww

やはり知見がある人間とたまに情報交換する事はいい事だな。
自分の考えだけだと煮詰まってしまうものに対して新しいヒントを示してくれる。
やはり持つべきものは友達だぜ。


これでまたひとつ問題が解決し、不安なく秋田帰省を迎えることが出来ました。

altやはり点火は大事だな、失火しないだけでなく全体的にエンジンがシャキッとした感じがします。
Posted at 2023/08/16 05:12:41 | コメント(3) | トラックバック(0) | GC8メンテナンス | クルマ

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