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ossan自動車のブログ一覧

2018年02月23日 イイね!

ATTESAシステムについて その1

ATTESAシステムについて その1今さら説明するまでもない日産の初期FULL TIME 4WD方式ですが、ネットではスカイラインのATTESA E-TSと混同されている場合も多く、オーナーとしてはちょっと残念です。ATTESAについて簡単に説明すると下記の通りです。
ブルーバードU12で始まったATTESAは3つのデフを持ち、通常前後50:50のトルクをビスカスカップリングで±20%ほどホイールの回転数差に応じて可変して分配します。
スカイラインのATTESA E-TSは通常前後0:100のトルクを多板クラッチにより電子制御で50:50まで可変して分配します。

前振りはこのくらいにして
ここではオーナーから見たATTESAの特長をお話します。
ATTESAは4輪を常時駆動することで数々の走行性能を発揮してくれます。



(後期U12カタログより転記)
走る・曲がる・止まる そのすべての瞬間において最高の車でありたい
エコと安全と使い勝手を最大限アピールしている今の車とは視線が全く違います。
ここだけクローズアップすると、とてもファミリーカーとは思えないキャッチコピーですね。(私はとても気に入っています。)発想がスポーツカーではないか?とも解釈できるのですが・・・

ではATTESAが搭載されると何が変わるのかといえば
それは一言「これといって、変わらない」です。
実は、DRYでもWETでも片輪が水たまりに入ろうが、道路工事の濡れた鉄板に乗ろうが(よほどムチャクチャをしない限り)何事も起きません。
多少雪が降ろうが夏タイヤでも走行できてしまいます。(過信は禁物です)
トンネル出口の横風にもハンドルを取られません。(高速道路で顕著です)
オーバースピード気味で突っ込んだカーブもスキール音も無く曲がれます。(同乗者は恐怖かも)
ドライバーは車や路面の状況を意識することなく
通常考えられる環境なら車庫入れから高速道路まで普通に運転できてしまいます。
ただしATTESAだけでなく標準装備されたADVANやPOTENZAの効果も関係しているはずです。

ATTESAが開発された30年前だと
道路状況が変わっても、車がいつも通り運転できるというのは画期的なことでした。
それ以前の4WDと言えば直結型だったので、車庫入れやタイトコーナが苦手で、2WD⇔4WDの切り替え操作が必要でした。また1輪浮くと空転する車輪からトルクが抜けて動けなくなります。
FFはアンダーが多く、路面の影響を良く受けましたしFRは雪道や雨の日が苦手でした。
しかしATTESAは「そんなのかんけーねー♪」になってしまいました。
ドライバーに高度なハンドル操作やアクセルワークの運転を求めないのです。



(U12後期カタログを転記:使用感はカタログに難しく書いてありますが、上述の内容と同じです。)

このページで走る・曲がる・止まる が最高の車である瞬間を、一般ユーザーの日常に設定しています。つまり日産がファミリーカーであるブルーバードにATTESAを搭載した理由が明確にされていて
スポーツカーの発想とは別だと解釈しています。(タイトルはスポーツ4WDの走りになっていますが読み解くと普通に走れる安定領域を広げましたと解釈できます。車を自在にコントロールするスポーツカー的発想では有りません。)
一方、ラリーで使えば極限状況で限界性能を高めるシステムにも成り得るわけです。


エンジンブレーキも4輪でトルク配分しながら効くため安定して減速します。
フットブレーキは4輪ABSになっていますが、当時の制御技術では4WDとのマッチングが今一つだったようです。(理由は明確では有りませんが後期モデルはABSのレスOPが設定されています。)
現在の2ℓ級セダン車なら当たり前ですが、当時のファミリーカーとしては理解しがたい高性能だったと思います。(その分、燃費も理解しがたく街乗り6~8km/ℓハイオク仕様、さらに前述のHGタイヤがシラっと標準装備でした。)
現在はエコタイヤを装着し空気圧高めで設定しているのでもう少し燃費は良いかもしれません。


ATTESAはその開発コンセプトからしても特別な運動性能を求めているのではなく、安定性や安全性の拡大が目的でした。
またラリーで勝つための手段でもありました。
ATTESAの解説専用カタログまで有って当時相当力を入れていましたね。
既にATTESAは生産していませんが、高性能を運転で意識せず、ガソリン代で意識するのがU12のATTESAでした。
メンテフリーなので耐久性も有り旧車でも安心です。(E-TSの方は修理が大変そうです。)
開発者によると10万キロまではテストしたそうです。(私のは145000kmですが普通にアスファルトの上を走るならまだ余裕でしょう。)
Posted at 2018/02/23 22:27:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | アテーサ | クルマ
2018年02月20日 イイね!

オイル添加剤の進化に救われています

オイル添加剤の進化に救われています私のU12ブルーバードは現存する最古のSR20DETエンジンとATをノンオーバーホールで使っています。
走行距離が145000kmを越えましたが、今のところエンジンとATとターボチャージャーに大きな問題は出ておらず、エンジン回りでは替えたのは
オルタ・ベルト・??バルブ(初期不良と思われる)・パワトラ・ラジエーター(修理)・ホース類・プラグ・デスビくらいのほとんど消耗品だけです。

エンジン本体は音もパワーも気になるほど劣化した感じがしないのは
定期的なオイル交換とケミカルを継続して使ったからかもしれません。
(私はメーカーのセールスでは有りませんのでここからは参考程度に読んでください。)


エンジンにはQMIのSX-8000と今は有りませんが同社のテフロン含有のオイルを使っていました。テフロンで摩耗を防止するというケミカルですが今でもお店で見かけます。
現在は、摩耗した部分に鉄を再生し延命するというメタライザーfe-doを使っています。(窒化ボロン配合のタイプ)HPに詳しく原理やら実験データーが出ていますので技術屋の私には気分的に安心して使えました。
漏れ止めにはワコーズのEPS(エンジンパワーシールド)を使っています。

ATも定期的なオイル交換はしていますが、実はこちらの方が深刻でした。
10万キロくらいからでしょうか、P→R(ゴン)→N→D(ゴン)へ入れた時のゴンというショックが大きくなってきて、2017年に一時抹消から復活させた後もディーラーで指摘されていました。
ATはそろそろオーバーホールが必要な時期に差し掛かっていたようです。
メタライザーPROは強力な金属修復効果を持っていてATへも入れることができます。
ATへ注入後2000kmくらい走るとゴンというショックが減ってきました。(効能書き通りです)
正直、その効果に驚くとともに助かったと思いましたね。

漏れ止めにはワコーズのPSを入れました。(デフにも入れています、現在は新製品へ変わっているようです。)

ワコーズの漏れ止めを入れる前(2005年頃)にはエンジン・AT・Fデフの繋ぎ目から滲んだオイルによって走行後はオイル臭がかなりしていました。
修理のためにはエンジン一式を降ろして分解してシール類を交換する必要を迫られましたが、
エンジン本体は調子が良いのに1個数百円くらいのシールを取り換えるために工賃を数十万かけるのはコスパが非常に悪いです。
それまでもいろいろ漏れ止めを使いましたが結局ワコーズの漏れ止めに行き着いて現在は落ち着いています。(旧車なので多少滲みは有りますが、問題無く車検OKでした。むしろ排ガスでかかったようです。)

というわけで添加剤の使用には賛否両論ありますが、私の場合はとても助かっています。
印象としては最近のケミカルはかなり進化していて、良い物は効くといった印象を持っています。
おそらく多くの旧車乗りの方は漏れ止やその他の添加剤を利用されていると思いますが、
今後もケミカルの進化に期待しています。


Posted at 2018/02/20 19:23:08 | コメント(2) | トラックバック(0) | 添加剤 | クルマ
2018年02月16日 イイね!

ガラスコーティングについて雑感

ガラスコーティングについて雑感我が家の車は全てガラス系コーティングを行っています。

U12が発売された頃はまだワックスが主流でした。
しかし、ワックスがけ直後が綺麗なだけで翌日には艶が少し引けていますし、洗車すればさらに艶が落ちます。ウインドは流れたワックスで油膜がついてしまいます。
その後、ポリマーコーティング剤も使いましたがワックスと大差は有りませんでした。

世の中にガラスコーティングというケミカルが登場し私も使ってみると、コーティング後は洗車だけで艶が出ますし、汚れも付きにくくなりました。(帯電防止剤入りのようです)
雨が降るとある程度汚れが洗い流されます。(雨染みもあまり付きません)
表面が固いのか細かな洗車キズも付きにくくなりました。

一度施工すると今までのワックス掛けの苦労は何だったんだろうと思ってしまいました。
その後は、ワックスやポリマーは使わず、ガラス系と呼ばれるタイプをDIY用から業者施工、ディーラー施工までいろいろ試しました。

そしていろいろ試すうちに、結局コツを覚えて下地を作れたらDIY施工でも十分だと思いました。(U12はオールペン後、1カ月置いて、DIYでコンパウンド磨きをしてコーティングを掛けました。)
1回コーティングでは艶が今一なので日をあけて2回以上は掛けました。
(メインの車は何重にもなっています。)

一度業者にお願いしてきっちり仕上げ、その後は洗車時に濡れた車体に吹きかけて拭くだけのタイプを使う手も有りますね。(これが一番、実用的かもしれません。)

ワックスとの違いは艶の出方ですね、共通なのは深くしみ込むような艶ではなく表面で反射する艶になることです。
私は田舎に住んでいるので自宅で鉄粉落としやコンパウンド研磨からコーティングまで楽しんで施工しています。
ガラスコーティングするとコンパウンド磨きで小傷を取りやすいです。
周囲には綺麗な車が増えましたし、綺麗な発色の塗装も増えています。
ワックス時代からすれば、本当に楽して満足が得られる時代になりました。ケミカルの進化がすごいです。


宣伝では有りませんが、使い勝手と効果が良かったものを上げますと、
下地処理は3Mのスパコン5-Lかウイルソンのガラスボディークリーナー、及び粘土を使います。
DIYコーティングなら、ブリスかCCウオーターGOLDが濃色車に向きます。
カーシャンプーはSONAXかKeeperを使っています。
拭取りクロスは、ブリスのセカンドクロスかKeeperのキーパークロスを使います。
Posted at 2018/02/16 22:35:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | 塗装 | クルマ
2018年02月10日 イイね!

U12ブルーバードHTのデザインについて その7(最終回)

U12ブルーバードHTのデザインについて その7(最終回)車の特徴を最も示すのは横から見たスタイルと聞いたことが有ります。
U12ブルーバードH/Tを横から眺めると
低いノーズからトランクにかけて上がってゆくウェッジシェイプの薄いボディ。
大きなサイドウインドとピラーレスでスマートなサイドビューは、窓面積の小さくなった現行車とはイメージがずいぶん異なります。

長いボンネットの後ろから立ち上がったフロントウインドは低いルーフを経てリアウインドへ続きガラスは湾曲してサイドへ回り込み、なだらかにトランクへ下りてゆきます。
(4気筒横置きエンジンなので本来はそれほど長いボンネットでは有りません。)
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フロントサイドに回り込んだコーナリングランプから、リヤサイドに回り込んだテールランプを一本のプレスラインで結びながらフロントオーバーフェンダーで少しだけ切り取ることで、タイヤを強調して走りの印象と、流れるようなラインを同時に演出しているようです。
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各部を絞ったボディ、中でもキャビン後部のクオーターウインド~Cピラー~リアウインドの急角度の絞りはU12 H/Tをカッコよく見せてくれますが後部座席の頭上は低く、ガラス面となっていて居住性はとても良いとは言えません。(頭の上がリアガラスなんて現代の4DR車では絶対に社長承認が下りないでしょうね。)
発売当時、自動車評論家からは実用性の悪さを指摘されましたが、旧車になると美点だけが残ります。(もちろん今でも後ろの座席は使いにくいですが、ほぼ使わないので問題は少ないです。)
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寸法に余裕の無い5ナンバーの4DR車にとってはスペースを贅沢に使った造形でしたが、
白や赤なら非常にスマートでスポーティーなシルエットが映え
さりげなく停められた駐車場では現行車に交じって80~90年代独特の雰囲気を放っていることでしょう。(一般市民から見れば、古い車が止まっているだけですが・・・見る人が見れば90年代を感じてもらえるかもしれません。)
残念ながら私のU12は黒なのでちょっとモッサリした感は否めません。
ショッピングモールで撮った写真をアップしておきました。(薄いボディにガラスの大きなキャビンが乗っかっています。)
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しかしカッコばかりのデザインではなく、そこは技術の日産です、
スマートなボディラインは低い空気抵抗係数CD0.30を達成して、カクカクな車に比べ (たしかH/Tは国内専用モデルなのに)アウトバーンを高速走行する時には数十馬力パワーロスを減らしてトップスピードを上げることができますし、空力的な安定性も増していました。(当時の高速道路では最高速度100km/hですが、将来的に制限速度改定による高速化を見据えた開発がされていた・・・・・・のでしょうね?)


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当時はプレリュードやZ、S13、180SX、CR-X、NS-X、レビン、セリカ、スープラ、ソアラ、GT-O、エクリプス、ペルソナ、カリーナED、コロナEXIV他、2DR4DR入り乱れ多数の低い車が走っていましたので車高は高く感じましたが、SUV、ミニバン、軽四までも背が高くカクカクや、丸っこくなった今では、U12が地を這うようなスタイルに見えてきました。
実際の車高は1360mmでR35GT-R(1370mm)より低いです。
全体にはシンプルでデザイナーが描くフリータッチの芸術的造形とは言えませんが「車は機械だ」的感度で29年経った今でも90年代のタイムカプセルに(時々)乗っています。

最後に、
シンプルなサイドビューにステッカーが入っているところが当時定番のフィニッシュです。
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今回で外観デザインについてのブログを終わりますが、他のシリーズも企画していますのでよろしければまたお立ち寄りください。
ありがとうございました。
Posted at 2018/02/10 01:03:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

プロフィール

「本日17日ぶりに動かしました、乗り出し直後はブレーキも甘いし、ステアリングもしっくりきませんでしたが10kmほどで元に戻ってきました。帰宅後はボンネットを開けて熱気を抜いてテスト走行完了。猛暑なので本当は乗りたくないですが時々は動かさないとダメですね。」
何シテル?   08/13 15:30
イベントやオフ会に参加したいと思いますのでよろしくお願いします。
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